鶴ヶ城は福島県会津若松市にある城である。正式には会津若松城といい、戊辰戦争の激戦地として知られる。天守は再建されたもので、赤い瓦を葺いた姿が特徴である。料金は天守閣単独のほか、近隣の施設との共通券が用意されている。
鶴ヶ城の入館料
| 区分 | 大人の料金 |
|---|---|
| 天守閣 | 410円 |
| 天守閣+茶室麟閣の共通券 | 520円 |
| 天守閣+茶室麟閣+御薬園の三施設共通券 | 730円 |
三施設共通券は個人のみの取り扱いである。天守閣だけを見るなら410円、同じ城内にある茶室麟閣まで見るなら520円、少し離れた御薬園まで含めるなら730円。御薬園は会津松平家の庭園で、城から車で数分の距離にある。開館は8時30分から17時、休館日は無い。
出典: 鶴ヶ城 天守閣(2026年8月7日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
赤瓦の天守
鶴ヶ城の天守は赤い瓦を葺いている。会津は雪が深く冬が寒い。普通の瓦は水を吸って凍り、割れてしまう。そこで釉薬をかけて焼いた赤瓦が使われた。幕末の時点でこの城は赤瓦だったことが分かっていて、2011年の改修でその姿に戻された。
現在の天守は戦後に再建された鉄筋の建物である。内部は郷土博物館になっていて、会津の歴史と戊辰戦争の資料が展示されている。最上階は展望フロアで、会津盆地と、それを囲む山々が見渡せる。磐梯山の方向も分かる。
戊辰戦争と、この城
1868年、新政府軍が会津に攻め入った。鶴ヶ城は一か月にわたって砲撃を受けながら持ちこたえ、最終的に開城する。当時の写真が残っていて、壁が砲弾で無数に穴だらけになった天守が写っている。その後、城は取り壊された。
白虎隊の話が結び付いているのもこの戦いである。十代の少年で組織された部隊が飯盛山から城下を望み、燃え上がる市街を城が落ちたと誤認して自刃した。飯盛山には彼らの墓があり、城から見える位置にある。実際には城はまだ落ちていなかった。
石垣は当時のまま残っている。野面積みの荒々しい部分と、整えて積まれた部分が同じ城内にあり、築かれた時代の違いが見て取れる。本丸を歩けば、天守だけでなくこの石垣も見どころになる。
茶室麟閣
共通券に含まれる麟閣は、千利休の子である少庵が建てたと伝えられる茶室である。利休が秀吉によって死を命じられたあと、少庵は会津の蒲生氏郷に匿われた。その時期に建てられたとされる。千家の茶がその後も続いたのは、この期間があったからだと説明される。
本丸の一角に建ち、茶を頼めば庭を見ながら飲める。簡素な造りだが、茶室建築として重要なものである。天守を見たあとに立ち寄る流れが自然なので、共通券を選ぶ人が多い。
会津若松の回り方
アクセスはJR会津若松駅から周遊バスで二十分ほど。駅から歩くと三十分近くかかる。車なら磐越自動車道の会津若松インターチェンジから。天守と麟閣で一時間ほど、御薬園まで回れば二時間半になる。
市内には飯盛山、藩校だった日新館、七日町通りの大正期の商店街がある。会津は酒どころでもあり、造り酒屋が市内に複数ある。少し足を延ばせば大内宿の茅葺きの宿場町、猪苗代湖と磐梯山、東山温泉と芦ノ牧温泉。会津を軸に二泊三日を組むと、城と宿場と湖と温泉が一つの行程に収まる。
どの券を買うか
天守閣だけを見るなら410円。同じ城内にある茶室麟閣まで見るなら共通券の520円。少し離れた御薬園まで含めるなら三施設共通券の730円になる。麟閣は本丸の一角にあり、天守を見たあとに立ち寄る流れが自然なので、520円の共通券を選ぶ人が多い。
御薬園は会津松平家の庭園で、城から車で数分の距離にある。薬草を育てるために造られた庭で、池を中心にした回遊式になっている。三施設共通券は個人のみの取り扱いである。開館は8時30分から17時、休館日は無い。
出典: 鶴ヶ城 天守閣(2026年9月8日確認)
赤瓦の天守
鶴ヶ城の天守は赤い瓦を葺いている。会津は雪が深く冬が寒い。普通の瓦は水を吸って凍り、割れてしまう。そこで釉薬をかけて焼いた赤瓦が使われた。幕末の時点でこの城は赤瓦だったことが分かっていて、2011年の改修でその姿に戻された。
現在の天守は戦後に再建された鉄筋の建物である。内部は郷土博物館になっていて、会津の歴史と戊辰戦争の資料が展示されている。最上階は展望フロアで、会津盆地とそれを囲む山々が見渡せる。磐梯山の方向も分かる。
戊辰戦争と、この城
1868年、新政府軍が会津に攻め入った。鶴ヶ城は一か月にわたって砲撃を受けながら持ちこたえ、最終的に開城する。当時の写真が残っていて、壁が砲弾で無数に穴だらけになった天守が写っている。その後、城は取り壊された。
白虎隊の話が結び付いているのもこの戦いである。十代の少年で組織された部隊が飯盛山から城下を望み、燃え上がる市街を城が落ちたと誤認して自刃した。飯盛山には彼らの墓があり、城から見える位置にある。実際には城はまだ落ちていなかった。
石垣は当時のまま残っている。野面積みの荒々しい部分と、整えて積まれた部分が同じ城内にあり、築かれた時代の違いが見て取れる。本丸を歩けば、天守だけでなくこの石垣も見どころになる。
茶室麟閣
麟閣は千利休の子である少庵が建てたと伝えられる茶室である。利休が秀吉によって死を命じられたあと、少庵は会津の蒲生氏郷に匿われた。その時期に建てられたとされる。千家の茶がその後も続いたのは、この期間があったからだと説明される。
本丸の一角に建ち、茶を頼めば庭を見ながら飲める。簡素な造りだが、茶室建築として重要なものである。天守の展示を見たあとに、この静かな空間で一服するという流れが落ち着く。
会津若松の回り方
JR会津若松駅から周遊バスで二十分ほど。駅から歩くと三十分近くかかる。車なら磐越自動車道の会津若松インターチェンジから。天守と麟閣で一時間ほど、御薬園まで回れば二時間半になる。
市内には飯盛山、藩校だった日新館、七日町通りの大正期の商店街がある。会津は酒どころでもあり、造り酒屋が市内に複数ある。少し足を延ばせば大内宿の茅葺きの宿場町、猪苗代湖と磐梯山、東山温泉と芦ノ牧温泉。会津を軸に二泊三日を組むと、城と宿場と湖と温泉が一つの行程に収まる。
近くの施設の料金
同じ福島県の施設と並べると、鶴ヶ城の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| いわきマリンタワー | 目安 ¥330〜 |
| 飯坂温泉 日帰り入浴 | 目安 ¥400〜 |
| 鶴ヶ城(会津若松城) | 目安 ¥410〜 |
| 磐梯熱海温泉 日帰り入浴 | 予約サイト ¥700〜 |
| あぶくま洞 | 目安 ¥1,200〜 |
| アクアマリンふくしま | 予約サイト ¥1,850〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
見学の実際
天守は鉄筋の再建なので、内部の階段は現存天守のように急ではない。エレベーターは無いが、上りやすい。展示を見ながら階を上がっていく構成で、最上階が展望フロアになっている。会津盆地を囲む山々が見渡せて、飯盛山の位置も分かる。
城跡の公園部分は無料で歩ける。堀と石垣、そして本丸の広場。桜の名所でもあり、春には園内が花で埋まる。天守を見ずに公園だけ歩くという選択もできるが、赤瓦の天守は近くで見上げる価値がある。
いつ行くか
桜の季節と紅葉の季節が混む。冬は雪が積もり、白い地面に赤い屋根という組み合わせになる。会津の冬は寒さが厳しいが、この景色は他では見られない。夜間にライトアップされる期間があり、実施時期は年によって変わる。
休館日が無いので、旅程の調整弁として使いやすい。開館は8時30分から17時。天守と麟閣で一時間、御薬園まで回れば二時間半。会津若松の市内には他にも見どころが多いので、城に半日、市内に半日という配分が組める。
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