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蔵王ロープウェイの料金|地蔵山頂駅・樹氷高原駅の片道と往復の完全案内

蔵王ロープウェイは、山形県の蔵王温泉から蔵王連峰の地蔵山の肩まで、二つの区間を乗り継いで上がる。蔵王山麓駅から樹氷高原駅までが山麓線、樹氷高原駅から地蔵山頂駅までが山頂線で、運賃が「地蔵山頂駅まで」と「樹氷高原駅まで」に分かれているのはこの構造による。冬に樹氷を見に来る人が多いが、夏は高山植物と登山口としての顔を持つ。

蔵王ロープウェイの運賃

料金は行先別。途中の樹氷高原駅で降りるのか、終点の地蔵山頂駅まで行くのかで金額が変わる。こども料金の区分は公式の料金表に沿った表記である。

行先区分片道往復
地蔵山頂駅(標高1,661m)おとな2,200円4,400円
地蔵山頂駅(標高1,661m)こども1,100円2,200円
樹氷高原駅(標高1,331m)おとな1,200円2,200円
樹氷高原駅(標高1,331m)こども600円1,100円

出典: 蔵王ロープウェイ 料金・営業案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

荷物と割引

登山とスキーの利用が多い索道なので、荷物まわりの規定が細かい。膝の上に置けない大きさのものは手回り品として料金がかかるが、スキー・スノーボードは1台まで無料である。

区分料金・内容
荷物運賃1区間 400円(30kgまで、超過は別料金)
手回り品料金1区間 300円(スキー・スノーボード1台は無料)
携帯品一時預かり1個1日につき 400円(6日目以降は1日600円)
身体障害者割引5割引(身体障害者手帳の交付を受けている方)
知的障害者割引5割引(療育手帳の交付を受けている方および介護人)

ペットは夏期のみ、小型種をハードケースなどのケージに完全に入れた場合にこども料金で乗せられる。冬期はいずれの場合も乗車できない。補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)は身体障害者補助犬法に基づいて無料である。

出典: 蔵王ロープウェイ 料金・営業案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

営業時間

山麓線は8時30分から17時、山頂線は8時45分から16時45分(いずれも変更の場合あり)。注意したいのは上り最終で、地蔵山頂駅まで往復する場合の上り最終は蔵王山麓駅発16時である。山頂線の営業終了時刻だけを見て逆算すると間に合わない。混雑時は臨時運転が入り、天候によっては運転を休止することがある。

地蔵山頂駅と樹氷高原駅

終点の地蔵山頂駅は標高1,661メートル。駅を出てすぐのところに蔵王地蔵尊が座っている。高さ2メートルを超える石の地蔵で、冬になると雪に埋もれ、頭だけを出した姿が蔵王の冬の象徴のように扱われる。周辺には蔵王自然植物園(三宝荒神山)が広がり、ここが地蔵山・熊野岳・刈田岳へ向かう登山道の起点にもなっている。

途中の樹氷高原駅で降りると、いろは沼と観松平が近い。いろは沼は湿原で、初夏にはワタスゲやチングルマが咲く。観松平は名前のとおり松の林で、幹の曲がった古い赤松が点在する散策路になっている。樹氷高原駅までの往復運賃が地蔵山頂駅までの半額ほどに設定されているのは、ここで折り返す歩き方が実際に成立しているからである。

冬の樹氷

樹氷高原駅という名前が示すとおり、この山の冬の主役は樹氷である。アオモリトドマツに、日本海から吹き付ける水分が着氷し、そこへ雪が付いて成長する。条件がそろう場所は限られていて、国内では蔵王のほかに数えるほどしかない。真冬には人の背丈を大きく超える白い塊が斜面を埋め、夜間はライトアップされる。

樹氷が見られるのは概ね1月から3月上旬までで、それより前は着氷が足りず、それより後は融け始める。ロープウェイのゴンドラから見下ろす樹氷原は、地上を歩いて見るのとは印象が違う。この時期のペット乗車が全面的に不可なのも、冬の運行条件の厳しさの表れである。

蔵王温泉とアクセス

ふもとの蔵王温泉は、日本武尊の東征に随行した人物が見つけたという開湯伝説を持つ古い温泉地である。泉質は強い酸性の硫黄泉で、湯に入ると肌がぴりつくほど。河原に石を積んで作った大露天風呂が名物で、ロープウェイの山麓駅からそう遠くないところに温泉街が広がっている。

アクセスはJR山形駅からバスで40分ほど。車なら山形自動車道の山形蔵王インターチェンジから。蔵王には宮城県側から御釜(五色沼)へ上がるルートもあるが、そちらは蔵王エコーラインと蔵王ハイラインを使う別系統で、このロープウェイからそのまま行ける場所ではない。御釜が目的なら山形側と宮城側のどちらから入るかを先に決めておいたほうがいい。

蔵王温泉スキー場としての顔

蔵王ロープウェイの営業は、冬になると性格を変える。山麓線と山頂線の周囲はそのまま蔵王温泉スキー場のコースで、国内でも有数の規模を持つ。樹氷原の中を滑り降りるコースがあるのはここの特色で、白い塊のあいだを縫って下りていく体験は他に代えがたい。観光目的の乗車と、スキー・スノーボードでの利用が同じ索道に同居しているため、スキー板1台までが手回り品料金の対象外とされている。

蔵王でスキーが始まったのは大正から昭和の初めにかけてで、当時この山に生えるアオモリトドマツの氷の塊は「お化け」と呼ばれていた。樹氷という言葉が定着し、冬の観光資源として扱われるようになったのは、その後のことである。今では冬季の来訪者の多くが樹氷を目当てにしている。

山上から先へ歩く

地蔵山頂駅は終点であると同時に、蔵王連峰の主稜線への入口でもある。駅の裏手から地蔵山を越え、蔵王の最高峰である熊野岳へは1時間強。さらに南へ進むと刈田岳に至り、その手前で御釜を見下ろせる位置に出る。宮城県側から車で御釜まで上がるのとは違い、こちらは登山になるので、時間と装備の見積もりは別に立てる必要がある。

稜線は森林限界の上にあって遮るものがない。晴れていれば朝日連峰や飯豊連峰まで見渡せる一方、ガスが出ると方向感覚を失いやすい地形でもある。上り最終が山頂線の営業終了時刻より早く設定されているのは、こうした行動時間の管理が前提になっているからだ。下りの時刻を先に確認してから歩き出したい。

蔵王温泉の湯

山麓駅の周りに広がる蔵王温泉は、強い酸性の硫黄泉で知られる。湯は白く濁り、硫黄の匂いが温泉街全体に漂う。上湯・下湯・川原湯という三つの共同浴場が古くから残り、それぞれ湯船ひとつだけの簡素な造りで、地元の人と旅行者が同じ湯に入る。斜面を利用した大露天風呂は、川の流れをそのまま囲ったような造りで、新緑と紅葉の時期はとくに気持ちがいい。

酸性が強いぶん、肌の弱い人は長湯を避けたほうがいい。金属を身につけたまま入ると変色することがあるので、指輪やネックレスは外して湯に入るのが無難である。

アクセスと組み合わせ

JR山形駅前からバスで40分ほど、山形新幹線を使えば東京から半日かからずに着く。車なら山形自動車道の山形蔵王インターチェンジから温泉街まで30分ほどだが、冬季は路面が凍るため滑り止めが必須になる。温泉街の駐車場は場所によって扱いが違うので、宿を取るなら駐車の可否を先に確かめておきたい。

山形市街からの距離が近いので、山寺(立石寺)と組み合わせる行程が作りやすい。ロープウェイで半日、山寺の石段で半日、夜は蔵王温泉に泊まる、という一泊二日はよく成立する。夏と冬でまったく違う山になるため、一度来た人が季節を変えてもう一度来る場所でもある。

近くの施設の料金

同じ山形県の施設と並べると、蔵王ロープウェイの料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。

施設料金の目安
山寺 立石寺(山形)予約サイト ¥300〜
銀山温泉 日帰り入浴予約サイト ¥500〜
蔵王温泉 大露天風呂目安 ¥850〜
最上川舟下り予約サイト ¥2,500〜
蔵王 樹氷めぐりツアー予約サイト ¥3,000〜
蔵王温泉スキー場予約サイト ¥6,000〜

金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。

東北の観光施設を、入場料でくらべる

施設エリア入場・拝観の目安 滞在の目安
志波彦神社・鹽竈神社宮城¥200〜約1時間
弘前城・弘前公園(青森)青森¥320〜約1時間30分
宮沢賢治記念館岩手¥350〜約1時間
浅虫温泉 日帰り入浴青森¥360〜約1時間30分
飯坂温泉 日帰り入浴福島¥400〜約4時間
三内丸山遺跡青森¥500〜約1時間45分
乳頭温泉郷 鶴の湯 日帰り入浴秋田¥700〜約4時間
青森県立美術館青森¥700〜約1時間30分
蔵王温泉 大露天風呂山形¥850〜約45分
中尊寺岩手¥1,000〜約1時間45分
玉川温泉 日帰り入浴秋田¥1,000〜約4時間
あぶくま洞福島¥1,200〜約45分
仙台うみの杜水族館仙台¥2,400〜約2時間15分
スパリゾートハワイアンズ福島変動 ¥3,570〜

入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。

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