神戸の摩耶山へ登るまやビューラインは、ケーブルカーとロープウェーを乗り継ぐ路線である。料金は乗る区間によって変わり、山上の掬星台まで行くなら全区間の運賃になる。片道と往復、そして区間ごとの額を整理しておく。
運賃
| 片道 | 大人 | 小人 |
|---|---|---|
| 摩耶ケーブル駅〜虹の駅 | 450円 | 230円 |
| 虹の駅〜星の駅 | 450円 | 230円 |
| 全区間(摩耶ケーブル駅〜星の駅) | 900円 | 450円 |
| 往復 | 大人 | 小人 |
|---|---|---|
| 摩耶ケーブル駅〜虹の駅 | 780円 | 390円 |
| 虹の駅〜星の駅 | 780円 | 390円 |
| 全区間(摩耶ケーブル駅〜星の駅) | 1,560円 | 780円 |
出典: まやビューライン 公式サイト(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
全区間の片道が九百円、往復が千五百六十円。往復のほうが片道二枚より二百四十円安い。山上まで登って同じ道を戻るなら往復券を買うのが順当である。片道だけにするのは、下りをハイキングで降りるつもりがある場合に限られる。
割引運賃
障がい者割引の運賃が設定されていて、全区間の片道が大人四百五十円、小人二百三十円になる。区間ごとなら大人二百三十円、小人百二十円。介護者については障がい者一人につき一人までが対象となる。
七十歳以上の高齢者割引もある。全区間の片道が七百二十円、区間ごとが三百六十円。利用には年齢を確認できるものの提示が必要で、運転免許証などがこれにあたる。該当するなら差は小さくないので、身分証を持っていきたい。
営業時間は日によって違う
まやビューラインの運行時間は一定ではない。公式には十時から十七時三十分、十時から十九時五十分、十時から二十時五十分といった複数のパターンが示されており、曜日や時期によって切り替わる。夜景を見るつもりで登るなら、その日が遅い時間まで運行するかどうかを必ず確認する必要がある。
加えて定休日と年次点検による運休日がある。特別ダイヤが組まれる日もあり、ダイヤは変更になる場合があると明記されている。公式サイトには当日の営業時間と運行状況が表示されるので、出発前に見ておくのが確実だ。山の上で最終便を逃すと、下る手段が限られる。
掬星台からの眺め
星の駅から歩いてすぐのところに掬星台という展望地がある。標高七百メートル近くから神戸の市街地と大阪湾を見渡す場所で、夜景の名所として広く知られてきた。眼下に街の明かりが敷きつめられ、湾の対岸まで見通せる。
名前の由来は、手で星を掬えそうなほど空に近いという意味だとされる。標高があるぶん気温は市街地より低く、夏でも夜は上着がほしくなる。冬は相応に冷え込むので、夜景目当てなら防寒はしっかり考えておきたい。
六甲山系のなかで
摩耶山は六甲山系の一部である。隣の六甲山にも別のケーブルとロープウェーがあり、山上の施設や有馬温泉方面へ抜ける経路がある。摩耶山と六甲山をつなぐバスもあるので、山の上を横に移動して別のルートで下りるという組み立てが可能だ。
ただし山上の交通は本数が限られ、季節によって運行が変わる。乗り継ぎを前提にした行程を組むなら、それぞれの時刻を先に確認しておきたい。単純に摩耶山だけを往復するなら、まやビューラインの往復券だけで完結する。
なぜ二つの乗り物を乗り継ぐのか
まやビューラインは、摩耶ケーブルと摩耶ロープウェーという別々の乗り物をつないだ路線である。ふもとの摩耶ケーブル駅から中腹の虹の駅まではケーブルカーが登り、そこから山上の星の駅までをロープウェーが結ぶ。地形に応じて適した方式が選ばれた結果、乗り継ぎが生まれた。
だから運賃も区間ごとに分かれている。中腹の虹の駅までで用が済むなら、その区間だけの運賃で済む。掬星台まで行くなら全区間になる。自分がどこまで行くのかを決めてから券を買えば、余計な支払いをせずにすむ。
下りを歩くという選択
摩耶山にはハイキング道が整備されている。登りは乗り物で楽をして、下りは歩いて降りるという使い方をする人がいる。この場合は往復券ではなく片道券になるので、運賃の考え方が変わる。往復のほうが割安である以上、歩いて降りると決めているときだけ片道を選ぶことになる。
ただし山道の下りは膝に負担がかかり、日が落ちると暗くなる。装備と時間の余裕がある人向けの選択で、観光として登るなら素直に往復券を買うほうがいい。夜景を見てから歩いて降りるというのは、慣れていなければ避けたほうが無難である。
日本三大夜景という呼び名
掬星台からの眺めは、函館山や長崎の稲佐山と並んで日本三大夜景と呼ばれてきた。神戸の市街地が海と山に挟まれた細長い帯であるため、明かりが帯状に伸びて見える。その先に大阪湾が広がり、対岸の明かりまで届く。この地形の特徴が、神戸の夜景を独特なものにしている。
昼の眺めも悪くない。海と街と六甲の山並みが一望でき、天気がよければ遠くまで見通せる。夜景ばかりが語られるが、営業時間が短い日に訪れるなら昼の景色を目的にすればよい。時間帯の選択肢があるという意味でも、当日の運行時間の確認は欠かせない。
山上で過ごす
星の駅の周辺には、休憩できる施設や散策路がある。掬星台は広く開けた場所なので、腰を下ろして景色を眺めているだけで時間が過ぎる。標高があるぶん市街地より気温が低く、夏は涼しい。逆に冬や夜は冷えるので、防寒具は市街地の感覚より一段厚めに考えたい。
摩耶山には歴史のある寺もあり、山上から歩いて行ける範囲に見どころがいくつかある。乗り物で登って景色だけ見て降りるという使い方もできるが、時間があるなら少し歩いてみると山の性格が分かる。
神戸市街からの行き方
摩耶ケーブル駅はふもとの住宅地のなかにあり、市街地からはバスで向かうのが一般的である。三宮方面からのアクセス手段は複数あるので、宿泊地や当日の予定に合わせて選べる。車で行く場合は駐車場の状況を先に確かめておきたい。
神戸の観光は、港の周辺、北野の異人館、中華街といった平地の見どころと、六甲・摩耶の山の見どころに大きく分かれる。山に登るなら半日は見ておきたいので、平地の予定を詰め込みすぎないほうがよい。夜景を目的にするなら、その日の運行終了時刻から逆算して一日を組むことになる。
近くの施設の料金
同じ神戸の施設と並べると、まやビューラインの料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 灘温泉 水道筋(神戸) | 予約サイト ¥490〜 |
| 有馬温泉 日帰り入浴・体験 | 目安 ¥550〜 |
| 六甲山牧場 | 目安 ¥600〜 |
| 北野異人館街(神戸) | 予約サイト ¥700〜 |
| 神戸ポートタワー | 目安 ¥1,000〜 |
| 六甲山 | 予約サイト ¥1,000〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
行く前に確かめておきたいこと
まやビューラインで最も重要なのは、その日の運行時間である。営業終了が十七時三十分の日もあれば、二十時台まで動く日もある。夜景を見るつもりなら、遅い時間まで運行する日かどうかを必ず確認したい。定休日と年次点検による運休日もあるので、公式サイトの当日の運行状況を見てから出発するのが確実だ。
山上は市街地より気温が低い。夏の夜でも上着があると快適で、冬は本格的な防寒が要る。最終便を逃すと下る手段が限られるため、滞在時間は余裕を持って決めておきたい。割引運賃の対象になる場合は、確認できるものを持参すること。
ケーブルカーとロープウェーの違い
ケーブルカーは線路の上を走る車両をワイヤーで引き上げる仕組みで、急な斜面でも安定して登れる。ロープウェーは支柱の間に張った索に搬器を吊るして運ぶ方式で、谷や樹林の上を一気に越えられる。摩耶山でこの二つが使い分けられているのは、区間ごとに地形の条件が違うからだ。
乗り継ぎがあることで運賃が区間に分かれ、そのぶん選択肢も増えている。中腹の虹の駅までなら片道四百五十円で登れるので、山上まで行かずに途中で引き返すという使い方もできる。どこまで行くかを決めてから券を買えば無駄が出ない。
神戸の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | 最寄りから ▲ | |
|---|---|---|---|---|
| 六甲山牧場 | ¥600〜 | 約2時間30分 | — | |
| 神戸ポートタワー | ¥1,000〜 | 約1時間30分 | 徒歩15分 | |
| 神戸アンパンマンこどもミュージアム | 変動 ¥2,000〜2,500 | 約2時間30分 | 徒歩8分 | |
| 神戸どうぶつ王国 | ¥2,400〜 | 約2時間30分 | 駅すぐ |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。最寄りからは、最寄り駅・停留所からの徒歩時間です(車の場合は車と表記)。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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