秋田県を車なしで回るなら、秋田新幹線「こまち」の終着駅・秋田駅を起点に、駅から歩ける秋田市の中心部、JR男鹿線と予約制の乗り合いタクシーで巡る男鹿半島、こまちの停車駅から歩きと路線バスで回る角館・田沢湖・乳頭温泉郷、花火とかまくらの大曲・横手、という四つの方面に分けて一日ずつ組むのが基本です。時間を決めるのは乗り物の予約と季節の切り替えで、男鹿の「なまはげシャトル」は前日21時(電話は17時)までの完全予約制です。11月からは男鹿水族館GAOの営業が9:00~16:00(最終入館15:00)に短くなり、なまはげシャトルの下期(11-3月)の時刻表には入道崎の欄がありません。田沢湖遊覧船の運航期間は4月11日〜11月15日で、冬は湖を船で回れません。
出典: なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー / 2026年度の営業時間について|男鹿水族館GAO / 遊覧船|田沢湖レストハウス / 秋田駅|アキタファン(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
秋田県の回り方の全体像:四つの方面と起点の駅
県の公式観光サイト「アキタファン」のエリアガイドは、県内を十和田・八幡平、大館・阿仁・森吉、白神・能代・男鹿、秋田、由利本荘・鳥海、大曲・角館・田沢湖、横手・増田、湯沢・栗駒の八つに分けています。初めての秋田旅で名前が挙がる千秋公園・男鹿のなまはげ・角館・田沢湖・乳頭温泉郷・大曲の花火・横手のかまくらは、このうち秋田、白神・能代・男鹿、大曲・角館・田沢湖、横手・増田の四つのエリアに収まります。この記事はこの四つを、起点の駅ごとに回り方をまとめます。
- 秋田駅(秋田エリア):秋田新幹線のほか奥羽本線・羽越本線・男鹿線が乗り入れ、県内の観光地へ向かうバスや秋田空港へのリムジンバスも発着します。千秋公園・秋田県立美術館・秋田市民市場は駅から歩いて回れます。
- 男鹿駅(白神・能代・男鹿エリア):JR男鹿線の終着駅で、男鹿半島の陸の玄関口です。なまはげ館・男鹿水族館GAO・入道崎は駅から離れているため、駅前から乗り合いタクシーか路線バスに乗り継ぎます。
- 角館駅・田沢湖駅(大曲・角館・田沢湖エリア):どちらも秋田新幹線の停車駅です。角館は駅から武家屋敷通りへ歩き、田沢湖畔と乳頭温泉郷へは田沢湖駅前から路線バス「乳頭線」に乗ります。
- 大曲駅・横手駅(県南):大曲は秋田新幹線の停車駅で、花火の街です。横手は小正月の「かまくら」で知られ、秋田空港とは予約制の乗り合い送迎車「よこてWARP」で結ばれています。
エリアガイドの説明では、男鹿のある白神・能代・男鹿エリアは県の沿岸部の北部、大曲・角館・田沢湖エリアは内陸部、横手・増田エリアは内陸南部です。海側の男鹿と内陸の角館・田沢湖は乗る路線そのものが違うため、公式のモデルコースも男鹿は男鹿だけ、角館・田沢湖・乳頭温泉郷はそれだけで一日の計画にしています。一日に二方面を詰め込むより、方面ごとに一日を使い、泊まる場所で次の日の方面を決めると無理がありません。
行き方:東京・仙台・盛岡・空港から
県の公式観光サイトのアクセス案内と、乳頭温泉組合・田沢湖・角館観光協会のアクセス案内に載っている所要時間です。乗り継ぎの合計は書いていないので、当日の時刻表で確かめてください。
- 東京から鉄道:東京駅から秋田駅まで秋田新幹線「こまち」(仙台・盛岡経由)で最速3時間37分。乳頭温泉組合の案内では、東京駅から田沢湖駅まで2時間55分です。
- 東京から飛行機:羽田空港から秋田空港まで約1時間5分。県北の大館能代空港行きは約1時間10分です。
- 東京から夜行バス:フローラ号(新宿発→秋田行)が約8時間30分。レイク&ポート号(藤沢・横浜・浜松町発→横手・大曲経由 田沢湖行)は約11時間50分で、県南と田沢湖に直接入れます。
- 仙台から:仙台駅から秋田駅までこまち(盛岡経由)で約2時間30分。高速バスは仙秋号(仙台発→秋田行)が約3時間50分、グリーンライナー号(仙台発→大曲行/横手経由)が約3時間35分です。
- 盛岡から:盛岡駅から秋田駅までこまちで約1時間30分。乳頭温泉組合の案内では、盛岡駅から田沢湖駅まで40分です。
- 新潟・青森から:新潟駅から秋田駅まで特急いなほで約3時間40分、青森駅から秋田駅まで特急つがるで約2時間35分です。
秋田空港からは行き先で乗り物が変わります。秋田市内へはリムジンバスで、秋田駅の乗り場は「西口1番線」、座席の予約なしで乗れます(定員制のため満席なら乗れないことがあります)。角館・田沢湖・乳頭温泉郷へは予約制の乗り合いタクシー「エアポートライナー」があり、田沢湖・角館観光協会の案内では秋田空港から角館地区まで約1時間、田沢湖地区まで約1時間30分、乳頭温泉組合の案内では乳頭温泉まで2時間10分です。横手へは「よこてWARP」が秋田空港発 10時05分 → 横手駅西口着 11時15分の便を毎日走らせています(空路の利用者が対象)。
出典: アクセス|アキタファン(秋田県公式観光サイト) / アクセス|乳頭温泉郷(乳頭温泉組合) / アクセス|田沢湖・角館観光協会 / 秋田空港リムジンバス時刻表|秋田中央交通 / 秋田空港-横手ウェルカムシャトル よこてWARP|横手市(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
秋田市の半日コース(車なし):秋田駅から歩いて回る
秋田駅西口から千秋公園までは歩いて行ける距離で、美術館・秋田犬ステーション・民俗芸能伝承館・市場も、どれも駅から歩ける範囲にあります。下の順は、公園から駅へ戻る向きに歩き、最後に駅のすぐ近くの市場でお土産を買う組み立てです。分数は各施設の公式案内にある「秋田駅から」の時間です。
- 秋田駅西口 → 千秋公園(久保田城跡):秋田駅より徒歩15分(二の丸跡まで)。江戸時代に秋田藩を治めた佐竹氏の居城・久保田城の跡で、春は700本もの桜が咲きます。園内の佐竹史料館(JR秋田駅西口より徒歩約15分)で佐竹氏の資料を見て、史料に記された2階造りを基本に復原された久保田城御隅櫓の展望台へ上がります。御隅櫓は12月1日から翌年の3月31日まで休館です。
- 千秋公園 → 秋田県立美術館(徒歩):JR秋田駅より徒歩10分。藤田嗣治が秋田での見聞を重ねて描いた大壁画「秋田の行事」と、安藤忠雄設計の建物が見どころです。メンテナンスや展示替えで大壁画が見られない日があるため、美術館に問い合わせてから行くと確実です。
- 秋田犬ステーション(エリアなかいち1階):秋田駅から徒歩10分。秋田犬に会えるのは毎週土日です。犬へのストレスを考えて触れることはできませんが、写真撮影はできます。入館無料。
- 秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館):JR秋田駅(西口)から徒歩約15分。竿燈まつりで使う実物大の竿燈を手に持つ体験ができ、土崎神明社祭の曳山行事など市内の民俗行事の資料も展示しています。
- 秋田市民市場 → 秋田駅:JR秋田駅より徒歩3分。魚介・精肉・青果、筋子・たらこ、秋田のお土産が揃う「秋田の台所」です。利用時間は 5:00~18:00 (店舗により異なる)で、日曜は休みです。
秋田犬に会いたいなら土曜か日曜に、市場で買い物をしたいなら日曜を外すのが、この街歩きの曜日の決め方です。公式モデルコース「秋田市の街なかで文化と伝統に触れる、ちょっと大人な秋田旅」も週末の徒歩と公共交通のコースで、ねぶり流し館から秋田犬ステーション、県立美術館の順に歩き、二日目の最後に秋田市民市場へ寄ってから空港へ向かいます。夏に訪れるなら、竿燈まつりは毎年8月3〜6日で、会場の竿燈大通りは秋田駅(西口)より徒歩約15分です。
出典: 秋田エリア|アキタファン / 千秋公園|アキタファン / 秋田市立佐竹史料館 来館案内|秋田市 / 久保田城御隅櫓案内|秋田市 / 秋田県立美術館|アキタファン / 秋田犬ステーション|アキタファン / 秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)|アキタファン / 秋田市民市場|アキタファン / 秋田市の街なかで文化と伝統に触れる、ちょっと大人な秋田旅(車なし)|アキタファン / 秋田竿燈まつり|アキタファン(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
男鹿半島の日帰りコース(車なし):男鹿駅からなまはげシャトルで
男鹿は、県の公式観光サイトが「車なしで男鹿を堪能しよう!日帰りプラン」を出している方面です。鍵は予約制の男鹿半島あいのりタクシー「なまはげシャトル」で、男鹿駅・真山エリア(なまはげ館・男鹿真山伝承館・真山神社)・男鹿温泉・男鹿水族館GAO・入道崎をつなぐ定時制の乗り合いです。一人から乗れますが、前日21時(電話は17時)までの完全予約制なので、旅の前日までに乗る便を決めておきます。公式の日帰りプランの順に並べると次のとおりです。
- 秋田駅 → 男鹿駅(JR男鹿線):なまはげ館の交通案内では秋田駅から男鹿駅までJR男鹿線で55分。男鹿駅には寒風山や日本海を一望できる屋上テラスがあります。
- 男鹿駅 → なまはげ館・男鹿真山伝承館(なまはげシャトル):男鹿駅からなまはげシャトルで約25分・事前予約制。なまはげ館で各地のナマハゲ面を見たあと、隣の男鹿真山伝承館で、真山地区のなまはげ習俗を体感する学習講座を受けます。講座の開講時刻は季節で変わります(下の表と冬の節)。
- 真山神社(徒歩):伝承館の近くにある古社で、2月の「なまはげ柴灯まつり」の舞台です。公式の案内では、なまはげ館・伝承館・真山神社とも所要時間の目安は約30分です。
- 入道崎(なまはげシャトル):男鹿半島最北端の岬で、北緯40度ラインのモニュメントと、登れる灯台16の中の1つの入道埼灯台があります。男鹿駅からは「なまはげシャトル」で約60分の場所です。
- 男鹿水族館GAO(なまはげシャトル):ホッキョクグマやペンギンなど400種1万点の生きものを展示し、県の魚ハタハタを通年展示しています。男鹿駅からはなまはげシャトルで約45分(要予約)。
- 男鹿水族館GAO → 男鹿駅(なまはげシャトル):帰りの便に乗って男鹿駅へ戻り、男鹿線で秋田駅へ。
なまはげシャトルの料金は区間制で、男鹿駅から真山エリアまで1,100円、男鹿水族館GAOまで1,600円、入道崎まで2,500円です(小学生半額・未就学児無料)。路線バスでも行けますが、なまはげ館へは男鹿北線・安全寺線の乗り継ぎが必要で、男鹿水族館GAOへは男鹿北線で男鹿駅前から男鹿水族館前まで片道200円です。寒風山回転展望台のある寒風山エリアには路線バスがなく、男鹿駅から寒風山へ直行する観光あいのりタクシー「寒風山ライナー」が案内されています。
冬(11月〜3月)は回り方が変わります。なまはげシャトルは通年運行ですが、下期(11-3月)の時刻表に載っている停留所は男鹿駅・真山エリア・男鹿温泉・男鹿水族館GAOで、入道崎の欄がありません。冬に車なしで行くなら、入道崎を外して「男鹿駅 → 真山エリア → 男鹿水族館GAO → 男鹿駅」の形で組むことになります。
出典: 車なしで男鹿を堪能しよう!日帰りプラン|アキタファン / なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー / 交通案内|なまはげ館 / なまはげ館と男鹿真山伝承館の料金・開館時間|なまはげ館 / JR男鹿駅|アキタファン / 入道崎|アキタファン / 男鹿水族館GAO|アキタファン / アクセス|男鹿水族館GAO / 寒風山回転展望台|アキタファン(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
角館・田沢湖・乳頭温泉郷の日帰りコース:こまちの停車駅から路線バスへ
角館の武家屋敷通りの歩き方は角館の観光モデルコースに、武家屋敷の見学先は角館の武家屋敷のページにまとめています。ここでは、角館から田沢湖・乳頭温泉郷へ足を延ばすときのつなぎ方だけを書きます。田沢湖・角館観光協会によると、武家屋敷通りは角館駅から徒歩約15分で、駅から内町・武家屋敷通り・外町・田町武家屋敷通りをひと回りして駅へ戻ると距離にして5キロメートル程です。
- 角館駅 → 武家屋敷通り(徒歩・よぶのる角館):駅前の観光情報センター「角館駅前蔵」で地図を受け取ってから歩きます。歩くのが大変なら、町なかの移動にはオンデマンド交通「よぶのる角館(予約制)」や人力車、レンタサイクルがあります。
- 角館駅 → 田沢湖駅(秋田新幹線):同じ秋田新幹線の停車駅どうしです。乗る列車は当日の時刻表で決めます。
- 田沢湖駅 → 田沢湖畔・白浜(路線バス):田沢湖駅前から路線バス「乳頭線」などで田沢湖畔へ(所要時間約15分)。深さ423.4mで日本最深の湖で、周囲約20㎞の湖は路線バス「田沢湖一周線」で周遊もできます。運航期間中なら白浜から遊覧船に乗り、名勝・御座石やたつこ像を湖上から見られます。
- 田沢湖駅 → 乳頭温泉郷(路線バス):路線バス「乳頭線」で、田沢湖・角館観光協会の案内では所要時間約45分、乳頭温泉組合の案内では約50分です。宿によって最寄りのバス停が違うので、降りる場所を先に確かめます。日帰り入浴の回り方は乳頭温泉郷・鶴の湯の日帰りのページへ。
車があれば順番を逆にもできます。公式モデルコース「乳頭温泉郷日帰りプラン」(レンタカー)は、角館の武家屋敷を歩いたあと、車で30分の乳頭温泉郷の妙乃湯へ上がって入浴と昼食をとり、帰りに田沢湖畔の御座石神社とたつこ像に寄る順です。紅葉の名所の抱返り渓谷は路線バスの運行がなく、JR角館駅よりタクシーで約15分です。
出典: アクセス|田沢湖・角館観光協会 / 交通手段|田沢湖・角館観光協会 / 車が無くても楽しめる!角館満喫日帰りプラン|アキタファン / 仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」|アキタファン / 田沢湖|アキタファン / 遊覧船|田沢湖レストハウス / アクセス|乳頭温泉郷(乳頭温泉組合) / 乳頭温泉郷日帰りプラン(レンタカー)|アキタファン(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一泊二日のモデルコース:どこに泊まるかで二日目の方面が決まる
秋田県の一泊二日は、泊まる場所が二日目の起点になります。公式のモデルコースと交通の案内から組める形を三つ挙げます。角館と田沢湖を中心にした二日間は角館・田沢湖の一泊二日コースもあわせて見てください。
秋田市に泊まる:一日目は街なか、二日目は男鹿
一日目は上の半日コースで千秋公園から秋田市民市場まで歩き、秋田駅の近くに泊まります。二日目は朝の男鹿線で男鹿駅へ行き、なまはげシャトルで真山エリアと男鹿水族館GAO(上期なら入道崎も)を回って、夕方に秋田駅へ戻ります。男鹿線は秋田駅から男鹿駅まで55分なので、秋田駅に泊まると二日目の朝に動きやすくなります。公式にも「秋田市の街なかで文化と伝統に触れる」車なしの一泊二日コースがあり、こちらは二日目に秋田市新屋ガラス工房と秋田市民市場を回って空港へ向かいます。
出典: 秋田市の街なかで文化と伝統に触れる、ちょっと大人な秋田旅(車なし)|アキタファン / 交通案内|なまはげ館 / なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
乳頭温泉郷に泊まる:一日目は角館、二日目は田沢湖
乳頭温泉郷に泊まる理由は、組合加入7軒の湯をめぐる「湯めぐり帖」がご宿泊のお客様限定販売だからです(湯めぐり帖2,500円(こども1,000円)、各施設のフロントで販売、現金のみ)。一日目は角館の武家屋敷通りを歩いてからこまちで田沢湖駅へ、路線バス「乳頭線」で乳頭温泉郷に入ります。二日目は乳頭線で田沢湖畔へ下り、湖畔を見てから田沢湖駅へ。乳頭線と田沢湖一周線の時刻は羽後交通の時刻表で確かめます。
出典: アクセス|乳頭温泉郷(乳頭温泉組合) / アクセス|田沢湖・角館観光協会(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
男鹿温泉郷に泊まる:男鹿を二日かけて回る
男鹿だけで二日使う公式モデルコース「男鹿半島をとことん楽しむ!絶景ぐるっとドライブ」は、一日目に寒風山回転展望台・赤神神社五社堂・入道崎・男鹿真山伝承館となまはげ館を回って男鹿温泉郷の「五風なまはげ太鼓」を見て泊まり、二日目の朝に男鹿水族館GAOへ行く組み立てです。このコースは車が前提ですが、男鹿温泉はなまはげシャトルの乗降地点にもなっているので、車なしでも真山エリア・男鹿温泉・男鹿水族館GAOの間はシャトルの便で動けます。
出典: 男鹿半島をとことん楽しむ!絶景ぐるっとドライブ|アキタファン / なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
大曲・横手の回り方:花火の街とかまくらの街
県南の大曲と横手は、行事の日に合わせて訪ねる人が多い街です。ふだんの日に行く場合と、行事の日に行く場合を分けて書きます。
- 大曲(大仙市):全国花火競技大会「大曲の花火」は毎年8月最終土曜で、会場の大曲の花火公園はJR秋田新幹線「大曲駅」から徒歩約25分です。行事の日以外は、大曲駅から徒歩約10分の花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」で、4面スクリーンの「はなびシアター」や、花火型模型を使った打ち上げ体験ができます。入館無料です。
- 横手:横手の雪まつり「かまくら」は水神様をまつる小正月行事で、約450年の歴史があるといわれ、毎年2月中旬に開かれ、まつり期間中は市内に60基ほどのかまくらができます。時間は 18:00~21:00 です。会場の横手市役所本庁舎前・横手公園はJR横手駅より徒歩約10分(各会場巡回バスあり)です。秋田ふるさと村でも冬季(2月初旬~中旬ごろ)にかまくらが作られます。
- 増田(横手市):明治〜大正の商業地の繁栄を伝える「内蔵」が、400mほどの通りに40以上も軒を連ねる町並みです。JR奥羽本線「十文字駅」からバスで約10分。各内蔵の営業時間や見学料は増田町観光協会の案内で確かめます。
冬に車なしで県南を回るなら、県の公式サイトに公共交通機関のみの利用を想定した「大曲仙北の小正月行事と歴史に触れる旅」があり、冬道の運転に慣れていない人向けとして、角館の武家屋敷から大曲の「はなび・アム」までを新幹線・秋田内陸線・タクシーでつないでいます。横手の冬のコース「雪国横手を満喫!家族みんなで横手の冬をまるごと楽しむ旅」は車(マイカー)が前提です。
出典: 全国花火競技大会(大曲の花火)|アキタファン / 花火伝統文化継承資料館 はなび・アム / 花火伝統文化継承資料館 はなび・アム|アキタファン / かまくら|横手市観光協会 / 横手の雪まつり かまくら|アキタファン / 秋田ふるさと村|アキタファン / 増田の町並み|アキタファン / 大曲仙北の小正月行事と歴史に触れる旅(車なし)|アキタファン / 雪国横手を満喫!家族みんなで横手の冬をまるごと楽しむ旅|アキタファン(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
現地の移動手段:予約制の乗り合いと路線バス
秋田県の車なし旅では、路線バスの届かないところを予約制の乗り合いタクシーや送迎車が補っています。予約の締め切りがそれぞれ違うので、下にまとめます。
- なまはげシャトル(男鹿):男鹿駅・真山エリア・男鹿温泉・男鹿水族館GAO・入道崎を結ぶ定時制の乗り合いタクシー。前日21時(電話は17時)までの完全予約制で、時刻表は上期(4-10月)と下期(11-3月)で変わります。予約と問い合わせは男鹿市観光協会です。
- 路線バス 男鹿北線(男鹿):男鹿駅前から男鹿水族館前まで片道200円。なまはげ館へは男鹿北線・安全寺線の乗り継ぎになります。
- 路線バス 乳頭線・田沢湖一周線(仙北市):田沢湖駅前から田沢湖畔・田沢湖高原・乳頭温泉郷へ向かう羽後交通の路線と、湖を周遊する路線です。
- よぶのる角館(角館):角館の町なかを移動するオンデマンド交通です。角館には人力車・レンタサイクル・観光タクシーもあります。
- エアポートライナー(秋田空港→角館・田沢湖・乳頭温泉郷):予約制の乗り合いタクシー。お電話でのお申込は乗車前日の17:00まで、インターネットでのお申込は乗車前々日の17:00までです。
- 秋田空港リムジンバス(秋田空港→秋田市内):座席の予約なしで乗れる定員制のバスで、秋田駅の乗り場は「西口1番線」です。
- よこてWARP(秋田空港→横手):おひとり500円の予約制の乗り合い送迎車で、乗車日の60日前から4日前までに申し込みます。空路の利用者が対象です。
出典: なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー / アクセス|男鹿水族館GAO / 交通案内|なまはげ館 / アクセス|田沢湖・角館観光協会 / 交通手段|田沢湖・角館観光協会 / 秋田空港リムジンバス時刻表|秋田中央交通 / 秋田空港-横手ウェルカムシャトル よこてWARP|横手市(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
コースに入る施設の時間と料金
この記事のコースに入る主な施設の、公式に書いてある時間と料金です。角館の武家屋敷の見学料は角館の武家屋敷のページで扱っています。
| 施設 | 時間 | 料金 | 休み |
|---|---|---|---|
| なまはげ館 | 8:30~17:00(年中無休) | 660円(小中高生330円)。男鹿真山伝承館との共通入館料1100円(小中高生660円) | 休館日: 年中無休 |
| 男鹿真山伝承館(学習講座) | 4~11月(毎日開講) 9:00・9:30・10:00・10:30・11:00・11:30・13:30・14:00・14:30・15:00・15:30・16:00・16:30 / 12~3月(毎日開講) 9:30・10:30・11:30・13:30・14:30・15:30 | なまはげ館との共通入館料1100円(小中高生660円) | 開講: 毎日 |
| 男鹿水族館GAO | 冬期(11月1日~2027年2月28日)9:00~16:00(最終入館15:00) | おとな1,300円、小・中学生500円(幼児無料) | 休館日: 11月19日(木)、12月17日(木)ほか |
| 寒風山回転展望台 | 8:30~17:00(3月中旬~12月上旬、期間中無休) | 公式の案内で確認 | 休業: 12月中旬~3月上旬 |
| 秋田市立佐竹史料館 | 9時00分〜16時30分 | 【常設展】500円(400円)、高校生以下無料(( )は20名以上の団体) | 休館日: 年末年始(12月29日〜1月3日)、展示替え期間など |
| 久保田城御隅櫓 | 午前9時から午後4時30分まで | 一般 150円(団体120円)、高校生以下無料 | 休館日: 12月1日から翌年の3月31日まで |
| 秋田市民俗芸能伝承館 | 9:30~16:30 | 一般130円、高校生以下無料 | 休日: 12月29日~1月3日 |
| 秋田犬ステーション | 土・日・祝日 11:00~18:00 火・木 11:00~15:00 (秋田犬の展示は土日のみ) | 入館無料 | 秋田犬の展示: 土日のみ |
| はなび・アム | 花火伝統文化継承エリア:9:00〜17:00 | 入館無料 | 休館日: 月曜日(その日が祝休日に当たるときは翌平日)・年末年始 |
| 田沢湖遊覧船 | 運航期間 4月11日〜11月15日 | 公式の運賃表で確認 | 運航期間外: 運休 |
男鹿の三つの施設は冬に時間が変わるか休むので、冬の旅では表の冬の欄を先に見てください。なまはげ館と男鹿真山伝承館は共通入館料のほうが割安です。佐竹史料館の企画展は企画展ごとに料金が違います。
出典: なまはげ館と男鹿真山伝承館の料金・開館時間|なまはげ館 / 入館料金|男鹿水族館GAO / 2026年度の営業時間について|男鹿水族館GAO / 寒風山回転展望台|アキタファン / 秋田市立佐竹史料館 来館案内|秋田市 / 久保田城御隅櫓案内|秋田市 / 秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)|アキタファン / 秋田犬ステーション|アキタファン / 花火伝統文化継承資料館 はなび・アム / 遊覧船|田沢湖レストハウス(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
冬(11月〜3月)に変わること:運休・短縮・休館
この記事が読まれる秋から冬にかけて、公式の案内で確かめられた季節の切り替えです。終わった年の行事の日程は書いていません。
- 田沢湖遊覧船:運航期間は4月11日〜11月15日で、11/9〜11/15の運航時刻は11:10、13:10の2便です。いまは潟尻桟橋への寄港を中止しています。
- 男鹿水族館GAO:冬期(11月1日~2027年2月28日)は9:00~16:00(最終入館15:00)。夏より閉館が早くなります。
- なまはげシャトル:下期(11-3月)の時刻表には入道崎の欄がありません。
- 男鹿真山伝承館:12~3月の学習講座の開講は 9:30・10:30・11:30・13:30・14:30・15:30 です。年末の12/31は上記のほかの回も開講し、1/1~1/2は上記のほかの回も開講します。
- 寒風山回転展望台:12月中旬~3月上旬休業。
- なまはげ柴灯まつり:毎年2月の第2金・土・日に開催される、神事とナマハゲを組み合わせた冬まつりです。
- 久保田城御隅櫓(秋田市):12月1日から翌年の3月31日まで休館します。
- 八幡平方面のバス:田沢湖駅前からの「八幡平線」は、冬期間は「新玉川線」「玉川線」に切り替わり、八幡平までの運行はありません。
- 乳頭温泉郷:湯めぐりマップの販売は4月~11月迄です(湯めぐり帖は宿泊者向けの販売)。
- 角館:武家屋敷の岩橋家で、1月下旬〜2月中旬の 16:30~22:00 の時間に「雪ざくら角館ライトアップ」があります(門の中には入れません)。駅前の観光情報センター「角館駅前蔵」は10月~3月は17時30分までです。
- よこてWARP:冬期間は積雪や凍結等の道路状況で到着が遅れる場合があると横手市が案内しています。飛行機の時刻に余裕をもって予約します。
車で回る場合の冬の道路の通行止めは、出発前に県や道路管理者の今季の発表を見てください。
出典: 遊覧船|田沢湖レストハウス / 2026年度の営業時間について|男鹿水族館GAO / なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー / なまはげ館と男鹿真山伝承館の料金・開館時間|なまはげ館 / 寒風山回転展望台|アキタファン / なまはげ館 / 久保田城御隅櫓案内|秋田市 / アクセス|田沢湖・角館観光協会 / アクセス|乳頭温泉郷(乳頭温泉組合) / 角館の武家屋敷|アキタファン / 仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」|アキタファン / 秋田空港-横手ウェルカムシャトル よこてWARP|横手市(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
秋田観光のよくある質問
車なしでも秋田観光はできますか?
できます。県の公式サイトには、秋田市の街なか(徒歩と公共交通)、男鹿(なまはげシャトル)、角館(よぶのる角館)、大曲・仙北の冬の行事(新幹線と秋田内陸線)を、車なしで回るモデルコースがそれぞれあります。どれも一つの方面の中で完結する組み方なので、車なしなら一日一方面が目安です。
秋田駅から男鹿へはどう行きますか?
秋田駅からJR男鹿線で男鹿駅へ行き(なまはげ館の交通案内では55分)、男鹿駅からなまはげシャトルで真山エリア(約25分・事前予約制)や男鹿水族館GAOへ向かいます。シャトルは前日21時(電話は17時)までに予約します。
出典: 交通案内|なまはげ館 / なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
冬の男鹿で気をつけることは?
男鹿水族館GAOは冬期(11月1日~2027年2月28日)に9:00~16:00(最終入館15:00)になり、なまはげシャトルの下期(11-3月)の時刻表には入道崎がなく、寒風山回転展望台は12月中旬~3月上旬休業です。冬は真山エリアと水族館を中心に組みます。
出典: 2026年度の営業時間について|男鹿水族館GAO / なまはげシャトル|男鹿半島あいのりタクシー / 寒風山回転展望台|アキタファン(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
田沢湖駅から乳頭温泉郷まではどのくらいかかりますか?
路線バス「乳頭線」で、田沢湖・角館観光協会の案内では所要時間約45分、乳頭温泉組合の案内では約50分です。タクシーなら約30分と乳頭温泉組合が案内しています。
出典: アクセス|田沢湖・角館観光協会 / アクセス|乳頭温泉郷(乳頭温泉組合)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
男鹿と角館を一日で両方回れますか?
県の公式モデルコースは、男鹿と角館・田沢湖をそれぞれ別の一日の計画にしています。二つは秋田駅をはさんで反対の方向にあり、男鹿はシャトルの便、角館・田沢湖は新幹線と路線バスの時刻で動くため、この記事でも一泊して一日ずつ回る組み方をすすめます。
東北の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ |
|---|---|---|---|
| 志波彦神社・鹽竈神社 | 宮城 | ¥200〜 | 約1時間 |
| いわきマリンタワー | 福島 | ¥330〜 | — |
| 浅虫温泉 日帰り入浴 | 青森 | ¥360〜 | — |
| 飯坂温泉 日帰り入浴 | 福島 | ¥400〜 | 約4時間 |
| 瑞鳳殿 | 仙台 | ¥460〜 | 約1時間 |
| 三内丸山遺跡 | 青森 | ¥500〜 | 約1時間45分 |
| 乳頭温泉郷 鶴の湯 日帰り入浴 | 秋田 | ¥700〜 | — |
| 作並温泉 日帰り入浴 | 仙台 | ¥900〜 | 約4時間 |
| 玉川温泉 日帰り入浴 | 秋田 | ¥1,000〜 | 約4時間 |
| あぶくま洞 | 福島 | ¥1,200〜 | 約45分 |
| 秋保温泉 日帰り入浴 | 仙台 | ¥1,320〜 | 約1時間30分 |
| アクアマリンふくしま | 福島 | ¥1,850〜 | 約2時間30分 |
| 仙台うみの杜水族館 | 仙台 | ¥2,400〜 | 約2時間15分 |
| スパリゾートハワイアンズ | 福島 | 変動 ¥3,570〜 | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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