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那須ロープウェイの料金|往復・片道と団体・障害者割引の完全案内

那須ロープウェイは、栃木県那須町の那須岳の中腹から、茶臼岳の九合目付近までを一気に上がる索道である。茶臼岳は今も噴気を上げている活火山で、山頂駅を出た瞬間から木がほとんど無くなり、足元は火山礫の斜面に変わる。関東からの日帰り圏にありながら、数分の乗車で植生も空気も別の場所になるのがこの索道の性格だ。

那須ロープウェイの運賃

個人料金のほか、一般団体、学校団体、障害者手帳の保持者にそれぞれ運賃が設定されている。大人は中学生以上、小人は3歳から小学生までが対象で、3歳未満は運賃免除となる。団体はいずれも15名以上から。

区分往復片道
個人 大人(中学生以上)2,000円1,500円
個人 小人(3歳〜小学生)1,000円750円
一般団体(15名以上)大人1,700円1,280円
一般団体(15名以上)小人850円640円
学校団体(15名以上)大人1,600円1,200円
学校団体(15名以上)小人800円600円
身体障害者手帳・療育手帳 大人1,000円750円
身体障害者手帳・療育手帳 小人500円380円

障害者手帳・療育手帳をお持ちの方は本人が5割引となる。ペットを連れる場合は1頭につき1,000円で、往復と片道で金額は変わらない。ゴンドラは他の乗客との共用空間になるため、体全体が隠れるタイプのキャリーバッグに入れた状態でなければ乗車できない。頭など体の一部が出るタイプは、ペット専用のものでも不可である。窓口にレンタルのキャリーバッグ(有料)がある。

出典: 那須ロープウェイ 営業案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

運行時間と設備

運行は8時30分から16時30分。上り最終は16時、下り最終は16時20分である。ゴンドラは毎時00分、20分、40分の20分間隔で動く。始発は営業開始時刻だが、混み具合によって変動することがあり、悪天候の場合は運休になる。火山であり標高もあるため、下の駐車場が晴れていても上は霧、ということが普通に起きる。

山頂駅にレストランは無く、蕎麦などの軽食が販売されている。売店とお土産ショップ、フォトスポットは山麓駅にあり、いずれも8時30分から16時30分。三福だんご、おでん、甘酒、那須牛乳といった顔ぶれで、オリジナルの土産物も置かれている。トイレとコインロッカーは山麓駅・山頂駅の両方にある。ロッカーに入らない荷物は、両駅の事務所で1荷物500円の一時預かりを受けている。授乳室は無く、山頂駅に日帰り温泉の設備も無い。

出典: 那須ロープウェイ よくある質問(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

山頂駅から先

山頂駅は茶臼岳の山頂そのものではない。標高1,915メートルの頂までは、そこから火山礫と岩の道を登ることになる。距離は短いが足場が悪く、風の通り道でもあるので、往復で1時間半ほどは見ておきたい。スニーカーで上がっている人も見かけるが、底の薄い靴だと下りで足の裏がかなり痛くなる。

山頂の一角には無限地獄と呼ばれる噴気孔があり、硫黄の匂いとともに音を立てて蒸気が噴き出している。風下に立つと目や喉に来るので、位置取りには注意したい。茶臼岳から北へ稜線をたどると峰の茶屋跡の避難小屋、朝日岳、さらに那須連山の最高峰である三本槍岳へと続く。ロープウェイはこの縦走路への入口としても使われている。

ふもとの那須湯本と那須高原

ロープウェイの下、那須岳の山腹に広がるのが那須湯本温泉である。共同浴場の鹿の湯は千年以上の歴史を持つとされ、湯温別に分かれた木の湯船が並ぶ独特の造りで知られる。そのすぐ近くにあるのが殺生石。火山ガスが噴き出す一帯で、九尾の狐の伝説が結び付けられてきた場所である。ロープウェイの帰りに立ち寄るなら、この二つはほぼ同じ場所にあると考えていい。

さらに下ると那須高原の観光エリアになる。那須どうぶつ王国、南ヶ丘牧場、美術館やガラス工房が点在し、夏は避暑地として賑わう。那須御用邸のある土地でもある。ロープウェイの往復と山頂の散策だけなら半日で終わるので、午前に山、午後に高原、という組み立てが素直だ。

アクセスは東北新幹線の那須塩原駅、またはJR黒磯駅からバス。車の場合は東北自動車道の那須インターチェンジから那須街道を上がる。山麓駅の手前には県営の駐車場があるが、紅葉の時期の週末は朝のうちに満車になることが多い。住所は栃木県那須郡那須町大字湯本字那須岳215である。

那須岳という活火山

那須ロープウェイが上がる茶臼岳は、那須連山のなかで唯一いまも活動している火山である。山肌に草木が乏しく、赤茶けた岩と火山礫が広がっているのはそのためで、ふもとの緑の濃さとの落差が大きい。噴気孔からは常時蒸気が上がり、風向きによっては山頂駅の周りまで硫黄の匂いが届く。気象庁が噴火警戒レベルを運用している山なので、レベルが上がれば立ち入りが規制される。出かける前に警戒レベルを確認しておくと、現地で引き返す事態を避けられる。

この火山活動は、ふもとの温泉と殺生石をも生んでいる。那須湯本の白濁した硫黄泉も、殺生石の周りに草が生えないのも、同じ地下の熱と火山ガスが源である。松尾芭蕉は奥の細道の道中でこの殺生石を訪ねていて、当時から石の周りに虫や鳥が落ちていると書き残している。ロープウェイで山上に立ってから殺生石に降りると、地面の下でつながっている一連のものを見ていたのだとわかる。

季節ごとの那須岳

春から初夏にかけては、山腹のゴヨウツツジが見どころになる。白い花が斜面を埋める時期は短く、年によって半月ほど前後する。夏は高山植物とハイキング、そして避暑。標高が高いので、ふもとが猛暑でも山上は上着が欲しくなる。

紅葉は日本のなかでもかなり早く、九月の下旬には色が入り始め、十月の中旬には見ごろが山腹まで下りてくる。この時期の那須は道路も駐車場も混む。山麓駅周辺の駐車場は朝のうちに埋まることが多いので、公共交通で来るか、早い時間に着くかのどちらかを選んだほうがいい。

歩くときの装備

山頂駅の周りは火山礫の斜面で、平らな道はほとんどない。底の薄い靴だと足の裏に石の形がそのまま当たって、下りで痛くなる。歩くつもりなら底のしっかりした靴が要る。風も強い。茶臼岳の北にある峰の茶屋跡は稜線が細くくびれた地形で、風が集まって吹き抜けるため、体を持っていかれることがある。ウィンドブレーカーのような防風の一枚は、夏でも持っていく価値がある。

水と行動食も忘れないほうがいい。山頂駅には軽食の販売があるが、稜線に出てしまえば何もない。天候は変わりやすく、ふもとが晴れていても上は霧、ということが普通に起きる。無理をせず引き返す判断をするために、下りの最終便の時刻を先に確認しておきたい。

那須という土地

那須は古くから知られた土地である。源平の合戦で扇の的を射た那須与一の名は、この地の武士に由来する。近代に入ってからは御用邸が置かれ、それを軸に別荘地と観光地が形成された。今の那須高原に牧場や美術館、テーマパークが点在しているのは、その延長にある。

ロープウェイの往復と山頂の散策だけなら半日で足りるので、午前に山へ上がり、午後は高原で過ごすという一日が自然に組める。宿を那須湯本に取れば、山と温泉と歴史のある一帯がすべて徒歩圏に収まる。

近くの施設の料金

同じ那須高原の施設と並べると、那須ロープウェイの料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。

施設料金の目安
那須温泉 鹿の湯目安 ¥500〜
那須どうぶつ王国目安 ¥2,000〜
那須ハイランドパーク目安 ¥6,100〜

金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。

関東の観光施設を、入場料でくらべる

施設エリア入場・拝観の目安 滞在の目安
よこはまコスモワールド横浜無料約1時間30分
鶴岡八幡宮鎌倉無料約1時間
あしかがフラワーパーク栃木・足利¥400〜約1時間45分
那須温泉 鹿の湯 日帰り入浴日光¥500〜約40分
箱根強羅公園箱根¥650〜約1時間15分
牛久大仏茨城¥900〜約1時間45分
大洗温泉 日帰り入浴茨城¥1,000〜約4時間
西武園ゆうえんち埼玉・川越¥1,100〜
箱根湯本 天山湯治郷箱根¥1,450〜約2時間30分
マザー牧場千葉¥1,800〜約6時間
那須どうぶつ王国那須高原¥2,000〜約3時間30分
豊島園 庭の湯東京¥2,600〜約2時間30分
サウナ&ホテル かるまる池袋東京¥3,480〜約3時間
東京ディズニーシー千葉¥8,900〜

入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。

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