山梨県を車なしで回るなら、起点はJR中央本線の甲府駅です。新宿駅から特急で約1時間30分。甲府駅の南口バスターミナル4番のりばから昇仙峡行きの路線バスが出て、昇仙峡滝上まで60分、北口からは武田神社行きのバスで約8分です。ワイナリーの多い勝沼へは、甲府駅より東京寄りの勝沼ぶどう郷駅で降り、駅から路線バスで25分の蒼龍葡萄酒から歩いてワイナリーをつなぎます。富士五湖・忍野八海は大月駅で富士急行線に乗り換える別の方面なので、甲府・昇仙峡・勝沼とは日を分けるのが基本です。一日の終わりを決めるのは、武田神社宝物殿の入館が9時30分~16時00分であること(休館日は毎週水曜日)と、昇仙峡のバスです。冬期(12月1日〜3月31日)は路線バスが「昇仙峡口」で終点となり、仙娥滝のある渓谷上部へ向かう公共交通機関がありません。
出典: 交通アクセス(甲府市) / 昇仙峡 時刻表・運賃(山梨交通) / アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) / 交通案内(甲斐 武田神社) / 宝物殿(甲斐 武田神社) / 公共交通機関を使ってワイナリー巡りを存分に楽しむコース(富士の国やまなし観光ネット)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
山梨県観光の回り方の全体像|AからFのエリアと、起点になる駅
山梨県の公式観光サイト「富士の国やまなし」は、県内をAからFのエリアに分けて紹介しています。旅比較では順位は付けず、このエリア分けに沿って「どこから入り、何で動くか」を整理します。「山梨県の観光スポット 人気ランキング」を探している方も、まずはどのエリアに行くかを決めると、乗る電車とバスが決まります。
- A:清里・小淵沢・韮崎エリア:避暑地の清里や、名水で知られる白州のある高原のエリアです。清泉寮のソフトクリーム、わに塚の桜、八ヶ岳アウトレットなどがあります。
- B:甲府・昇仙峡エリア:武田信玄ゆかりの史跡が多い県の中心です。武田神社、国の特別名勝の昇仙峡、歴史の深い湯村温泉郷があります。この記事のコースの中心になるエリアです。
- C:石和・勝沼・西沢渓谷エリア:石和温泉と、ぶどう畑とワイナリーの勝沼、奥秩父随一の秘境といわれる西沢渓谷のあるエリアです。桃やぶどうのフルーツ狩りもこのエリアです。
- D:大月・都留エリア:甲州街道の町並みと、東京都や横浜市に水を送る源流のあるエリアです。雨の日でも楽しめるリニア見学センターがあります。
- E:富士川流域・南アルプスエリア:和紙・印伝・硯などの伝統工芸と花火の産地で、下部温泉郷や、日蓮宗総本山の身延山久遠寺があります。
- F:富士山・富士五湖エリア:河口湖、五重塔のある新倉山浅間公園、富士登山の入り口、富士急ハイランドがあるエリアで、忍野八海もここに入ります。
電車で動く人にとって大事なのは、エリアごとに降りる駅が違うことです。B(甲府・昇仙峡)は甲府駅、C(勝沼・石和)は勝沼ぶどう郷駅・塩山駅・石和温泉駅、F(富士五湖・忍野八海)は大月駅から富士急行線で富士山駅へです。BとCは同じJR中央本線の上にあるので一日でつなげますが、Fは大月駅で分かれる別の線なので、甲府・勝沼とは日を分けたほうが組みやすくなります。山梨県全体の宿と町の一覧は山梨県の観光・宿泊ガイドにまとめています。
出典: はじめての山梨(富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報) / 甲州市までのアクセス方法(甲州市観光協会) / アクセス(忍野村)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
半日コース|甲府駅から舞鶴城公園と武田神社へ、歩きとバスで
甲府駅に着いて半日しかないなら、駅の南北にある二つの「城跡」を回るのが、甲府でしか組めない順番です。甲府市は「市内に3ヵ所のお城跡がある」ことを紹介していて、そのうち甲府城跡(舞鶴城公園)は駅の南口のすぐ前、武田氏の館跡である武田神社は北口からバスで向かう先にあります。豊臣方が築いた城と、その前の時代の武田氏の館を、駅をはさんで続けて見られます。
- 甲府城跡(舞鶴城公園):甲府駅南口から徒歩3分。武田氏滅亡後、豊臣秀吉の命によって16世紀末に築城された城で、かつては20haほどの城郭が、今は6haほどの都市公園として開放されています。見どころは自然石を積んだ「野面積み」の石垣で、復元された門や稲荷櫓もあります。山梨県庁の東側です。次は駅の北口へ歩いて戻ります。
- 甲府駅北口からバスで武田神社へ:山梨交通の「武田神社」行、または「積翠寺」行に乗り、約8分です。昇仙峡行きのバスは南口から出るので、乗り場を取り違えないようにしてください。時刻は当日の時刻表で確かめます。
- 武田神社と宝物殿:武田信玄公をお祀りする神社で、信虎・信玄・勝頼の3代が国政を執った躑躅が崎館跡に、1919(大正8)年に創建されました。館跡は昭和13年(1938)5月30日に国の史跡に指定され、境内には当時からの濠、土塁、石垣、古井戸などが残っています。宝物殿では重要文化財の太刀「吉岡一文字」などが見られ、入館は9時30分~16時00分の間です。休館日は毎週水曜日なので、半日コースを水曜日に組むときは宝物殿を外します。
- バスで甲府駅へ戻る:同じ路線のバスで北口へ戻ります。時間と体力があれば、甲府市の「信玄公ゆかりの史跡を歩いて巡る」コース(信玄公像→舞鶴城公園→長禅寺→展望広場→大泉寺→信玄公墓→円光院→護国神社→武田神社)のように、寺をつないで歩いて戻る回り方もあります。
健脚の方は、甲府市の三つ目の城跡、要害山城跡まで足を延ばせます。甲府駅北口からバスで15分の積翠寺で降り、徒歩15分ほどです。山頂には「武田信玄公誕生之地」と書かれた石碑があり、甲府市は山道を含む健脚向けのコースとしています。
出典: 3つのお城跡を巡るコース(甲府市) / 交通案内(甲斐 武田神社) / 武田神社(富士の国やまなし観光ネット) / 宝物殿(甲斐 武田神社) / おすすめモデルコース(甲府市)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
日帰りコース(昇仙峡)|車なしで昇仙峡へ、甲府駅南口からバスで渓谷を歩く
山梨県で「日帰り」「車なし」の両方に正面から応えられるのが昇仙峡です。甲府駅南口バスターミナル4番のりばから山梨交通のバスに乗り、「昇仙峡滝上」で降りて、仙娥滝・石門・覚円峰まで遊歩道を歩いて往復するのが、昇仙峡観光協会の「お散歩コース1」の回り方です。昇仙峡観光協会は、滝上から仙娥滝・石門・覚円峰まで歩くと往復1時間程度、昇仙峡ロープウェイで山頂まで往復して山頂を散策すると往復に1時間前後、写真などを含めて合計3時間前後としています。
- 甲府駅南口から昇仙峡滝上へ:昇仙峡口(30分)、グリーンライン(40分)、滝上(60分)と停まります。滝上バス停は影絵の森美術館の敷地内にあります。帰りの便も含めて、時刻は山梨交通の時刻表で先に確かめておきます。
- クリスタルファウンテンと水晶街道:かつて甲府駅前にあった噴水をモデルにした、天然の水晶を飾った噴水です。周りは天然石のお店や飲食店が並ぶ「水晶街道」で、昇仙峡ロープウェイの乗り場や影絵の森美術館もここにあります。
- 昇仙峡ロープウェイ(先に乗る):山頂の弥三郎岳からは昇仙峡を360度見渡せます。観光シーズンのピーク時は待ち時間も出るので、渓谷へ歩き出す前に乗っておくと、残りの時間で歩く範囲を決めやすくなります。
- 仙娥滝:落差は約30m、日本の滝百選に選ばれた名瀑です。仙娥滝へ降りる道には180段の階段があり、ここが昇仙峡でいちばん体力を使うところです。滝の後ろに見える岩の断層にも注目してください。
- 昇仙橋と石門:昇仙橋から下流を眺めたら、複数の花崗岩でできた天然のアーチ「石門」へ進みます。上の岩と下の岩がわずかに離れているところが見どころです。
- 長田円右衛門の碑から覚円峰(夢の松島)へ:1843年に昇仙峡の道を切り開いた長田円右衛門の碑を過ぎると、昇仙峡の主峰・覚円峰を見上げる「夢の松島」に着きます。覚円峰は直立約180メートルの岩峰です。夢の松島のトイレは落石による損壊で使えないため、県営の駐車場か滝上エリアのトイレを使ってください。
- 滝上へ戻ってバスで甲府駅へ:来た道を戻り、滝上バス停から甲府駅へ帰ります。昇仙峡からタクシーに乗るには電話が必要です。昇仙峡観光協会は、無許可の「白タク」への注意も呼びかけています。
昇仙峡は「全国観光地百選・渓谷の部」第1位、国指定特別名勝で、環境省の平成の名水百選にも選ばれています。午前に昇仙峡を歩き、午後に甲府駅へ戻って武田神社を回すと一日が埋まりますが、宝物殿は16時00分までなので、甲府駅へ戻った時刻で入れるかどうかを決めてください。
出典: アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) / 昇仙峡 時刻表・運賃(山梨交通) / よくある質問(昇仙峡観光協会) / お散歩コース1(昇仙峡観光協会) / 昇仙峡の紅葉(昇仙峡観光協会) / 御岳昇仙峡(富士の国やまなし観光ネット) / 宝物殿(甲斐 武田神社)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
日帰りコース(勝沼)|勝沼ぶどう郷駅からワイナリーをバスと徒歩で巡る
山梨県の公式観光サイトには、公共交通機関だけで勝沼のワイナリーを巡るモデルコースがあります。お酒を飲む日は運転できないので、車なしの旅にいちばん向いているのがこのコースです。勝沼は、明治10年(1877)に日本で最初の民間ワイン醸造所「大日本山梨葡萄酒会社」が設立された、日本のワイン発祥の地です。
- JR勝沼ぶどう郷駅:駅には観光案内所が併設されているので、ワイナリーマップや周辺の情報をもらってから出発します。案内所の営業時間は9時〜16時です。ここから路線バスに乗ります。バスの時間は曜日によって異なるので、甲州市の時刻表で確かめてください。
- 蒼龍葡萄酒:バスで25分、「阿部医院前」で降りていちばん近いワイナリーです。無添加ワインのパイオニアで、ワインカーブも自由に見学できます。
- シャトー・メルシャン:徒歩で5分。併設のカフェで気軽にテイスティングや軽食を楽しめ、事前に予約すればワイナリースタッフによる見学ツアー(有料)にも参加できます。
- くらむぼんワイン:徒歩で10分。日本家屋の母屋が印象的なワイナリーで、一角のワインサロンで自社ワインのテイスティングができます。
- 勝沼醸造:徒歩で10分。築140年の日本家屋でワインを作り続けるワイナリーです。テイスティングコースは事前予約が確実とされています。
- 甲州市勝沼ぶどうの丘:勝沼醸造からタクシーで10分。勝沼の市街を見渡す丘の上にあり、地下のワインカーヴでは、タートヴァン(金属製のテイスティング容器)を購入して並んだワインを試飲できます(有料)。温泉「天空の湯」もあり、甲府盆地から遠くの南アルプスまで一望できます。
- 勝沼ぶどう郷駅へ戻る:ぶどうの丘からはバスで5分、またはタクシーで駅へ帰ります。
このコースは「ワイナリーを入れ替えてオリジナルのコースを作ってみては」と案内されていて、順番は組み替えられます。歩いて回りたい人には、甲州市観光協会の「ぶどうの丘コース」があり、勝沼ぶどう郷駅から勝沼ぶどうの丘までの坂道を歩いて、所要時間は約3時間です。勝沼ぶどう郷駅のホームを埋めるように咲く約600本の甚六桜は、見頃が4月上旬頃です。ワインの歴史を知りたいなら、日本の本格的なワイン醸造のルーツを学べる資料館「宮光園」も、市民バスの停留所がある立ち寄り先です。
出典: 公共交通機関を使ってワイナリー巡りを存分に楽しむコース(富士の国やまなし観光ネット) / 甲州市観光案内所(甲州市観光協会) / ぶどうの丘コース【ワイン】(甲州市観光協会) / ぐるりさんぽ ワイナリー編(甲州市観光協会) / バス時刻表(甲州市観光協会)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一泊二日コース|湯村温泉・石和温泉に泊まって、甲府・昇仙峡・勝沼をつなぐ
昇仙峡と勝沼はどちらも半日以上かかり、しかも乗り物が別(昇仙峡は甲府駅からバス、勝沼は甲府駅から東京寄りへ電車)なので、両方を入れるなら一泊二日にすると無理がありません。泊まる場所は、甲府駅からのアクセスがよく昇仙峡・甲斐路めぐりの拠点に便利な「湯村温泉郷」か、山梨県最大規模の温泉郷でJR石和温泉駅から徒歩10分の「石和温泉郷」が、公式の案内でも挙げられている二つです。湯村温泉は1200年前に弘法大師が開湯したといわれ、信玄公の隠し湯としても知られています。
出典: 温泉(富士の国やまなし観光ネット)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一日目|昇仙峡を歩いて、午後は甲府の城跡と武田神社
- 午前:甲府駅南口から昇仙峡へ:昇仙峡の日帰りコースの順番で、滝上から仙娥滝・石門・覚円峰を歩き、ロープウェイにも乗ります。
- 午後:甲府駅に戻り、北口からバスで武田神社へ:宝物殿の入館は16時00分までです。水曜日は宝物殿が休館なので、境内と館跡の遺構だけを見ます。
- 夕方:舞鶴城公園の石垣を見てから宿へ:甲府駅南口から徒歩3分なので、宿へ向かう前に寄れます。
出典: 宝物殿(甲斐 武田神社) / 3つのお城跡を巡るコース(甲府市)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
二日目|JR中央本線で勝沼ぶどう郷駅へ、ワイナリーを巡って帰る
- 朝:甲府駅または石和温泉駅からJR中央本線で勝沼ぶどう郷駅へ:観光案内所が開いてから路線バスに乗ると、地図を受け取ってから歩き出せます。
- 日中:勝沼の日帰りコースの順でワイナリーとぶどうの丘:ワインを飲む日なので、バスとタクシーと徒歩だけで動きます。
- 帰り:勝沼ぶどう郷駅からJR中央本線で東京方面へ:甲州市観光協会の案内でも、新宿方面とは大月駅を経由する経路が示されています。
秋の土曜・日曜・祝日なら、順番を入れ替える手もあります。山梨交通は10月第3土曜日~11月30日の土曜・日曜・祝日に、石和温泉駅と甲府駅から湯村温泉入口・千代田湖を経て昇仙峡滝上へ向かう快速便を出しています。一日目に勝沼を回って石和温泉に泊まり、二日目の朝に石和温泉駅から快速便で昇仙峡へ向かえば、甲府駅での乗り換えなしで渓谷へ入れます。富士五湖と組み合わせた一泊二日は富士山・山梨の一泊二日コースにまとめています。
出典: 昇仙峡 時刻表・運賃(山梨交通) / 甲州市までのアクセス方法(甲州市観光協会)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
富士五湖・忍野八海・清里へ行く日の組み方
山梨県の「F:富士山・富士五湖エリア」は、甲府とは別の線で向かいます。忍野村の案内では、新宿駅からJR中央線で大月駅(所要時間約90分)、富士急行大月線に乗り換えて富士山駅(所要時間約50分)、富士山駅から「路線バス[内野行き]」または「ふじっ湖号」で「忍野村役場前」バス停まで所要時間約25分です。新宿駅から「中央高速バス[富士五湖方面行き]」で「忍野村役場前」まで乗り通す方法もあり、こちらは所要時間約140分です。
河口湖・忍野八海の回り方は別の記事でくわしく書いています。河口湖を中心にした順番は河口湖観光モデルコース、河口湖周辺で日帰り入浴をする場合は河口湖の日帰り温泉、車で忍野八海へ行く場合は忍野八海の駐車場を見てください。
「A:清里・小淵沢・韮崎エリア」の清里高原も、甲府・昇仙峡とは日を分けたい場所です。八ヶ岳周辺の紅葉は10月下旬から11月上旬にかけて最も美しい時期を迎えると、県の公式観光サイトは案内しています。清里での回り方は清里観光モデルコースにまとめています。
出典: アクセス(忍野村) / はじめての山梨(富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報) / 紅葉の八ヶ岳周辺で贅沢な時間を過ごすモデルコース(富士の国やまなし観光ネット)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
山梨県への行き方|東京・名古屋・大阪から
東京方面からは、電車ならJR中央本線の特急、バスなら新宿からの高速バスが基本です。どこで降りるかで、その日の最初の観光地が決まります。
- 新宿から甲府(甲府・昇仙峡へ):JR中央本線新宿駅から特急で約1時間30分です。武田神社は、特急あずさで約1時間半、特急かいじで約1時間45分と案内しています。高速バスは新宿高速バスターミナルから新宿~甲府線で、石和駅まで約1時間50分、甲府駅まで約2時間10分です。
- 新宿から勝沼ぶどう郷駅(勝沼のワイナリーへ):甲州市観光協会の案内では、新宿駅から大月駅まで約60分、大月駅から勝沼ぶどう郷駅まで約25分です。塩山駅へは新宿駅から約90分。高速バスなら新宿西口高速バスターミナルから勝沼バス停まで約100分です。
- 新宿から富士五湖・忍野八海へ:大月駅で富士急行大月線に乗り換えます(上の節を参照)。
- 名古屋から:高速バスは名古屋駅から名古屋~甲府・竜王線で甲府駅まで約4時間です。電車は静岡駅へ出て、JR身延線の特急で静岡駅から甲府駅まで約2時間20分です。
- 大阪から:高速バスは大阪(あべの橋)から京都・大阪~甲府線で甲府駅まで約8時間40分です。
車で行く場合、甲府市は中央自動車道の高井戸ICから約1時間40分としています。ただし昇仙峡は、カーナビで「昇仙峡」と入れると通行止めに当たることが非常に多いと昇仙峡観光協会が注意しているので、「昇仙峡滝上」などのバス停名か「昇仙峡ロープウェイ」などの施設名を入れてください。
出典: 交通アクセス(甲府市) / 交通案内(甲斐 武田神社) / アクセス(富士の国やまなし観光ネット) / 甲州市までのアクセス方法(甲州市観光協会) / アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
現地の移動手段|路線バス・市民バス・レンタサイクル
山梨県の観光地は駅から離れているところが多く、駅から先は路線バスかタクシーが中心です。県の公式観光サイトは、県内の全路線バスにGPS端末を付けてバスの接近情報を出す「やまなしバスコンシェルジュ」を案内しています。
- 甲府駅から昇仙峡(山梨交通):甲府駅南口バスターミナル4番のりばから出ます。冬期は△印の便が昇仙峡入口・天神森で終着になります。×印の便は土曜日・休日と8/13~8/15運休です。
- 甲府駅から武田神社(山梨交通):甲府駅北口から「武田神社」行または「積翠寺」行です。
- 勝沼の市民バス(甲州市):勝沼地域バスには「ぶどうコース」と「ワインコース」があり、どちらもぶどうの丘・勝沼ぶどう郷駅・宮光園や各ワイナリーへ向かう、勝沼地区を循環するバスです。ワインコースは勝沼トンネルワインカーヴや大善寺も通ります。市民バスを1日のあいだ何回でも使える「甲州市市民バス1Dayパス」と、レンタサイクル「ぐるりん」の利用カード(一日券)は、甲州市の観光案内所で売っています。
- 甲府市内のレンタサイクル:甲府市は、こうふ亀屋座で電動アシスト付き自転車を貸し出しています。予約はこうふ亀屋座のホームページの施設予約から行います。
- 富士五湖方面:富士山駅から忍野八海・山中湖へは周遊バス「ふじっ湖号」があります。
昇仙峡の中では、タクシーは甲府駅で乗るのは比較的容易でも、昇仙峡から乗るには電話が必要です。勝沼でも、ぶどうの丘へは勝沼醸造からタクシーで向かう順番が公式のモデルコースに入っています。どちらも「帰りの足」を先に決めておくのが、車なしで回るときのいちばんの注意点です。
出典: バスで巡るやまなしの旅(富士の国やまなし観光ネット) / 昇仙峡 時刻表・運賃(山梨交通) / 交通案内(甲斐 武田神社) / バス時刻表(甲州市観光協会) / 甲州市観光案内所(甲州市観光協会) / レンタサイクルで甲府を巡ろう!(甲府市) / アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) / 公共交通機関を使ってワイナリー巡りを存分に楽しむコース(富士の国やまなし観光ネット)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
拝観・入場の時間と料金の表(コースに入る施設と乗り物)
コースに入る施設と乗り物のうち、公式ページに時間や料金が書かれているものをまとめました。昇仙峡ロープウェイとぶどうの丘のワインカーヴは、料金がそれぞれの公式で案内されているので、訪問前に確かめてください。
| 施設・乗り物 | 時間 | 料金(大人) | 休み・注意 |
|---|---|---|---|
| 武田神社 宝物殿 | 9時30分~16時00分 | 1名 500円(小・中学生 1名 250円) | 休館日: 毎週水曜日(祝日などで休日の場合は開館し、翌日の木曜日が休館となることあり) |
| 武田神社 駐車場 | 9:00~16:00 | 無料 | 参拝以外の目的では使用できない |
| 山梨交通 甲府駅-昇仙峡入口・天神森 | 昇仙峡口(30分) | 710円(片道) | 冬期もここまでは運行 |
| 山梨交通 甲府駅-グリーンライン昇仙峡 | グリーンライン(40分) | 1,000円(片道) | 冬期(12月1日〜3月31日)は運行なし |
| 山梨交通 甲府駅-昇仙峡滝上 | 滝上(60分) | 1,090円(片道) | 冬期(12月1日〜3月31日)は運行なし |
| 山梨交通 快速便 石和温泉駅-昇仙峡滝上 | 10月第3土曜日~11月30日の土曜・日曜・祝日に運行 | 1,440円(片道) | 帰りの快速便は全便「甲府駅」まで |
| 勝沼ぶどう郷駅観光案内所 | 9時〜16時 | — | 休館日: 12月29日~1月3日、12月~2 月の毎週水曜日 |
| 塩山駅前観光案内所 | 4月1日〜10月31日 8時30分〜16時30分、11月1日〜3月31日 9時〜16時 | — | 休館日: 12月29日~1月3日、12月~2月の毎週水曜日 |
武田神社の宝物殿の拝観料は、令和7年(2025) 4月29日 火曜日 から今の金額に改訂されています。団体(30名以上)の料金や身体障がい者割引もあり、くわしくは武田神社のお知らせにあります。山梨交通の運賃は大人・片道の金額です。
出典: 宝物殿(甲斐 武田神社) / 宝物殿拝観料金 改定のお知らせ(甲斐 武田神社) / 交通案内(甲斐 武田神社) / 昇仙峡 時刻表・運賃(山梨交通) / アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) / 甲州市観光案内所(甲州市観光協会)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
秋・冬・曜日で変わること|紅葉の混雑、冬のバス、水曜日
秋(紅葉):昇仙峡は11月の1週目〜2週目がピーク
昇仙峡の紅葉は、例年では10月末〜11月下旬が見頃で、例年11月の1週目〜2週目がピークとなると昇仙峡観光協会は案内しています。紅葉シーズンは大変混み合い、無料の駐車場が満車になることも多いため、公共の交通機関の利用を検討するよう呼びかけています。武田神社のもみじの見ごろは11月中旬から12月上旬で、見ごろの時期は昇仙峡より後ろにずれています。秋の土曜・日曜・祝日には、昇仙峡への快速便も走ります。
出典: よくある質問(昇仙峡観光協会) / 武田神社(富士の国やまなし観光ネット) / 昇仙峡 時刻表・運賃(山梨交通)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
冬:昇仙峡の渓谷上部へは公共交通機関がなくなる
冬期(12月1日〜3月31日)は、路線バスが途中のバス停「昇仙峡口」で終点となり、昇仙峡渓谷上部へ向かう公共交通機関はありません。昇仙峡観光協会によると、バス停「昇仙峡口」から「仙娥滝」までは約5〜6kmあり、冬期は路面状況にも注意が必要です。タクシーかマイカーを使うよう案内されていて、冬の公共交通機関の確保は甲府市と協議・検討中とされています。冬に車なしで山梨を回るなら、甲府市内の城跡と武田神社、勝沼のワイナリー、石和・湯村の温泉を中心に組むのが現実的です。ただし勝沼ぶどう郷駅と塩山駅前の観光案内所は、12月~2月の毎週水曜日が休館です。
出典: アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) / 甲州市観光案内所(甲州市観光協会)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
春と曜日:桜の時期と、水曜日の宝物殿
武田神社の桜の見ごろは3月下旬から4月上旬、勝沼ぶどう郷駅の甚六桜は4月上旬頃です。昇仙峡ではみつばツツジが例年3月の下旬から見頃となります。曜日では、武田神社の宝物殿が毎週水曜日休館で、年末年始は1週間程度休館することがあります。勝沼の路線バスは曜日によって時間が異なります。
出典: 武田神社(富士の国やまなし観光ネット) / ぶどうの丘コース【ワイン】(甲州市観光協会) / よくある質問(昇仙峡観光協会) / 宝物殿(甲斐 武田神社) / 公共交通機関を使ってワイナリー巡りを存分に楽しむコース(富士の国やまなし観光ネット)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
よくある質問
山梨県は車なしでも観光できますか?
甲府・昇仙峡・勝沼は、電車と路線バスだけで回れます。甲府駅から昇仙峡と武田神社へは山梨交通のバス、勝沼は勝沼ぶどう郷駅から路線バスと徒歩で、ワイナリーを巡るモデルコースが県の公式観光サイトに載っています。注意したいのは、冬期に昇仙峡の渓谷上部へ行く公共交通機関がなくなることと、昇仙峡ではタクシーを呼ぶのに電話が必要なことです。
昇仙峡の観光には何時間くらい見ておけばよいですか?
昇仙峡観光協会は、滝上から仙娥滝・石門・覚円峰まで歩くと往復1時間程度、昇仙峡ロープウェイで山頂まで往復して散策すると往復に1時間前後で、名所を楽しんだり写真撮影したりすると合計3時間前後としています。これに甲府駅からのバス(滝上まで60分)の往復が加わります。
出典: よくある質問(昇仙峡観光協会) / アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
冬に昇仙峡へバスで行けますか?
冬期(12月1日〜3月31日)は、山梨交通のバスが昇仙峡口までの運行になり、仙娥滝方面へは向かいません。山梨交通の時刻表でも、△印の便は12月1日より翌年3月31日まで昇仙峡入口・天神森終着となっています。仙娥滝まで行くならタクシーかマイカーです。
出典: アクセス・駐車場(昇仙峡観光協会) / 昇仙峡 時刻表・運賃(山梨交通)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
武田神社の宝物殿の休みと料金は?
休館日は毎週水曜日で、水曜日が祝祭日などで休日の場合は開館し、その翌日の木曜日が休館となることがあります。入館は9時30分~16時00分の間で、大人(高校生以上)1名 500円、小人(小・中学生)1名 250円、未就学児は無料です。
出典: 宝物殿(甲斐 武田神社) / 宝物殿拝観料金 改定のお知らせ(甲斐 武田神社)(2026年10月20日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
甲府と河口湖は同じ日に回れますか?
甲府はJR中央本線の甲府駅、河口湖・忍野八海は大月駅から富士急行大月線に乗り換えた先にあり、方面が分かれています。この記事では、甲府・昇仙峡・勝沼で一日、富士五湖で一日と分ける組み方をおすすめしています。富士五湖側の回り方は河口湖観光モデルコースを見てください。
勝沼のワイナリー巡りで気をつけることは?
勝沼の路線バスは曜日によって時間が異なるので、甲州市の時刻表で帰りの便まで確かめてから出かけてください。シャトー・メルシャンの見学ツアーは事前予約制で、勝沼醸造のテイスティングコースも事前予約が確実とされています。ぶどうの丘へは、公式のモデルコースでは勝沼醸造からタクシーで向かいます。
神社・寺院を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | 最寄りから ▲ |
|---|---|---|---|---|
| 三峯神社 | 埼玉・川越 | 無料 | 約1時間15分 | — |
| 元乃隅神社 | 山口 | 無料 | 約45分 | 車60分 |
| 氣比神宮 | 福井 | 無料 | 約30分 | 徒歩15分 |
| 白兎神社 | 鳥取 | 無料 | 約30分 | 徒歩35分 |
| 野宮神社 | 京都 | 無料 | 約25分 | — |
| 霧島神宮 | 鹿児島 | 無料 | 約1時間 | — |
| 鵜戸神宮 | 宮崎 | 無料 | 約1時間 | — |
| 志波彦神社・鹽竈神社 | 宮城 | ¥200〜 | 約1時間 | 徒歩15分 |
| 鎌倉大仏(高徳院) | 鎌倉 | ¥300〜 | — | 徒歩7分 |
| 金閣寺 鹿苑寺(京都) | 京都 | ¥500〜 | 約50分 | 徒歩5分 |
| 春日大社 | 奈良 | ¥700〜 | — | 徒歩10分 |
| 牛久大仏 | 茨城 | ¥900〜 | 約1時間45分 | — |
| 銀閣寺 慈照寺(京都) | 京都 | ¥1,000〜 | 約1時間 | 徒歩10分 |
| 日光東照宮 | 日光 | ¥1,600〜 | 約1時間45分 | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。最寄りからは、最寄り駅・停留所からの徒歩時間です(車の場合は車と表記)。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。