九十九島水族館海きららは、長崎県佐世保市のパールシーリゾートにある水族館である。西海国立公園に指定された九十九島の入り江に面して建ち、展示のほとんどが「目の前の海に何がいるか」で構成されているのが特徴だ。入館料は個人、団体、佐世保市民、年間パスポートの四本立てになっている。
海きららの入館料
大人は高校生以上、小人は4才から中学生まで。3才以下は無料である。佐世保市民は、現住所のわかる身分証(免許証など)を提示すると割引料金が適用される。
| 区分 | 大人(高校生以上) | 小人(4才〜中学生) | 3才以下 |
|---|---|---|---|
| 一般(個人) | 1,470円 | 730円 | 無料 |
| 団体(15名以上) | 1,250円 | 630円 | 無料 |
| 佐世保市民(身分証提示) | 1,040円 | 530円 | 無料 |
| 年間パスポート | 3,150円 | 1,570円 | - |
障害者手帳またはミライロIDを提示すると、一般料金の半額になる。大人は730円。小人の額は公式サイトで確認してほしい。コンビニエンスストアで入館引換券が販売されているが、こちらは個人料金のみの取り扱いで、団体・学校利用・年間パスポート・各種割引制度の前売券は販売されていない。
出典: 九十九島水族館海きらら 営業時間・料金(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
営業時間
年中無休で、時間は季節によって変わる。3月から10月は9時から18時(最終入館17時30分)、11月から2月は9時から17時(最終入館16時30分)。休館日が無いのは旅程を組むうえで大きく、九十九島の遊覧船が天候で欠航した日の受け皿にもなる。
九十九島湾大水槽
この水族館の中心にあるのが、九十九島湾を再現した大水槽である。屋根がなく、自然の光と風がそのまま水面に入る造りになっていて、晴れた日の午後には水中に光の筋が何本も落ちる。入っている魚も外の海にいるものが中心で、窓の外の景色と水槽のなかが地続きになっている。水族館の展示としては珍しく、「よその海の珍しい生き物」ではなく「ここの海」を見せることに徹している。
もうひとつの看板がクラゲの展示で、円形のドーム空間にいくつもの水槽が並ぶ。九十九島の海で採れたクラゲを中心に、種類ごとに水流や照明を変えて見せる。クラゲは飼育が難しく、同じ種でも成長段階によって扱いが変わるため、展示のラインナップは時期によって入れ替わる。イルカプールではバンドウイルカが飼育されていて、九十九島を背景にしたプールで公開トレーニングが行われる。
体験と周辺
館内では真珠の玉出し体験ができる。アコヤガイを自分で開けて、なかから真珠を取り出すというもので、九十九島が古くから真珠養殖の産地であることに由来する。取り出した真珠はアクセサリーに加工してもらえる。このほか、時期ごとに飼育員の解説を聞く体験プログラムが組まれている。
水族館のある九十九島パールシーリゾートからは、遊覧船が九十九島の島々のあいだを回っている。水槽で見た魚がいる海をそのまま船で行くことになるので、順番としては水族館が先のほうが面白い。すぐ近くには九十九島動植物園「森きらら」があり、二つの施設はシャトルカーで結ばれている。海と山を半日ずつで回る組み立てが素直にできる。
アクセスはJR佐世保駅からバスで10分ほど。車なら西九州自動車道の佐世保中央インターチェンジまたは佐世保みなとインターチェンジから近い。佐世保市街からの距離が短いので、午前に水族館、午後に遊覧船、夕方に市街地へ戻るという一日が組める。
九十九島という海
海きららが見せているのは、目の前にある九十九島の海そのものである。九十九島は佐世保港の外から北へ連なるリアス式海岸の島々で、その数は208。ほとんどが無人島で、島と島のあいだが狭く入り組んでいるため、船で入ると視界がつぎつぎに塞がれては開ける。日本の海域のなかでも島の密度がとくに高い場所として知られ、西海国立公園に指定されている。
水族館の展示がこの海に絞られているのは、単純に、ここの海が展示に足りるだけ豊かだからだ。入り組んだ地形が多様な環境を作り、外洋の魚と内湾の魚が同じ範囲に混ざる。大水槽に入っている魚の顔ぶれを覚えてから遊覧船に乗ると、水面の下に何がいるかが想像できるようになる。順番としては水族館が先のほうがいい。
クラゲとイルカ
クラゲの展示室は、円形の空間にいくつもの水槽を配した造りになっている。ミズクラゲのように誰もが知っているものから、地元の海で採れた小さな種類まで並び、水槽ごとに水流と照明が変えてある。クラゲは水流の作り方ひとつで姿勢が変わるため、同じ種でも見え方が違う。飼育の難しい生き物なので、展示のラインナップは季節ごとに入れ替わる。
イルカプールにはバンドウイルカがいて、九十九島を背景にした屋外のプールで公開トレーニングが行われる。ショーとして完成した演目を見せるというより、トレーナーとイルカのやりとりをそのまま見せる形に近い。時間が決まっているので、入館したらまず時刻を確認しておきたい。
真珠と佐世保
館内でできる真珠の玉出し体験は、九十九島がアコヤガイの養殖地であることに根ざしている。穏やかな内湾と適度な水温という条件がそろい、この海では古くから真珠が育てられてきた。自分で貝を開けて中から玉を取り出す体験は、子どもだけでなく大人にも人気がある。取り出した真珠はその場でアクセサリーに加工してもらえる。
水族館のある佐世保は、旧海軍の鎮守府が置かれた軍港の街である。今も自衛隊と米海軍の基地があり、港の風景に艦艇が入る。街の名物になっている佐世保バーガーも、米軍から伝わったレシピが土地に根づいたものだ。海きららから市街地までは近いので、夕食を街で取る前提で組んでも無理がない。
周辺の回り方
同じパールシーリゾートの敷地から遊覧船が出ていて、九十九島の島々のあいだを回ってくる。船から見るのと、陸から見下ろすのとでは印象が違うので、時間があれば展海峰か石岳展望台にも寄りたい。とくに夕方の石岳からの眺めは、島影が重なって濃淡になる時間帯にあたる。
すぐ近くには九十九島動植物園「森きらら」があり、二つの施設はシャトルカーで結ばれている。海の生き物と陸の生き物を半日ずつ、という一日が組める。さらに車で30分ほど走ればハウステンボスがあるので、佐世保に一泊して二日で回る行程も無理がない。海きららは年中無休なので、天候で船が欠航した日の行き先としても使える。
アクセスはJR佐世保駅からバスで10分ほど。車なら西九州自動車道の佐世保中央インターチェンジまたは佐世保みなとインターチェンジから近く、リゾート内に駐車場がある。屋内展示が中心なので、雨の日でも予定を変えずに済むのはありがたい。
近くの施設の料金
同じ長崎県の施設と並べると、九十九島水族館海きららの料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 長崎原爆資料館 | 目安 ¥200〜 |
| 出島(出島和蘭商館跡) | 予約サイト ¥520〜 |
| 大浦天主堂 | 予約サイト ¥1,000〜 |
| 稲佐山 | 予約サイト ¥1,230〜 |
| グラバー園 | 目安 ¥1,300〜 |
| 軍艦島(端島) | 公式で確認 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
長崎の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|
| 長崎原爆資料館 | ¥200〜 | 約1時間30分 | |
| グラバー園 | ¥1,300〜 | 約1時間15分 | |
| 軍艦島上陸ツアー(長崎) | ¥4,700〜 | 約3時間30分 | |
| ハウステンボス | ¥7,600〜 | 約6時間 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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