箱根を車なしで回るなら、起点は小田急ロマンスカーの着く箱根湯本駅です。箱根登山電車で強羅へ上り、箱根登山ケーブルカーで早雲山、箱根ロープウェイで大涌谷を越えて桃源台へ下り、箱根海賊船で芦ノ湖を渡って箱根町港・元箱根港へ。そこからバスで箱根湯本へ戻ると、山を一周する形になります。時間を決めるのは、事前予約制で1日4回(10時~、11時半~、13時~、14時半~)の大涌谷自然研究路の引率入場と、箱根関所の閉館(12月1日〜2月末日は午前9時〜午後4時30分、入場は閉館の30分前まで)、そして悪天候による乗り物の運休です。
出典: 箱根町観光協会「箱根湯本・塔ノ沢・畑宿エリア」 / 箱根町観光協会「大涌谷」 / 箱根町観光協会「大涌谷引率入場オンライン予約」 / 箱根関所「ご利用案内」 / 小田急電鉄「箱根フリーパス」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
箱根の回り方の全体像:湯本から山を上り、芦ノ湖へ下りる
箱根町観光協会は町内を「箱根湯本・塔ノ沢・畑宿」「宮ノ下・小涌谷・大平台」「強羅・宮城野」「仙石原」「芦ノ湖・芦之湯」のエリアに分けて案内しています。一周の回り方では、湯本から強羅へ上り、大涌谷を越えて仙石原・芦ノ湖の側へ下りる形でこれらのエリアを通ります。
- 箱根湯本: 箱根十七湯の中で最も歴史のある温泉場で、観光協会は「小田急ロマンスカーのターミナル、箱根登山鉄道や箱根各エリアのバス乗り換え駅」と書いています。どの回り方でもここが入口です。
- 強羅: 大正8年の箱根登山鉄道の開通によって発展した温泉場です。登山電車の終点で、ケーブルカーへの乗り換え駅でもあります。
- 大涌谷: 神山の中腹にある噴煙地で、標高1,042m。ロープウェイの途中駅があり、火山の規制の影響を受けるのはこの一帯です。
- 仙石原: 箱根外輪山に囲まれた標高650mの高原で、すすき草原や美術館が点在します。
- 芦ノ湖: 箱根火山のカルデラ湖で、海抜724mに位置します。北の湖尻・桃源台と、南の元箱根・箱根に分かれ、箱根神社と箱根関所は南側にあります。
乗り物の順番は、登山電車(箱根湯本→強羅)、ケーブルカー(強羅→早雲山)、ロープウェイ(早雲山→大涌谷→姥子→桃源台)、海賊船(芦ノ湖)、バス(芦ノ湖→箱根湯本)です。大涌谷へは観光協会が「箱根湯本駅から箱根登山鉄道(終点強羅駅乗換)、箱根登山ケーブルカー(終点早雲山乗換)、箱根ロープウェイで「大涌谷駅」下車」と案内しており、この乗り継ぎを芦ノ湖まで延ばしたものが一周の型です。小田急電鉄の「箱根フリーパス」は、この一周に使う乗り物をまとめて乗り降りできるきっぷです。
一周のどこで時間が詰まるかは、日によって変わります。大涌谷の引率入場は回ごとの定員があり、天候などの条件で30分前に実施が決まります。箱根関所は冬に閉館が早まります。ロープウェイや海賊船は悪天候で運休することがあり、フリーパスの案内にも運休時の払いもどしの決まりが書かれています。全体の所要時間を足し算で決めず、乗り継ぐたびに当日の運行と時刻表を確かめるのが箱根の回り方です。
出典: 箱根町観光協会「箱根湯本・塔ノ沢・畑宿エリア」 / 箱根町観光協会「強羅・宮城野エリア」 / 箱根町観光協会「大涌谷」 / 箱根町観光協会「仙石原エリア」 / 箱根町観光協会「芦ノ湖・芦之湯エリア」 / 神奈川県観光協会「「大涌谷きっぷ」で行く、箱根日帰り女子旅」 / 箱根町観光協会「大涌谷引率入場オンライン予約」 / 小田急電鉄「箱根フリーパス」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
半日コース:箱根湯本から強羅まで、登山電車の沿線だけを回る
午後だけ、または到着が遅い日は、ロープウェイと芦ノ湖をあきらめて、登山電車の沿線にしぼります。乗り換えが少なく、帰りも同じ電車で戻れるのが利点です。
- 箱根湯本駅: 改札を出て左に進み、国道一号線の横断デッキを渡った先に箱根町総合観光案内所があります。駅前のアーケード街には名物のお菓子や寄木細工などのお土産屋が並びます。次は箱根登山電車で山を上ります。登山電車は山の斜面を登るためスイッチバック方式でジグザグに進みます。
- 彫刻の森美術館: 登山電車の「彫刻の森」駅下車、徒歩2分。屋外の展示が中心の美術館で、ピカソ館もあります。入館料は彫刻の森美術館の入館料の記事にまとめています。次は登山電車で終点の強羅へ。
- 箱根強羅公園: 強羅駅下車徒歩約5分、またはケーブルカーの公園下駅から徒歩約2分。1914年に開園した日本初のフランス式整型庭園で、園内の「箱根クラフトハウス」では吹きガラスや陶芸の体験ができます。
- 箱根湯本へ戻る: 強羅から登山電車で箱根湯本へ。湯本で温泉に寄るなら箱根の日帰り温泉の記事を参考にしてください。
神奈川県観光協会のモデルコースでは、箱根湯本駅から強羅駅までの登山電車を「所要約40分」としています。強羅公園の冬(12月~2月)は9:30~16:30(最終入園16:00)と、春から秋より短くなります。
出典: 箱根町総合観光案内所「アクセス」 / 神奈川県観光協会「「大涌谷きっぷ」で行く、箱根日帰り女子旅」 / 彫刻の森美術館「アクセス」 / 箱根町観光協会「箱根強羅公園」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
日帰りコース:登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船で一周する
朝のうちに箱根湯本を出られる日は、乗り物を乗り継いで芦ノ湖まで行き、バスで戻る一周ができます。下の順番は、観光協会と神奈川県観光協会が案内している乗り継ぎをつないだものです。分数は公式のモデルコースに書いてある所だけを載せています。
- 箱根湯本駅→強羅駅(箱根登山電車): 神奈川県観光協会のモデルコースで所要約40分。強羅駅はスイスの山小屋風の駅舎で、同じコースでは滞在約15分です。次はケーブルカーへ乗り換えます。
- 強羅駅→早雲山駅(箱根登山ケーブルカー): 強羅〜早雲山間の標高差209m、1.2kmを約10分で結びます。早雲山駅の2階には「cu―mo箱根」があり、展望テラスの足湯は無料です(同じコースでは滞在約40分)。次はロープウェイへ。
- 早雲山駅→大涌谷駅(箱根ロープウェイ): 所要約15分。約1分間隔で運行される18人乗りのゴンドラで、早雲山と大涌谷の間には地上から約130mの谷を越える箇所があります。大涌谷駅の1階と駅前広場は2025年4月に「ちきゅうの谷」としてリニューアルオープンしました。神奈川県観光協会のコースでは大涌谷エリア滞在約60分です。名物の黒たまごは大涌谷くろたまご館で売られています。噴煙地の中を歩く自然研究路は事前予約制の引率入場です(下の火山の節を参照)。
- 大涌谷駅→桃源台駅(箱根ロープウェイ): 途中に姥子駅があり、終点の桃源台は芦ノ湖の北の湖尻にあります。観光協会の案内では桃源台駅舎内のレストランから「行き交う海賊船」が見えます。ロープウェイの運賃は箱根ロープウェイの運賃の記事にまとめています。
- 桃源台→箱根町港(箱根海賊船): 芦ノ湖を北から南へ渡ります。海賊船の料金は箱根海賊船の料金の記事へ。
- 箱根関所: 箱根海賊船「箱根町港」より徒歩5分。江戸後期の姿を高度に復元した関所で、関所の公式サイトは標準観覧時間を約45分としています。
- 元箱根旧街道杉並木→箱根神社: 箱根遊船の案内では「元箱根から箱根町へは杉並木の遊歩道があります」。杉並木は樹齢最高350年の大木が並ぶ旧東海道です。元箱根側の箱根神社は芦ノ湖の朱の鳥居で知られます。参拝の詳しい話は箱根神社の記事にあります。
- 元箱根→箱根湯本(バス): 元箱根港・箱根町港は、箱根湯本駅から箱根登山バス・伊豆箱根バスの箱根町行きで着く所です。帰りはこの路線で箱根湯本へ戻ります(時刻は当日の時刻表で確かめます)。フリーパスで乗れるのは箱根登山バスの指定区間です。
大涌谷で折り返す日帰りもあります。神奈川県観光協会の日帰りコースは、大涌谷からロープウェイで早雲山へ戻り、ケーブルカーを公園上駅で降りて箱根強羅公園へ、さらに強羅駅前から無料送迎バス(所要約8分)でポーラ美術館へ行き、強羅から登山電車で箱根湯本へ下ります。芦ノ湖には寄りませんが、乗り換えの回数が少なく、美術館の時間を長く取れます。
出典: 神奈川県観光協会「「大涌谷きっぷ」で行く、箱根日帰り女子旅」 / 箱根町観光協会「大涌谷噴煙地」 / 箱根町観光協会「箱根関所・箱根関所資料館」 / 箱根関所「ご利用案内」 / 箱根町観光協会「元箱根旧街道杉並木」 / 箱根遊船「航路・運賃のご案内」 / 箱根町観光協会「箱根神社」 / 小田急電鉄「箱根フリーパス」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一泊二日コース:強羅で泊まり、二日目に大涌谷の朝の回へ
箱根フリーパスは2日間または3日間有効なので、一泊二日なら一周の乗り物を二日に分けて使えます。一日目は湯本から強羅までの沿線、二日目は早雲山から芦ノ湖まで、と分けると、どちらの日も乗り継ぎに追われません。
一日目(箱根湯本→強羅)
- 箱根湯本駅に着いたら、箱根町総合観光案内所で当日の交通情報を確かめます。
- 登山電車で彫刻の森駅へ。彫刻の森美術館は9:00〜17:00、年中無休です。
- 強羅へ移り、箱根強羅公園を歩きます。強羅は政財界人や文人の別荘地として栄えた温泉場で、ここで泊まると翌朝はケーブルカーにすぐ乗れます。
二日目(早雲山→大涌谷→芦ノ湖→箱根湯本)
- ケーブルカーで早雲山へ上り、ロープウェイで大涌谷へ。自然研究路の引率入場は10時~の回が一番早く、当日の受付は大涌谷ジオミュージアム入口の「大涌谷インフォメーションセンター」で、開始時間の20分前までに行きます。
- ロープウェイで桃源台へ下り、海賊船で箱根町港へ渡ります。
- 箱根関所を見てから杉並木を歩いて元箱根へ。箱根神社に参拝し、バスで箱根湯本へ戻ります。
秋は二日目を仙石原に替える組み合わせもあります。仙石原のすすき草原は箱根湯本駅より箱根登山バス(湖尻・桃源台行き)約30分の「仙石高原」下車で、観光協会は10~11月にかけて山裾が黄金色から銀色に染まっていくと書いています。仙石原から桃源台は同じバスの終点側なので、すすき草原のあとに桃源台から海賊船へつなげます。
出典: 小田急電鉄「箱根フリーパス 料金・発売箇所」 / 彫刻の森美術館「ご利用案内」 / 箱根町観光協会「強羅・宮城野エリア」 / 箱根町観光協会「大涌谷引率入場オンライン予約」 / 箱根町観光協会「箱根のすすき草原」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
箱根への行き方:新宿・東京・名古屋・大阪から箱根湯本へ
箱根町総合観光案内所のアクセスの頁は、主な出発地から箱根湯本駅までを次のように案内しています。
- 新宿から: 小田急新宿駅 → ロマンスカーで85分 → 箱根湯本駅。特急ロマンスカーは箱根フリーパスとは別に特急券が必要です。
- 東京駅から: 東海道新幹線で35分 → 小田原駅 → 箱根登山鉄道で15分 → 箱根湯本駅。
- 名古屋から: 東海道新幹線で2時間15分 → 小田原駅 → 箱根登山鉄道で15分 → 箱根湯本駅。
- 新大阪から: 東海道新幹線で3時間30分 → 小田原駅 → 箱根登山鉄道で15分 → 箱根湯本駅。
小田急線の駅から出る場合、箱根フリーパスには小田急線(発駅〜小田原駅)往復割引きっぷが付いています。小田急線区間の乗車は往復1回限りです。西武線・相鉄線の沿線からも利用でき、詳細は各社のホームページで案内されています。新幹線で小田原に着く人は、小田原・箱根湯本で売られているフリーパス(下の表)を使う形になります。車で来る場合の駐車場は箱根の駐車場の記事にまとめています。
出典: 箱根町総合観光案内所「アクセス」 / 小田急電鉄「箱根フリーパス」 / 小田急電鉄「箱根フリーパス 料金・発売箇所」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
現地の移動手段:フリーパスで乗れるもの・乗れないもの
箱根フリーパスで乗り降り自由なのは、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根登山バス(指定区間)、観光施設めぐりバス(箱根登山バス)、小田急ハイウェイバス、東海バス(指定区間)の8つの乗り物です。温泉や美術館など約70のスポットで割引優待もあります。定期観光バスには乗れません。
| 発駅 | 2日間有効 おとな | 2日間有効 こども | 3日間有効 おとな | 3日間有効 こども |
|---|---|---|---|---|
| 新宿・代々木上原から | 7,100円 | 1,600円 | 7,500円 | 1,850円 |
| 小田原・箱根湯本・御殿場・三島から | 6,000円 | 1,500円 | 6,400円 | 1,750円 |
フリーパスはご乗車日の1カ月前から買えますが、自動券売機で買えるのは当日から有効の分だけです。旅行を終える駅で回収されます。悪天候などで運休し、一度も乗れなかった乗り物があれば、旅行終了駅で払いもどしを受けられます。
フリーパスの一覧に載っていない乗り物もあります。伊豆箱根バスと、箱根遊船(芦ノ湖遊覧船)は一覧にありません。箱根遊船は箱根関所跡港・元箱根港・箱根園港・湖尻港の4港を結ぶ定期航路と、出た港に戻る「周遊40分コース」などを運航しています。同社の案内では芦ノ湖は南北に7Km、周囲は20Kmです。
バスは、観光協会の案内で次の路線が使えます。芦ノ湖の南側へは小田原駅・箱根湯本駅から箱根登山バス・伊豆箱根バス箱根町行きで「元箱根港」または終点下車、北側へは箱根登山バス湖尻桃源台行きで終点下車です。杉並木の最寄りは、箱根湯本駅から箱根町行きで43分の「箱根支所前」です。富士山の眺めで知られる恩賜箱根公園へは、箱根湯本駅からのバスで約40分の「恩賜公園前」で降ります。
出典: 小田急電鉄「箱根フリーパス」 / 小田急電鉄「箱根フリーパス 料金・発売箇所」 / 箱根遊船「航路・運賃のご案内」 / 箱根町観光協会「芦ノ湖」 / 箱根町観光協会「元箱根旧街道杉並木」 / 箱根町観光協会「神奈川県立恩賜箱根公園」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
拝観・入場の時間と料金(このコースで寄る施設)
コースに入れた施設の時間と料金を、各施設と観光協会の今の案内のとおりに並べます。料金の詳しい話がある施設は記事へのリンクにしています。
| 施設 | 時間 | 休み | 料金 |
|---|---|---|---|
| 箱根関所 | 3月1日〜11月30日 午前9時〜午後5時/12月1日〜2月末日 午前9時〜午後4時30分(入場は閉館の30分前まで) | 休館日: 年中無休 | 大人 500円、小人(小学生)250円。箱根フリーパス等の提示で大人 400円 |
| 箱根神社 | 参拝自由(宝物殿 9:00~16:00) | 休館日: 公式で確認 | 箱根神社の記事へ |
| 大涌谷自然研究路(引率入場) | 1日4回(10時~、11時半~、13時~、14時半~)、約40分間 | 中止: 気象条件や火山の状態による | 協力金 800円(キャッシュレス決済のみ)、事前予約制 |
| 彫刻の森美術館 | 9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで) | 休館日: 年中無休 | 入館料の記事へ |
| 箱根強羅公園 | (3月~11月)9:00~17:00(最終入園16:30)/(12月~2月)9:30~16:30(最終入園16:00) | 休園日: 年3回程度のメンテナンス休園日あり | 公式で確認 |
箱根関所の観覧料には、障がい者・要支援者・要介護者と付添人の無料制度があり、窓口で手帳などの提示が必要です。大涌谷の引率入場は、ウェブサイトからの事前予約が必要で、各回30名が定員です。
出典: 箱根関所「ご利用案内」 / 箱根町観光協会「箱根神社」 / 箱根町観光協会「大涌谷引率入場オンライン予約」 / 彫刻の森美術館「ご利用案内」 / 箱根町観光協会「箱根強羅公園」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
大涌谷の火山の規制:神奈川県と観光協会の今の案内
大涌谷を通る回り方は、神奈川県の「箱根・大涌谷情報」(更新日:2026年5月27日)で今の規制を確かめてから決めます。この頁に書かれている内容は次のとおりです。
- 大涌谷周辺は警戒区域に指定されています。
- 箱根ロープウェイは、火山活動に伴う特段の運行規制を行っていません。
- 県道734号(大涌谷-小涌谷線)は大涌谷三叉路から大涌谷園地駐車場までが通行止めですが、9時から17時までの間は通行できます。
- 防ケ沢 - 駒ヶ岳 - 大涌谷 - 早雲山駅および姥子駅の全長約3kmのハイキングコースは通行止めです。
- 大涌谷では火山ガスが発生しており、ぜん息、気管支疾患、呼吸器疾患、心臓疾患、心臓ペースメーカーを装着している人は観光を控えるよう求めています。
噴煙地の中を歩く大涌谷自然研究路は、2015年5月から立入禁止だった散策路で、今は引率入場の形で歩けます。観光協会の案内では、大涌谷園地から1周約700mの散策路を約40分間歩き、ヘルメットを着けて監視員2名の誘導に従います。参加は小学生以上で、非常時には走って逃げられることが条件です。火山ガスの濃度が「注意情報」の段階になると屋内退避となり、引率入場は中止されます。
大涌谷は霧に包まれる日が多く、観光協会は夏でも曇りや雨の日は肌寒いとして、長袖と雨具を勧めています。台風や大雨で土石流の恐れがある場合は園路が閉鎖され、観光協会が示す基準は「時間雨量…20mm 以上」「連続雨量…50mm 以上」です。
出典: 神奈川県「箱根・大涌谷情報」 / 箱根町観光協会「大涌谷引率入場オンライン予約」 / 箱根町観光協会「大涌谷」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
季節・天気・曜日で変わること
冬(12月~2月): 箱根関所は12月1日〜2月末日が午前9時〜午後4時30分、箱根強羅公園は(12月~2月)9:30~16:30(最終入園16:00)で、どちらも閉まる時間が早まります。閉館の早い冬の日帰りでは、関所を先に回る逆回り(下のよくある質問)も考えます。芦ノ湖は水温が1年通じて4℃以上あり、真冬でも凍結しないと観光協会は書いています。小田急電鉄のフリーパスの頁は、冬のおすすめに神奈川県立恩賜箱根公園の「富士展望(冬季)」を挙げています。
秋: 仙石原のすすき草原が見ごろになり、観光協会は10~11月にかけて山裾が黄金色から銀色に染まっていくと案内しています。ススキの名所として「かながわの景勝50選」などに選ばれている所です。見ごろは気候などで前後します。
雨と強風: 箱根町の交通規制情報では、町内の一般道は降り始めから連続(累計)雨量が200mm、時間雨量が50mmに達すると通行止めになる可能性があり、その場合は路線バスも運休します。大涌谷の園路も大雨で閉鎖されます。雨の日は屋内の見学先に替えるのが現実的です。箱根関所資料館は13のテーマで関所を解説しており、箱根湯本の箱根町立郷土資料館(9:00~16:30、入館は16時まで)は「温泉」と「道」の歴史を展示しています。
曜日と日付: 箱根町立郷土資料館の定休日は毎週水曜日・毎月最終月曜日(夏休み期間は毎日開館)と年末年始です。九頭龍神社(本宮)では毎月13日の10時から月次祭が行われ、箱根遊船はこの日に合わせて参拝船を運航しています。
混雑: 箱根町は、神奈川県観光協会の「観光かながわNow」で箱根湯本駅周辺と元箱根港周辺の混雑状況が見られると案内しています。町内の渋滞情報は箱根町観光協会の「箱根観光デジタルマップ」で確かめられます。
出典: 箱根関所「ご利用案内」 / 箱根町観光協会「箱根強羅公園」 / 箱根町観光協会「芦ノ湖」 / 小田急電鉄「箱根フリーパス」 / 箱根町観光協会「箱根のすすき草原」 / 箱根町「交通規制情報」 / 箱根町観光協会「箱根関所・箱根関所資料館」 / 箱根町観光協会「箱根町立郷土資料館」 / 箱根町観光協会「箱根神社」 / 箱根遊船「九頭龍神社参拝船のご案内」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
よくある質問
箱根は車なしで一周できますか?
できます。登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船・バスを乗り継げば、箱根湯本から大涌谷を経て芦ノ湖へ行き、湯本へ戻れます。箱根フリーパスはこれらを含む8つの乗り物が乗り降り自由です。最新の運転状況は箱根ナビで案内されています。
出典: 小田急電鉄「箱根フリーパス」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
大涌谷の自然研究路には予約なしで入れますか?
入れません。ウェブサイトからの事前予約が必要で、当日は大涌谷インフォメーションセンターで安全対策の協力金として当日一人 800円(現金不可)を払います。自然研究路とは別に、大涌谷駅1階と駅前広場は「ちきゅうの谷」として展望デッキが設けられています。
出典: 箱根町観光協会「大涌谷引率入場オンライン予約」 / 神奈川県観光協会「「大涌谷きっぷ」で行く、箱根日帰り女子旅」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
芦ノ湖から先に回る逆回りでもいいですか?
回れます。箱根湯本駅から箱根町行きのバスで元箱根港・箱根町港へ先に行き、箱根神社と箱根関所を見てから、海賊船で桃源台へ渡り、ロープウェイ・ケーブルカー・登山電車で湯本へ下る順になります。冬に閉館の早い箱根関所を先に回れるのが逆回りの利点です。
日帰りと一泊二日はどちらが向いていますか?
芦ノ湖まで一周し、さらに美術館や大涌谷の自然研究路にも入るなら一泊二日が向いています。フリーパスは2日間有効から選べるので、強羅で泊まって二日目に早雲山から乗り継ぐ形にすると、乗り継ぎを急がずに済みます。日帰りなら、大涌谷で折り返して強羅の公園と美術館に時間を使う形も公式のモデルコースにあります。
出典: 小田急電鉄「箱根フリーパス 料金・発売箇所」 / 神奈川県観光協会「「大涌谷きっぷ」で行く、箱根日帰り女子旅」(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ロープウェイや海賊船が止まったらどうなりますか?
箱根フリーパスでは、悪天候等で運休となり、その乗り物を一度も乗車していない場合に、旅行終了駅で払いもどしが受けられます。運転状況は箱根ナビで確かめ、箱根湯本から芦ノ湖へ向かうバス(箱根町行き・湖尻桃源台行き)も選択肢として持っておくと動きやすくなります。
箱根の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | 最寄りから ▲ |
|---|---|---|---|
| 箱根神社 | ¥500〜 | — | — |
| 箱根強羅公園 | ¥650〜 | 約1時間15分 | 徒歩5分 |
| 十国峠 | ¥730〜 | 約5分 | — |
| 箱根湯本 天山湯治郷 | ¥1,450〜 | — | 徒歩5分 |
| 箱根 彫刻の森美術館 | ¥2,000〜 | 約1時間45分 | 徒歩2分 |
| 箱根ロープウェイ・大涌谷 | ¥2,000〜 | — | — |
| 箱根小涌園ユネッサン | 変動 ¥2,500〜3,000 | — | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。最寄りからは、最寄り駅・停留所からの徒歩時間です(車の場合は車と表記)。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。