箱根ロープウェイは早雲山から大涌谷、姥子を経て桃源台までを結ぶ索道で、箱根の周遊経路の一部を成している。途中の大涌谷は今も噴気を上げる火山地形で、この路線の最大の見どころになっている。運賃は区間にかかわらず均一だ。
運賃
| 区分 | 運賃 |
|---|---|
| 大人 片道 | 2,000円 |
| 大人 往復 | 3,000円 |
| 小人 片道 | 700円 |
| 小人 往復 | 1,000円 |
出典: 小田急電鉄 公式サイト 箱根ロープウェイ運賃改定のお知らせ(2026年8月16日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
早雲山から桃源台までの全区間が均一料金になっており、大人の片道は二千円、往復は三千円だ。小人は片道七百円、往復千円。往復と片道の差が大人で千円しかないため、同じ経路を戻るなら往復券のほうが安く済む。
この金額は二〇二五年十月一日の改定後のものだ。改定前は大人の片道が千五百円、往復が二千五百円だったので、五百円ずつ上がっている。古い情報を参照すると差が出るため、この点は注意しておきたい。
箱根を一周する経路をたどるなら、ロープウェイだけを単独で買うより、鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船を通しで使える企画乗車券のほうが総額で有利になる場合がある。どこからどこまで回るかによって損得が変わるので、行程を決めてから比べたい。
大涌谷という火山地形
大涌谷は約三千年前の水蒸気爆発によってできた爆裂火口の跡だ。斜面のあちこちから硫黄を含む噴気が上がり、白い蒸気と黄色く染まった岩肌が広がる。植生がほとんどなく、箱根の他の場所とはまったく異なる荒々しい景観になっている。
ロープウェイのゴンドラはこの谷の真上を通過する。窓の下に噴気孔が並び、硫黄の匂いが機内にまで届く。谷を越えたあとには視界が開け、天候が良ければ正面に富士山が現れる。この二つの光景が連続するのが、この路線の見どころだ。
大涌谷駅で下車すれば、噴気地帯を見る展望所と、黒たまごを売る売店がある。黒たまごは温泉の池で茹でた卵で、殻が硫黄と鉄分の反応で黒くなる。ただし火山活動の状況によっては、立ち入りが制限されたり、ロープウェイ自体が運休したりすることがある。
箱根を一周する
箱根の定番の経路は、小田原から箱根登山鉄道で強羅へ上り、ケーブルカーで早雲山へ、ロープウェイで大涌谷を越えて桃源台へ下り、芦ノ湖の遊覧船で元箱根へ渡り、バスで小田原へ戻るというものだ。乗り物を五種類乗り継ぐこの経路そのものが、箱根観光の骨格になっている。
ロープウェイはこの経路の中盤にあたる。桃源台に下りれば芦ノ湖の北岸で、そこから遊覧船に接続する。時間に余裕があれば、姥子で降りて森のなかを歩くこともできる。
火山活動の状況によって運休する可能性がある路線なので、その日の運行状況は出発前に確認しておきたい。運休時は代行バスが出ることが多いが、大涌谷の上空を通過するという体験は得られない。
往復と片道、そして企画乗車券
大人の片道二千円に対して往復三千円という設定は、同じ経路を戻るなら往復券が有利であることを示している。差は千円で、片道二回ぶんの四千円と比べれば千円安い。ただし箱根を一周する経路をたどるなら、そもそも同じ道を戻らないので片道券で足りる。
箱根を通しで回るなら、鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船を組み合わせた企画乗車券のほうが総額で有利になることが多い。どこを起点にして、どこまで回るかによって損得が変わるため、行程を決めてから比べたい。
現在の運賃は二〇二五年十月一日の改定後のものだ。改定前は大人片道千五百円・往復二千五百円だったので、五百円ずつ上がっている。古い記事や案内を見ると差が出るので、この点は押さえておきたい。
大涌谷という火山地形
大涌谷は約三千年前の水蒸気爆発でできた爆裂火口の跡だ。斜面のあちこちから硫黄を含む噴気が上がり、白い蒸気と黄色く染まった岩肌が広がる。植生がほとんど残っておらず、緑に覆われた箱根の他の場所とはまったく違う景観になっている。
ロープウェイのゴンドラはこの谷の真上を通過する。窓の下に噴気孔が並び、硫黄の匂いが機内にまで届く。谷を越えると視界が開け、天候が良ければ正面に富士山が現れる。荒々しい火口跡と、その先に立つ富士山という二つの光景が連続するのが、この路線の最大の見どころだ。
大涌谷駅で下車すれば、噴気地帯を望む展望所と売店がある。名物の黒たまごは温泉の池で茹でた卵で、殻が硫黄と鉄分の反応で黒くなる。ただし火山活動の状況によっては立ち入りが制限され、ロープウェイ自体が運休することもある。
箱根一周の経路
箱根の定番の経路は、小田原から箱根登山鉄道で強羅へ上り、ケーブルカーで早雲山へ、ロープウェイで大涌谷を越えて桃源台へ下り、芦ノ湖の遊覧船で元箱根へ渡り、バスで小田原へ戻るというものだ。乗り物を五種類乗り継ぐこの経路自体が、箱根観光の骨格になっている。
ロープウェイはこの経路の中盤にあたる。桃源台に下りれば芦ノ湖の北岸で、そこから遊覧船に接続する。途中の姥子で降りて森を歩くこともでき、時間に余裕があるなら選択肢に入る。
火山活動の状況によって運休する可能性のある路線なので、当日の運行状況は出発前に確認しておきたい。運休時は代行バスが出ることが多いが、大涌谷の上空を通過するという体験そのものは得られない。
近くの施設の料金
同じ箱根の施設と並べると、箱根ロープウェイの料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 箱根強羅公園 | 目安 ¥650〜 |
| 十国峠 | 目安 ¥730〜 |
| 箱根海賊船 | 予約サイト ¥1,200〜 |
| 箱根湯本 天山湯治郷 | 目安 ¥1,450〜 |
| 箱根湯本 日帰り温泉 | 予約サイト ¥1,500〜 |
| 箱根湯寮 日帰り温泉 | 予約サイト ¥1,700〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
箱根という火山
箱根の地形は、四十万年前から続く火山活動によって作られた。大きなカルデラのなかに、あとから中央火口丘が生まれ、そのふもとに芦ノ湖が水を湛えている。外輪山に囲まれた盆地状の地形はこの成り立ちによるもので、周囲の山々はすべて火口の縁にあたる。
大涌谷は、この中央火口丘の一つである神山が約三千年前に水蒸気爆発を起こした跡だ。爆発によって山体の一部が崩れ、その土砂が谷をせき止めて芦ノ湖ができたとされる。つまり大涌谷と芦ノ湖は同じ出来事から生まれた地形で、ロープウェイはその両方を結んでいる。
温泉の源
箱根の温泉は、この火山活動によって温められた地下水が湧いたものだ。大涌谷では硫黄を含む噴気と地下水を混ぜて温泉を作り、それを強羅や小涌谷へ送っている。谷の斜面に見える白い蒸気は、単なる景観ではなく箱根の湯そのものの源にあたる。
周辺と組み合わせる
早雲山側へ下れば強羅で、箱根美術館や強羅公園がある。桃源台側は芦ノ湖の北岸で、遊覧船に接続する。ロープウェイはこの二つを結ぶ位置にあるため、どちらを起点にしても行程に組み込める。
芦ノ湖の南岸には箱根関所跡と箱根神社があり、湖上の鳥居が知られている。ここまで下りれば、火山の荒々しい景観から一転して、杉並木と湖畔の静けさに変わる。一日で両方を見られるのが箱根の面白さだ。
小田原からの往復を考えると、乗り物を五種類乗り継ぐ一周経路は移動時間だけで四時間を超える。途中の下車を含めると一日仕事になるので、余裕を持って組みたい。宿を強羅か芦ノ湖畔に取って二日に分ければ、それぞれの場所に時間を割ける。
箱根の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|
| 箱根強羅公園 | ¥650〜 | 約1時間15分 | |
| 十国峠 | ¥730〜 | 約1時間15分 | |
| 箱根湯本 天山湯治郷 | ¥1,450〜 | 約2時間30分 | |
| 箱根 彫刻の森美術館 | ¥2,000〜 | 約1時間45分 | |
| 箱根ロープウェイ・大涌谷 | ¥2,000〜 | 約1時間30分 | |
| 箱根小涌園ユネッサン | 変動 ¥2,500〜3,000 | 約6時間 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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