軍艦島は長崎港の沖合に浮かぶ端島の通称である。海底炭鉱の島として栄え、一時は世界有数の人口密度を記録した。今は無人島となり、上陸には船会社のツアーに参加する必要がある。料金は乗船料と、長崎市に払う上陸料の二本立てになっている。
軍艦島上陸ツアーの料金
やまさ海運の場合、乗船料は次のとおりである。これに加えて、どの船に乗っても長崎市への施設使用料・軍艦島上陸料がかかる。
| 区分 | 乗船料 | 上陸料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 大人 | 4,700円 | 650円 | 5,350円 |
| 中学生・高校生 | 4,700円 | 320円 | 5,020円 |
| 小学生 | 2,350円 | 320円 | 2,670円 |
| 未就学児 | — | 無料 | — |
早割20を使えば大人の乗船料は3,800円になる。団体は15名以上で大人4,300円、小学生2,150円。この運賃は2025年10月1日に改定されたものである。
運航会社は他にもある。軍艦島コンシェルジュの乗船料は平日が大人5,500円、特定日が6,000円で、こちらも上陸料は別途になる。会社によって航路と所要時間、船の設備が違うので、比べてから選びたい。
出典: やまさ海運 軍艦島上陸ツアー(2026年8月16日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
上陸できるとは限らない
この島への上陸には条件がある。波の高さ、風速、視程。いずれかが基準を超えると桟橋に接岸できず、島の周囲を回るだけで戻ることになる。上陸率は年間を通じておよそ半分から七割程度とされる。天候に恵まれなければ上陸できないという前提で計画したい。
上陸できなかった場合の扱いは会社によって違う。一部が返金されるところもあれば、周遊のみで催行とするところもある。申し込みの前に確認しておきたい。日程に余裕があるなら、滞在中に二回申し込めるよう組んでおくと確率が上がる。
島で何を見るか
上陸できる範囲は限られている。島の南側に整備された見学通路だけで、建物の内部には入れない。崩落が進んでいるためで、安全上の理由から立ち入りが制限されている。滞在時間はおおむね一時間ほどである。
それでも見えるものは多い。日本で最初期の鉄筋コンクリート集合住宅である三十号棟、炭鉱の坑口へ降りる階段、小中学校の建物。ガイドが当時の暮らしを説明しながら回る。最盛期には五千人以上が東京の何倍もの人口密度でこの島に暮らしていた。
島の全体を見るには船から回るほうがいい。接岸する前後に島を一周する航路が組まれていて、アパート群が海から立ち上がる姿を軍艦のように見せる角度がある。この名の由来がそこにある。
世界遺産としての端島
端島炭坑は「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産に登録されている。製鉄、造船、石炭産業という三つの分野で日本が短期間に近代化を遂げた過程を示す遺産群のひとつである。
同時にこの島は、戦時中に朝鮮半島や中国から動員された人々が過酷な労働に従事した場所でもある。登録の際にこの点が議論となり、日本政府は意思に反して連れて来られ働かされた人々がいたことを理解できるようにする措置を取ると表明している。長崎市内の情報センターでその歴史も扱われている。
長崎の回り方
船は長崎港のターミナルから出る。所要は往復と上陸を合わせて二時間半から三時間ほど。午前と午後の便があるので、半日を充てれば残りの時間で市内を回れる。
長崎には原爆資料館と平和公園、グラバー園と大浦天主堂、出島、中華街がある。稲佐山の夜景は世界的に知られる。軍艦島の情報館は市内にあり、上陸できなかった場合はここで補える。長崎は坂の多い街なので、歩く距離を見込んでおきたい。
上陸できるとは限らない
この島への上陸には条件がある。波の高さ、風速、視程。いずれかが基準を超えると桟橋に接岸できず、島の周囲を回るだけで戻ることになる。上陸率は年間を通じておよそ半分から七割程度とされる。天候に恵まれなければ上陸できないという前提で計画したい。
上陸できなかった場合の扱いは会社によって違う。一部が返金されるところもあれば、周遊のみで催行とするところもある。申し込みの前に確認しておきたい。日程に余裕があるなら、滞在中に二回申し込めるよう組んでおくと確率が上がる。冬は海が荒れる日が多い。
島で何を見るか
上陸できる範囲は限られている。島の南側に整備された見学通路だけで、建物の内部には入れない。崩落が進んでいるためで、安全上の理由から立ち入りが制限されている。滞在時間はおおむね一時間ほどである。
それでも見えるものは多い。日本で最初期の鉄筋コンクリート集合住宅である三十号棟、炭鉱の坑口へ降りる階段、小中学校の建物。ガイドが当時の暮らしを説明しながら回る。最盛期には五千人以上が、東京の何倍もの人口密度でこの島に暮らしていた。
島の全体を見るには船から回るほうがいい。接岸する前後に島を一周する航路が組まれていて、アパート群が海から立ち上がる姿を軍艦のように見せる角度がある。この名の由来がそこにある。
世界遺産としての端島
端島炭坑は「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産に登録されている。製鉄、造船、石炭産業という三つの分野で日本が短期間に近代化を遂げた過程を示す遺産群のひとつである。
同時にこの島は、戦時中に朝鮮半島や中国から動員された人々が過酷な労働に従事した場所でもある。登録の際にこの点が議論となり、日本政府は意思に反して連れて来られ働かされた人々がいたことを理解できるようにする措置を取ると表明している。長崎市内の情報センターでその歴史も扱われている。
持ち物と服装
船に乗るので、帽子は飛ばされないよう注意したい。日陰の少ない甲板と、島の見学通路のどちらも日差しを遮るものが少ない。夏は日焼け対策と水分、冬は防寒が要る。海が揺れることがあるので、酔いやすい人は薬を飲んでおくといい。
島の見学通路は舗装されているが、段差がある。歩きやすい靴で行きたい。手荷物は最小限にして、両手が空く形が安全である。桟橋の乗り降りで波の影響を受けるため、係員の指示に従うことになる。
長崎の回り方
船は長崎港のターミナルから出る。所要は往復と上陸を合わせて二時間半から三時間ほど。午前と午後の便があるので、半日を充てれば残りの時間で市内を回れる。
長崎には原爆資料館と平和公園、グラバー園と大浦天主堂、出島、中華街がある。稲佐山の夜景は世界的に知られる。軍艦島の情報館は市内にあり、上陸できなかった場合はここで補える。長崎は坂の多い街なので、歩く距離を見込んでおきたい。
近くの施設の料金
同じ長崎の施設と並べると、軍艦島の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 長崎原爆資料館 | 目安 ¥200〜 |
| 出島(出島和蘭商館跡) | 予約サイト ¥520〜 |
| 大浦天主堂 | 予約サイト ¥1,000〜 |
| 稲佐山 | 予約サイト ¥1,230〜 |
| グラバー園 | 目安 ¥1,300〜 |
| 軍艦島(端島) | 公式で確認 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
会社の選び方
軍艦島へ渡る船を出している会社は複数ある。乗船料が違うだけでなく、出航する港、島を回る航路、船内の設備、ガイドの内容にも差がある。上陸できなかったときの扱いも会社ごとに異なるので、料金だけで決めないほうがいい。
どの船に乗っても長崎市への上陸料は別途かかる。この点を見落とすと、当日の支払いが想定より増える。乗船料と上陸料を合わせた額で比べるのが正しい。早割を使えば乗船料が下がる会社もあるので、日程が決まっているなら早めに申し込みたい。
島がたどった経緯
端島で石炭が発見されたのは十九世紀の初めとされる。本格的な採掘が始まると島は埋め立てで拡張され、増える人口に対応するために高層のアパートが次々に建てられた。日本で最初期の鉄筋コンクリート集合住宅がこの島に建ったのは、限られた面積に人を収めるためだった。
最盛期には五千人を超える人々が暮らし、島には学校、病院、映画館、商店があった。しかしエネルギーの主役が石炭から石油へ移ると採算が合わなくなり、1974年に閉山する。住民は数か月のうちに島を去り、以後は無人島となった。
建物はそのまま残され、風雨と波にさらされ続けている。崩落が進み、当時の姿を保っている部分は年々減っている。見学通路が島の南側に限られているのはそのためである。今見えているものが十年後に同じ形であるとは限らない。
長崎の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|
| 長崎原爆資料館 | ¥200〜 | 約1時間30分 | |
| グラバー園 | ¥1,300〜 | 約1時間15分 | |
| 軍艦島上陸ツアー(長崎) | ¥4,700〜 | 約3時間30分 | |
| ハウステンボス | ¥7,600〜 | 約6時間 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
関連する記事
※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。