鶴の湯は秋田県仙北市の乳頭温泉郷にある宿である。乳頭温泉郷のなかでもっとも古く、茅葺きの本陣が今も残る。宿泊しなくても日帰りで湯に入れて、入浴料は大人と小人の二区分になっている。
鶴の湯の日帰り入浴料
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | 700円 |
| 小人 | 300円 |
| タオル(別売) | 200円 |
タオルは持参するか、受付で買うことになる。注意したいのは休みで、毎週月曜は風呂の清掃のため日帰り入浴を受け付けていない。月曜が祝日にあたる場合は、直近の平日が休みになる。日帰りで行くなら、まず曜日を確認したい。
出典: 鶴の湯温泉(2026年8月16日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
白い湯の露天
鶴の湯でよく知られているのは混浴の露天風呂である。乳白色の湯が広い湯船を満たし、底から泡が上がってくる。湯の色が濃いため、中に入ると体が見えなくなる。その構造が混浴を成立させてきた。女性用の脱衣所から入る導線が別に用意されている。
源泉は複数あり、白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と呼び分けられている。それぞれ成分と温度が違い、湯船も別に設けられている。一つの宿のなかで泉質の違う湯に入れるというのは珍しい。内湯もあるので、露天が苦手なら屋内で過ごせる。
本陣という建物
敷地の中心に建つ茅葺きの長屋が本陣である。江戸時代、秋田藩の藩主が湯治に訪れた際の警護の詰所だったと伝えられる。黒く煤けた柱と、低い天井、土間に切られた囲炉裏。建物のなかを歩くと、数百年のあいだ人が使い続けてきた場所の空気がある。
日帰り入浴でも、この本陣の前を通って湯へ向かうことになる。雪の季節には屋根に雪が積もり、写真でよく見る姿になる。ただし冬季は道路の事情で日帰りの受け入れが変わることがあるので、確認してから向かいたい。
乳頭温泉郷という集まり
乳頭温泉郷は、乳頭山の麓に点在する七つの宿の総称である。鶴の湯、妙乃湯、黒湯温泉、蟹場温泉、孫六温泉、大釜温泉、休暇村乳頭温泉郷。それぞれが独自の源泉を持ち、湯の色も成分も違う。ブナの原生林に囲まれていて、宿と宿のあいだは林道でつながっている。
七つの宿を巡るための湯めぐり帖という仕組みがある。これを買えば各宿の湯に入れて、宿のあいだを結ぶ巡回バスにも乗れる。販売の条件が宿泊者向けであるなど制約があるので、使うつもりなら事前に調べておきたい。日帰りで複数を回るなら、それぞれの受付時間と休みの日を確認する必要がある。
田沢湖と周辺
乳頭温泉郷の玄関口は田沢湖である。日本でもっとも深い湖で、水深は四百メートルを超える。深いために冬でも凍らず、晴れた日は湖面が深い青になる。湖畔にはたつこ像が立ち、一周する道路を車で回れる。
秋田新幹線の田沢湖駅からバスで乳頭温泉郷まで一時間ほど。途中に田沢湖高原温泉郷がある。車なら盛岡から一時間半ほどの距離である。冬は雪が深く、道路の状況によっては到達に時間がかかる。秋のブナの黄葉と、冬の雪に埋もれた露天風呂が、この一帯のいちばん知られた景色である。
湯治場としての性格が残っているので、設備は簡素である。洗い場が少なく、シャンプーが置かれていない湯もある。観光施設ではなく湯そのものを目当てに行く場所だと考えたほうがいい。その簡素さこそが、ここに人が通い続ける理由でもある。
日帰りで行くときの段取り
鶴の湯は日帰り入浴の受付時間が限られている。宿泊客が優先される施設なので、日中の決まった時間帯だけ外来を受け入れる形になっている。到着が遅いと入れないことがあるため、時間には余裕を持ちたい。月曜が清掃休みという点も含めて、行く前に確認しておく必要がある。
駐車場から本陣までは未舗装の道を歩く。冬季は雪が積もり、道路の状況によっては車で近づけないことがある。その場合は乳頭温泉郷の入口から送迎が出ることもあるが、運行の有無は年と天候による。冬に行くなら、宿に問い合わせてから向かうのが確実である。
四つの源泉
鶴の湯には性質の違う源泉が複数ある。白湯は乳白色で硫黄の匂いが強く、黒湯は名の通り色が濃い。中の湯と滝の湯もそれぞれ成分が異なる。一つの宿の敷地内でこれだけ違う湯が湧いているのは珍しく、それがこの宿の価値になっている。
看板になっているのは混浴の露天風呂である。乳白色の湯が広い湯船を満たし、底の砂から絶えず泡が上がってくる。湯の色が濃いので中に入れば体は見えない。女性用の脱衣所から直接入れる導線が用意されている。抵抗があるなら女性専用の露天風呂と内湯があるので、そちらを使えばいい。
本陣という建物
敷地の中心に建つ茅葺きの長屋が本陣である。秋田藩の藩主が湯治に訪れた際、警護の者が詰めた建物だと伝えられている。黒く煤けた柱、低い天井、土間に切られた囲炉裏。冬に雪が積もった姿が、この宿を象徴する写真としてよく知られている。
湯治場としての設備の簡素さは今も残る。洗い場は少なく、シャンプーの置かれていない湯もある。観光施設として整えられた温泉旅館とは前提が違う。その簡素さこそが人を呼び続けている理由でもあるので、便利さを期待して行く場所ではない。
乳頭温泉郷の七湯
乳頭温泉郷は乳頭山の麓に点在する七つの宿の総称である。鶴の湯、妙乃湯、黒湯温泉、蟹場温泉、孫六温泉、大釜温泉、休暇村乳頭温泉郷。それぞれが独自の源泉を持ち、湯の色も成分も違う。ブナの原生林に囲まれ、宿と宿は林道でつながっている。
七湯を巡るための湯めぐり帖という仕組みがあり、これを持てば各宿の湯に入れて巡回バスにも乗れる。ただし販売の条件があるので、使うつもりなら事前に調べておきたい。日帰りで複数を回る場合は、それぞれの受付時間と休みの日を確認する必要がある。宿によって外来を受けない日がある。
田沢湖から入る
玄関口は田沢湖である。日本でもっとも深い湖で、水深は四百メートルを超える。深いために冬でも凍らず、晴れた日は湖面が深い青になる。湖畔にはたつこ像が立ち、一周する道路がある。秋田新幹線の田沢湖駅からバスで乳頭温泉郷まで一時間ほど。
車なら盛岡から一時間半ほどの距離である。冬は雪が深く、道路の状況によって所要時間が延びる。秋のブナの黄葉と、冬の雪に埋もれた露天風呂が、この一帯でもっとも知られた景色である。角館の武家屋敷も同じ秋田新幹線の沿線にあるので、組み合わせて回れる。
この宿が知られている理由
鶴の湯は乳頭温泉郷のなかでもっとも古い宿である。江戸時代の記録に湯治場としての記述が残り、秋田藩の藩主が訪れたとも伝えられる。その建物と湯が、大きな改修を経ずに現在まで続いてきた。テレビや雑誌で取り上げられる機会が多く、予約の取りにくい宿としても知られる。
日帰り入浴が受け入れられているのは、宿泊の枠が限られているぶん、湯そのものに触れる機会を残すためでもある。ただし宿泊客の時間帯を避けた運用になっているので、いつでも入れるわけではない。受付時間と休みの日を守るという前提で成立している。
持ち物と服装
タオルは持参するか受付で買う。洗い場が少なく、シャンプーが置かれていない湯もあるので、こだわるなら持参したい。硫黄の匂いが体と衣類に残るため、着替えがあると帰りが楽である。金属のアクセサリーは変色することがあるので外しておく。
冬は駐車場から本陣まで雪道を歩く。長靴か、滑り止めのある靴が要る。脱衣所は簡素で暖房が弱い場所もあるため、上がったあとに素早く着られる服装のほうがいい。屋外の露天は湯から出た瞬間に一気に冷えるので、タオルを手元に置いておきたい。
近くの施設の料金
同じ秋田県の施設と並べると、鶴の湯の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 角館 武家屋敷 青柳家(秋田) | 予約サイト ¥500〜 |
| 乳頭温泉郷 鶴の湯 日帰り入浴 | 目安 ¥700〜 |
| 玉川温泉 日帰り入浴 | 目安 ¥1,000〜 |
| 男鹿水族館GAO | 予約サイト ¥1,300〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
東北の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|---|
| 志波彦神社・鹽竈神社 | 宮城 | ¥200〜 | 約1時間 | |
| 弘前城・弘前公園(青森) | 青森 | ¥320〜 | 約1時間30分 | |
| 宮沢賢治記念館 | 岩手 | ¥350〜 | 約1時間 | |
| 浅虫温泉 日帰り入浴 | 青森 | ¥360〜 | 約1時間30分 | |
| 飯坂温泉 日帰り入浴 | 福島 | ¥400〜 | 約4時間 | |
| 三内丸山遺跡 | 青森 | ¥500〜 | 約1時間45分 | |
| 乳頭温泉郷 鶴の湯 日帰り入浴 | 秋田 | ¥700〜 | 約4時間 | |
| 青森県立美術館 | 青森 | ¥700〜 | 約1時間30分 | |
| 蔵王温泉 大露天風呂 | 山形 | ¥850〜 | 約45分 | |
| 中尊寺 | 岩手 | ¥1,000〜 | 約1時間45分 | |
| 玉川温泉 日帰り入浴 | 秋田 | ¥1,000〜 | 約4時間 | |
| あぶくま洞 | 福島 | ¥1,200〜 | 約45分 | |
| 仙台うみの杜水族館 | 仙台 | ¥2,400〜 | 約2時間15分 | |
| スパリゾートハワイアンズ | 福島 | 変動 ¥3,570〜 | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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