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掛川城の観覧料|大人410円・小中学生150円と二の丸茶室の完全案内

掛川城は静岡県掛川市にある城である。1994年に日本で初めて本格的な木造で天守を復元した城として知られ、さらに江戸時代の御殿がそのまま残っている。観覧料は天守と御殿を合わせたもので、同じ敷地内の二の丸茶室は別料金になっている。

掛川城の観覧料

区分観覧料
大人(高校生以上)410円
小中学生150円

障がい者手帳・療育手帳等を所持している方と、その介護者1名は無料である。観覧券の半券を提示すると、二の丸美術館とステンドグラス美術館で割引が受けられる。掛川城のまわりにはこれらの施設が集まっているので、半券は捨てずに持っておきたい。

出典: 掛川城 ご利用案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

二の丸茶室の呈茶料

城内の二の丸茶室では、掛川の煎茶または抹茶を菓子付きで出している。庭の見学だけなら無料である。

区分個人団体(20名以上)
大人510円410円
小中学生250円200円

出典: 掛川城 ご利用案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

開館時間

施設開館時間休館日
天守・御殿9:00〜17:00(入館は16:30まで)年中無休
二の丸茶室9:30〜17:00(入館は16:30まで)年中無休

年中無休というのは旅程を組むうえでありがたい。JR掛川駅から歩いて10分足らずで、新幹線が停まる駅なので、移動の途中に組み込みやすい。なおトイレは御殿敷地内の屋外にしかない。

木造で建て直された天守

戦後に再建された城の多くは鉄筋コンクリート造である。外観は昔のままでも、中に入れば階段はコンクリートで、エレベーターが付いている城も珍しくない。掛川城はそれをやらなかった。1994年、木を組んで建てるという方法で天守を復元し、これが戦後初の本格木造復元天守になった。

だから中に入ると木の匂いがする。柱と梁が露出していて、階段は急で、踏むと軋む。規模としては小さな天守だが、当時の城の内部がどういう空間だったかを体で確かめられる。掛川城の天守は、城主だった山内一豊がのちに高知城を建てる際の手本になったとも伝えられている。一豊が掛川に入ったのは天正18年(1590年)のことである。

現存する御殿

この城でもうひとつ見逃せないのが御殿である。天守が城の象徴なら、御殿は藩の実務が行われた建物で、政務や儀式、藩主の暮らしの場だった。この御殿が今も残っている城は全国に四つしかない。二条城、川越城、高知城、そして掛川城である。

掛川城の御殿は、安政の東海地震で倒壊したあとに再建されたものである。書院造の建物が並び、畳の広間がいくつも連なる。天守の華やかさとは対照的に、こちらは実用の建物で、部屋の格の違いが天井や欄間の造りではっきり分かれている。重要文化財に指定されている。天守だけ見て帰る人がいるが、掛川城の価値はむしろこの御殿にある。

掛川という町

掛川は東海道の宿場町として栄えた。城のまわりには大手門や四足門が復元され、町の骨格が今も読み取れる。茶どころでもあり、深蒸し茶の産地として知られる。二の丸茶室で出される煎茶がその土地のものなのは、そういう背景による。

アクセスはJR掛川駅の北口から徒歩10分足らず。東海道新幹線のこだまが停まるので、東京からも名古屋からもアクセスしやすい。観覧は天守と御殿を合わせて1時間ほど。茶室と美術館まで入れると半日になる。年中無休で駅から近いという条件は、天気や時間の読めない旅程の調整弁としても使える。

掛川城の歴史

掛川城はもともと今川氏の家臣である朝比奈氏の城だった。今川氏が桶狭間で当主を失って衰えると、徳川家康がこの城を攻める。永禄11年(1568年)に始まった包囲は数か月に及び、翌年に開城した。東海道を押さえる位置にあったため、この城は戦国期を通じて何度も争奪の対象になっている。

天正18年(1590年)、山内一豊が掛川に入った。一豊は城を大きく改修し、天守と大手門を整えた。のちに関ヶ原の功で土佐へ移り高知城を築くが、そのときの天守は掛川城を手本にしたと伝えられている。江戸時代には掛川藩の藩庁が置かれ、藩主は何度も交代したが、城は東海道の要所として維持され続けた。

天守を木で建て直す

戦後に再建された城の多くは鉄筋コンクリート造である。工期が短く、耐火性があり、エレベーターも付けられる。掛川城はその道を選ばなかった。1994年、木を組んで建てるという方法で天守を復元し、これが戦後初の本格木造復元天守になった。費用の相当部分は市民や企業からの寄付でまかなわれている。

だから中に入ると木の匂いがする。柱と梁がそのまま見え、階段は急で、床を踏むと軋む。規模の小さな天守だが、当時の城の内部がどういう空間だったかを体で確かめられる。最上階からは掛川の町と、遠くに粟ヶ岳が見える。晴れた日には、山の斜面に茶の木で描かれた「茶」の文字を確認できる。

御殿という建物

天守が城の象徴なら、御殿は実務の建物である。藩の政務が行われ、儀式が営まれ、藩主が暮らした。この御殿が今も残っている城は全国に四つしかない。二条城、川越城、高知城、そして掛川城である。掛川城の御殿は安政の東海地震で倒壊したあとに再建されたもので、重要文化財に指定されている。

入ってみると、天守とは空気がまるで違う。書院造の畳の広間が連なり、部屋ごとに天井や欄間の造りが変えてある。誰がどの部屋に通されるかが建物の造作で決まっていて、身分の秩序が空間として組まれていることがわかる。廊下を歩くと外の庭が見え、風が通る。天守だけ見て帰る人がいるが、掛川城の価値はむしろこちらにある。

城のまわり

城域には太鼓櫓と四足門が残り、大手門は復元されている。二の丸には美術館があり、木製の櫛やかんざしのコレクションで知られる。近くのステンドグラス美術館とあわせて、観覧券の半券を見せると割引が受けられる。二の丸茶室では掛川の煎茶か抹茶を菓子付きで飲めて、庭の見学だけなら無料である。

掛川は東海道の宿場町として栄えた土地で、同時に茶どころでもある。深蒸し茶の産地として知られ、駅前にも茶の店が並ぶ。城の南を流れる逆川の堤には掛川桜が植えられ、早春に濃い桃色の花をつける。ソメイヨシノより早く咲くので、二月の終わりから三月の初めが見ごろになる。

行き方と所要

JR掛川駅の北口から徒歩10分足らず。東海道新幹線のこだまが停まる駅なので、東京からも名古屋からも来やすい。天守と御殿を合わせて1時間ほど、茶室と美術館まで入れると半日になる。年中無休なので、天気や時間の読めない旅程の調整弁としても使える。トイレは御殿敷地内の屋外にしかないので、駅か周辺で済ませてから向かうといい。

近くの施設の料金

同じ静岡県の施設と並べると、掛川城の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。

施設料金の目安
修善寺温泉 筥湯目安 ¥700〜
焼津 黒潮温泉 日帰り入浴予約サイト ¥800〜
日本平ロープウェイ(静岡)予約サイト ¥800〜
サウナしきじ(静岡)予約サイト ¥1,400〜

金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。

周辺でもう一日

掛川には城以外にも足を止める場所がある。掛川花鳥園は屋内で鳥と間近に接することのできる施設で、天気に左右されない。資生堂アートハウスは企業が運営する美術館で、入館は無料である。少し足を延ばせば、粟ヶ岳の茶畑や、遠州灘に面した海岸線に出られる。

城の観覧が1時間ほどで終わるぶん、これらと組み合わせて一日にするのが掛川の回り方である。新幹線の駅から徒歩圏に城があるという条件は全国的にも珍しく、乗り継ぎの空き時間だけで天守と御殿を見て戻ってくることもできる。

中部・東海の観光施設を、入場料でくらべる

施設エリア入場・拝観の目安 滞在の目安
セントレア スカイデッキ愛知・セントレア無料
金沢城金沢無料約1時間15分
徳川園名古屋¥300〜約1時間
金沢21世紀美術館金沢¥450〜約1時間
三国温泉 日帰り入浴福井¥500〜約4時間
和倉温泉 総湯 日帰り入浴石川・加賀¥500〜約1時間30分
越後湯沢温泉 日帰り入浴新潟¥600〜約4時間
キャナルリゾート(名古屋)名古屋¥900〜約4時間
ウェルビー栄(名古屋)名古屋¥1,100〜約2時間30分
松本城長野・松本¥1,300〜約1時間15分
黒部峡谷トロッコ電車富山¥2,480〜約3時間30分
伊豆シャボテン動物公園伊豆¥2,800〜約2時間30分
フォレストアドベンチャー・フジ富士山・河口湖¥3,500〜約2時間30分
富士急ハイランド富士山・河口湖¥6,000〜約6時間

入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。

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