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偕楽園の入園料|大人320円・小人160円と団体料金の完全案内

偕楽園は茨城県水戸市にある庭園で、金沢の兼六園、岡山の後楽園と並んで日本三名園に数えられる。水戸藩の9代藩主・徳川斉昭が天保13年(1842年)に開いた。入園料は本園のぶんだけで、本園を除く区域は常時開放されている。

偕楽園の入園料

大人は義務教育諸学校の生徒を除く15歳以上、小人は義務教育諸学校の児童および生徒が対象。団体は20名以上から適用され、事前の申込書提出が必要になる。

区分大人小人
一般320円160円
団体(20名以上)240円130円

茨城県民については、梅まつり期間を除いて無料の扱いがある。園内の好文亭は入園料とは別に入館料が必要で、金額は公式サイトで確認してほしい。電子チケットも販売されている。

出典: 偕楽園 ご利用案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

開園時間

本園の開園時間は季節で二段階になる。

期間開園時間
2月中旬〜9月30日6:00〜19:00
10月1日〜2月中旬7:00〜18:00

朝6時から開いているのが偕楽園の特徴で、夏なら日の出直後の園内を歩ける。観光庭園でこの時間から入れる場所は多くない。本園を除く区域は常時開放されているが、イベント開催時は変更になることがある。好文亭の利用時間は2月中旬から9月30日が9時から17時で、入館の締切は閉館より前に設定されている。

出典: 偕楽園 ご利用案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

なぜ「偕楽園」なのか

名前は「衆と偕(とも)に楽しむ」という考えから来ている。大名の庭は本来、藩主とその客のための私的な空間だった。斉昭はそこを崩し、月のうち決まった日には領民にも開いた。藩校の弘道館で学び、偕楽園で息を抜く。斉昭はこの二つを一組の施設として構想している。今この庭が公園として誰にでも開かれているのは、造られたときの設計思想がそのまま残った結果である。

庭の構成も、その考え方を反映している。正門から入ると、まず孟宗竹林と大杉森という薄暗い一帯を通される。そこを抜けたところで視界が一気に開け、梅林と千波湖の眺めが広がる。暗いところを歩かせてから明るいところへ出す、という順路が意図的に組まれている。現在は東門から入る人が多いが、本来の順序で歩きたければ正門(表門)から入るといい。

梅と好文亭

偕楽園といえば梅である。およそ100品種、3,000本が植えられていて、2月中旬から3月下旬にかけて梅まつりが開かれる。品種が多いぶん開花の時期がずれるので、見ごろが1か月以上続くのが特徴だ。この期間だけは県民無料の扱いがなくなり、人出も一年でもっとも多くなる。

園内の好文亭は、斉昭が自ら設計した木造の建物である。各所に工夫が凝らされていて、料理を運ぶための昇降機のような仕掛けも残る。最上階の楽寿楼に上がると、千波湖と園内が一望できる。斉昭はここに文人や家臣、領内の人々を集めて詩歌の会や慰安の会を催した。建物は太平洋戦争で焼失し、のちに復元されたものである。

もうひとつ見ておきたいのが吐玉泉。偕楽園一帯は水が豊富で、ここの湧き水は眼病に効くとされてきた。斉昭は景観を考えて白い石の井筒を据えている。現在の井筒は4代目で、一日およそ100トンが湧き出している。真夏でも水が冷たく、周りの空気だけが涼しい。

周辺とアクセス

庭の南に広がるのが千波湖で、一周3キロほどの遊歩道が整備されている。偕楽園と合わせて歩けば、水戸の市街地を半日で回れる。園に隣接する常磐神社は、徳川光圀と斉昭を祀った神社である。藩校の弘道館は水戸駅の反対側にあり、こちらも斉昭が造った施設なので、二つをまとめて見ると水戸藩の考え方が立体的になる。

アクセスはJR常磐線の水戸駅北口からバスで15分ほど。梅まつりの期間には、偕楽園の目の前に臨時駅が開設される年がある。車の場合は周辺に駐車場があるが、梅まつり期間の週末は早い時間に埋まる。朝6時開園を生かして、人が来る前に入ってしまうのがこの庭のいちばん贅沢な使い方である。

徳川斉昭という人

偕楽園を造った徳川斉昭は、水戸藩の9代藩主である。藩の財政と軍備を立て直す改革を進め、同時に学問と教育に力を入れた。藩校の弘道館を開いたのもこの人で、水戸学と呼ばれる学問の潮流はここから幕末の政治思想へ広がっていく。最後の将軍となる徳川慶喜は斉昭の七男にあたる。

斉昭は弘道館と偕楽園を対にして構想した。一方は学び、一方は休む。「一張一弛(いっちょういっし)」という言葉でその関係を説明していて、弓の弦を張りっぱなしにすれば切れる、緩めっぱなしなら使えない、という考え方である。庭を遊興のためではなく、心身を整えるための施設として位置づけたところに、この庭の性格がある。

四季で変わる園内

梅が終わると桜が咲き、そのあとツツジ、初夏には孟宗竹の緑が濃くなる。秋は萩とハギのトンネル、そして紅葉。冬には二季咲きの桜が咲く年もある。梅の名所として知られているが、実際には一年を通して何かしらが咲くように植えられている。人が少ないのは梅の時期を外した平日で、そのころは千波湖まで下りても静かである。

梅まつりの期間には催しが集中する。夜間にぼんぼりを灯す夜梅祭が開かれる年もあり、昼とはまったく違う園内になる。この時期だけは県民無料の扱いがなくなり、駐車場も朝から埋まる。梅を目当てに行くなら、開園直後の時間帯に入るのがいちばん落ち着いて見られる。

千波湖と水戸のまち

偕楽園の南に広がる千波湖は、一周3キロほどの遊歩道で囲まれている。白鳥と黒鳥がいて、湖畔にはジョギングをする市民が絶えない。偕楽園の高いところからこの湖を見下ろす構図が、斉昭の設計した眺めである。園と湖を合わせて歩けば、半日はかかる。

水戸駅の反対側には弘道館がある。藩校としては国内最大級の規模を持っていた施設で、正庁や至善堂の建物が残る。徳川慶喜が大政奉還のあとに謹慎した部屋もここにある。偕楽園だけを見て帰る人が多いが、二つを同じ日に回ると、斉昭が何をしようとしていたのかが見えてくる。

水戸の食といえば納豆と、冬のあんこう鍋。駅周辺に店がある。アクセスはJR常磐線の水戸駅北口からバスで15分ほど、梅まつりの期間には偕楽園の目の前に臨時駅が開く年もある。上野から特急で1時間半ほどなので、東京から日帰りで十分に回れる距離である。

どれくらい時間を見るか

本園を一周するだけなら40分から1時間。好文亭に上がるならもう30分。千波湖まで下りて一周すると、合わせて3時間ほどかかる。梅の時期は写真を撮りながら歩く人が多いため、同じ距離でも倍近く時間が延びる。園内は起伏があり、表門から入ると竹林の坂を下ってから梅林へ上がる形になるので、歩きやすい靴のほうがいい。

好文亭は木造の建物で、階段が急である。最上階の楽寿楼まで上がると千波湖が正面に見えるが、上り下りに手すりを使う場面がある。靴を脱いで上がるため、脱ぎ履きのしやすい靴だと出入りが楽になる。畳の上に座って庭を眺められる部屋があり、そこが園内でもっとも落ち着ける場所である。

常磐神社と周辺

園の東側に隣接する常磐神社は、徳川光圀と徳川斉昭の二人を祀っている。境内には義烈館という資料館があり、水戸藩ゆかりの品が収められている。偕楽園の東門から出ればすぐなので、流れで立ち寄れる位置にある。参道には土産物の店が並び、梅を使った菓子が売られている。

近くの施設の料金

同じ茨城県の施設と並べると、偕楽園の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。

施設料金の目安
袋田の滝予約サイト ¥300〜
竜神大吊橋予約サイト ¥320〜
国営ひたち海浜公園予約サイト ¥450〜
牛久大仏目安 ¥900〜
袋田温泉 日帰り入浴予約サイト ¥1,000〜
大洗温泉 日帰り入浴目安 ¥1,000〜

金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。

茨城の観光施設を、入場料でくらべる

施設入場・拝観の目安 滞在の目安
偕楽園¥320〜約1時間15分
牛久大仏¥900〜約1時間45分
大洗温泉 日帰り入浴¥1,000〜約4時間
アクアワールド茨城県大洗水族館¥2,300〜約2時間30分

入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。

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