嵐山には「嵐山」の名の付く駅が京福電鉄と阪急に一つずつあり、JRの嵯峨嵐山駅を加えると三つの駅が使えます。京福の嵐山駅は天龍寺の目の前、JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅は天龍寺まで徒歩13分、阪急の嵐山駅は天龍寺まで徒歩15分と、天龍寺は案内しています。見どころは、渡月橋と川沿い、天龍寺、竹林の小径から野宮神社・常寂光寺へ続く嵯峨野、そして嵯峨野トロッコ列車と保津川下りで行く保津峡の四つに分かれます。朝の動き出しと午後の予定に関わるのは、天龍寺の開門(通常8時30分、2026年11月14日〜30日は庭園が7時30分から)、トロッコ列車の前売りが乗車日の1ヶ月前の午前0時に始まること、11月の紅葉の時期に保津川下りの当日券に待ち時間が出やすいことです。
出典: 参拝・交通案内(大本山天龍寺) / よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道) / よくあるご質問(保津川下り)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
降りる駅と見どころの位置関係
天龍寺の交通案内では、電車とバスの降り場が次のように示されています。
| 乗り物 | 降りる場所 | 天龍寺まで |
|---|---|---|
| 京福電鉄嵐山線 | 嵐山駅 | 駅前 |
| JR嵯峨野線 | 嵯峨嵐山駅 | 徒歩13分 |
| 阪急電車 | 嵐山駅 | 徒歩15分 |
| 市バス11・28・93系統 | 嵐山天龍寺前 | すぐ |
| 京都バス61・72・83系統 | 京福嵐山駅前 | すぐ |
四つの方向は次のとおりです。
- 川(徒歩):渡月橋と大堰川沿い。嵐山保勝会によると、渡月橋は836年に造られたとされ、もとは「法輪寺橋」と呼ばれていました。亀山天皇が月が橋を渡るようなさまを詠んだことから今の名になったといわれます。
- 天龍寺(徒歩):「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録された禅寺です。受付は庭園受付・庫裏受付・北門受付・法堂受付の4ヶ所あります。
- 嵯峨野(徒歩):竹林の小径、野宮神社、小倉山のふもとの常寂光寺。
- 保津峡(列車・舟):嵯峨野トロッコ列車でトロッコ嵯峨駅・トロッコ嵐山駅から亀岡へ、保津川下りで亀岡から嵐山へ。
京都市内のほかのエリアと組み合わせる場合は京都観光モデルコースや京都の観光・宿泊ページもあわせて見てください。
出典: 参拝・交通案内(大本山天龍寺) / 嵐山の歴史(嵐山保勝会 THE嵐山)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
半日コース:渡月橋から竹林の小径・常寂光寺へ
半日なら、川・天龍寺・嵯峨野の三つを歩いてつなぎます。トロッコ列車には乗らず、駅に戻る形です。各所の滞在時間は人によって違うので、ここでは公式に書かれている時間と距離だけを示します。
- 渡月橋:阪急嵐山駅から歩くと最初に渡る橋です。京福やJRで来た場合は、天龍寺を先にして帰りに川へ下りてもかまいません。
- 天龍寺:庭園(曹源池・百花苑)の参拝は8時30分〜17時(受付終了16時50分)。参拝料は高校生以上500円、小中学生300円で、大方丈・書院・多宝殿の諸堂に上がる場合は庭園の参拝料に300円を足します(諸堂は8時30分〜16時45分、受付終了16時30分)。法堂の「雲龍図」は一人500円で、公開は原則として土曜・日曜・祝日のみ、春と秋には毎日公開の期間があります。詳しくは天龍寺の参拝料の記事で扱っています。
- 竹林の小径:嵯峨野観光鉄道によると、トロッコ嵯峨駅から竹林までは徒歩約10分、そのままトロッコ嵐山駅まで歩くと約20分です。トロッコ嵐山駅を出て左に進むと竹林の小径に入れます。
- 野宮神社:伊勢神宮に仕える斎王が、伊勢へ向かう前に身を清めた「野宮」の地です。黒木鳥居と小柴垣が平安の風情を伝え、源氏物語「賢木の巻」にも描かれています。神社自身が「嵯峨野巡りの起点」と書いています。
- 常寂光寺:小倉山のふもと(住所は嵯峨小倉山小倉町)にある日蓮宗の寺で、慶長年間に開かれました。拝観は9時〜17時(受付終了16時30分)、拝観料は600円です。紅葉の名所として知られています。
天龍寺の開門が8時30分なので、朝いちばんに天龍寺に入り、竹林、野宮神社、常寂光寺と北へ進むと、午前中のうちに嵯峨野の主な場所を回れます。2026年11月14日〜30日は天龍寺の庭園の特別早朝参拝があり、7時30分から入れます(北門受付は8時30分から)。
出典: 参拝・交通案内(大本山天龍寺) / よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道) / 野宮神社の由来(野宮神社) / 常寂光寺 公式サイト(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
1日コース:嵯峨野トロッコ列車と保津川下りで保津峡をめぐる
1日あるなら、午前に半日コースを歩き、午後に保津峡を往復します。行きはトロッコ列車で亀岡へ、帰りは保津川下りの舟で嵐山へ下る、という組み合わせが代表的です。保津川下りは「丹波の国『亀岡』から京の名勝『嵐山』までの約16キロの旅」と案内されています。
嵯峨野トロッコ列車
- トロッコ嵯峨駅・トロッコ嵐山駅・トロッコ保津峡駅・トロッコ亀岡駅の4駅を結びます。
- 個人の乗車券は、乗車日の1ヶ月前(前月の同じ日)の午前0時から公式サイトで買えます。ウェブで満席でも、保津峡駅を除く各駅の窓口で当日券が販売されます。
- 5号車「リッチ号」は窓ガラスのない車両で、雨の日は濡れることがあります。車内で傘は使えず、雨でも当日の払い戻しや座席変更はできません。
- トロッコ嵐山駅はホームまで約60段の階段があるため、車椅子や杖を使う人にはトロッコ嵯峨駅からの乗車がすすめられています。
運賃と券の種類は嵯峨野トロッコ列車の運賃の記事にまとめています。冬期は運休期間が設けられるので、日程が冬にかかるときは時刻表のページで運転日を確かめてください。
出典: よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道) / 時刻表・各駅情報(嵯峨野観光鉄道)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
保津川下り
- 所要時間は川の水位で前後し、約100分が目安です。水位が高いときは60分程度から、低いときは110分ほどかかります。12月第2週の月曜日から3月9日までは冬期の時刻表で運航し、所要時間は約2時間です。
- 当日券は現地の窓口で買えます。通常は待ち時間なく乗れるものの、連休や11月の紅葉シーズンには待ち時間が出ることがあり、当日券が満席で売り切れることもあると案内されています。事前予約は9名以下ならオンライン、10名以上は電話です。
- トロッコ嵯峨駅の構内に保津川下りのコーナーがあり、当日の乗船予約・乗船券の購入と、乗船場までの連絡バス・タクシー・京馬車の予約ができます。
料金は保津川下りの料金の記事で扱っています。トロッコで亀岡へ上がる時間、乗船場までの移動、舟の約100分を足すと、午後はこれだけで埋まると見ておくのが無難です。
出典: 保津川下り 公式サイト(保津川遊船企業組合) / よくあるご質問(保津川下り) / よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
移動手段:電車・バス・徒歩の使い分け
嵐山の中は、ほぼ歩いて回れます。天龍寺から竹林の小径、トロッコ嵐山駅までは徒歩圏で、トロッコ嵯峨駅と嵐山駅の間も徒歩約20分です。京都駅方面からはJR嵯峨野線で嵯峨嵐山駅へ、四条河原町や大阪方面からは阪急で嵐山駅へ、四条大宮や太秦方面からは京福電鉄(嵐電)で嵐山駅へ向かうのが分かりやすい組み合わせです。帰りに別の路線を使うと、同じ道を往復せずに済みます。
車で行く場合、天龍寺の駐車場は予約不可の先着順で、乗用車は1回1,000円です。ただし、天龍寺は紅葉期の週末などに周辺道路の臨時交通規制で入出庫できない時間帯があることを過去に告知しています。秋は電車で行くほうが時間を読みやすくなります。
出典: 参拝・交通案内(大本山天龍寺) / よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
混雑と季節:秋は朝の時間が鍵
嵐山は春の桜と秋の紅葉で知られ、嵐山保勝会が一年を通じて行事を開いています。毎年11月第2日曜日には「嵐山もみじ祭」があり、渡月橋の付近から今様船や平安管弦船などの船が出て、大堰川のほとりで嵐山ゆかりの芸能が披露されます。この日は川沿いが特ににぎわいます。
- 朝を使う:天龍寺は2026年11月14日〜30日に庭園の早朝参拝(7時30分〜)があります。混み合う前に天龍寺と竹林を歩き終えておくと、昼以降の行列を避けやすくなります。
- トロッコは前売りで:秋の土日は、前売り開始(乗車日の1ヶ月前の午前0時)に合わせて乗車券を押さえておくと安心です。ウェブが満席でも各駅窓口の当日券はありますが、枚数には限りがあります。
- 保津川下りは早めの時刻に:公式も、紅葉シーズンに予約なしで行く場合は早い時間の来場をすすめています。
京都らしい装いで歩きたい人は京都の着物レンタルの記事も参考になります。
出典: 嵐山保勝会とは(嵐山保勝会 THE嵐山) / もみじ祭り開催のお知らせ(嵐山保勝会 THE嵐山) / 参拝・交通案内(大本山天龍寺) / よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道) / よくあるご質問(保津川下り)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
よくある質問
嵐山はどの駅で降りるのがいいですか?
天龍寺から回るなら京福電鉄の嵐山駅(天龍寺の前)、京都駅から来るならJRの嵯峨嵐山駅(天龍寺まで徒歩13分)、渡月橋から歩き始めたいなら阪急の嵐山駅(同15分)が便利です。行きと帰りで別の駅を使うと、同じ道を戻らずに歩けます。
出典: 参拝・交通案内(大本山天龍寺)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
竹林の小径はどこから入りますか?
嵯峨野観光鉄道の案内では、トロッコ嵐山駅を出て左へ進むと竹林の小径に入れます。トロッコ嵯峨駅からは竹林まで徒歩約10分です。
出典: よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
トロッコ列車の切符はいつから買えますか?
個人の乗車券は乗車日の1ヶ月前(前月の同じ日)の午前0時から、公式サイトの予約ページで買えます。ウェブで満席の場合も、保津峡駅を除く各駅の窓口で当日販売があります。
出典: よくあるご質問(嵯峨野観光鉄道)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
保津川下りの所要時間はどれくらいですか?
約100分が目安で、水位によって60分程度から110分ほどまで変わります。冬期(12月第2週の月曜日〜3月9日)は約2時間で、暖房設備はありません。
出典: よくあるご質問(保津川下り)(2026年11月3日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください。
まとめ:午前は嵯峨野、午後は保津峡
嵐山を半日で回るなら、渡月橋・天龍寺・竹林の小径・野宮神社・常寂光寺を歩いてつなぎ、1日あるなら午後にトロッコ列車と保津川下りで保津峡を往復します。どちらの場合も、天龍寺の開門に合わせて朝早く動き出すこと、秋のトロッコは前売りで押さえることの二つで、当日の待ち時間を減らせます。トロッコ列車や天龍寺の案内は嵯峨野トロッコ列車のページと天龍寺のページにもあります。
この記事の確認範囲
参拝時間・参拝料・駅からの距離・乗車券の発売日・舟の所要時間は、大本山天龍寺、嵯峨野観光鉄道、保津川遊船企業組合、常寂光寺、野宮神社、嵐山保勝会の公式ページで2026年11月3日に確認しました。
- 未検証: トロッコ列車の当年の冬期運休期間と運賃、保津川下りの料金、野宮神社の授与所の受付時間、紅葉の当年の見ごろの時期。出発前に各公式サイトで確かめてください。
- 未検証: 天龍寺周辺の臨時交通規制の当年の日時。過去の告知は2025年の日付で、2026年の実施日は確認できていません。
神社・寺院を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | 最寄りから ▲ |
|---|---|---|---|---|
| 三峯神社 | 埼玉・川越 | 無料 | 約1時間15分 | — |
| 元乃隅神社 | 山口 | 無料 | 約45分 | 車60分 |
| 氣比神宮 | 福井 | 無料 | 約30分 | 徒歩15分 |
| 白兎神社 | 鳥取 | 無料 | 約30分 | 徒歩35分 |
| 野宮神社 | 京都 | 無料 | 約25分 | — |
| 霧島神宮 | 鹿児島 | 無料 | 約1時間 | — |
| 鵜戸神宮 | 宮崎 | 無料 | 約1時間 | — |
| 志波彦神社・鹽竈神社 | 宮城 | ¥200〜 | 約1時間 | 徒歩15分 |
| 鎌倉大仏(高徳院) | 鎌倉 | ¥300〜 | — | 徒歩7分 |
| 金閣寺 鹿苑寺(京都) | 京都 | ¥500〜 | 約50分 | 徒歩5分 |
| 春日大社 | 奈良 | ¥700〜 | — | 徒歩10分 |
| 牛久大仏 | 茨城 | ¥900〜 | 約1時間45分 | — |
| 銀閣寺 慈照寺(京都) | 京都 | ¥1,000〜 | 約1時間 | 徒歩10分 |
| 日光東照宮 | 日光 | ¥1,600〜 | 約1時間45分 | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。最寄りからは、最寄り駅・停留所からの徒歩時間です(車の場合は車と表記)。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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