
銀山川の両岸には、大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が並んでいます。
湯はナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉で、無色透明でわずかに塩味があり、硫化水素臭がします。
宿に泊まらない人は、共同浴場のしろがね湯や源泉を使った和楽足湯で湯に触れられます。
見どころ・ポイント
- 名前の由来は江戸時代初期に栄えた延沢銀山。
延沢銀山遺跡は昭和60年に国の史跡に指定された - 昭和元年に源泉のボーリングで高温の湯が多く湧き、旅館が洋風の3~4層の木造に建て替えられて今の街並みになった
- 共同浴場しろがね湯は、山形県の観光サイトで隈研吾建築都市設計事務所によるモダンな建物と紹介されている
- 銀山川のほとりに、源泉をそのまま使った無料の和楽足湯がある
基本情報
下の表を参照(しろがね湯は大人500円・小学生以下200円、和楽足湯は無料)
車は東北中央道の尾花沢ICから約30分。
冬季は共同駐車場が閉鎖されるため、日帰りの人は大正ろまん館駐車場に停めてシャトルバス(1日500円)で温泉街入口へ。
冬季は共同駐車場が閉鎖され、車の乗り入れ規制や入場調整が予定されるため、冬に日帰りで行くなら交通案内を先に確認してください。
坑道方面の散策は初雪から山開きまで入山できません。
公式の散策コースと合わせるなら「ゆったり散策コース(約1.9km 約90分)」「滝見コース(約0.8km 約20分)」などの目安がある。
知っておくとお得・失敗しないコツ
- しろがね湯の営業時間は公式ページに載っていない。
銀山温泉観光案内所(0237-28-3933)に問い合わせる。 - 冬季は共同駐車場が閉鎖され、温泉街への車の乗り入れは控えるよう求められている。
大正ろまん館駐車場を使う。 - 冬は大正ろまん館から温泉街まで歩かない。
歩道が使えず車道を歩くことになり危険だと公式が呼びかけている。 - 村山市からの県道29号線(背あぶり峠)は極めて狭い山路のため通らない。
国道347号は冬期間通行止めになる。 - 重度の動脈硬化症・高血圧症・心臓病の人は42℃以上の高温浴を避ける。
かけ湯で身体を慣らしてから入る。
日帰りで入れる湯:共同浴場と足湯の料金・時間
銀山温泉は宿が並ぶ温泉街ですが、宿に泊まらなくても湯に触れられる場所があります。尾花沢市の観光案内が挙げている共同浴場は「しろがね湯」と「おもかげ湯」、それに温泉街の中心にある「和楽足湯(わらしゆ)」です。銀山温泉の公式サイトの散策ページには、温泉街のなかほどにある共同浴場「大湯(かじか湯)」も載っています。
| 施設 | どんな湯か | 料金 | 時間・期間 |
|---|---|---|---|
| しろがね湯 | 白銀橋の近くにある共同浴場。山形県の観光サイトでは隈研吾建築都市設計事務所によるモダンな建物と紹介 | 大人 500円、小学生以下 200円 | 通年。時間は銀山温泉観光案内所へ問い合わせ。休業日は不定休 |
| 大湯(かじか湯) | 温泉街のなかほどにある共同浴場(銀山温泉公式サイトの散策ページに掲載) | 1人300円(12才以下、温泉街の宿泊者は無料) | 8:00~20:00 |
| おもかげ湯 | 温泉街の奥側にある貸切家族風呂 | 尾花沢市の案内では「現在休止中」 | 休止中 |
| 和楽足湯(わらしゆ) | 銀山川のほとりにある足湯。源泉をそのまま使用 | 無料 | 通年、6:00~22:00 |
しろがね湯は、山形県の観光サイトで「湯治場だった頃の懐かしさを感じさせる共同浴場」と案内されている日帰り入浴施設です。営業時間はどの公式ページにも載っておらず、尾花沢市の頁は「お問い合わせください」として銀山温泉観光案内所(0237-28-3933)と尾花沢市観光物産協会(0237-23-4567)を挙げています。
大湯(かじか湯)の料金と時間は銀山温泉公式サイトの散策ページの記載です。尾花沢市の頁の共同浴場の欄にはかじか湯が載っていないため、出かける前に案内所で入れるかどうかを確かめてください。おもかげ湯は、公式サイトの散策ページでは1組50分間の貸切で受付は居酒屋ちょろ松とされていますが、市の頁では休止中です。
和楽足湯は誰でも気軽に使える足湯で、公式サイトは源泉がそのまま使われていると説明しています。川の流れを見ながら腰を下ろせるので、湯船に入る時間がないときの立ち寄り先になります。
出典: 尾花沢市 銀山温泉 / 銀山温泉 公式サイト 散策 / やまがたへの旅 しろがね湯(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
銀山温泉の湯:泉質と温泉分析書の内容
銀山温泉の公式サイトに載っている温泉分析の結果によると、泉質はナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)です。源泉名は協組2号源泉・協組3号源泉・協組6号源泉で、試料は温泉街の足湯の注湯口で採られています。
平成21年4月16日の利用施設での調査では、温度が63.8℃、pH値が6.6でした。湯の見た目とにおいは「無色透明にしてわずかに塩味を有し、硫化水素臭を有す」と記されています。色の付いた湯ではなく、透明でほのかに塩気があり、硫化水素のにおいがする湯です。
浴用の適応症と禁忌症
平成21年4月22日発行の温泉分析書別表をもとに、浴用の適応症として、きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、疲労回復、健康増進などが挙げられています。一方、急性疾患(特に発熱のある場合)、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、妊娠中(特に初期と末期)などは入浴を控えるよう案内されています。飲用の適応症の記載もありますが、飲泉療法は専門の知識をもった医師の指導を受けるよう書かれています。
公式が挙げる入浴の注意
- 重度の動脈硬化症・高血圧症・心臓病の人は、42℃以上の高温浴を避ける。
- 高温の湯に急に浸かるとめまいを起こすことがあるため、かけ湯で少しずつ身体を慣らす。
- 入浴後は温泉成分を水で洗い流さずに上がる。ただし肌の弱い人は真水で洗い流し、十分に拭き取る。
- 空腹時や食事の直後の入浴、泥酔時の入浴は避ける。
公式サイトの「入浴の心得」は山形県温泉協会が提供したもので、飲酒直後の入浴は危険であることや、高齢者は一人での入浴を避けることも書かれています。
出典: 銀山温泉 公式サイト 泉質・効能 / 銀山温泉 公式サイト 歴史と温泉(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
行き方:電車・車・冬の駐車場
電車とバス
山形県の観光サイトによると、山形新幹線の大石田駅から銀山温泉行きのバスに乗り、終点で降りるまで40分です。同じサイトの紹介文には「東京から山形新幹線で約3時間+直通バス40分」とあります。仙台方面からは、銀山温泉の公式サイトが東北新幹線で仙台へ出て、特急バス(新庄行)で約2時間、尾花沢で乗り換えてバスで40分という経路を案内しています。
車
銀山温泉の公式サイトが示す目安は次のとおりです。
| 出発地 | 経路(公式サイトの記載) |
|---|---|
| 東京方面 | 東北道・山形道で約5時間 → 山形JCT → 東北中央道で約30分 → 尾花沢IC → 約30分で銀山温泉 |
| 仙台方面 | 国道48号で約1時間 → 東根 → 国道13号で約30分 → 尾花沢IC → 約30分 |
| 岩手県・宮城県北部方面 | 古川から国道347号で約1時間15分 → 尾花沢IC → 約30分 |
| 山形空港 | 車で1時間 |
公式サイトは、村山市からの県道29号線(背あぶり峠)は「極めて狭い山路」なので決して通らないよう呼びかけています。古川方面から使う国道347号は冬期間通行止めになります。
冬は大正ろまん館に車を停める
尾花沢市によると、冬季間は積雪のため共同駐車場が閉鎖されます。道路が狭くなるので、緊急車両の通行を確保するため温泉街への車の乗り入れは控えるよう求められています。日帰りの人は大正ろまん館駐車場を使い、大正ろまん館から温泉街入口まではシャトルバスが運行しています(1日500円)。
銀山温泉の公式サイトは2026–2027年の冬季交通案内を公開しており、パーク&ライド、マイカー規制、時間帯別の入場調整を行う予定としています。この案内は「制作ドラフト」と明記されているため、日程や料金は確定版を確認してください。同じ案内は、大正ろまん館から温泉街まで歩かないよう強く求めています。冬は歩道が使えず車道を歩くことになり、吹雪や凍結、車との接触の危険があるためです。
出典: やまがたへの旅 銀山温泉 / 銀山温泉 公式サイト 交通アクセス / 尾花沢市 銀山温泉 / 銀山温泉 2026–2027 冬季交通案内(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
延沢銀山から大正ロマンの温泉街へ
銀山温泉という名前は、江戸時代初期に大銀山として栄えた「延沢銀山」に由来します。公式サイトの年表によると、康正二年(1456年)に金沢の儀賀市郎左ェ門が銀山を見つけ、翌年から採鉱が始まりました。寛永八・九年(1631年)が銀山の最盛期とされ、温泉は慶長年間に見つかって利用が始まったと記されています。
元禄二年(1689年)に全山が廃山となったあと、寛保年間(1741年)から温泉地として盛んになりました。明治のころは奥州街道から約12km入った山間部にあり、道幅の狭い悪路のため尾花沢から1日がかりだったといいます。人々は湯治客を相手にした宿や小さな商いで暮らしていました。
大正2年の銀山川の大洪水で、温泉宿のほとんどが流されました。その後しばらくは湯量が少なく、川の水が入り込んで温度も低かったため、温泉の利用は伸びませんでした。大正10年に銀山川の水を使った発電所が作られ、これが復興の足がかりになります。
転機は昭和元年でした。源泉のボーリングで高温で豊富な湯が湧き、各旅館は一斉に洋風の3~4層の木造に建て替えました。いま銀山川の両岸に並んでいる「大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館」は、このとき生まれた景観です。延沢銀山遺跡は昭和60年に国の史跡になり、昭和61年には「銀山温泉家並保存条例」が作られて、旅館の街並みを残しながら観光に生かすことになりました。
出典: 銀山温泉 公式サイト 歴史と温泉 / 銀山温泉 公式サイト 年表・沿革(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
温泉街の見どころと散策コース
温泉街は、銀山川をはさんで両岸に木造の旅館が並ぶつくりです。山形県の観光サイトは、夕暮れにガス灯がともること、旅館の壁に鏝絵(こてえ)と呼ばれる色とりどりの絵が描かれていること、道に雪の結晶をかたどったタイルが埋め込まれていることを紹介しています。ドラマ「おしん」の撮影地としても知られています。
公式の散策コース
銀山温泉の公式サイトは、温泉街から延びる散策コースを3つ案内しています。
| コース | 距離・時間の目安(公式) |
|---|---|
| ゆったり散策コース | 約1.9km 約90分 |
| 銀鉱洞直行コース | 約1.4km 約60分 |
| 滝見コース | 約0.8km 約20分 |
- 白銀の滝 … 落差22メートルの滝。滝の前には山形百八地蔵尊の第九十一番霊場にあたる延命地蔵がある。
- 白銀橋 … 温泉街の入口の橋。温泉街側に休憩スペース「ねまる座」がある。
- 河鹿橋 … 昭和初期に作られたレトロな石橋。
- 斎藤茂吉歌碑 … 茂吉が昭和20年8月26日に能登屋旅館に泊まり、翌日に詠んだ歌の碑。
- 銀鉱洞 … 国指定史跡の延沢銀山の坑道。
銀鉱洞について、尾花沢市の頁は「安全確認のため当面の間、閉鎖中」としています。公式サイトの散策ページも、初雪からみどりの日(山開き)までは足場が悪くなるため坑道方面へは入山できないと書いています。滝や橋は温泉街から近いので、入浴の前後に歩けます。
出典: 銀山温泉 公式サイト 散策 / 尾花沢市 銀山温泉 / やまがたへの旅 銀山温泉(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
確認した公式情報
- 尾花沢市 銀山温泉
- 銀山温泉 公式サイト 交通アクセス
- 銀山温泉 公式サイト 歴史と温泉
- 銀山温泉 公式サイト 泉質・効能
- 銀山温泉 公式サイト 散策
- 銀山温泉 公式サイト 年表・沿革
- 銀山温泉 2026–2027 冬季交通案内
- やまがたへの旅 しろがね湯
- やまがたへの旅 銀山温泉
料金・営業時間は変更される場合があります。訪問前にリンク先の最新情報をご確認ください。
訪問前に知っておきたいポイント
- 価格はまず横並びを前提に。同じ体験ならどのサイトでも料金差は小さいことが多いです。
- 決め手はポイント還元と特典。普段貯めているポイント経済圏に合わせると実質負担が下がります。
- 人気枠は早めに確保。日時指定・送迎付きプランは直前だと売り切れることがあります。
温泉・日帰り入浴を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ |
|---|---|---|---|
| 湯の川温泉 足湯「湯巡り舞台」 | 函館 | 無料 | — |
| 飯坂温泉 日帰り入浴 | 福島 | ¥400〜 | 約4時間 |
| 灘温泉 水道筋(神戸) | 神戸 | ¥500〜 | 約1時間15分 |
| 道後温泉 別館 飛鳥乃湯泉 | 愛媛・道後 | 変動 ¥610〜1,690 | 約4時間 |
| スパスミノエ | 大阪 | ¥800〜 | 約2時間 |
| キャナルリゾート(名古屋) | 名古屋 | ¥900〜 | 約4時間 |
| 竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店 | 横浜 | ¥980〜 | 約2時間30分 |
| 深大寺温泉 湯守の里 | 東京 | ¥1,080〜 | 約2時間30分 |
| 湯河原温泉 こごめの湯 | 神奈川 | ¥1,100〜 | 約1時間30分 |
| 秋保温泉 日帰り入浴 | 仙台 | ¥1,320〜 | 約1時間30分 |
| RAKU SPA GARDEN 名古屋 | 名古屋 | ¥1,980〜 | 約4時間 |
| スカイスパYOKOHAMA | 横浜 | ¥2,600〜 | 約2時間30分 |
| おごと温泉(雄琴温泉)日帰り入浴 | 滋賀・雄琴 | ¥2,750〜 | 約4時間 |
| 横浜天然温泉 SPA EAS(横浜駅西口) | 横浜 | ¥4,400〜 | 約2時間30分 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
銀山温泉 日帰り入浴周辺の宿泊料金を比較 PR・Stay22
Booking.com・Expedia・Hotels.com など複数サイトの宿泊料金・空室を一括で比較できます(Stay22)。「料金を比較」から日付を入れて確認できます。
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よくある質問
宿に泊まらなくても温泉に入れますか?
入れます。尾花沢市の案内では、共同浴場しろがね湯が通年営業で大人500円・小学生以下200円、和楽足湯が無料(6:00~22:00)です。しろがね湯の時間は銀山温泉観光案内所に問い合わせてください。
銀山温泉の泉質は何ですか?
公式サイトに載っている温泉分析の結果では、ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)です。無色透明でわずかに塩味があり、硫化水素臭がします。
冬に車で行けますか?
尾花沢市によると、冬季間は共同駐車場が閉鎖され、温泉街への車の乗り入れは控えるよう求められています。日帰りの人は大正ろまん館駐車場に停め、温泉街入口までシャトルバス(1日500円)を使います。
銀鉱洞は見学できますか?
尾花沢市の頁では、銀坑洞は安全確認のため当面の間閉鎖中とされています。また公式サイトによると、初雪からみどりの日(山開き)までは坑道方面へ入山できません。