函館の湯の川温泉には、誰でも無料で使える足湯がある。「湯巡り舞台」と名づけられたその足湯は、市電の湯の川温泉電停の目の前にあり、電車を降りてすぐ湯に足を浸けられる。この記事では足湯の利用時間と、そこへ向かうための市電運賃をまとめる。
足湯の料金と利用時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用料金 | 無料開放 |
| 利用時間 | 9:00〜21:00 |
| 場所 | 市電「湯の川温泉」電停前(函館市湯川町1-16-5) |
出典: 湯の川温泉 湯巡り舞台(2026年9月2日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
朝九時から夜九時までという設定は、旅行者にとって使いやすい。到着した日の夜に一息つく使い方も、帰る日の朝に立ち寄る使い方もできる。無料であるうえ、時間の幅が広いので、旅程のどこにでも差し込める。逆に、夜九時を過ぎると入れないので、遅い便で函館に着く場合は翌朝に回すことになる。
足湯であるからタオルは自分で持っていく。湯から上がった後に足を拭くものがないと、靴下を履くところで困る。小さなタオルを一枚、旅行鞄に入れておけば足りる。
市電でどう行くか
湯の川温泉は函館市電の終点付近にあたる。函館駅前から乗ると、大人二百九十円で着く。市電の運賃は距離に応じた区間制になっていて、函館市企業局交通部が二〇二五年十二月一日に改定した金額は次のとおりである。
| 区間 | 大人 | 小児 |
|---|---|---|
| 2kmまで | 250円 | 130円 |
| 4kmまで | 270円 | 140円 |
| 7kmまで | 290円 | 150円 |
| 7km超 | 300円 | 150円 |
| 函館駅前〜湯の川温泉 | 290円 | — |
市電運賃は函館市企業局交通部が2025年12月1日に改定したもの(2026年9月2日確認)。運賃は改定されることがあるため、乗車前に最新の案内をご確認ください。
区間ごとの差は五十円しかない。つまり函館市街のどこから乗っても、運賃の幅は二百五十円から三百円のあいだに収まる。一日に何度も乗り降りするなら乗車券の種類を検討する余地があるが、片道だけなら都度払いで十分だ。
市電は函館観光そのものの足でもある。函館駅前、十字街、末広町といった観光の中心を通り、そのまま湯の川まで走る。観光地から温泉街まで一本でつながっているという構造が、函館の回りやすさを支えている。
出典: 湯の川温泉 湯巡り舞台(2026年9月8日確認)
湯の川温泉という温泉地
湯の川温泉は函館市内にある温泉地で、北海道でも古くから知られてきた湯のひとつである。市街地から市電で行ける温泉街というのは全国的にも珍しく、しかも函館空港からも近い。飛行機で着いてそのまま温泉に入る、という動線が成立する数少ない温泉地である。
温泉街には旅館やホテルが並ぶが、日帰りで入浴を受け入れている施設もある。足湯で物足りなければ、そちらで本格的に湯につかるという選択肢がある。足湯は「まず湯の川の湯を試してみる」入口としても機能する。
函館の一日にどう組み込むか
函館の定番は、朝に朝市、昼に元町の坂と教会群、夕方に函館山の夜景という流れである。この行程だと湯の川は動線から外れやすい。だが宿を湯の川に取れば、夜景の後に市電で戻って足湯という締め方ができる。足湯が夜九時まで開いているのは、まさにこういう使い方に合う。
あるいは逆に、初日の到着直後に空港から湯の川へ入り、足湯で旅の始まりを区切ってから市街地へ向かうという組み立てもある。無料で時間の幅が広い場所は、旅程の調整弁として重宝する。
電停の目の前という立地
足湯というのは全国の温泉地にあるが、湯巡り舞台のように公共交通の停留所の真正面にあるものは珍しい。市電を降りて振り返ればもう足湯があるので、荷物を持ったままでも、乗り換えの待ち時間でも立ち寄れる。目的地として構えて行く必要がないという点が、この足湯の性格を決めている。
屋根のある舞台状の造りになっていて、腰かけて足を湯に入れる形式である。名称の「舞台」はこの構造から来ている。座って湯に浸かりながら、目の前を市電が発着していくのを眺めることになる。温泉地らしい静けさとは違う、街のなかの温泉という趣がある。
函館市電という交通機関
函館市電は、函館観光の背骨にあたる路線である。函館駅前を通り、十字街から元町方面へ抜け、逆方向には湯の川温泉まで走る。観光地と温泉街が一本の路線で結ばれているので、レンタカーがなくても主要な見どころを回れる。地方都市でこれだけ観光と噛み合った路面電車は多くない。
運賃が区間制であることは覚えておきたい。乗った距離によって二百五十円から三百円のあいだで変わる仕組みで、市内のどこへ行っても大きく跳ね上がることはない。何度も乗り降りする予定なら一日乗車券のような選択肢を検討する価値があるが、一往復だけなら都度払いのほうが手間がない。
湯の川という温泉地の成り立ち
湯の川温泉は函館市街の東側、津軽海峡に面した一帯にある。温泉としての歴史は古く、江戸期にはすでに湯治の場として知られていた。近代以降、函館の発展とともに温泉街として整備され、いまは旅館やホテルが集まる区域になっている。
特徴的なのは、温泉街が海に近いことだ。宿によっては客室や浴場から海峡が見え、朝日が水平線から昇るのを湯につかりながら眺められる。山あいの温泉地とはまったく異なる開けた景色が、この温泉地の個性になっている。
空港からの近さ
函館空港は湯の川温泉のすぐ近くにある。飛行機を降りて短時間で温泉街に着けるため、到着日の夜をここで過ごし、翌朝から市街観光に出るという旅程が組みやすい。逆に最終日の夕方まで温泉にいて、そのまま空港へ向かうこともできる。
この立地の良さは、旅程の前後を無駄にしないという意味で効いてくる。移動日の半端な時間を温泉に充てられるので、実質的な滞在時間が伸びる。足湯が夜九時まで開いているのも、こうした使い方と相性がいい。
足湯の使い方
足湯は短時間で体が温まる。歩き回って冷えた足を湯に入れると、じきに全身が緩んでくる。函館の観光は坂道が多く、元町周辺を歩けば相応に脚に来る。その日の締めくくりとして足湯に寄ると、翌日の疲れ方が変わってくる。
無料であるということは、気軽に何度でも寄れるということでもある。一度浸かって終わりにする必要はなく、宿が近ければ滞在中に何度か立ち寄ればいい。タオルさえ持っていれば、それ以上の準備はいらない。
近くの施設の料金
同じ函館の施設と並べると、湯の川温泉 足湯 湯巡り舞台の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 函館市熱帯植物園 | 目安 ¥300〜 |
| 五稜郭タワー | 目安 ¥1,200〜 |
| 函館山ロープウェイ 夜景 | 目安 ¥1,800〜 |
| 函館湾 ベイクルーズ | 予約サイト ¥2,000〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
函館の冬に足湯があるということ
函館の冬は風が強く、海に近いぶん体感温度が下がる。元町の坂を上り下りして冷えきった足を湯に入れると、感覚が戻るまでにそう時間はかからない。冬の観光は移動のたびに体温を奪われるので、途中で温まれる場所が無料で用意されているのはそれだけで価値がある。
雪の降る日に屋根のある足湯に腰かけていると、湯気と雪が混ざって視界が白くなる。温泉地らしい景色というのとは違うが、函館の冬らしい光景ではある。防寒の装備は当然必要で、足だけ温まっても上半身が冷えていては長くはいられない。
行く前に確かめておきたいこと
無料で利用時間の幅も広い場所ではあるが、設備の点検や気象条件によって一時的に利用できないことは起こりうる。遠回りしてでも寄りたいと考えているなら、出発前に湯の川温泉の公式サイトで最新の案内を見ておくと確実である。市電の運賃も改定されることがあるため、あわせて確認しておきたい。
函館の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | |
|---|---|---|
| 五稜郭公園 | 無料 | |
| 函館朝市 | 無料 | |
| 湯の川温泉 足湯「湯巡り舞台」 | 無料 | |
| 函館市熱帯植物園 | ¥300〜 | |
| 五稜郭タワー | ¥1,200〜 | |
| 函館山ロープウェイ 夜景 | ¥1,800〜 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
関連する記事
※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。