イタリアを初めて回るなら、ローマのフィウミチーノ空港かミラノのマルペンサ空港から入り、高速鉄道の幹線に沿って都市を一本の線に並べるのが基本です。ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマ・ナポリはトレニタリアのフレッチャロッサが同じ線で結び、イタロの公式ではローマ〜フィレンツェが「1 hour and 25 minutes」、ローマ〜ナポリが「55 minutes」です。日程を決めるのは列車より入場の決まりで、コロッセオは入場の時間枠の予約が必須、ミラノの「最後の晩餐」は全券種で予約が必須、ヴァチカン美術館が開くのは月曜から土曜と毎月最後の日曜です。ポンペイは十月十五日から冬の時間(最終入場「15.30」)、コロッセオも十月二十五日から閉場が「4.30 p.m.」に早まるので、秋冬は遺跡を午前、美術館を午後に回します。
出典: Trenitalia「Frecciarossa connections and services」 / Italo「Train from Rome to Florence」 / Italo「Train from Rome to Naples」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」 / 最後の晩餐美術館「Info」 / ヴァチカン美術館「Days & Hours of closure」 / ポンペイ考古学公園「Timetables and tickets」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
イタリアの回り方の全体像:北・中部・南の三つに分けて考える
イタリアの主な観光都市は、高速鉄道の線の上に南北に並んでいます。トレニタリアの公式は、フレッチャロッサの路線として「Venice – Padua – Bologna – Florence – Rome – Naples – Salerno」と「Venice – Padua – Vicenza – Verona – Brescia – Milan」を挙げ、最高速度は「300 km/h」です。もう一社のイタロも、ローマ・テルミニ駅を中心にフィレンツェ・ミラノ・ヴェネツィア・ナポリへ直通の列車を出しています。政府観光局 Italia.it は、トレニタリアとイタロの二社で一日三百を超える便があり、切符は二社の公式サイト、旅行会社、駅の窓口で買えると案内しています。
- 北(ミラノ・ヴェネツィア):ミラノは「最後の晩餐」とドゥオーモ、ヴェネツィアは水の上の街で、移動は水上バスと徒歩。ミラノとヴェネツィアの間もイタロが直通で結びます。
- 中部(フィレンツェ・ローマ):フィレンツェはウフィツィ美術館とアカデミア美術館、ローマはコロッセオとフォロ・ロマーノ、そしてヴァチカン美術館。政府観光局はローマを、イタリアの首都とローマ教皇のいるヴァチカンという「two capitals in one city」と紹介しています。
- 南(ナポリ・ポンペイ・アマルフィ海岸):ナポリから私鉄のチルクムヴェスヴィアーナでポンペイ遺跡へ。アマルフィ海岸はポジターノからヴィエトリ・スル・マーレまでの海沿いで、泊まって回る土地です。
時間を決めるのは三つです。一つ目は予約で、コロッセオの切符は入場の時間枠の予約が必須で、販売は訪問日の「30 days before」から。最後の晩餐の予約は三か月ごとに発売されます。二つ目は休館日で、ウフィツィ美術館とアカデミア美術館は月曜が休み、最後の晩餐は火曜から日曜の開館です。三つ目は季節の時間で、コロッセオ・ポンペイ・ドゥカーレ宮殿はどれも冬に閉場が早まります。この三つを先に押さえてから、列車を当てはめます。
出典: Trenitalia「Frecciarossa connections and services」 / イタリア政府観光局 Italia.it「How to travel around Italy」 / Italia.it「Rome」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」 / ウフィツィ美術館「The Uffizi」 / フィレンツェ市観光公式 Feel Florence「Galleria dell'Accademia」 / 最後の晩餐美術館「Info」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
半日コース:ローマに着いた日の古代ローマ(コロッセオとフォロ・ロマーノ)
飛行機でローマに着いた日や、ほかの都市へ移る前の半日は、コロッセオとフォロ・ロマーノ、パラティーノの丘に絞ります。三つは一枚の券「Colosseum, Roman Forum and Palatine」で入れます。この券はコロッセオに予約した時間に一回、フォロ・ロマーノとパラティーノの区域には予約時刻の「within 24 hours」に一回入れる仕組みなので、半日でも翌日の午前でも組めます。
- ローマ・テルミニ駅から地下鉄でコロッセオへ:コロッセオの案内では、地下鉄は「Line B stop Colosseo」と「Line C stop Colosseo-Fori Imperiali」です。空港から来るなら、先にレオナルド・エクスプレスでテルミニ駅まで出ます。
- コロッセオ(予約した時間に入場):入口はコンスタンティヌスの凱旋門の近くで、公式は予約時刻の「15 minutes prior」に着くよう勧めています。この券での場内の滞在は「75 MINUTES」と決まっています。一層目と、見晴らしのテラスがある二層目まで上がれます。
- 同じ券でフォロ・ロマーノとパラティーノへ:コロッセオを出たら、同じ券で古代の広場の跡とパラティーノの丘の区域に入ります。区域の開門はコロッセオより遅く、「The Roman Forum-Palatine area opens at 9.00 am」です。
- 閉場の時刻から逆算して出る:十月二十五日から二月二十八日までは最終入場が「3.30 p.m.」、閉場が「4.30 p.m.」です。冬の午後に着く日は、コロッセオの時間枠を早めに取り、フォロ・ロマーノを翌朝に回すと、閉場に追われません。
半日をヴァチカン美術館に使う手もあります。月曜から土曜は「08.00 a.m. – 08.00 p.m.」の開館で、最終入場は「06.00 p.m.」。地下鉄なら「Line A direction Battistini, Ottaviano or Cipro stations」で行けます。
出典: コロッセオ考古学公園「Colosseum, Roman Forum and Palatine」 / コロッセオ考古学公園「How to get here」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」 / ヴァチカン美術館「Days & Hours of closure」 / ヴァチカン美術館「Getting Here」 / Trenitalia「Leonardo express」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一日コース:ローマを一日で回る順番と、フィレンツェへの日帰り
ローマで丸一日あるなら、開館の早いヴァチカン美術館を朝に入れ、午後に古代ローマへ移る順番が組みやすくなります。政府観光局も、ローマは「in just two days」でも回れると書いており、一日なら二つの地区に絞ります。
- 朝:ヴァチカン美術館:開館は「08.00 a.m.」。公式サイトで「Skip the Line」の予約をすると、入場料に予約料が足されます。システィーナ礼拝堂も同じ券で見学でき、券は買った日の一日だけ有効です。
- 昼:地下鉄で古代ローマの地区へ:ヴァチカンの最寄りのオッタヴィアーノ駅かチプロ駅から地下鉄のA線に乗り、B線に乗り継いでコロッセオ駅へ向かいます。乗り換えの駅と時間は当日の路線図で確かめます。
- 午後:コロッセオとフォロ・ロマーノ:午前に美術館を回った日は、コロッセオの時間枠を午後の早い時間に取ります。十月二十五日からは最終入場が「3.30 p.m.」です。
- 夕方:食事の時間に合わせて動く:政府観光局の案内では、夕食は「7.30 p.m. until 11 p.m」、その前の「aperitivo」(食前の一杯)は「6 p.m. until dinnertime」が目安です。
ローマから日帰りでフィレンツェへ行くなら、イタロでローマ・テルミニからフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Firenze SMN)まで「1 hour and 25 minutes」です。ウフィツィ美術館は「From Tuesday to Sunday, 8.15 am to 6.30pm」、アカデミア美術館(ミケランジェロのダヴィデ像)は月曜休みで火曜から日曜の開館なので、日帰りは火曜から日曜にします。フィレンツェの回り方の細かい順番はフィレンツェ観光モデルコースにまとめています。
出典: ヴァチカン美術館「Days & Hours of closure」 / ヴァチカン美術館「Prices and Tickets」 / ヴァチカン美術館「Getting Here」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」 / イタリア政府観光局 Italia.it「Time zones and public holidays in Italy」 / Italia.it「Rome」 / Italo「Train from Rome to Florence」 / ウフィツィ美術館「The Uffizi」 / フィレンツェ市観光公式 Feel Florence「Galleria dell'Accademia」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
二日以上の組み合わせ:五日間・一週間・十日間
泊まりを入れるなら、都市を南北の線の順に並べ、同じ道を戻らない組み方にします。帰りの便をミラノ発やヴェネツィア発にできるかどうかは、航空会社の公式で確かめてから組みます。
- 五日間(ローマとフィレンツェ):一日目はローマに着いて古代ローマ、二日目はヴァチカンと中心部、三日目の朝にイタロでフィレンツェへ移ってウフィツィ美術館、四日目にアカデミア美術館とドゥオーモ、五日目にローマへ戻って帰国。ローマ〜フィレンツェはイタロの公式で「1 hour and 25 minutes」です。
- 一週間(ローマ→フィレンツェ→ヴェネツィア→ミラノ):ローマ二日、フィレンツェ二日のあと、イタロでフィレンツェからヴェネツィアへ「2 hours」。ヴェネツィアで一泊してから、ミラノへイタロで「2 hours and 15 minutes」。ミラノで最後の晩餐を見て、マルペンサ空港から帰ります。入りをローマ、出をミラノにすると、来た道を戻りません。
- 十日間(一週間に南を足す):ローマからナポリへイタロで「55 minutes」。ナポリに二泊して、一日をポンペイ遺跡、一日をアマルフィ海岸に使います。そのあとローマに戻るか、ローマからヴェネツィアへイタロで「3 hours and 34 minutes」の直通で北へ上がります。
どの組み方でも、最後の晩餐の予約が取れた日に合わせてミラノの日を決め、コロッセオの時間枠をローマの初日か二日目に取ってから、残りの日を埋めます。ローマからミラノへ直接移るなら、イタロの公式は「2 hours and 52 minutes」、政府観光局は「just over three hours」と書いています。
出典: Italo「Train from Rome to Florence」 / Italo「Train from Florence to Venice」 / Italo「Train from Milan to Venice」 / Italo「Train from Rome to Naples」 / Italo「Train from Rome to Venice」 / Italo「Train from Rome to Milan」 / イタリア政府観光局 Italia.it「How to travel around Italy」 / 最後の晩餐美術館「Info」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
都市ごとの起点と回り方
都市ごとの起点は、どこも高速鉄道の駅です。駅からどの乗り物で中心部へ入り、どの施設に時間を合わせるかを都市ごとにまとめます。
ローマ:テルミニ駅を起点に、地下鉄で二つの地区へ
起点はローマ・テルミニ駅。空港からのレオナルド・エクスプレスも、フィレンツェやナポリへの高速列車もここに着きます。見どころは古代ローマの地区(コロッセオ・フォロ・ロマーノ・パラティーノ)とヴァチカンに分かれ、地下鉄のB線とA線でそれぞれ近くまで行けます。コロッセオとフォロ・ロマーノの共通券は「€18.00」、ヴァチカン美術館は窓口で「€ 20.00 (without online booking)」です。毎月第一日曜はコロッセオの考古学公園が無料になります。
出典: Trenitalia「Leonardo express」 / コロッセオ考古学公園「How to get here」 / ヴァチカン美術館「Getting Here」 / コロッセオ考古学公園「Colosseum, Roman Forum and Palatine」 / ヴァチカン美術館「Prices and Tickets」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
フィレンツェ:サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から歩いて回る
フィレンツェの起点は、高速列車が着くサンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Firenze SMN)です。見学の軸はウフィツィ美術館とアカデミア美術館の二つで、どちらも月曜が休みです。ウフィツィ美術館の券は当日買うと「25€」、事前に買うと「29€」で、切符売り場は「5.30pm」に閉まります。アカデミア美術館は「Tuesday — Sunday」が「8:15 - 18:50」、最終入場と切符売り場の締めは「18:20」です。ドゥオーモのクーポラの予約や、駅から見どころまでの歩く順番はフィレンツェ観光モデルコースで詳しく書いています。
出典: ウフィツィ美術館「The Uffizi」 / フィレンツェ市観光公式 Feel Florence「Galleria dell'Accademia」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ヴェネツィア:サンタ・ルチア駅から水上バスでサン・マルコへ
ヴェネツィアは本土側のメストレ駅と、島の側のサンタ・ルチア駅があり、イタロの列車は「Venezia S.Lucia」と「Venezia Mestre」の両方に止まります。観光の起点は島の側のサンタ・ルチア駅。ドゥカーレ宮殿の案内では、駅からは水上バス「Line 1」で「Vallaresso or San Zaccaria stop」、または「Line 2」で「Giardinetti stop」です。ドゥカーレ宮殿は夏季が「09:00 - 19:00」(最終入場「18:00」)、冬季が「09:00 - 18:00」(最終入場「17:00」)で、十一月から冬の時間に変わります。サン・マルコ寺院の時間枠、ムラーノ島・ブラーノ島への船の乗り方はヴェネツィア観光モデルコースにまとめています。
出典: Italo「Train from Rome to Venice」 / ドゥカーレ宮殿「Visitor information」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ミラノ:最後の晩餐の予約に一日を合わせる
ミラノの起点はミラノ中央駅(Milano Centrale)。政府観光局はミラノを、ファッションとデザインの都であると同時に、美術館とイタリアでも指折りの大きな教会のある街として紹介しています。最後の晩餐はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の旧食堂にあり、開館は「Tuesday to Sunday」の「8.15 am to 7.00 pm」、最終入場は「6.45 pm」。見学は「15 minutes」で、一度に入れるのは「40 people」までです。予約の時刻の「30 minutes before」までに窓口で券を受け取らないと入れません。行き方は地下鉄の「line 1 (red), stops: Cadorna or Conciliazione」か、「Tram 16」の「S. Maria delle Grazie」です。ドゥオーモはその日の時間の変更を公式の告知欄に出すので、当日の朝に確かめます。
出典: Italia.it「Milan」 / 最後の晩餐美術館「Info」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ナポリとポンペイ:私鉄で遺跡へ、冬は午前に入る
ナポリの起点はナポリ中央駅(Napoli Centrale)。政府観光局はナポリを、ヴェスヴィオ山の下の海辺と、にぎやかな歴史地区の街として紹介し、九月十九日の聖ジェンナーロの祭りを街の大きな日に挙げています。ポンペイ遺跡へは、遺跡の公式によると「Circumvesuviana Napoli-Sorrento (stop Pompei Villa dei Misteri)」が入口のポルタ・マリーナに近く、国鉄なら「Train FS Napoli-Salerno (stop Pompei)」です。遺跡は十月十五日から三月十五日が開場「9.00」、最終入場「15.30」、閉場「17.00」、三月十六日から十月十四日は最終入場「17.30」、閉場「19.00」です。券は記名式で、一日の入場に「20,000」の上限があります。
出典: Italia.it「Naples」 / ポンペイ考古学公園「How to get there」 / ポンペイ考古学公園「Timetables and tickets」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
アマルフィ海岸:泊まる意味がある海沿いの町々
政府観光局は、サレルノ湾に面した「from Positano to Vietri sul Mare」の海岸を、崖とブドウ・オリーブ・柑橘の段々畑の景色で世界遺産に登録された土地として紹介しています。回る順は、色とりどりの家が並ぶポジターノから、かつての海洋共和国アマルフィへ。アマルフィでは大聖堂を見て、フローレのフィヨルド(Fiordo di Furore)の底の小さな浜に寄ります。アマルフィから「700 metres」のアトラーニはイタリアでいちばん小さな町、ラヴェッロではヴィラ・チンブローネの庭と「Terrace of Infinity」の眺めが見どころです。歩く人には、アジェーロラとポジターノを結ぶ「Path of the Gods」(神々の道)があります。海沿いの町を一日に詰め込まず、泊まって日を分けると、町ごとの見どころを順に回れます。
出典: Italia.it「Amalfi Coast」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ベストシーズンと天気:政府観光局の季節の案内
政府観光局 Italia.it は、季節ごとに旅の組み方を分けて案内しています。ここでは観光局の文のとおりに、季節ごとの向き不向きをまとめます。
- 春:観光局は「A trip in spring is the best choice to enjoy the favourable climate」と書き、過ごしやすい気候と、村々に花が咲く時期として勧めています。街を歩いて回る旅に向く季節です。
- 夏:「the hottest and brightest season」とされ、観光局は「Sunny beaches or quiet mountains」と、海辺と山を夏の行き先に挙げています。夏の例にはナポリ湾のイスキア島やトスカーナのエルバ島が載っています。日差しの強い季節なので、屋根の無い遺跡は朝のうちに入ります。
- 秋:観光局は九月から十二月を、ブドウ畑を訪ね、土地の食べ物を味わう季節として紹介しています。十月の半ばから十一月にかけて、ポンペイ・コロッセオ・ドゥカーレ宮殿が順に冬の時間に変わるので、一日に入れる施設の数を減らして組みます。
- 冬:アルプスでのスキーと、街のクリスマスの季節です。観光局はローマのサン・ピエトロ広場の大きなクリスマスツリーを冬の見どころに挙げています。十二月二十五日と一月一日はウフィツィ美術館やコロッセオが休みになるので、年末年始の旅程は休館日から先に確かめます。
出典: Italia.it「Spring」 / Italia.it「Summer」 / Italia.it「Autumn」 / Italia.it「Winter」 / ウフィツィ美術館「The Uffizi」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
日本からの行き方と空港から市内
政府観光局は、国外からの主な入口を「the Rome–Fiumicino International Airport “Leonardo da Vinci”」と「Milan Malpensa Airport」としています。日本からの便の発着空港、直行便か乗り継ぎかは、航空会社の公式の時刻表で確かめます。南から回るならローマ、北から回るならミラノに入ると、入国した街から列車で順に進めます。
出典: イタリア政府観光局 Italia.it「How to travel to Italy」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
入国の決まり(日本国籍の場合)
外務省の海外安全ホームページによると、日本とイタリアの間には査証免除の取り決めがあり、観光などで「3か月以内の滞在については、査証の取得が不要」です。シェンゲン協定の短期滞在は「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」決まりで、パスポートは「出国予定日から3か月以上残っており、かつ、10年以内に発行された」ものが必要です。また、EU の出入域システム(EES)が「2025年10月12日より」段階的に始まり、空港などで顔写真と指紋が登録されます。電子渡航認証の ETIAS は「2026年第4四半期から導入予定」と書かれているので、出発前に外務省と EU の公式で今の状況を確かめます。
出典: 外務省 海外安全ホームページ「イタリア 安全対策基礎データ」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ローマのフィウミチーノ空港から市内へ
空港の中に駅があり、ノンストップのレオナルド・エクスプレスがローマ・テルミニ駅まで「just 32 minutes」で結びます。発車は「every 15 minutes」、運賃は「just €14」。改札で非接触のクレジットカードやスマートフォンをかざして乗れます。ローマ市内の共通乗車券(Metrebus)は、この列車では使えません。タクシーに乗るときは、政府観光局が注意しているとおり、到着口で声をかけてくる人ではなく、決められた乗り場の車を使います。
出典: Trenitalia「Leonardo express」 / イタリア政府観光局 Italia.it「How to travel around Italy」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ミラノのマルペンサ空港から市内へ
マルペンサ・エクスプレスが、ミラノ中央駅(Milano Centrale)とミラノ・カドルナ駅(Milano Cadorna)の二つの方面へ走ります。運賃はミラノ市内のどの駅との間でも大人「€15」で、往復券は「30-day return ticket only online」です。カドルナ駅は最後の晩餐の最寄りの地下鉄駅の一つでもあるので、空港から着いた日に見学を入れることもできます。ヴェネツィアとフィレンツェの空港からの行き方は、それぞれヴェネツィア観光モデルコースとフィレンツェ観光モデルコースに書いています。
出典: Malpensa Express「Prices」 / Malpensa Express(Trenord) / 最後の晩餐美術館「Info」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
現地の移動:トレニタリアとイタロ、地下鉄・バス・水上バス
都市の間は、トレニタリアのフレッチャロッサとイタロの高速列車が主役です。二社は同じ区間を走るので、時刻と値段を見比べて選べます。イタロの公式に載っている主な区間の所要は次のとおりです(列車によって変わります)。
| 区間 | イタロの公式の所要 | 主な発着駅 |
|---|---|---|
| ローマ〜フィレンツェ | 1 hour and 25 minutes | Roma Termini / Firenze SMN |
| ローマ〜ナポリ | 55 minutes | Roma Termini / Napoli Centrale |
| ローマ〜ミラノ | 2 hours and 52 minutes | Roma Termini / Milano Centrale |
| ローマ〜ヴェネツィア | 3 hours and 34 minutes | Roma Termini / Venezia S.Lucia |
| フィレンツェ〜ヴェネツィア | 2 hours | Firenze SMN / Venezia S.Lucia |
| ミラノ〜ヴェネツィア | 2 hours and 15 minutes | Milano Centrale / Venezia S.Lucia |
乗る前に、駅の機械で切符に刻印が要るかどうかを確かめるよう政府観光局は勧めています。高速列車のほかに地方列車や都市間列車も走り、小さな町まで鉄道で行けると政府観光局は書いています。
市内では、ミラノ・ローマ・ナポリなどに地下鉄があります。バスと路面電車の切符は、乗る前に公認の売り場(たばこ屋・新聞売り場・バール)で買い、乗ったら刻印します。平日は本数が多く、週末は本数が減る代わりに夜の運行が延びると政府観光局は書いています。ヴェネツィアの中は水上バス(ヴァポレット)と徒歩で動きます。
出典: Italo「Train from Rome to Florence」 / Italo「Train from Rome to Naples」 / Italo「Train from Rome to Milan」 / Italo「Train from Rome to Venice」 / Italo「Train from Florence to Venice」 / Italo「Train from Milan to Venice」 / イタリア政府観光局 Italia.it「How to travel around Italy」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
入場の時間と料金の表(コースに入る施設)
コースに入れた施設の開館時間・休み・大人の料金を、公式の書き方のまま並べます。季節で変わる施設は、今の時期の値を書いています。
| 施設(都市) | 開いている時間 | 休み・無料の日 | 大人の料金 |
|---|---|---|---|
| コロッセオ・フォロ・ロマーノ・パラティーノ(ローマ) | 十月二十五日から二月二十八日は最終入場 3.30 p.m.、閉場 4.30 p.m. | 休み: 十二月二十五日・一月一日。無料: 毎月第一日曜 | €18.00(時間枠の予約が必須) |
| ヴァチカン美術館(ローマ) | 月〜土 08.00 a.m. – 08.00 p.m.(final entry 06.00 p.m.) | 無料: 毎月最後の日曜(09.00 a.m. – 02.00 p.m.) | € 20.00 (without online booking)/予約は € 20.00 + 5.00 |
| ウフィツィ美術館(フィレンツェ) | From Tuesday to Sunday, 8.15 am to 6.30pm | 休館日: 月曜、一月一日、十二月二十五日 | 当日 25€/事前 29€ |
| アカデミア美術館(フィレンツェ) | Tuesday — Sunday 8:15 - 18:50 | 休館日: 月曜。無料: 毎月第一日曜 | € 20.00(十二月十五日から五月二日は € 23.00) |
| ドゥカーレ宮殿(ヴェネツィア) | 冬季 09:00 - 18:00(最終入場 17:00) | 臨時の変更は公式の告知欄 | サン・マルコ広場の美術館の共通券 35,00 €(三十日前までのオンラインは 30,00 €) |
| 最後の晩餐美術館(ミラノ) | Tuesday to Sunday 8.15 am to 7.00 pm(最終入場 6.45 pm) | 休館日: 月曜。予約は全券種で必須 | € 15,00 |
| ポンペイ遺跡(ナポリ近郊) | 十月十五日から三月十五日は 9.00 開場、最終入場 15.30、閉場 17.00 | 券は記名式、一日の上限あり | Pompeii express € 20.00/郊外の邸宅つき € 25.00 |
出典: コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」 / コロッセオ考古学公園「Colosseum, Roman Forum and Palatine」 / ヴァチカン美術館「Days & Hours of closure」 / ヴァチカン美術館「Prices and Tickets」 / ウフィツィ美術館「The Uffizi」 / フィレンツェ市観光公式 Feel Florence「Galleria dell'Accademia」 / ドゥカーレ宮殿「Visitor information」 / 最後の晩餐美術館「Info」 / ポンペイ考古学公園「Timetables and tickets」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
曜日・季節・祝日で変わること
- 月曜:ウフィツィ美術館、アカデミア美術館、最後の晩餐美術館が休みです。月曜はローマ(ヴァチカン美術館は月曜も開館)に当て、フィレンツェとミラノは火曜以降に置きます。
- 日曜:ヴァチカン美術館は毎月最後の日曜だけ開いて無料ですが、時間は「09.00 a.m. – 02.00 p.m.」と短く、最終入場は「final entry 12.30 p.m.」です。ほかの日曜は閉まります。コロッセオの考古学公園とアカデミア美術館は毎月第一日曜が無料です。
- 冬の時間:コロッセオは十月二十五日から、ポンペイは十月十五日から冬の時間で、ドゥカーレ宮殿は十一月一日から冬季(最終入場「17:00」)です。
- 祝日と守護聖人の日:全国の祝日には「15th August - Assumption of the Virgin Mary (Ferragosto)」や「8th December」などがあり、街ごとの守護聖人の日には店や役所が閉まることがあります。政府観光局の一覧では、ローマが「29th June」、フィレンツェが「24th June」、ヴェネツィアが「25th April」、ナポリが「19th September」、ミラノが「7th December」です。
- 昼休み:店は月曜から土曜の営業が基本で、昼に「approximately from 1 p.m. to 3 p.m.」閉める店もあります。レストランの昼食は「usually served from 12.30 p.m. to 2.30 p.m.」です。
- スリと置き引き:外務省は、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ナポリなどの観光地、駅の周り、公共交通の中で、日本人旅行者の置き引き・ひったくり・スリの被害が多いと注意しています。地下鉄の車内やエレベーターの中でも被害が報告されています。
出典: ウフィツィ美術館「The Uffizi」 / フィレンツェ市観光公式 Feel Florence「Galleria dell'Accademia」 / 最後の晩餐美術館「Info」 / ヴァチカン美術館「Days & Hours of closure」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」 / ポンペイ考古学公園「Timetables and tickets」 / ドゥカーレ宮殿「Visitor information」 / イタリア政府観光局 Italia.it「Time zones and public holidays in Italy」 / 外務省 海外安全ホームページ「イタリア 安全対策基礎データ」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
よくある質問
初めてのイタリアは何日あれば足りますか?
ローマとフィレンツェなら五日間、ヴェネツィアとミラノまで足すなら一週間が目安です。政府観光局はローマもミラノもナポリも「two days」で回る案内を出しており、一都市二日を基本に、列車の移動を朝に置くと組みやすくなります。
トレニタリアとイタロのどちらに乗ればいいですか?
どちらも同じ主要都市を結ぶ高速列車で、政府観光局は二社の公式サイト・旅行会社・駅の窓口で切符が買えると案内しています。ヴェネツィアではイタロがサンタ・ルチア駅とメストレ駅の両方に止まるので、島に泊まるならサンタ・ルチア駅着の列車を選びます。
コロッセオとヴァチカン美術館は同じ日に回れますか?
回れます。ヴァチカン美術館が「08.00 a.m.」に開くので朝に入れ、コロッセオの時間枠を午後に取ります。ただし十月二十五日からはコロッセオの最終入場が「3.30 p.m.」なので、冬は美術館を早めに切り上げます。日曜はヴァチカン美術館が毎月最後の日曜しか開かないので、この組み方は月曜から土曜にします。
出典: ヴァチカン美術館「Days & Hours of closure」 / コロッセオ考古学公園「Opening Times and Tickets」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ポンペイはナポリから日帰りできますか?
できます。ナポリからチルクムヴェスヴィアーナのナポリ〜ソレント線で「Pompei Villa dei Misteri」駅へ行き、遺跡に入ります。十月十五日から三月十五日は最終入場が「15.30」なので、冬は午前のうちに着くようにします。券は「Pompeii express」なら古代都市だけ、郊外の邸宅も見るなら「Pompei +」の券を選びます。
出典: ポンペイ考古学公園「How to get there」 / ポンペイ考古学公園「Timetables and tickets」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
最後の晩餐の予約が取れなかったら?
最後の晩餐は全券種で予約が必須で、予約は三か月ごとに発売されます。取れなかった場合は、ミラノはドゥオーモを中心に短く回り、残りの日をヴェネツィアやフィレンツェに回します。毎月第一日曜の無料の回は、前の週の水曜の正午からオンラインだけで出ます。
ローマの空港から市内へいちばんわかりやすい行き方は?
空港の駅からテルミニ駅までノンストップで走るレオナルド・エクスプレスです。トレニタリアはテルミニ駅を、市内の公共交通の乗り換えの要で、フィレンツェ・ボローニャ・ミラノ・ヴェネツィア方面とナポリ・サレルノ方面の列車が出る駅と案内しているので、旅の最初と最後の拠点にできます。
出典: Trenitalia「Leonardo express」(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ローマの現地ツアーを、料金でくらべる PR・Viator提供
Viator掲載の人気ツアーを料金順に並べています。価格は取得時点(2026-11-03)の目安で変動します。
| ツアー | 所要 | 評価 | 料金目安 |
|---|---|---|---|
| ローマ: コロッセオ写真撮影、プライベート&カスタム体験 | 40分 | ★5.0(242件) | ¥8,130〜 |
| ローマで高級イタリアワインのピザとジェラート作り体験 | 3時間 | ★5.0(261件) | ¥17,886〜 |
| ローマパスタ&ラヴィオリ&ティラミス料理教室(プレミアムワイン付き) | 3時間 | ★5.0(239件) | ¥17,886〜 |
| ローマで高級イタリアワインでパスタとティラミス作り教室 | 3時間 | ★5.0(210件) | ¥17,886〜 |
| マスターシェフによるパスタとティラミスの半個室料理教室 | 3時間 | ★5.0(173件) | ¥25,113〜 |
| プライベートツアー:車で古代ローマ | 7時間 | ★5.0(174件) | ¥69,936〜 |
| チヴィタヴェッキアからローマ市内:ローマの見どころを巡るプライベートツアー | 8時間 | ★5.0(194件) | ¥131,887〜 |
| ポンザ、ザノン1954号に乗ってのボートトリップ | — | ★5.0(214件) | ¥234,868〜 |
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※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。