清澄庭園は東京都江東区にある都立の庭園である。岩崎彌太郎が明治に造った回遊式林泉庭園で、全国から集められた名石が池のまわりに配されている。入園料は都立庭園のなかでも安く、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料である。
清澄庭園の入園料
| 区分 | 個人 | 団体(20名以上) |
|---|---|---|
| 一般 | 150円 | 120円 |
| 65歳以上 | 70円 | 50円 |
| 小学生以下 | 無料 | 無料 |
| 都内在住・在学の中学生 | 無料 | 無料 |
日本国内で発行された身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、その付添者(原則1名)は無料である。障害者手帳アプリのミライロIDも使える。事前の申し出は不要で、入園券窓口で提示すればそのまま入れる。
出典: 清澄庭園 公式サイト(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
開園時間と休園日
開園は9時から17時、最終入園は16時30分。休園日は年末・年始の12月29日から翌年1月1日までである。それ以外は通年で開いている。なお都立庭園ではイベント開催時に開園時間が延長されることがあり、夜間のライトアップが行われる庭園もある。実施の有無は庭園ごとに違うので、公式サイトで確認してほしい。
名石を集めた庭
この庭のいちばんの特徴は石である。岩崎彌太郎は自社の汽船を使い、全国から名石を運ばせてこの庭に据えた。伊予青石、伊豆磯石、佐渡赤玉石、紀州青石。産地の名前が付いた石が池のまわりに並び、一つ一つに説明の札が立っている。庭を見に来て石を読むという体験は、ほかの庭園ではあまりない。
池のなかには飛び石を並べた磯渡りがある。水面すれすれの石を伝って歩く仕掛けで、足元に鯉や亀が寄ってくる。水際を歩かせることで景色を低い位置から見せる、という設計である。池に張り出した涼亭は、明治期に国賓を迎えるために建てられた数寄屋造の建物で、今も水面に映る姿が庭の中心の風景になっている。
深川という土地
清澄庭園のあたりは、江戸の頃から深川と呼ばれてきた一帯である。隅田川の東側に広がる下町で、芭蕉が庵を結んだのもこの近く。庭園から歩いて行ける距離に芭蕉記念館があり、深川江戸資料館では江戸の町並みが原寸で再現されている。富岡八幡宮と深川不動堂も近い。
近年はこの一帯にコーヒーの焙煎所や小さなギャラリーが増え、古い下町と新しい店が混ざった街になっている。庭園を見たあとに歩いて回るのに向いた密度である。アクセスは都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から徒歩3分ほど。駅を出てすぐという立地なので、雨の日でも寄りやすい。
岩崎彌太郎が造った庭
清澄庭園の土地には、江戸時代に豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷があったと伝えられている。明治になってこの一帯を買い取ったのが三菱の創業者、岩崎彌太郎である。社員の慰安と、賓客をもてなす場として庭を整えた。完成したのは明治十年代のことで、当初は深川親睦園と呼ばれた。
関東大震災のとき、この庭は避難所になった。多くの人が池のまわりに逃れて助かったことから、岩崎家は敷地の東半分を東京市に寄付する。それが公園として開かれ、現在の清澄庭園になった。庭園の隣にある清澄公園は、その後に整備された部分である。災害のときに開けた土地が人を守るという事実が、この庭の来歴に刻まれている。
石を読む庭
この庭でいちばん珍しいのは石である。岩崎彌太郎は自社の汽船を使い、全国各地から名石を運ばせた。伊予青石、伊豆磯石、佐渡赤玉石、紀州青石、讃岐御影石。産地の名前がついた石が池のまわりに据えられ、それぞれに説明の札が立っている。庭を見に来て石の産地を読み比べるという体験は、ほかの庭園ではあまりできない。
池のなかには磯渡りと呼ばれる飛び石の道がある。水面すれすれに置かれた石を伝って歩くと、足元に鯉や亀が寄ってくる。目線を低くすることで庭の見え方を変える仕掛けで、渡っているあいだは対岸の景色が水と同じ高さに見える。雨の日は石が滑るので気をつけたい。
池に張り出した涼亭は、明治期に国賓を迎えるために建てられた数寄屋造の建物である。水面に映る姿が、この庭のもっとも知られた風景になっている。現在は集会施設として貸し出されており、外から眺めるのが基本になる。庭の南側には大正記念館があり、こちらも貸出施設として使われている。
季節ごとの見え方
春は桜と藤、初夏はハナショウブとサツキ、秋は紅葉。池を中心にした構成なので、どの季節も水面に映る色が主役になる。冬は木の葉が落ちて石の形がよく見えるようになり、石を目当てに来るならむしろこの時期がいい。渡り鳥が池に入るのも冬である。
面積はそれほど広くないので、一周するだけなら30分ほど。ベンチが置かれているので、座って池を眺める時間を含めても1時間あれば足りる。入園料が安く駅からも近いため、通りかかったついでに寄るという使い方ができる庭でもある。
深川という街
清澄庭園があるのは、江戸の頃から深川と呼ばれてきた一帯である。隅田川の東に広がる下町で、松尾芭蕉が庵を結んだのもこの近く。歩いて行ける距離に芭蕉記念館があり、深川江戸資料館では江戸の町並みが原寸大で再現されている。富岡八幡宮と深川不動堂も同じ範囲にある。
近年はこの界隈にコーヒーの焙煎所やギャラリーが増え、古い下町と新しい店が混ざった街並みになっている。庭園を見たあとに歩いて回るのにちょうどいい密度である。アクセスは都営大江戸線と東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅から徒歩3分ほど。駅を出てすぐという立地なので、雨の日でも寄りやすい。
都立庭園という枠組み
清澄庭園は東京都が管理する文化財庭園のひとつである。都内には浜離宮恩賜庭園、小石川後楽園、六義園、旧古河庭園、旧芝離宮恩賜庭園などがあり、それぞれ入園料が別に定められている。清澄庭園はそのなかでも安い部類に入る。庭園ごとに成り立ちも作られた時代も違うので、いくつか回ると江戸から明治にかけての庭の変化が見えてくる。
文化財として保存されているため、定期的に保存修理の工事が入る。工事中は一部の区域に入れなくなることがあるので、涼亭や特定の場所を目当てに行くなら公式サイトの案内を先に見ておきたい。清澄庭園は東京都文化財保護条例によって、芸術上または観賞上の価値が高い庭園として指定されている。
歩くときのこと
園路は平坦で、車椅子やベビーカーでも回りやすい。ただし磯渡りの飛び石だけは別で、水面すれすれの石を伝うため足元が不安定になる。雨のあとは濡れて滑るので、無理をせず池の外周を歩けばいい。園内にベンチと東屋があり、休みながら回れる。
入園料が安いぶん、目的を持って行かなくてもいい庭でもある。清澄白河でコーヒーを飲んだついでに寄る、仕事の合間に30分だけ入る、という使い方が成立する。駅から徒歩3分という距離と、9時から17時という開園時間が、それを可能にしている。
近くの施設の料金
同じ東京の施設と並べると、清澄庭園の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 浜離宮恩賜庭園 | 目安 ¥300〜 |
| 井の頭自然文化園(東京・吉祥寺) | 目安 ¥400〜 |
| 新宿御苑 | 目安 ¥500〜 |
| 松本湯(中野) | 予約サイト ¥550〜 |
| 上野動物園 | 目安 ¥600〜 |
| RAKU SPA 1010 神田 | 目安 ¥600〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
東京の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | 最寄りから ▲ | |
|---|---|---|---|---|
| 明治神宮 | 無料 | — | — | |
| 羽田空港第3ターミナル 展望デッキ | 無料 | — | — | |
| 浜離宮恩賜庭園 | ¥300〜 | 約1時間15分 | 徒歩7分 | |
| 新宿御苑 | ¥500〜 | 約1時間45分 | 徒歩5分 | |
| 上野動物園 | ¥600〜 | 約4時間 | 徒歩5分 | |
| あらかわ遊園 | ¥800〜 | 約4時間 | — | |
| 東京国立博物館 | ¥1,000〜 | 約2時間15分 | 徒歩10分 | |
| 東京あそびマーレ | ¥1,200〜 | 約4時間 | 駅すぐ | |
| 浅草花やしき | ¥1,600〜 | 約1時間45分 | 徒歩5分 | |
| 東京ジョイポリス | ¥1,700〜 | — | — | |
| 東京サマーランド | ¥2,600〜 | 約6時間 | — | |
| すみだ水族館 | ¥2,700〜 | 約1時間45分 | 駅すぐ | |
| よみうりランド プールWAI | 変動 ¥3,400〜 | — | — | |
| スパ ラクーア(東京ドームシティ) | 変動 ¥3,500〜 | 約4時間 | 徒歩4分 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。最寄りからは、最寄り駅・停留所からの徒歩時間です(車の場合は車と表記)。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。