宮島水族館「みやじマリン」は、広島県廿日市市の宮島にある水族館である。厳島神社から海沿いに歩いて数分という位置にあり、瀬戸内海の生き物を中心に据えた展示で知られる。公立の施設なので入館料は条例で定められていて、個人・団体・学校利用の三本立てになっている。
宮島水族館の入館料
一般は高校生を含む。幼児は4歳以上就学前までで、4歳未満は無料である。団体は20名以上から適用され、団体予約申込書の提出が要る。学校利用は修学旅行や遠足など学校行事での入館に適用され、事前に団体予約申込書と減免申請書を出す必要がある。
| 区分 | 個人 | 団体(20名以上) | 学校利用 |
|---|---|---|---|
| 一般(高校生を含む) | 1,420円 | 1,140円 | 570円 |
| 中学生 | 710円 | 570円 | 490円 |
| 小学生 | 710円 | 570円 | 350円 |
| 幼児(4歳以上就学前) | 400円 | 320円 | 280円 |
出典: 宮島水族館 営業案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
年間パスポートと前売券
購入日から1年間、何度でも入館できる年間パスポートが窓口で販売されている。一年に3回以上入るなら個人料金より安くなる計算である。
| 区分 | 年間パスポート |
|---|---|
| 一般(高校生を含む) | 3,560円 |
| 中学生 | 1,730円 |
| 小学生 | 1,730円 |
| 幼児 | 1,010円 |
入館前売券は水族館の窓口で買える。またコンビニエンスストアでも入館引換券が販売されていて、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの全国各店舗の端末から24時間購入できる。入館当日にゲートで提示すれば、チケット購入の列に並ばずに入れる。ただし引換券は個人料金のみの取り扱いで、団体・学校利用・年間パスポート・各種割引制度の前売券は販売されていない。引換券の金額は個人料金と同じである。
出典: 宮島水族館 営業案内(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
営業時間と長期休館
営業時間は9時から17時、最終入館は16時。注意が必要なのは長期休館で、宮島水族館は令和8年(2026年)12月1日から令和9年(2027年)3月31日までのあいだ休館する。この期間に宮島へ渡る予定なら、水族館は行程から外して考える必要がある。休館にともなう年間パスポートの取り扱いについても公式サイトに案内が出ている。
瀬戸内海の水族館
この水族館の展示の軸は瀬戸内海である。外洋の派手な大型魚を並べるのではなく、目の前の海と、そこで営まれてきた漁の姿を見せる方向に振れている。カキいかだを再現した水槽があるのは象徴的で、広島のカキ養殖がどういう仕組みで成り立っているかが、いかだの下にぶら下がる貝と、そこに集まる魚ごと展示されている。食べる側からは見えない部分が水の中にあることがわかる。
屋外にはアシカやアザラシ、ペンギンのエリアがあり、ライブプールでのアシカのショーが日に何度か行われる。コツメカワウソやスナメリも飼育されていて、スナメリは瀬戸内海に実際にいる小型のイルカである。館内は一方通行に近い順路で、ゆっくり見て一時間半ほど。厳島神社の参拝と組み合わせて半日、という配分がちょうどいい。
宮島でのアクセス
宮島へはJR宮島口駅または広電宮島口から連絡船で10分ほど。船を降りてから水族館までは海沿いの道を歩いて20分前後で、途中に厳島神社と大鳥居がある。距離としては歩ける範囲だが、参道の商店街を抜けるため人が多く、思ったより時間がかかることがある。町家通りを通ると人が少なく、そのぶん早い。
島内には鹿が放されていて、紙袋や地図を口に入れようとしてくるので手荷物には注意したい。水族館の周辺は大聖院や多宝塔のある一帯で、海岸沿いより静かである。干潮と満潮で大鳥居の見え方が変わるので、潮の時刻を先に調べてから、水族館をどちらの時間帯に入れるかを決めると効率がいい。
館内をどう回るか
順路のはじめのほうに置かれているのが瀬戸内海の生き物のコーナーで、砂に潜る魚や岩陰に隠れる魚など、地味だが見ていて飽きない種類が多い。タッチプールではヒトデやナマコに触れられる。中盤にスナメリの水槽があり、瀬戸内海に実際にすんでいる小型のイルカを間近で見られる。丸い頭に背びれのない体つきは、イルカのイメージからは少し外れていて、初めて見ると驚く人が多い。
屋外のライブプールではアシカのショーが日に数回行われ、ペンギンのプールやコツメカワウソの展示も外にある。屋内と屋外を行き来する構成なので、雨の日は多少濡れる覚悟がいる。全体をゆっくり見て一時間半ほど。子ども連れならもう少しかかる。ショーの時刻は入館時に確認して、それを軸に回る順番を決めるのが効率がいい。
宮島という島
宮島は正式には厳島といい、島そのものが古くから信仰の対象とされてきた。厳島神社が海の上に建てられているのも、島に手を加えることを避けた結果だと説明される。海に立つ大鳥居は潮の満ち引きで表情が変わり、満潮なら船に乗って近づけ、干潮なら歩いて根元まで行ける。どちらが良いという話ではなく、まったく別のものが見えるので、潮の時刻表を先に見て予定を組む価値がある。
島の中央にそびえる弥山は標高535メートル。中腹までロープウエーが通じていて、そこから山頂までは30分ほどの登りになる。山頂の巨岩が積み重なった一帯からは瀬戸内海の島々が見渡せる。弥山本堂には千年以上消えていないとされる火が守られており、この火が広島の平和記念公園の灯火の元にもなっている。原始林が残っているのも、島全体が長く伐採を避けられてきたからである。
水族館の周りと食べ物
水族館は参道の商店街から少し外れた海沿いにあり、周囲は大聖院や多宝塔のある静かな一帯である。参道は人が多いが、一本内側の町家通りを歩けば人が減り、そのぶん早く着く。島内には鹿が放されていて、紙袋や地図を口に入れようとしてくるので、手に持つものには注意したい。餌をやらないのが島の決まりである。
食べるものはあなごめしと焼き牡蠣が二枚看板。もみじ饅頭は店ごとに餡や皮が違い、揚げたてを出す店もある。混雑は休日と紅葉の時期に集中し、とくに紅葉谷公園がにぎわう十一月は船も参道も列になる。なお宮島には訪問税が設けられていて、フェリーの運賃に上乗せされる形で徴収される。
休館期間の組み立て
この水族館は令和8年12月から令和9年3月末まで休館する。厳島神社と弥山は通年で参拝でき、島の食事処も開いているので、宮島そのものへ行く価値が下がるわけではない。ただし雨天のときに屋内で時間をつぶせる場所が一つ減ることは意識しておいたほうがいい。水族館を目的に組んだ行程なら、時期をずらすか、広島市内の別の施設へ振り替えるかを先に決めておきたい。
広島市内からの行き方
広島駅からJR山陽本線で宮島口駅まで30分弱、そこから連絡船で10分ほど。合わせて1時間かからない。広島電鉄の路面電車を使うルートもあり、時間はかかるが乗り換えなしで市内から宮島口まで行ける。船はJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社が並行して運航していて、便数が多いので時刻を気にせず桟橋へ行って構わない。JRのフェリーは大鳥居に近づく便があり、満潮時は海上から鳥居を見上げられる。
車で来る場合、島に渡ってからは道が狭く駐車場も限られるため、宮島口側の駐車場に停めて船で渡るのが現実的である。休日は宮島口の駐車場も昼前には埋まりやすい。平和記念公園と宮島を一日で回る行程は定番だが、両方をきちんと見るなら朝から動く必要がある。水族館まで入れるなら、午前に宮島、午後に市内という順番のほうが余裕がある。
近くの施設の料金
同じ広島の施設と並べると、宮島水族館の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 広島平和記念公園 ガイドツアー | 目安 ¥200〜 |
| 広島平和記念資料館 | 目安 ¥200〜 |
| 厳島神社・宮島 | 目安 ¥300〜 |
| 宮浜温泉(広島・廿日市) | 目安 ¥750〜 |
| 天然温泉 ほの湯 楽々園(広島) | 目安 ¥1,050〜 |
| 宮島水族館 みやじマリン | 目安 ¥1,420〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
広島の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|
| 三段峡 | 無料 | 約2時間30分 | |
| 広島平和記念公園 ガイドツアー | ¥200〜 | 約1時間30分 | |
| 広島平和記念資料館 | ¥200〜 | 約1時間15分 | |
| 厳島神社・宮島 | ¥300〜 | 約1時間15分 | |
| 宮浜温泉(広島・廿日市) | ¥750〜 | 約1時間30分 | |
| 天然温泉 ほの湯 楽々園(広島) | ¥1,050〜 | 約2時間 | |
| 宮島水族館 みやじマリン | ¥1,420〜 | — | |
| the Orange(みろくの里 レジャープール) | ¥3,100〜 | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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