札幌の中心部にある二条市場は、入場料のかからない市場である。営業は朝七時から夕方五時まで。水産会社や鮮魚店が二十五店舗ほど、場内の食堂が十店舗ほどという構成で、地下鉄大通駅から歩いて七分ほどの距離にある。都心のただなかに魚市場があるという、札幌ならではの立地を持つ場所だ。
入場料と営業時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入場料 | 記載なし(入場は無料) |
| 営業時間 | 7:00〜17:00(店舗により異なる) |
| 水産会社・鮮魚店 | 約25店舗 |
| 場内の食堂 | 約10店舗 |
| 最寄り駅からの所要 | 地下鉄大通駅から約7分 |
出典: 北海道公式観光サイト 二条市場(2026年9月2日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
入場料についての記載はなく、通りから自由に入れる市場である。支払いが発生するのは買い物と食事の分だけで、市場に入ること自体には費用がかからない。営業時間は七時から十七時とされているが、これも市場全体としての枠であって、実際には店舗ごとに開け閉めの時間が異なる。
朝七時から開いているという点は使いどころがある。札幌から旭川や函館へ移動する日の朝、あるいは早朝に到着した日の最初の食事として、市場の食堂は選択肢になる。逆に夕方は早めに閉まる店が多いので、夜に行っても市場としての賑わいは味わえない。
都心にある魚市場
二条市場の特徴は、札幌の一等地にあることだ。大通公園や狸小路商店街からすぐの位置で、周囲はオフィスビルと商業施設に囲まれている。その真ん中に、カニや鮭を並べた鮮魚店が軒を連ねる一角がある。都市の風景としてかなり異質で、そのギャップ自体が見どころになっている。
市場の起こりは古く、明治のころに石狩浜の漁師が魚を売り始めたことにさかのぼるとされる。札幌という街が形になっていく過程と並走して続いてきた市場であり、周囲がどれだけ近代化しても場所を動かずに残ってきた。その連続性が、いまの独特の景観を作っている。
買うか、食べるか
市場での過ごし方は大きく二つある。ひとつは鮮魚店で買うこと。カニ、いくら、ホタテ、鮭といった北海道らしい品が並び、店によっては発送も扱っている。旅行者が持ち帰りにくいものほど、送るという手段が現実的になる。
もうひとつが場内の食堂で食べることだ。海鮮丼を出す店が中心で、朝から営業している店もある。市場に十店舗ほどの食堂が集まっているというのは選択肢としてはかなり多く、混んでいる店を避けて別の店に入るという判断がしやすい。
店先で価格を確かめてから決めるのが基本になる。市場は定価が掲示された小売店とは性格が違い、同じ品でも店によって値付けに幅がある。何軒か見てから選ぶくらいの気持ちで歩くと、納得のいく買い物になりやすい。
札幌市街での位置づけ
大通公園、テレビ塔、狸小路、すすきのという札幌中心部の定番と、二条市場は徒歩圏で一続きになっている。買い物や食事の合間に立ち寄れる距離なので、単独で目的地にするというより、街歩きの途中に組み込む場所と考えるのが自然だ。
札幌にはほかにも市場があり、規模の大きなものは中心部から少し離れた場所にある。カニの発送や大量の買い物が目的ならそちらを選ぶ手もあるが、街歩きのついでに市場の空気を味わいたいなら二条市場がもっとも近い。目的に応じて使い分けるとよい。
街のなかに残った市場
二条市場のある場所は、札幌の中心部でもとりわけ地価の高い一帯である。大通公園から数分、狸小路商店街の東端に接し、周囲にはビルが立ち並ぶ。その真ん中に、発泡スチロールの箱と氷が積まれた鮮魚店が並んでいる。都市開発の波に飲まれずに残ったこと自体が、この市場の第一の特徴と言っていい。
市場は創成川に沿って細長く伸びている。屋根のかかった通路を抜けていくと、両側に店が続く。通路の幅は広くないので、買い物客と観光客が行き交うと自然に肩が触れる距離になる。この密度が市場らしさを作っている。
札幌の始まりと重なる歴史
二条市場の起こりは明治期にさかのぼるとされる。石狩浜で獲れた魚を売る場が自然発生的にでき、それが市場として定着した。札幌という都市が計画的に作られていく過程と、この市場が育っていく過程はほぼ同時期に進んでいる。
創成川という名前も、この街の成り立ちを示している。開拓のために引かれた水路が街区の基準線になり、その東西で町割りが分かれた。市場がその川沿いにあるのは偶然ではなく、水運と物流の要だったからである。いまは川の上に整備された空間が広がり、市場と街をつないでいる。
朝七時からという時間
営業開始が朝七時というのは、市場としてはやや遅い部類に入る。だが観光客の立場では十分に早い。宿を出てすぐ市場で朝食、という行程が組める時間帯である。札幌の中心部に泊まっていれば、多くのホテルから歩いて行ける距離にある。
夕方五時までという枠も押さえておきたい。市場の営業は日中が中心で、夜になると閉まる。すすきので夕食を取る流れのなかに市場を組み込むことはできないので、市場は朝か昼のうちに済ませるという前提で計画したほうがいい。
食べる場所として
場内に食堂が十店舗ほどあるというのは、市場の規模からすると多い。海鮮丼を中心に、それぞれ品書きと価格帯が違う。一軒に絞らず、いくつか覗いてから決められるだけの選択肢がある。混雑する時間帯でも、待たずに入れる店を見つけやすい。
市場の食堂は回転が速いことが多く、注文から出てくるまでが短い。移動の前に手早く食べたい場面には向いている。逆にゆっくり長居する場所ではないので、じっくり食事を楽しみたいならほかの選択肢を考えたほうがいい。
札幌中心部の歩き方
大通公園、時計台、テレビ塔、狸小路、すすきの。札幌の中心部の見どころは徒歩圏に固まっていて、二条市場もその輪のなかにある。地下街と地下鉄が発達しているので、雪の季節でも移動しやすいのがこの街の強みだ。
旅程としては、朝に市場、昼に大通公園周辺、夕方に狸小路やすすきのという流れが自然になる。冬なら雪まつりの会場が大通公園に立つ時期があり、そのときは市場から会場まで歩いてすぐという位置関係が効いてくる。
近くの施設の料金
同じ札幌の施設と並べると、札幌二条市場の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 札幌市時計台 | 目安 ¥200〜 |
| 大和ハウス プレミストドーム 展望台 | 目安 ¥570〜 |
| さっぽろ羊ヶ丘展望台 | 目安 ¥600〜 |
| 白い恋人パーク(札幌) | 予約サイト ¥800〜 |
| 円山動物園 | 目安 ¥800〜 |
| 大倉山展望台 | 目安 ¥1,000〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
冬に訪ねる二条市場
札幌の冬は雪が積もり、路面が凍る。二条市場は屋根のかかった通路が中心なので、雪の日でも比較的歩きやすい。市場の周囲は地下街や地下鉄でつながっているため、外を歩く距離を短く抑えることもできる。冬の札幌観光では、この移動のしやすさが行程を左右する。
冬はカニが目立つ季節でもある。店先に並ぶ姿は市場らしい光景で、写真を撮る観光客も多い。ただし生ものを持ち歩くのは季節を問わず難しいので、買うなら発送を前提に考えておくと荷物の心配がなくなる。
行く前に確かめておきたいこと
市場全体の営業時間は目安であり、実際に開いているかどうかは店ごとに違う。目当ての店や食堂がある場合は、その店の営業日と時間を個別に調べておくのが確実だ。年末年始や大型連休は市場全体の動きが普段と変わることもあるので、そうした時期に訪れるなら事前の確認をすすめる。
札幌の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | |
|---|---|---|
| モエレ沼公園 | 無料 | |
| 札幌二条市場 | 無料 | |
| 札幌市時計台 | ¥200〜 | |
| 大和ハウス プレミストドーム 展望台 | ¥570〜 | |
| さっぽろ羊ヶ丘展望台 | ¥600〜 | |
| 円山動物園 | ¥800〜 | |
| 大倉山展望台 | ¥1,000〜 | |
| さっぽろテレビ塔 展望台 | ¥1,200〜 | |
| 定山渓温泉 日帰り入浴 | ¥1,500〜 | |
| もいわ山ロープウェイ(札幌) | ¥2,100〜 | |
| ニコーリフレ(札幌すすきの) | ¥4,000〜 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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