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縮景園の入園料|一般350円・大学生150円と美術館セット券の完全案内

縮景園は広島市中区にある大名庭園である。広島藩主・浅野長晟が元和6年(1620年)に別邸の庭として築かせたもので、作庭したのは茶人として知られる上田宗箇。隣接する広島県立美術館とのセット券が用意されているのが、この庭の料金体系の特徴である。

縮景園の入園料

高校生以下と65才以上は無料。団体は20名以上から適用される。

区分個人団体(20名以上)
一般350円250円
大学生150円100円
高校生以下無料無料
65才以上無料無料

出典: 縮景園 入園案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

美術館とのセット券

縮景園と広島県立美術館は敷地が隣り合っていて、園内から美術館へ直接入れる。両方を見るならセット券のほうが安い。

区分縮景園+美術館(個人)
一般660円
大学生350円

団体でのセット券の額は公式サイトで確認してほしい。美術館の企画展は会期ごとに料金が変わるため、セット券が対象とする範囲も確認しておきたい。

出典: 縮景園 入園案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。

開園時間と休園日

期間開園時間
3月16日〜9月15日9:00〜18:00(入園は17:30まで)
9月16日〜3月15日9:00〜17:00(入園は16:30まで)

休園日は12月29日から12月31日までの3日間だけ。それ以外は年間を通して開いている。広島駅から歩ける距離にあるので、新幹線の待ち時間に立ち寄るという使い方もできる。

庭の見方

縮景園という名前は、各地の景勝をこの庭に縮めて写したという意味で付けられている。中国杭州の西湖を模したという説もある。中心にあるのが濯纓池で、池のなかに大小の島が浮かび、周囲を歩きながら少しずつ違う景色を見せる池泉回遊式の構成になっている。

池を渡る跨虹橋は、この庭でもっとも目を引く構造物である。弓なりに高く反った石橋で、欄干がなく、橋そのものの曲線だけが水面に映る。茶室の清風館、悠々亭、明月亭が園内に点在し、梅、桜、花菖蒲、紅葉と、季節ごとに違う場所が主役になるように植栽が配されている。

原爆とこの庭

縮景園は爆心地から近い。1945年8月6日、園内の建物はすべて倒壊し、樹木も焼かれた。同時にこの庭は、被災した人々が水を求めて逃げ込んだ場所でもあった。戦後の発掘では、園内から多くの遺骨が見つかっている。現在、園の一角には供養塔が立つ。

復元が始まったのは戦後しばらく経ってからで、長い時間をかけて元の姿に戻された。園内には熱線を浴びながら生き残った被爆樹木が数本あり、幹の片側だけが傷ついた形で今も葉をつけている。大名庭園として見るだけなら一時間ほどで回れる庭だが、この背景を知って歩くと、同じ場所がまったく違って見える。平和記念公園と合わせて訪ねる人が多いのは、そういう理由もある。

アクセス

JR広島駅の南口から徒歩で15分ほど。広島電鉄なら「縮景園前」の電停で降りればすぐである。広島は路面電車が細かく走っているので、原爆ドームや平和記念公園からも乗り換えなしで来られる。駐車場は限られているため、車よりは公共交通のほうが確実だ。高校生以下と65才以上が無料なので、家族連れでも祖父母連れでも入りやすい庭である。

上田宗箇が造った庭

縮景園の作庭者である上田宗箇は、茶人であると同時に武将だった。古田織部に茶を学び、戦場に出る一方で庭を造り、茶室を建てた。和歌山や徳島にも宗箇の手による庭が伝わっている。武将としての空間把握と、茶人としての見立てが同じ人物のなかにあったことが、この庭の構成に表れている。

庭の名は、各地の景勝を縮めて写したという意味で付けられた。中国杭州の西湖を模したとする説も古くから伝わる。中心の濯纓池には大小の島が浮かび、周囲を回ると数歩ごとに見える景色が変わる。池泉回遊式という形式そのものが、歩く人に順番に景色を見せる仕掛けであり、どこから見ても完成した絵になるように石と木が置かれている。

園内で見るもの

いちばん目を引くのは跨虹橋である。弓なりに高く反った石橋で、欄干がない。橋の曲線と、水面に映る影が合わさって輪をつくる。近くで見上げると石の反りがかなり急で、渡るときに足元を選ぶ必要がある。

園内には茶室が点在する。清風館、悠々亭、明月亭。いずれも池と樹木のあいだに配され、そこから見える景色が計算されている。高いところに登れば園全体を見渡せる場所もあり、背後には広島の市街地のビルが立つ。江戸初期の庭と現代の街が同じ視界に入るのは、都市の中心にある庭ならではである。

花は季節ごとに主役が変わる。早春の梅、春の桜、初夏のハナショウブとスイレン、秋の萩と紅葉。池には鯉がいて、餌を投げると集まってくる。一周するだけなら30分から1時間ほどだが、茶室のあたりで座ってしまうと時間が延びる。

広島県立美術館とあわせて

園と美術館は敷地が隣接していて、園内から美術館へ直接入れる構造になっている。セット券が用意されているのはそのためだ。美術館は郷土ゆかりの作家、アジアの工芸、そして20世紀の絵画を柱に収蔵していて、企画展は会期ごとに内容が変わる。庭を歩いてから屋内で座る、という順番にすると体力の配分がちょうどよくなる。

広島の街を回るなら、原爆ドームと平和記念公園、広島城、そして縮景園という組み立てが自然である。いずれも路面電車で移動できる距離にある。宮島まで足を延ばすなら、市内をどれだけ削るかを先に決めておいたほうがいい。縮景園は12月29日から31日を除いて年中開いているので、日程の調整弁として使いやすい。

アクセスはJR広島駅の南口から徒歩15分ほど、広島電鉄なら「縮景園前」の電停で降りればすぐである。高校生以下と65才以上が無料なので、世代をまたいだ家族連れでも入りやすい。新幹線の待ち時間が一時間半あれば、往復して一周してくることができる。

どれくらい時間を見るか

池を一周するだけなら30分ほど。茶室や高台まで含めてゆっくり回れば1時間、美術館まで入れると半日近くになる。園路は平坦な部分が多いが、跨虹橋と高台への上りだけは段差がある。ベビーカーや車椅子で回る場合は、橋を渡らずに池を回り込むルートを取ることになる。

写真を撮る人が多い庭でもある。跨虹橋と池を正面から収める位置、茶室越しに池を見る位置など、定番の構図がいくつかある。前撮りの撮影を受け付けている庭なので、和装の撮影に出くわすこともある。三脚を立てる場合や商業目的の撮影には申請が要るので、公式サイトの案内を先に見ておきたい。

行事と季節の催し

庭では季節ごとに茶会や観梅、観月の催しが開かれる。上田宗箇の流れを汲む茶の湯の場でもあるため、茶室が実際に使われる機会がある。園内の花の開花状況は公式サイトで随時知らせているので、目当ての花があるなら出発前に確認しておくといい。

広島駅から近く、休園日が年末の3日だけという条件は、旅程を組むうえでかなり使いやすい。天気が悪ければ美術館へ、良ければ庭へ。同じ入口から両方に入れるという構造が、この場所の強みである。

近くの施設の料金

同じ広島の施設と並べると、縮景園の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。

金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。

広島の観光施設を、入場料でくらべる

施設入場・拝観の目安 滞在の目安
三段峡無料約2時間30分
広島平和記念公園 ガイドツアー¥200〜約1時間30分
広島平和記念資料館¥200〜約1時間15分
厳島神社・宮島¥300〜約1時間15分
宮浜温泉(広島・廿日市)¥750〜約1時間30分
天然温泉 ほの湯 楽々園(広島)¥1,050〜約2時間
宮島水族館 みやじマリン¥1,420〜
the Orange(みろくの里 レジャープール)¥3,100〜

入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。

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