永観堂(禅林寺)の通常拝観料は一般1,000円、大学・専門学校生800円、中学・高校生600円、小学生200円です。
この金額は秋の寺宝展を除く期間のもの。紅葉の時期に開かれる寺宝展は別の料金になります。「永観堂は1,000円」と覚えて11月に行くと、金額が違います。
出典: 永観堂 禅林寺 公式サイト「拝観のご案内」(2026年9月8日確認)
通常の拝観料
| 区分 | 個人 | 団体(30名様以上) |
|---|---|---|
| 一般 | 1000円 | 800円 |
| 大学・専門学校生 | 800円 | 700円 |
| 中学・高校生 | 600円 | 500円 |
| 小学生 | 200円 | 200円 |
小学生は団体でも200円のままです。割引の下限、ということでしょう。
障がい者手帳をお持ちの方は割引制度があります。手帳を提示してください。
期間は秋の寺宝展を除く期間(年中無休)、受付時間は午前9時〜午後4時(午後5時閉門)。受付終了から閉門まで1時間あるので、4時に入れば1時間は境内にいられます。
拝観の対象は諸堂および庭園(画仙堂、庫裏、浴室、永観堂会館は除く)。諸行事により一部の堂宇が拝観できない場合があります。
出典: 永観堂 禅林寺 公式サイト「拝観のご案内」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
拝観料の使いみちが書いてあります
永観堂の公式サイトには、拝観の案内の最初にこう書かれています。
当山では、拝観料は浄財として、堂宇の保全・修理、庭園の管理・補修、国宝・重文・寺宝の修復等に使用しています。ご理解の上、ご協力をお願いいたします、と。
1,000円が何に使われるかを先に説明している寺は、京都でもそれほど多くありません。入場料ではなく浄財である、という立場を明示しています。
あわせて、拝観のマナーについての約2分の動画が日本語・英語・中国語・韓国語で用意されています。
そしてもうひとつのお願い。プラスチックゴミ削減のため、靴袋の持参をお願いしています。堂内は靴を脱いで上がるので、自分の袋を持って行くと寺の負担が減る、ということです。
出典: 永観堂 禅林寺 公式サイト「拝観のご案内」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
撮影の決まりが厳しめです
| 行為 | 扱い |
|---|---|
| 一脚・三脚 | 境内での使用は禁止(転倒・接触事故防止および苔類保全のため) |
| 自撮棒 | 堂内で禁止。境内では混雑時の使用を遠慮 |
| 堂内の文化財の撮影 | 禁止 |
| ペット同伴での境内入山 | 禁止 |
| 境内での飲食・喫煙 | 禁止 |
永観堂は紅葉の名所として知られていて、秋には大勢のカメラを持った人が来ます。だからこそ一脚・三脚が明確に禁止されています。理由も書かれていて、転倒・接触事故の防止と、苔類の保全のためです。
堂内の文化財の撮影は禁止。永観堂の本尊は「みかえり阿弥陀」として知られる阿弥陀如来立像で、顔を左後ろに向けた特異な姿の仏像です。この像は撮影できません。公式サイトには「今月のみかえり」というページがあるので、写真はそちらで見ることになります。
駐車は秋の寺宝展を除く期間は可能ですが、スペースが限られているのでなるべく公共交通機関を使うよう求められています。そして拝観時間外の駐車は、営業車・自家用車を問わず固くお断りと強い言い方で書かれています。
御朱印については、大きな法要時、ゴールデンウィークや秋の寺宝展時などの事情により、希望の御朱印に応えられないことがあると案内されています。
出典: 永観堂 禅林寺 公式サイト「拝観のご案内」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
「永観堂」は人の名前です
1,000円で見に行く寺の名前の由来を書いておきます。
この寺の正式名称は禅林寺です。貞観5年(863年)9月、清和天皇より鎮護国家の道場として勅額を賜い、「禅林寺」と名づけられました。敷地は仁寿3年(853年)10月、開山の真紹が藤原関雄の故居を買い取ったものです。
では「永観堂」とは何か。永観(ようかん)は、長元6年(1033年)に生まれた僧の名前です。延久4年(1072年)に東大寺別所光明山を去って禅林寺に入り、東南院を興しました。
この人があまりに慕われたため、寺は正式名の禅林寺ではなく「永観堂」と呼ばれるようになりました。人の名がそのまま寺の通称になった例です。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 仁寿3年(853年) | 真紹、藤原関雄の故居を買い取り、禅林寺の敷地に当てる |
| 貞観5年(863年) | 清和天皇より勅額を賜い「禅林寺」と名づける |
| 長元6年(1033年) | 永観生まれる |
| 延久4年(1072年) | 永観、禅林寺に東南院を興す |
| 永保2年(1082年) | 永観、念仏行道の時、壇上の弥陀、みかえりの相を感得 |
| 承徳元年(1097年) | 永観、寺内に薬王院を建て、施療所を設ける |
| 天永2年(1111年) | 永観遷化(79歳) |
| 建久9年(1198年) | 源頼朝、禅林寺に詣で大般若経を寄進。供米360石を付し、以来定式となる |
出典: 永観堂 禅林寺 公式サイト「歴史年表」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
「みかえり阿弥陀」は1082年の出来事です
永観堂の本尊は阿弥陀如来立像で、顔を左後ろに振り返った姿から「みかえり阿弥陀」と呼ばれます。日本の仏像のなかでも特異な姿です。
公式の年表に、その起点が記されています。永保2年(1082年)、永観、念仏行道の時、壇上の弥陀、みかえりの相を感得。
念仏を唱えながら阿弥陀像のまわりを歩いていた永観の前で、仏が振り返った。それが1082年のこととして年表に載っている、ということです。
この像は堂内の文化財の撮影が禁止されているので、写真では見られません。1,000円を払って堂内に上がり、自分の目で見る以外に方法がない仏像です。公式サイトには「今月のみかえり」というページがあります。
永観という人物についてもうひとつ。承徳元年(1097年)、寺内に薬王院を建て、施療所を設けています。病人を治療する場所を寺の中に作った僧でした。康和2年(1100年)5月には東大寺別当に任じられ、天永2年(1111年)に79歳で亡くなっています。
その後の歴史も年表に残っています。建久9年(1198年)、源頼朝が禅林寺に詣でて大般若経を寄進し、供米360石を付して、以来それが定式となった。応仁年間から明応6年(1497年)頃にかけては堂宇殿舎を復興し、後土御門天皇が御影堂を再建、後柏原天皇が方丈(釈迦堂)・書院・客殿を建立して筋塀を築きました。
拝観料が「堂宇の保全・修理、庭園の管理・補修、国宝・重文・寺宝の修復」に使われると公式が書いているのは、この1,100年以上の積み重ねを維持しているからです。
出典: 永観堂 禅林寺 公式サイト「歴史年表」(2026年9月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
近くの施設の料金
同じ京都の施設と並べると、永観堂の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 嵐山 天龍寺・庭園 | 目安 ¥500〜 |
| 清水寺(京都) | 予約サイト ¥500〜 |
| 金閣寺 鹿苑寺(京都) | 目安 ¥500〜 |
| 二条城 | 目安 ¥800〜 |
| 嵐山・嵯峨野トロッコ列車 | 目安 ¥880〜 |
| 天然温泉 仁左衛門の湯(京都) | 目安 ¥900〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
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