阿蘇くじゅう国立公園の北部にあり、環境省は鶴見岳とともに別府や湯布院などの温泉の源と紹介しています。
登山で一般的に使われるのは、駐車場・バス停・トイレ・コース案内板がそろう正面登山口で、由布市の登山ルートマップでは頂上までの平均所要時間を約2時間30分としています。
見どころ・ポイント
- 山頂は西峰と東峰の双耳峰。
鞍部のマタエから両峰へ分かれ、火口を一周する「お鉢まわり」(西峰⇔東峰 90分)は由布市が経験者向きとしている - 正面登山口には無料駐車場(30台)と有料駐車場(70台)、亀の井バスの「由布登山口」バス停、トイレ、コース案内板がそろう
- 4月のサクラソウ、6月頃にマタエ付近を染めるミヤマキリシマ、9月のヒゴダイ、冬の霧氷。
山麓は毎年の野焼きで草原が保たれている - 「豊後風土記」や「万葉集」にも登場する神の山で、毎年5月上旬に安全祈願祭が行われる。
ブロッケン現象が見られる数少ない山の一つとされる
基本情報
正面登山口の有料駐車場は普通車以下500円、マイクロバス等1,000円、大型バス等2,000円で、無料駐車場(30台)もあります(由布市 由布岳登山ルートマップ)。
ツーリズムおおいたはJR由布院駅から約15分と案内)。
別府側からは亀の井バス36番線(湯布院線)が別府駅西口から由布登山口を経て由布院駅前バスセンターへ走ります。
車は大分自動車道 湯布院ICから約15分、JR由布院駅から約10分(由布市)。
毎年5月上旬に安全祈願祭。
YUFUINFOは日の出とともに登り始め、午前中の涼しい時間に山頂を目指す登り方を勧めています。
天気が悪いときの行動は控えるよう由布市が呼びかけています。
YUFUINFOは登山から下山まで4~5時間ほどとしています。
初心者・家族向けの飯盛ヶ城までなら正面登山口から75分。
いずれも体力・天候・装備で変わります。
知っておくとお得・失敗しないコツ
- 登山道の途中にお手洗いはありません(YUFUINFO)。
トイレは正面登山口とゲート付近にあります(由布市マップ) - 「正面登山口」以外はルートが分かりにくいため、経験者の同行が勧められています。
西登山口・東登山口には駐車場がありません - お鉢まわりはガレ場や足場の悪い難所がある経験者向きのコース。
マップには「鎖場危険!」「大崩危険!」の表示があります - 岩につかまって登る所があるので手には何も持たず、軍手があると良いとされています。
携帯電話などの通信手段も確保を - ゴミは持ち帰り、動植物の採取はしないこと。
天気が悪いときの行動は控えるよう呼びかけられています
由布岳と正面登山口
由布岳は由布院盆地の北東部にそびえる標高1,583mの山です。由布市は、双耳峰を持つ美しく荘厳な姿から「豊後富士」と呼ばれ、古くから山岳信仰の対象として崇められてきた山と紹介しています。大分県の観光団体ツーリズムおおいたによると、古くから神の山とされ「豊後風土記」や「万葉集」にも登場し、2005年のNHK連続テレビ小説「風のハルカ」にたびたび登場したことで名が全国に知られるようになりました。
山域は阿蘇くじゅう国立公園の北部にあたります。環境省は公園北部の鶴見岳と由布岳を「別府や湯布院などの温泉の源」と位置づけ、山稜からは別府湾から由布院盆地、くじゅう連山までを一望できると説明しています。国立公園の区域に入ったのは、環境省の公園計画の経緯によると昭和28年9月1日の区域拡張(大分県由布岳、鶴見岳、高崎山一帯)です。
登山口はいくつかありますが、由布市の登山ルートマップが「一般的に利用されている」と案内しているのが正面登山口です。台数限定の無料・有料駐車場、亀の井バスの「由布登山口」バス停、トイレ、由布岳のコース案内板がそろっています。西登山口と東登山口は駐車場がなく、ルートが分かりにくいため、マップは経験者の同行を勧めています。このページでは正面登山口からの登山を中心にまとめます。
出典: 由布市「由布岳」 / 由布市「由布岳登山ルートマップ」(PDF) / ツーリズムおおいた「由布岳」 / 環境省「阿蘇くじゅう国立公園 見どころ」 / 環境省「阿蘇くじゅう国立公園 公園の概要」(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
登山コースと所要時間の目安
由布市の「由布岳登山ルートマップ」に載っている平均所要時間は次のとおりです。マップには「所要時間は体力・天候・装備等の状況により異なります」と添えられています。
| コース | 行き先 | 平均所要時間(由布市) |
|---|---|---|
| 正面登山口 | 頂上 | 約2時間30分 |
| 西登山口 | 頂上 | 約3時間(最長) |
| 東登山口 | 頂上 | 約2時間20分 |
| 正面登山口 | 飯盛ヶ城 | 75分 |
| お鉢まわり | 西峰⇔東峰 | 90分 |
正面登山口ルートの道のり
正面登山口から歩き出すと、ゲート(国有林入口)を通って草原と樹林帯を抜け、開けた場所の合野越(ごうやごえ)に出ます。マップはここを休憩地として紹介しています。合野越からはジグザグの道を登り、西峰と東峰の鞍部で火口壁にあたるマタエに着きます。マタエから左右に分かれ、東峰は別府湾や高崎山まで見渡せるパノラマ、西峰には障子戸の「カニノヨコバイ」や鎖場の難所があり、眺めは東峰と同じく素晴らしいとされています。
山頂火口を一周するお鉢まわりは、ガレ場や足場がかなり悪い難所を含む経験者向きのコースです。マップは「登頂後の疲れた足では危険」として十分な注意を求め、火口縁には「大崩危険!」の表示、最低鞍部付近には「危険 雨風等注意」の書き込みがあります。
山頂まで行く自信がない人や初心者、家族向けには、正面登山口から飯盛ヶ城(いいもりがじょう)までのハイキングコースがあり、頂上から由布院盆地を一望できる場所と案内されています。YUFUINFOは、由布岳登山を登山から下山まで4~5時間ほどとし、頂上付近には険しい行程もあると書いています。
出典: 由布市「由布岳登山ルートマップ」(PDF) / YUFUINFO「由布岳」(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
装備と注意(夏・冬)
由布市のルートマップには、夏と冬に分けた装備の目安が載っています。
- 夏の靴: 底の厚い登山用のトレッキングシューズ。
- 夏の服装: 標高や風で気温が変わりやすいので、上着は脱ぎ着しやすいもの。けがや虫を避けるため長袖・長ズボン。
- 夏の帽子: 山には日陰がほとんどないため必ずかぶる。
- 冬の服装: 肌着は化学繊維の速乾性で暖かいもの。綿は汗で濡れると体温を奪うので不向き。防寒着の上に冬山用のジャケットやパンツ、グローブ。
- 冬の帽子と靴: 風に飛ばされない、耳まで覆える暖かい帽子。靴は冬山登山用の防水透湿性のもの。
リュックについては、岩につかまって登るところがあるので手には何も持たないこと、軍手があるとなお良いことが書かれています。中身として挙げられているのは、飲料水、弁当・非常食、防寒具・雨具・着替え・手袋、医療品などです。
マナーと安全
マップの「マナーを守って楽しく登ろう!」では、ゴミの持ち帰り、動植物を採取したりいたずらをしたりしないこと、携帯電話などの通信手段の確保、天気が悪いときの行動を控えることが呼びかけられています。YUFUINFOは、季節による道中の注意事項もあるので準備をしっかりすること、登山道の途中にお手洗いはないことを注意として挙げています。トイレはマップ上では正面登山口とゲート付近に示されています。
出典: 由布市「由布岳登山ルートマップ」(PDF) / YUFUINFO「由布岳」(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
行き方(亀の井バス・車)と駐車場
公式の案内による、正面登山口(バス停「由布登山口」)までの行き方です。所要時間は案内元によって少し違うため、両方を載せます。
| 手段 | 行き方 | 目安(出典) |
|---|---|---|
| 路線バス | 亀の井バス 由布院駅前バスセンターから「由布登山口」下車 | 約10分(由布市) |
| 路線バス | JR由布院駅から亀の井バス「由布登山口」下車 | 約15分(ツーリズムおおいた) |
| 路線バス(別府側) | 亀の井バス36番線 湯布院線。別府駅西口を出て城島高原パーク、由布登山口、岳本を経て由布院駅前バスセンターへ | 時刻は亀の井バスの時刻表で確認 |
| 車 | 大分自動車道 湯布院ICから | 約15分(由布市)/正面登山口まで約20分(ツーリズムおおいた) |
| 車 | JR久大本線 由布院駅から | 約10分(由布市) |
亀の井バスの36番線は、時刻表に「別府駅西口→明豊キャンパス前→霊泉寺→堀田→別府ロープウェイ→鳥居→城島高原パーク→由布登山口→岳本→由布院駅前バスセンター」という経路が示されていて、別府側からも由布院側からも登山口に着けます。亀の井バスは2026年10月17日から当面の間、観光快速「ゆふりん」を全便運休とし、由布院方面へは別府駅西口発の「36番線 湯布院行」を代わりに使うよう案内しています。
駐車場
正面登山口には無料駐車場(30台)と有料駐車場(70台)があります。有料駐車場の料金はルートマップで次のように示されています。
| 車種 | 料金 |
|---|---|
| 普通車以下 | 500円 |
| マイクロバス等 | 1,000円 |
| 大型バス等 | 2,000円 |
出典: 由布市「由布岳登山ルートマップ」(PDF) / ツーリズムおおいた「由布岳」 / 亀の井バス「36番線 湯布院線 時刻表(平日)」 / 亀の井バス「観光快速「ゆふりん」の全便運休について」(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
季節の見どころと登る時間帯
由布岳は季節ごとに山の色が変わります。ルートマップの「四季を彩る花々」では、4月になるとピンクのサクラソウが群生し、6月頃にはマタエ付近に群生するミヤマキリシマが山肌を染め、9月には紫色のヒゴダイが主に草原で見ごろを迎えると紹介されています。冬の風物詩は霧氷で、青空の下で日を浴びて光るさまは「必見」とされています。
山麓は毎年野焼きをするため、丈の低い草に覆われます。YUFUINFOによると、初春の野焼きで一面が真っ黒になり、春から夏にかけては若草色と青空の対比、秋は裾野を覆うススキ、冬は黄金色の枯れ草と、一年中表情が変わります。環境省も、山麓部に野焼きによる草原景観が広がり、秋は中腹の紅葉が見どころと書いています。
由布市によると、毎年5月上旬には安全祈願祭が行われ、年間を通じて県内外から登山愛好家が訪れます。ツーリズムおおいたは、太陽を背に立ったとき自分の影が雲や霧に大きく映り、その周りに色のついた光の輪が見える「ブロッケン現象」を体験できる数少ない山の一つとしています。
時間帯について、YUFUINFOは宿に泊まって日の出とともに由布登山口から登り、午前中の涼しい時間に山頂を目指す登り方を勧めています。宿の人におすすめの登り方を聞いてみることも勧めています。
出典: 由布市「由布岳登山ルートマップ」(PDF) / YUFUINFO「由布岳」 / 由布市「由布岳」 / ツーリズムおおいた「由布岳」(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
下山後の温泉と周辺の山
由布市のルートマップは、登山後に疲れた体を休める温泉として市内の温泉地を挙げています。
- 由布院温泉: 由布院盆地にある温泉郷。朝霧や由布岳など由布院の自然景観を眺めながら入る温泉と紹介されています。YUFUINFOも、下山後に登ってきた由布岳を見ながらの入浴は格別と書いています。
- 湯平温泉: 800年もの歴史を持つ温泉で、江戸時代に造られた石畳の坂道が残ります。
- 塚原温泉: 平安の頃から湧き続ける、わずかに黄緑色を帯びた硫酸塩泉で、皮膚病にききめがあると全国に評判が広がっている秘湯と紹介されています。
由布院盆地の周りには手軽な登山コースのある山もあります。マップが紹介しているのは、初心者でも登りやすく山頂まで約40分で由布院盆地を一望できる城ヶ岳、山頂から眼下に由布院盆地、後ろに由布岳と360度の眺望が広がる倉木山、原生林に埋め尽くされた黒岳です。
出典: 由布市「由布岳登山ルートマップ」(PDF) / YUFUINFO「由布岳」(2026年10月8日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
確認した公式情報
- 由布市「由布岳」
- 由布市「由布岳登山ルートマップ」
- 由布市「由布岳登山ルートマップ」(PDF)
- YUFUINFO「由布岳」
- ツーリズムおおいた「由布岳」
- 環境省「阿蘇くじゅう国立公園 見どころ」
- 環境省「阿蘇くじゅう国立公園 公園の概要」
- 亀の井バス「36番線 湯布院線 時刻表(平日)」
- 亀の井バス「観光快速「ゆふりん」の全便運休について」
料金・営業時間は変更される場合があります。訪問前にリンク先の最新情報をご確認ください。
訪問前に知っておきたいポイント
- 価格はまず横並びを前提に。同じ体験ならどのサイトでも料金差は小さいことが多いです。
- 決め手はポイント還元と特典。普段貯めているポイント経済圏に合わせると実質負担が下がります。
- 人気枠は早めに確保。日時指定・送迎付きプランは直前だと売り切れることがあります。
自然・景勝地を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ |
|---|---|---|---|
| 三段峡 | 広島 | 無料 | 約2時間30分 |
| 原尻の滝 | 大分 | 無料 | — |
| 吹割の滝 | 群馬 | 無料 | 約1時間 |
| 称名滝 | 富山 | 無料 | 約1時間 |
| 羊蹄山 | 北海道・倶知安 | 無料 | — |
| 鍋ヶ滝 | 熊本 | ¥300〜 | 約40分 |
| 袋田の滝 | 茨城 | ¥500〜 | 約1時間15分 |
| 神庭の滝 | 岡山 | ¥600〜 | 約1時間 |
| 華厳の滝 | 日光 | ¥600〜 | 約0分 |
| 華厳滝 | 日光 | ¥600〜 | — |
| 赤目四十八滝 | 三重県 | ¥1,000〜 | — |
| 函館山ロープウェイ 夜景 | 函館 | ¥1,800〜 | 約5分 |
| 箱根ロープウェイ・大涌谷 | 箱根 | ¥2,000〜 | — |
| 新江ノ島水族館 | 鎌倉 | ¥2,800〜 | 約1時間 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
由布岳周辺の宿泊料金を比較 PR・Stay22
Booking.com・Expedia・Hotels.com など複数サイトの宿泊料金・空室を一括で比較できます(Stay22)。「料金を比較」から日付を入れて確認できます。
大分の宿を料金順に見る PR・楽天トラベル
料金は11月7日(土)・1泊・大人2名で予約できるプランの最安(1人あたり)。2026-11-04 13:30 JST時点に取得したもので、いま予約するとこの額とは限りません。安い順に4件。
出典:楽天ウェブサービス(楽天トラベル 空室検索・施設検索)。最新の料金・空室は各予約ページでご確認ください。
出かける前に足りていますか PR
電池切れ・急な雨や暑さ・増えた荷物。現地で困りやすいものだけ。価格と在庫は変動するため、Amazonの商品ページでご確認ください。
よくある質問
由布岳の正面登山口から山頂まではどのくらいかかりますか?
由布市の登山ルートマップでは、正面登山口から頂上までの平均所要時間を約2時間30分としています。YUFUINFOは登山から下山まで4~5時間ほどと案内しています。体力・天候・装備で変わります。
バスで正面登山口へ行けますか?
行けます。亀の井バスの「由布登山口」バス停で降ります。由布市のマップでは由布院駅前バスセンターから約10分です。別府駅西口からは36番線(湯布院線)が由布登山口を通ります。
駐車場はありますか?
正面登山口に無料駐車場(30台)と有料駐車場(70台)があります。有料駐車場は普通車以下500円、マイクロバス等1,000円、大型バス等2,000円です。
初心者でも登れるコースはありますか?
由布市のマップは、登山に自信のない方や初心者、家族向けのハイキングコースとして正面登山口から飯盛ヶ城(75分)を紹介しています。頂上から由布院盆地を一望できます。