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東福寺の拝観料2026|通天橋600円・方丈500円・共通券1,000円|紅葉期(11/14〜12/6)は共通券がなくなります

東福寺の拝観は2つの区域に分かれていて、それぞれ別料金です。紅葉で知られる通天橋・開山堂が大人600円本坊庭園(方丈)が大人500円。両方見るなら共通拝観券1,000円で100円お得になります。

ただし紅葉の季節だけは、まったく別の料金体系になります。11月14日から12月6日までは通天橋・開山堂が1,000円に上がり、しかも共通拝観券の販売がありません。この期間に両方見ると1,000円+500円で1,500円かかります。

もうひとつ、これから行く人に関係する変更があります。本坊庭園(方丈)は令和8年(2026年)11月1日より600円になります。

出典: 東福寺 公式サイト「拝観案内」(2026年9月8日確認)

拝観料金

拝観場所通常期(秋季期間以外)秋期:11月14日〜12月6日
東福寺本坊庭園(方丈)大人500円(令和8年11月1日より600円)/小人300円
通天橋・開山堂大人600円/小人300円大人1,000円/小人500円
共通拝観券(本坊庭園+通天橋・開山堂)大人1,000円/小人500円共通拝観券はありません

小人は小中学生です。団体料金の設定はありません。何人で行っても同じ金額です。

障害者手帳を受付で提示すれば、本人と付き添い1名までが無料で拝観できます。

そして重要な注意。再入場はできません。通天橋と方丈は境内で場所が離れているので、一度出てしまうと共通券でももう一方に入れなくなります。順路を決めてから入ってください。

秋期の拝観日時は毎年変更になりますと公式が明記しています。この記事の11月14日〜12月6日という日付も、来年は違う日付になる可能性があります。紅葉の時期に行くなら、必ず公式で今年の日程を確認してください。

出典: 東福寺 公式サイト「拝観案内」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

拝観時間は年4区分あります

期間拝観時間拝観受付終了閉門時間
4月1日〜10月31日9:00〜16:0016:0016:30
11月1日〜11月13日9:00〜16:0016:0016:30
11月14日〜12月6日通天橋 8:30〜16:00/方丈庭園 9:00〜16:0016:0016:30
12月7日〜3月31日9:00〜15:3015:3016:00

注目してほしいのは紅葉期の通天橋だけ8:30から開くことです。11月14日から12月6日の間、通天橋は方丈庭園より30分早く開門します。

東福寺の通天橋は、紅葉の季節に日本でもっとも混む場所のひとつです。8:30の開門に合わせて行くのが、人の入っていない通天橋を見る唯一の方法だと考えてください。開門を30分前倒ししているのは、それだけ人が集中するからです。

冬(12月7日〜3月31日)は15:30受付終了。日没が早い時期は、午後2時までに着いておくのが安全です。

出典: 東福寺 公式サイト「拝観案内」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

通天橋と方丈、どちらを選ぶか

時間が限られていて片方しか見られない場合の判断材料を書いておきます。

通天橋・開山堂(600円)は、洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷に架かる橋廊から、谷を埋める楓を見下ろす場所です。東福寺の写真としてよく出回るのはこちら。紅葉の季節に来たなら、迷わずこちらです。

本坊庭園=方丈(500円)は、方丈の四方を庭が囲む「八相の庭」。市松模様の苔と敷石で知られる北庭は、近代日本庭園の代表作とされます。紅葉の季節以外なら、こちらのほうが空いていて、じっくり座って見られます

両方見るなら、通常期は共通券1,000円で100円得。紅葉期は共通券が無いので、それぞれ買うことになります。

公式サイトには境内図とパンフレットが用意されているので、行く前に順路を決めておくと、再入場できない制約に引っかかりません。

出典: 東福寺 公式サイト「拝観案内」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

方丈500円で見られるのは、四方すべてに庭がある唯一の方丈です

本坊庭園(方丈)が何なのかを、公式の説明から整理します。

方丈とは禅宗寺院における僧侶の住居で、後には相見(応接)の間としての役割が強くなった建物です。東福寺の方丈は東西南北の四方に庭が配され、「八相成道」にちなんで「八相の庭」と称されてきました。

ここが重要な点です。禅宗の方丈で、四周に庭園を巡らせたものは東福寺本坊庭園だけだと公式が明言しています。500円で見られるのは、日本にひとつしかない構成の庭ということになります。

作庭は重森三玲(しげもりみれい、1896-1975)昭和14年(1939年)の完成。鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れた近代禅宗庭園の白眉として、世界各国に紹介されています。2014年に国指定名勝となり、名称も「東福寺方丈 八相の庭」から「国指定名勝 東福寺本坊庭園(方丈)」に改められました。

出典: 東福寺 公式サイト「本坊庭園(方丈)」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

市松模様は、制約から生まれました

この庭の成り立ちが面白いので、公式の記述から紹介します。

作庭にあたって、重森三玲には唯一の条件が提示されました。本坊内にあった材料は、すべて廃棄することなく、もう一度再利用すること。これは禅の教えである「一切の無駄をしてはならない」から出た条件でした。

設計者にとっては、かなり厳しい制約です。ところが公式はこう続けます。これらの制約があったからこそ、逆転発想で、日本文化の伝統的な意匠である市松模様が生まれたり、東側の庭園に見られる北斗七星を表した構成が誕生したのだと。

つまりあの有名な市松模様の苔庭は、「捨てるな」という条件への回答だったということになります。リサイクルでありながら、従来の日本庭園からは考えられないほど斬新な庭が生まれた。制約された中の美を最大限に追求した結果だ、と公式は評しています。

作庭期間は昭和14年6月27日から11月11日。重森三玲が昭和11年から13年末までの3年間、日本全国の古庭園の実測調査を終え、『日本庭園史図鑑』全26巻を発刊した直後の作品です。あらゆる時代の庭園意匠を見尽くした直後に作られた庭ということになります。

当初は違う計画もあったことが資料から分かっています。六方石のような石を組んだ渓谷の景色、枯流を取り入れた案など。また現在の神仙島石組と京都五山による苔山の意匠も、当初は位置を逆に計画していたことが本人の書き残したものから分かります。方丈から向かって右(西)にあった老木の松2本を移植して左に持っていく計画でしたが、移植費用と枯死のおそれから強く反対され、現在の姿になりました。

出典: 東福寺 公式サイト「本坊庭園(方丈)」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

東福寺は兵火を受けずに明治まで来た寺です

京都の大寺は応仁の乱をはじめとする兵火で何度も焼けていますが、東福寺は違います。公式は「兵火を受けることなく明治に至りました」と書いています。

かつての仏殿本尊の釈迦仏像は15m、左右の観音・弥勒両菩薩像は7.5m「新大仏寺」の名で喧伝され、足利義持・豊臣秀吉・徳川家康らによって保護修理も加えられ、永く京都最大の禅苑としての面目を伝えてきました。

その東福寺が失われたのは、兵火ではなく火災でした。明治14年12月、仏殿・法堂・方丈・庫裡を焼失。大正6年(1917年)から本堂(仏殿兼法堂)の再建に着工し、昭和9年(1934年)に落成。方丈は明治23年(1890年)、庫裡は明治43年(1910年)に再建されました。

だから東福寺の建物は、鎌倉・室町時代からの古建築と、明治から昭和の再建が並んで立っています。焼け残った三門・東司・禅堂・浴室などの中世禅宗建築と、再建された方丈・本堂。重森三玲の庭が昭和14年なのも、この再建の流れの中にあります。

開山は聖一国師(円爾弁円)。嘉禎元年(1235年)に34歳で宋に渡り、6年学んで仁治2年(1241年)に帰国。聖一国師という号は花園天皇より贈られたもので、日本の禅僧では最初の賜号です。

そして意外な功績があります。宋から帰るにあたって多くの文献を伝えただけでなく、水力で製粉する器械の構造図を伝えて製麺を興し、さらにいまや日本最大のお茶の生産地となった静岡茶の原種を伝えたと公式は記しています。うどんやそばの製法と、静岡茶。東福寺の開山は、そこにも関わっていたということです。

出典: 東福寺 公式サイト「縁起」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

近くの施設の料金

同じ京都の施設と並べると、東福寺の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。

施設料金の目安
嵐山 天龍寺・庭園目安 ¥500〜
清水寺(京都)予約サイト ¥500〜
金閣寺 鹿苑寺(京都)目安 ¥500〜
二条城目安 ¥800〜
嵐山・嵯峨野トロッコ列車目安 ¥880〜
天然温泉 仁左衛門の湯(京都)目安 ¥900〜

金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。

庭園・日本庭園を、入場料でくらべる

施設エリア入場・拝観の目安 滞在の目安
明治神宮東京無料
大阪城 西の丸庭園大阪¥300〜約1時間15分
徳川園名古屋¥300〜約1時間
偕楽園茨城¥320〜約1時間15分
兼六園金沢¥320〜約1時間15分
玄宮園滋賀・雄琴¥400〜約40分
岡山後楽園岡山¥500〜約1時間15分
新宿御苑東京¥500〜約1時間45分
栗林公園香川¥500〜約1時間15分
栗林公園高松・直島¥500〜約1時間15分
水前寺成趣園熊本¥500〜約1時間
仙巌園(磯庭園・鹿児島)鹿児島¥1,600〜約1時間45分
梅田スカイビル 空中庭園展望台大阪¥2,000〜
足立美術館島根・出雲¥2,500〜約1時間45分

入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。

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