蔵王温泉大露天風呂は、山形市の蔵王温泉にある屋外の共同浴場である。渓流沿いの斜面に石を組んで湯船を並べた造りで、屋根も壁もない。通年営業ではなく、雪のない季節だけ開く。入浴料は大人と子供の二区分である。
大露天風呂の入浴料
| 区分 | 入浴料 |
|---|---|
| 大人 | 850円 |
| 子供(満1歳以上12歳未満) | 400円 |
出典: 蔵王温泉大露天風呂(2026年8月16日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
営業期間と時間
この施設は通年営業ではない。2026年は4月25日からの営業となっている。雪が積もる季節は閉鎖されるため、冬に蔵王へ行く人は入れない。樹氷を見に行く時期と、この露天風呂に入れる時期は重ならない。
| 区分 | 営業時間 |
|---|---|
| 平日 | 9:30〜17:00(最終受付16:30) |
| 土日祝 | 9:30〜18:00(最終受付17:30) |
土日祝のほうが一時間長い。夕方の遅い時間に入りたいなら週末を狙うことになる。営業開始の日付は年によって変わるので、春先に行くなら公式サイトで確認したい。
川沿いの湯船
大露天風呂は、沢の斜面を利用して湯船が段になっている。上流側と下流側で温度が違い、好みの熱さの場所を選んで入る。足元は自然の石で、底も平らではない。湯は乳白色に濁っていて、中がよく見えないので慎重に歩きたい。
頭上には木の枝が張り出している。新緑の時期は緑が濃く、秋は紅葉が水面に落ちる。沢の水音が絶えず聞こえていて、屋内の温泉とは音の環境がまるで違う。雨の日は雨に打たれながら入ることになるが、それも含めてこの湯の体験である。
男女別に分かれていて、一度に百人以上が入れる規模がある。脱衣所は簡素で、貴重品を預ける設備は限られる。大きな荷物は宿か車に置いてから来たほうがいい。石鹸やシャンプーの使用はできない。体を洗う場所ではなく、湯に浸かる場所である。
蔵王の湯
蔵王温泉の湯は強い酸性の硫黄泉である。肌に触れるとぴりつくほどで、硫黄の匂いが温泉街全体に漂う。殺菌力が強く、皮膚に効くとされてきた。金属を変色させるので、指輪やネックレスは外して入りたい。
開湯の伝説は古く、日本武尊の東征に随行した人物が見つけたと伝えられる。温泉街には上湯、下湯、川原湯という三つの共同浴場が残っていて、それぞれ湯船が一つだけの簡素な造りである。地元の人が日常的に使っている場所なので、作法を守って入りたい。
蔵王をどう回るか
大露天風呂が開いている季節は、蔵王ロープウェイで山上へ上がれる時期と重なる。地蔵山頂駅から蔵王地蔵尊と高山植物、樹氷高原駅からいろは沼と観松平。山を歩いてから湯に入るという一日が組める。稜線まで足を延ばせば熊野岳、さらに刈田岳から御釜を見下ろせる。
宮城県側から御釜へ上がる蔵王エコーラインは別系統の道路である。山形側と宮城側のどちらから入るかで行程が変わるので、先に決めておきたい。山形市街からは車で40分ほど、JR山形駅からはバスが出ている。駐車場は大露天風呂の近くにあるが、道が細いので運転には注意が要る。
夏でも山の上は涼しい。湯から上がったあとに風に当たると急速に冷えるので、タオルと羽織るものを用意しておきたい。虫が多い季節もある。日が落ちる前に入るのが基本で、暗くなると足元が見えなくなる。
入る前に知っておくこと
石鹸やシャンプーは使えない。体を洗う場所ではなく、湯に浸かるための施設である。洗い場が無いので、髪や体を洗いたいなら温泉街の共同浴場か宿を使うことになる。脱衣所は簡素で、貴重品を預ける設備は限られる。大きな荷物は車か宿に置いてから来たい。
湯は乳白色に濁っていて、湯船の底が見えない。石が自然のまま組まれているため、段差や凹凸がある。足の裏で探りながら歩くのが安全である。転倒すると危ないので、慌てて動かないこと。湯船は上流と下流で温度が違うので、熱すぎると感じたら場所を変えればいい。
季節と時間帯
営業が春から秋に限られているので、行ける時期は決まっている。新緑の五月と六月、紅葉の十月が特に美しい。夏は標高が高いぶん下界より涼しく、湯から上がったあとの風が心地よい。逆に春先と晩秋は外気が冷たく、上がってすぐ体が冷える。タオルと羽織るものを手元に用意しておきたい。
日が落ちると足元が見えなくなる。照明は最小限なので、明るいうちに入るのが基本である。土日祝は平日より一時間長く開いているが、それでも夕方には受付が終わる。雨の日は雨に打たれることになるが、それを楽しむ人もいる。強い雨や雷のときは営業を止めることがある。
温泉街の共同浴場
蔵王温泉には上湯、下湯、川原湯という三つの共同浴場がある。いずれも湯船が一つだけの簡素な造りで、地元の人が日常的に使っている。番台がなく、料金箱に入れる方式のところもある。掲示された作法を読んでから入りたい。大露天風呂とは湯の感触が違うので、両方に入ると蔵王の湯の幅が分かる。
温泉街には足湯もいくつかある。歩き疲れたときに使える。共同浴場も足湯も強い酸性の硫黄泉なので、金属のアクセサリーは外しておくこと。硫黄の匂いは服にも残る。気になるなら、着替えを用意しておくといい。
蔵王という山
蔵王は山形と宮城の県境に連なる連峰である。最高峰は熊野岳で、その南に刈田岳、そのあいだに御釜と呼ばれる火口湖がある。エメラルド色に見える水は強い酸性で、生き物が棲めない。山形側からはロープウェイと登山、宮城側からは有料道路で近くまで上がれる。
冬になると樹氷が育つ。アオモリトドマツに水分が着氷し、そこへ雪が付いて巨大な塊になる。この現象が起きる条件がそろう場所は限られていて、蔵王はその代表格である。ただし冬季は大露天風呂が閉まっているので、樹氷とこの湯を同じ旅で味わうことはできない。
蔵王温泉という場所
蔵王温泉は標高およそ九百メートルにある。山形市の市街地から車で四十分ほど上がった斜面に、旅館と共同浴場と土産物店が密集している。冬はスキー場として、夏は登山と避暑の拠点として機能してきた。開湯の伝説は古く、日本武尊の東征に随行した人物が見つけたと伝えられる。
湯は強い酸性の硫黄泉で、白く濁る。硫黄の匂いが温泉街全体に漂っていて、着いた瞬間にそれと分かる。殺菌力が強く皮膚に効くとされてきた一方、肌の弱い人には刺激が強い。長湯を避け、上がったあとに真水で流すという人もいる。
回り方の目安
大露天風呂の滞在は一時間ほど。洗い場が無いので、体を洗いたいなら共同浴場か宿を先に使うことになる。温泉街から大露天風呂までは歩ける距離だが、坂を上がることになる。車で行くなら近くに駐車場があるが、道が細いので運転には注意が要る。
ロープウェイと組み合わせるなら、午前に山上へ上がって歩き、午後に大露天風呂という順番がいい。山を歩いたあとの湯は効く。逆に湯に入ってから登ると、体がだるくなって歩きにくい。山形市街に戻るバスの最終時刻を先に確認しておきたい。
近くの施設の料金
同じ山形県の施設と並べると、蔵王温泉大露天風呂の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 山寺 立石寺(山形) | 予約サイト ¥300〜 |
| 銀山温泉 日帰り入浴 | 予約サイト ¥500〜 |
| 蔵王温泉 大露天風呂 | 目安 ¥850〜 |
| 最上川舟下り | 予約サイト ¥2,500〜 |
| 蔵王 樹氷めぐりツアー | 予約サイト ¥3,000〜 |
| 蔵王温泉スキー場 | 予約サイト ¥6,000〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
東北の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|---|
| 志波彦神社・鹽竈神社 | 宮城 | ¥200〜 | 約1時間 | |
| 弘前城・弘前公園(青森) | 青森 | ¥320〜 | 約1時間30分 | |
| 宮沢賢治記念館 | 岩手 | ¥350〜 | 約1時間 | |
| 浅虫温泉 日帰り入浴 | 青森 | ¥360〜 | 約1時間30分 | |
| 飯坂温泉 日帰り入浴 | 福島 | ¥400〜 | 約4時間 | |
| 三内丸山遺跡 | 青森 | ¥500〜 | 約1時間45分 | |
| 乳頭温泉郷 鶴の湯 日帰り入浴 | 秋田 | ¥700〜 | 約4時間 | |
| 青森県立美術館 | 青森 | ¥700〜 | 約1時間30分 | |
| 蔵王温泉 大露天風呂 | 山形 | ¥850〜 | 約45分 | |
| 中尊寺 | 岩手 | ¥1,000〜 | 約1時間45分 | |
| 玉川温泉 日帰り入浴 | 秋田 | ¥1,000〜 | 約4時間 | |
| あぶくま洞 | 福島 | ¥1,200〜 | 約45分 | |
| 仙台うみの杜水族館 | 仙台 | ¥2,400〜 | 約2時間15分 | |
| スパリゾートハワイアンズ | 福島 | 変動 ¥3,570〜 | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。