赤目四十八滝は三重県名張市にある渓谷です。約4キロにわたる遊歩道に沿って大小の滝が連なり、国の名勝と天然記念物に指定されています。入山料には赤目滝水族館の入場が含まれているため、渓谷を歩きながら谷にすむ生き物も見られる構成になっています。この記事では入山料の内訳から、歩き方、季節ごとの装備、周辺の観光スポットとの組み合わせ方まで、訪問前に知っておきたい情報をまとめます。
赤目四十八滝の入山料
| 区分 | 入山料 |
|---|---|
| 大人 | 1,000円 |
| 小人(小中学生) | 500円 |
この料金に赤目滝水族館の入場が含まれます。渓谷の入口にある施設で、オオサンショウウオをはじめとするこの谷にすむ生き物が展示されています。別々に払う必要がないので、滝を見に来たついでに水族館も見るという流れが自然にできています。
公式サイトでの名称は「入山料」ではなく渓谷保全料です。渓谷内の環境保全、清掃、安全管理の費用として集められているもので、窓口や案内表示ではこの名前で書かれています。検索では入山料で通じますが、現地で表記が違っても同じものです。
団体で行く場合は割引があります。30名以上で1割引、100名以上で2割引です。学校行事や社員旅行のように人数がまとまるときは、窓口で団体である旨を伝えてください。
出典: 赤目四十八滝 公式サイト「赤目四十八滝について」(2026年9月16日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
四十八という数と赤目五瀑の見どころ
四十八滝という名ですが、実際に四十八の滝があるわけではありません。数が多いことを表す言い方です。名の付いた滝は二十数か所あり、そのうち不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝の五つが赤目五瀑と呼ばれています。
不動滝は入口から比較的近い場所にあり、大きく落差のある滝で赤目を代表する景観のひとつです。千手滝は幾筋にも分かれて流れ落ちる姿が特徴で、近くには一筋の細い流れが布を垂らしたように落ちる布曳滝があります。荷担滝は遊歩道の中ほどにあり、ここまで来ると谷の奥行きを感じられます。もっとも奥にある琵琶滝は、楽器の琵琶に見立てられた形が名の由来と言われています。五瀑を順に巡ることで、渓谷全体の変化を味わえる構成になっています。
歩く道の性質
遊歩道は渓流に沿って続きます。石段と木の橋が組み合わさっていて、平坦ではありません。滑りやすい場所があり、サンダルでは危険です。底のしっかりした靴が必要になります。奥へ行くほど道が細くなります。
谷は深く、木が茂っているので日中でも薄暗い状態です。夏でも涼しく、真夏に歩くと体感温度がはっきり下がります。逆に秋の終わりから冬にかけては寒さを感じます。苔が濃く、水音が絶えません。この環境がオオサンショウウオの生息に適しています。
季節ごとの渓谷と服装
新緑の季節は谷全体が明るい緑になります。梅雨から夏にかけては水量が増え、滝の迫力が増します。秋の紅葉は赤目の代表的な景色で、この時期は人が多くなります。冬は水量が減りますが、氷が張る日があります。
夏場は谷の中が涼しいとはいえ、歩けば汗をかくので速乾性の服が向いています。虫が多い季節があるので、虫除けがあると快適です。秋から冬にかけては、谷の中と外で体感温度が大きく変わるので、脱ぎ着しやすい服装が便利です。雨のあとは水量が増して滝の迫力が増しますが、そのぶん足元が滑りやすくなります。荒天のときは通行が規制されることがあるので、公式の案内を確認してから向かいたいところです。
入山できる時間には季節による違いがあります。奥まで行くつもりなら、折り返しの時刻を計算してから入りたいところです。日が落ちると谷は急速に暗くなります。携帯電話の電波が届きにくい場所もあります。
忍者修行体験とオオサンショウウオ
赤目四十八滝は忍者の修行の地としても語られています。伊賀と隣接する山中で、実際に修行の場として使われたと伝えられています。渓谷の入口周辺では、忍者の衣装を着て歩く体験が用意されていると案内されているので、興味があれば公式サイトで内容や時間を確認してみてください。
オオサンショウウオは国の特別天然記念物です。この渓谷には野生の個体が生息していて、入山料に含まれる赤目滝水族館ではその生態が解説されています。夜行性なので、実際に歩いていて出会うことはほとんどありません。水族館でじっくり観察できるのは、この谷ならではの楽しみ方です。歩く前に水族館に立ち寄って生き物の姿を確認しておくと、渓谷を歩いているあいだの見え方も変わってきます。
アクセスと周辺
近鉄大阪線の赤目口駅からバスで十分ほどです。大阪と名古屋のどちらからも二時間前後の距離にあります。車なら名阪国道の針インターチェンジから向かうルートが案内されています。駐車場は有料です。詳しい時刻やバスの系統、駐車台数は公式サイトで確認してください。公共交通機関でも車でも訪れやすい立地なので、周辺の観光地と組み合わせた日帰りプランも立てやすい場所です。
近くには香落渓という別の渓谷があり、こちらは柱状節理の岩壁が続きます。赤目とは異なる荒々しい岩の景観で、渓谷歩きを二か所楽しみたい人に向いています。伊賀上野までは車で一時間ほどです。忍者屋敷や城下町の街並みが残る町で、赤目の忍者修行体験とあわせて楽しむ組み合わせも考えられます。室生寺と曽爾高原も同じ範囲にあります。室生寺は山の中に堂塔が点在する古刹で、四季を通じて静かな参拝ができます。曽爾高原は秋にススキが穂を出す草原で、夕方の光のなかで銀色に光ります。赤目で半日、もう半日を周辺に充てれば一日が埋まる組み合わせです。三重の他の観光スポットも合わせて検討したい方は三重の観光スポットのページも参考にしてください。
モデルプラン|どこで折り返すか
往復4キロ、三時間前後という数字は、奥の琵琶滝まで行った場合のものです。手前の不動滝までなら往復二十分ほど、千手滝と布曳滝までなら一時間ほどで戻れます。荷担滝は中ほどにあり、ここまでで往復二時間ほどです。体力と時間に応じて折り返す地点を選べます。
短時間で赤目らしさを味わいたい場合は不動滝と千手滝までの往復一時間コース、五瀑をひと通り見たい場合は荷担滝までの往復二時間コース、渓谷を最後まで歩き切りたい場合は琵琶滝までの往復三時間コースというように、目的に合わせて選ぶと計画が立てやすくなります。遊歩道は一本道なので、行った分だけ戻ることになります。奥へ行くほど人が減り、道も細くなります。日が落ちると谷は急速に暗くなるので、入山の時刻から逆算して折り返し地点を決めたいところです。
泊まってゆっくり回る
赤目四十八滝と周辺の香落渓、曽爾高原、室生寺、伊賀上野をまとめて巡るなら、名張周辺で一泊してゆっくり回るのも選択肢です。早朝の遊歩道は人が少なく、涼しい時間帯に歩けるという利点もあります。
名張・赤目周辺の宿泊料金を比較(Booking/Expedia/Hotels.com)で複数サイトの料金を比較できます。
よくある質問
所要時間はどのくらいかかりますか
奥の琵琶滝まで往復すると三時間前後が目安です。手前の不動滝までなら往復二十分ほど、荷担滝までなら往復二時間ほどです。滞在時間に合わせて折り返す地点を選べます。
子連れやベビーカーでも歩けますか
遊歩道は石段と木の橋が続き、平坦な道ではないため、ベビーカーでの通行には向きません。子連れの場合も歩きやすい靴を用意し、手前の不動滝あたりまでを目安に無理のない範囲で歩くのがよさそうです。
駐車場はありますか
有料の駐車場が用意されています。台数や料金の詳細は公式サイトで確認してください。
冬でも入山できますか
冬も入山できますが、水量が減り、氷が張る日もあります。季節によって入山できる時間が異なるので、訪問前に公式サイトで確認しておくと安心です。
水族館だけ入ることはできますか
赤目滝水族館は入山料に含まれる形になっています。水族館だけの入場が可能かどうかは、公式サイトで確認してください。
まとめ
赤目四十八滝の入山料(公式名称は渓谷保全料)は大人1,000円、小人(小中学生)500円で、この料金に赤目滝水族館の入場が含まれています(2026年9月16日確認・公式サイト)。約4キロの遊歩道には赤目五瀑をはじめとする見どころが連なり、体力や時間に応じて折り返す地点を選べる構造になっています。歩きやすい靴と、季節に合わせた服装を用意して向かうと安心です。周辺には香落渓や曽爾高原、室生寺、伊賀上野もあり、赤目と組み合わせて一日を過ごすこともできます。自然の中で過ごせる他のスポットを探している方は自然スポット一覧も参考にしてください。
三重県の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ |
|---|---|
| 伊賀流忍者博物館 | ¥1,000〜 |
| 赤目四十八滝 | ¥1,000〜 |
| 鈴鹿サーキットパーク | ¥2,000〜 |
| 鳥羽水族館 | ¥2,800〜 |
| ナガシマ ジャンボ海水プール | ¥4,800〜 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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