五島列島の旅は、下五島の福江島(五島市)を福江港ターミナルか五島つばき空港から回り始め、上五島の中通島(新上五島町)へは船で渡る、という順番が基本です。福江島の見どころは、港のある福江の城下町、東の奥浦(堂崎教会)、南東の富江(鐙瀬溶岩海岸)、西端の玉之浦(大瀬埼灯台・井持浦教会)、北西の三井楽(高浜海水浴場)に散らばっているため、車がない人は五島自動車の定期観光バス(木曜日運休・要予約)、車を使う人はレンタカーで島を一周します。上五島には飛行機の定期便がなく、長崎港・佐世保港・福江港などから船で入ります。一日の予定を決めるのは、船の便(欠航は基本的に出港時刻の約1時間前に決まる)、世界遺産の教会に必要な見学の事前連絡、そして堂崎教会の閉館時刻(11月11日~3月20日は16:00まで)の三つです。
出典: 五島の島たび【公式】島外からのアクセス(五島市) / 五島自動車 定期観光バスモデルコース / 新上五島町観光物産協会 アクセス / 九州商船 よくある質問(欠航の決定) / 堂崎教会(五島市)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
五島列島の回り方の全体像:福江島と上五島、時間を決めるもの
五島列島は、南の福江島・久賀島・奈留島を中心とする下五島(五島市)と、北の中通島・若松島からなる上五島(新上五島町)に分けて呼ばれます。若松島と中通島は橋で結ばれていますが、上五島は福江島とも九州本土とも橋でつながっていないため、行き来は必ず船になります。初めての旅なら、まず福江島を回り、日数に余裕があれば上五島や、世界遺産の構成資産がある久賀島・奈留島へ足を延ばす、という組み立てがわかりやすくなります。
福江島の中では、福江港から歩いて行ける範囲に福江城(石田城)跡・五島観光歴史資料館・武家屋敷通りが集まっています。港から離れた見どころは方角ごとに分かれていて、東の奥浦に赤レンガの堂崎教会、南東の富江側に鬼岳の溶岩がつくった鐙瀬溶岩海岸、西端の玉之浦に大瀬埼灯台と日本で最初につくられたルルドがある井持浦教会、北西の三井楽に高浜海水浴場、北の岐宿に白い木造の水ノ浦教会があります。五島自動車の定期観光バスは、西側(井持浦・大瀬埼・高浜)を午前のAコース、東側(堂崎・鐙瀬)を午後のBコースで回る分け方をしていて、自分で車を運転する場合もこの東西の分け方が目安になります。
時間を決めるものは四つあります。一つ目は船です。九州商船は、船便の欠航は基本的に出港時刻の約1時間前に決め、台風時などは前日に決めることもあると案内しています。二つ目は教会の見学です。世界遺産の構成資産にある頭ヶ島天主堂・旧五輪教会堂・江上天主堂は、見学に事前連絡が必要です。三つ目は施設の閉館時刻で、堂崎教会は11月11日~3月20日の開館が9:00~16:00と、春から秋より早く閉まります。四つ目は大瀬埼灯台の遊歩道で、駐車場から灯台までは往路約20分(下り道)、復路約40分(上り道)と公式に書かれており、帰りの上り坂の分だけ時間をみておく必要があります。
出典: 新上五島町観光物産協会 島へのアクセスガイド / 五島めぐり定期観光バス Aコース(五島市) / 九州商船 よくある質問(欠航の決定) / インフォメーションセンター よくある質問 / 堂崎教会(五島市) / 大瀬埼灯台(五島市)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
半日コース:車なしで福江港から歩く城下町、または午後の定期観光バス
船や飛行機の時刻に挟まれて使える時間が半日ほどなら、福江港ターミナルを起点にした二つの回り方があります。一つは五島市が「ぶらり徒歩コース」として案内している城下町の散策で、所要時間は約3時間とされています。車がなくても回れるうえ、五島市は乗船時刻までの時間調整にも便利なコースとしています。
- 福江港ターミナル:観光案内所で島内の見どころマップやパンフレットをもらい、荷物はコインロッカーへ。次の五島観光歴史資料館へは徒歩で約7分です。
- 五島観光歴史資料館:福江城(石田城)跡の一角に立つ天守閣を模した建物で、遣唐使と倭寇、キリシタン信仰、五島藩の形成などの展示を先に見ておくと、この後の城跡や教会の見え方が変わります。福江城(石田城)へは徒歩で約8分です。
- 福江城(石田城)跡:黒船の来航に備えて築かれ、1863年(文久3年)に完成したものの、明治政府によって解体された「日本最後の海城」です。石垣や石橋、裏門の蹴出門が残り、本丸跡には県立五島高校があります。五島氏庭園へは徒歩で約5分です。
- 五島氏庭園隠殿屋敷・心字が池:庭石と築山に鬼岳の溶岩が使われた大名庭園です。続いて武家屋敷通りへ歩きます。
- 武家屋敷通り・武家屋敷通りふるさと館:溶岩を使った石垣の上に丸い「こぼれ石」を載せた塀が続く通りで、ふるさと館の喫茶コーナーではかんころ餅や五島うどんを味わえます。山本二三美術館へは徒歩ですぐです。
- 山本二三美術館:五島出身の美術家・山本二三氏の作品を展示する美術館です。福江教会へは徒歩で約10分です。
- 福江教会・六角井・明人堂・常灯鼻:福江大火の焼け跡に残った福江教会から、唐人町の六角井(福江教会から徒歩で約6分)、明人堂(六角井から徒歩で約3分)と倭寇時代の遺跡をたどり、港の防波堤だった常灯鼻を見て福江港ターミナルへ戻ります。
もう一つは、昼に島へ着いた人向けの定期観光バスBコース(午後)です。運行する五島自動車の行程表では、福江港13:50発、14:10堂崎天主堂14:40、武家屋敷通り(車窓)、15:20鐙瀬溶岩海岸(ビジターセンター)15:35、福江港着16:10となっています。五島自動車は、このコースからは15:45発ジェットフォイルへの接続はできないと注意しているので、当日のうちに長崎へ戻る人は乗れる便があるかを先に確かめてください。料金はこの後の表にまとめました。
出典: 福江島の街中を歩く ぶらり徒歩コース(五島市) / 福江城(石田城)(五島市) / 五島自動車 定期観光バスモデルコース(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
日帰り・一日コース:定期観光バスのCコースか、レンタカーで福江島一周
福江島で丸一日使えるなら、車なしでは定期観光バスのCコース(よかとこ満喫・島内一周)が島の西の端から東の教会までを一度に回れる手段です。CコースはAコース(午前)とBコース(午後)をつないだもので、昼食はついておらず、昼は福江港周辺でのフリータイムになります。五島自動車の行程表どおりに並べると次の順番です。
- 福江港9:20発:福江港ターミナルビル1階の五島自動車観光課で、出発の10分前までに手続きを済ませます。五島コンカナ王国8:45発、カンパーナホテル9:05発の乗り場もあります。
- 井持浦教会(ルルド):到着10:15、出発10:30。ペルー神父が信徒に呼びかけて島内の奇岩・珍石を集め、1899年に日本で最初のルルドをつくった教会です。バスで大瀬崎へ向かいます。
- 大瀬崎灯台・断崖:到着10:40、出発10:55。断崖の上の展望台から白い灯台と東シナ海を見下ろします。バスで高浜へ向かいます。
- 高浜ビーチ:到着11:45、出発12:00。西の海上に嵯峨島を望む白い砂浜です。帰りは水ノ浦教会を車窓から見て福江港へ。
- 福江港12:50着、昼食:五島市の案内では、午後の出発までの時間は福江港ターミナル内か周辺での昼食がすすめられています。
- 福江港13:50発、堂崎天主堂:到着14:10、出発14:40。1907年(明治40年)に完成した赤レンガの教会で、堂内はキリシタン資料館です。入場料は別払いです。
- 武家屋敷通り(車窓)、鐙瀬溶岩海岸:到着15:20、出発15:35。鬼岳から流れ出た溶岩が約7kmにわたって広がる海岸と、すぐそばの鐙瀬ビジターセンターに立ち寄り、福江港着16:10、カンパーナホテル着16:15で終わります。
レンタカーで回る場合は、五島市の「福江島ぐるっと一周ドライブ」が参考になります。総距離約150kmの一日コースで、福江港ターミナルから車で約15分の鐙瀬溶岩海岸を先に見て、車で約60分の玉之浦・大山祇神社のアコウの巨木、そこから車で約10分の大瀬埼灯台、車で約30分の荒川温泉の足湯へと島の南側から西側をたどり、三井楽の魚籃観音・三井楽教会、岐宿の水ノ浦教会と城岳展望所を経て、最後に東の堂崎教会へ向かう順番です。大瀬埼灯台は、福江港から展望所まで車で約55分で、展望所から灯台まで下りる遊歩道にはトイレがないため、展望所などで先に済ませておくよう案内されています。
出典: 五島自動車 定期観光バスモデルコース / 五島めぐり定期観光バス Aコース(五島市) / 堂崎教会|世界遺産の島 五島市 / 福江島ぐるっと一周ドライブ(五島市) / 大瀬埼灯台(五島市)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一泊二日コース:福江島を二日に分けて東と西を回る
福江島に一泊すると、夕方の大瀬埼灯台や、東西に分かれた見どころを急がずに回れます。車なしなら、定期観光バスのDコース(ゆったり満喫・島内一周)がそのための組み合わせで、一日目の午後にBコース、翌日の午前にAコースに乗ります。午前中に長崎港からのジェットフォイルや飛行機で着き、二日目の昼過ぎに島を離れる日程に合います。
- 一日目の午前:福江港に着いたら、福江城(石田城)跡や武家屋敷通りなど港から歩ける城下町を見て、福江港ターミナルや周辺で昼食をとります。
- 一日目の午後:福江港13:50発のバスで堂崎天主堂、武家屋敷通り(車窓)、鐙瀬溶岩海岸を回り、夕方に福江港へ戻って宿へ入ります。
- 二日目の午前:福江港9:20発のバスで井持浦教会(ルルド)、大瀬崎灯台、高浜ビーチを回り、水ノ浦教会を車窓から見て福江港12:50着。福江港到着後はフリータイムです。
レンタカーを使う場合、五島市の「車で巡る王道コース」は、一日目に福江港から福江城(石田城)、五島観光歴史資料館、武家屋敷通り、明星院、鬼岳、鐙瀬溶岩海岸と富江湾を回り、二日目に大宝寺、井持浦教会とルルド、大瀬埼灯台、高浜海水浴場、貝津教会、遣唐使ふるさと館、白良ケ浜万葉公園、水ノ浦教会、堂崎教会と島の西から北、東へ回って福江港へ戻る順番です。大瀬埼灯台は九州本土で最も遅い時間に夕陽が沈む場所と紹介されていて、五島市の頁には各月1日の日没時刻が載っています(11月は17:35、12月は17:19)。夕陽に合わせる日は、遊歩道の帰りの上り坂の時間も含めて、日没より前に灯台へ着くように動いてください。
出典: 五島めぐり定期観光バス Dコース(五島市) / 五島自動車 定期観光バスモデルコース / 車で巡る福江島の王道コース(五島市) / 大瀬埼灯台(五島市)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
二泊三日コース:上五島の中通島と頭ヶ島天主堂へ船で渡る
上五島まで回るなら、福江島で一泊したあと船で中通島へ渡り、上五島で一泊して長崎港か佐世保港へ帰る二泊三日が組みやすい形です。五島市の二泊三日のモデルコースでは、二日目に福江港から九州商船のフェリーに乗り、久賀島などの島々を眺めながら奈留島を経由して、上五島の中通島の奈良尾港に着く流れが紹介されています。九州商船は奈良尾発福江行きのジェットフォイルの便も案内しているので、福江と奈良尾の間はフェリーとジェットフォイルのどちらが当日に走るかを運航ダイヤで確かめます。
奈良尾港から上五島の北側の有川へは、長崎-奈良尾間のジェットフォイルに接続する九州商船の無料シャトルバスがあり、利用できるのはジェットフォイルの乗客に限られます。奈良尾港から有川営業所前までは、奈良尾港より40分と案内されています。島の中は車で回るのが基本で、新上五島町観光物産協会の一泊二日の「見どころ厳選コース」は、有川港ターミナルを起点に次の順番で回ります。
- 有川港ターミナル:ターミナル内の鯨賓館ミュージアムで世界文化遺産や日本遺産の展示を見て予習します。頭ヶ島天主堂へは車で25分です。
- 頭ヶ島天主堂:信徒が地元の砂岩を切り出して積み上げた石造りの教会で、見学には事前連絡が必要です。崎浦の五島石集落景観へは10分です。
- 崎浦の五島石集落景観:教会の壁に使われた砂岩の産地で、国の重要文化的景観に選ばれた地区です。ハマンナへは5分です。
- ハマンナ・五島うどん:透明度の高い海の浜を見たあと、椿油を練り込んだ細い麺の五島うどんで昼食にします。
- 矢堅目公園・青砂ヶ浦天主堂・白草公園:午後は島の北西の矢堅目公園、赤レンガの青砂ヶ浦天主堂を回り、白草公園から矢堅目の夕景を見て一日目を終えます。
- 二日目:中ノ浦教会から奈良尾へ:入り江に姿が映る中ノ浦教会、若松瀬戸を見下ろす龍観山展望所、桐教会下の入江を経て、奈良尾のあこう樹を見て港へ向かいます。
帰りは、奈良尾港から長崎港へ九州商船のジェットフォイル(新上五島町観光物産協会の案内で長崎港~奈良尾港 約1時間15分)か、有川港から佐世保港へ九州商船の高速船(佐世保港~有川港 約1時間25分)を使います。長崎港と鯛ノ浦港の間には五島産業汽船の高速船もあります。なお、九州商船の長崎~有川航路は2025年8月25日より運休していると案内されています。
出典: 五島列島 極上ビーチと教会めぐり(五島市) / 九州商船 無料シャトルのご案内 / 新上五島町観光物産協会 見どころ厳選コース / 新上五島町観光物産協会 アクセス(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
行き方:長崎・福岡から船と飛行機で福江島へ
福江島へは、長崎空港と福岡空港から五島つばき空港への飛行機(ANA・ORC)、長崎港から福江港への九州商船のジェットフォイルとフェリー、博多港からの野母商船の夜行フェリーがあります。五島市の「島外からのアクセス」に載っている所要時間は次のとおりです。
| 出発地 | 到着地 | 乗り物 | 所要時間(公式の目安) |
|---|---|---|---|
| 長崎空港 | 五島つばき空港 | ANA・ORC | 約30分 |
| 福岡空港 | 五島つばき空港 | ANA・ORC | 約40分 |
| 長崎港 | 福江港 | 九州商船(ジェットフォイル・フェリー) | ジェットフォイル約1時間25~45分、フェリー約3時間10~55分 |
| 長崎空港 | 大波止/長崎港 | 長崎県営バス | 約40分 |
| 博多港 | 奈留島(奈留港) | 野母商船(フェリー太古) | 約7時間40分 |
| 博多港 | 福江島(福江港) | 野母商船(フェリー太古、奈留島経由) | 約8時間30分 |
五島つばき空港から福江の市街へは路線バスがあり、空港の島内交通情報では所要時間約15分、料金は440円(2026年10月1日〜)です。バスの運行時間は飛行機の運航状況に応じて変わる場合があるとされています。船の運賃は日付と航路で変わるため、九州商船の「運航ダイヤ・運賃」で乗る日の便を選んで確かめてください。九州商船は乗船券を乗船時刻の30分前までに買うよう案内していて、乗船改札は出港時刻の約10分~15分前です。長崎空港から長崎港へは高速リムジンバスを大波止で降りて港へ歩きます。上五島へ直接行く船の乗り場と所要時間は、ひとつ前の節を見てください。
出典: 五島の島たび【公式】島外からのアクセス(五島市) / 五島つばき空港 島内交通情報 / 九州商船 よくある質問(購入・乗船の手続き) / 九州商船 運航ダイヤ・運賃 / 新上五島町観光物産協会 アクセス(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
島内の移動手段:定期観光バス・路線バス・レンタカー・レンタサイクル
定期観光バス(五島自動車):車なしで福江島の郊外を回る中心の手段です。最少催行人数は「4名様」で要予約、5日前の昼12:00までに催行人数に満たない場合は運休(火曜日のみ6日前の昼12:00まで)となり、運行が決まっていれば当日の乗車もできます。支払いは現金のみで、カードは使えません。運休日は木曜日(祝日の場合は運行)と年末年始(12/30~1/3)で、トライアスロン大会の開催当日も道路規制のため運休です。運行はバスまたはタクシーで行われます。
路線バス:福江島には五島バスと三井楽半島バスの路線があり、空港と福江港を結ぶ便もあります。堂崎教会へは路線バスの天主堂入口停留所から徒歩13分です。時刻は各社に問い合わせて確かめてください。
レンタカー:福江島には多くのレンタカー会社があり、空港や港まで送迎する会社もあります(予約のときに打ち合わせます)。奈留島と久賀島にもレンタカーがあります。福江港ターミナルには館内にレンタカーショップがあり、船を降りてすぐ借りられます。
レンタサイクル「GOTOCHARI」:福江港ターミナル内の五島市観光協会が電動アシスト自転車とクロスバイクを貸し出しています。事前予約と日をまたぐ貸し出しはできず、利用日に窓口へ行って申し込みます。身長145cm以上の人に限られ、ヘルメットは無料で借りられます。電動アシスト自転車は久賀島や奈留島へ持ち出せず、二つの島ではクロスバイクだけが使えます。
上五島の中:奈良尾港と有川の間は、ジェットフォイルに接続する九州商船の無料シャトルバスがあり、九州商船は出発の5分前に乗車場所へ集まるよう案内しています。そのほかはレンタカー、レンタサイクル、路線バス、タクシーで回ります。
出典: 五島自動車 定期観光バスモデルコース / 島内のアクセス 路線バス(五島市) / 堂崎教会(五島市) / 島内のアクセス レンタカー(五島市) / 五島市観光協会 レンタサイクル「GOTOCHARI」 / 九州商船 無料シャトルのご案内(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
教会見学の決まり:事前連絡・見学できない日・撮影とマナー
五島列島の教会は観光施設ではなく、ミサや冠婚葬祭が行われる祈りの場です。世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のうち、五島列島では頭ヶ島天主堂(頭ヶ島の集落)、旧五輪教会堂(久賀島の集落)、江上天主堂(奈留島の江上集落)の三つが、見学に事前連絡の必要な教会堂です。受付は長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンターで、ウェブからの登録は訪問の2日前まで、前日と当日の訪問はセンターへの電話で受け付けています。登録した時間から30分以上前後するときは電話で知らせ、行けなくなったら必ずキャンセルの手続きをします。センターは、船便の欠航のときにキャンセルの手続きをしない人が多く、現地の業務に支障が出ていると呼びかけています。
頭ヶ島天主堂:見学受付時間は9:00~12:00/13:00~17:00で、受付時間外の外観見学は自由です。12:00から13:00までは見学の受付をしていません。ミサ・行事は第2、第4日曜日 14:00~17:00で、そのほかの行事で見学できない日時はセンターのお知らせで確かめます。乗用車は、バス停を通り過ぎて海の方向に下った場所の駐車場に止め、バス停付近には駐停車しないよう求められています。
江上天主堂(奈留島):月曜日(祝日の場合は翌日)と、教会行事のある第3日曜日は敷地内に立ち入れず、内観・外観とも見学できません。見学受付時間は9:00~12:00/13:00~15:30で、教会敷地内への車両・自転車の乗り入れはできないため、江上小学校跡に止めて歩きます。
構成資産ではない堂崎教会・水ノ浦教会・井持浦教会・青砂ヶ浦天主堂などは、基本的に事前連絡は要りませんが、行事が行われているときは教会や敷地に入るのを控えます。長崎県の案内する見学マナーは次のとおりです。
- 堂内では帽子を脱ぎ、静かに拝観する。堂内の物に触れない。
- 柵の内側と内陣(祭壇域)に入らない。堂内での飲食・飲酒・喫煙はしない。
- 堂内の写真撮影はしない(カトリック長崎大司教区が所有する教会は内部撮影禁止。五島市の旧五輪教会は内部撮影ができる)。
- ミサや冠婚葬祭が行われているときは入堂を控える。感謝の気持ちは献金箱へ。
- 集落の中では私有地や田畑に入らず、家の中をのぞかない。ゴミは持ち帰る。
五島市は、服装は自由としつつ、夏に肌の出る服や極端に短いスカート・半ズボンは注意が必要で、羽織るものがあればよいとしています。また教会のトイレは信者のためのものなので、できるだけ教会以外のトイレを使うよう求めています。
出典: インフォメーションセンター よくある質問 / 潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター 頭ヶ島天主堂 / インフォメーションセンター 頭ヶ島天主堂見学に係るお知らせ / インフォメーションセンター 江上天主堂 / 長崎県 来訪時のルール・アクセス / 教会めぐり(五島市)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
拝観・入場の時間と料金(コースに入る施設と定期観光バス)
コースに入る主な施設の開館時間と料金を、各施設・運行会社の公式の書き方のとおりにまとめました。教会は観光施設ではないため、基本的に拝観料はありませんが、堂崎天主堂(資料館)は入館料が必要です。
| 施設 | 時間 | 料金 | 休み |
|---|---|---|---|
| 堂崎教会(堂崎天主堂キリシタン資料館) | 3月21日~11月10日 9:00~17:00、11月11日~3月20日 9:00~16:00 | 大人500円、中高生250円、小人200円 | 休館日: 12月30日~1月3日 |
| 五島観光歴史資料館 | 6月~9月 9:00~18:00(入館は17:30まで)、10月~5月 9:00~17:00(入館は16:30まで) | 一般 300円、小・中・高校生 100円 | 休館日: 12月29日~1月3日 |
| 福江城(石田城)跡 | ― | 無料 | 休日: なし |
| 鐙瀬ビジターセンター | 9:00~17:00(7月、8月は9:00~18:00) | 公式で確認 | 休館日: 12月29日~1月3日 |
| 大瀬埼灯台(遊歩道・展望所) | ― | 無料 | ― |
| 頭ヶ島天主堂 | 見学受付 9:00~12:00/13:00~17:00 | 無料(献金箱にご寄付をお願いします。) | 事前連絡が必要 |
| 江上天主堂 | 見学受付 9:00~12:00/13:00~15:30 | 公式で確認 | 休館: 月曜日(祝日の場合翌日)、第3日曜日 |
五島自動車の定期観光バスの料金(税込)は次のとおりです。堂崎天主堂に立ち寄るB・C・Dコースは、入場料が別に500円かかります。
| コース | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| Aコース(東シナ海・午前) | 井持浦教会・大瀬崎灯台・高浜ビーチ | 大人4,000円/小人2,000円(税込) |
| Bコース(歴史と文化・午後) | 堂崎天主堂・武家屋敷通り・鐙瀬溶岩海岸 | 大人2,600円/小人1,300円(税込) |
| Cコース(よかとこ満喫・島内一周) | Aコース+Bコース | 大人6,000円/小人3,000円(税込) |
| Dコース(ゆったり満喫・島内一周) | Bコース+翌日Aコース | 大人6,000円/小人3,000円(税込) |
出典: 堂崎教会|世界遺産の島 五島市 / 堂崎教会(五島市) / 五島観光歴史資料館(五島市) / 福江城(石田城)(五島市) / 福江島ぐるっと一周ドライブ(五島市) / 大瀬埼灯台(五島市) / 潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター 頭ヶ島天主堂 / 新上五島町観光物産協会 頭ヶ島天主堂 / インフォメーションセンター 江上天主堂 / インフォメーションセンター よくある質問 / 五島自動車 定期観光バスモデルコース(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
秋から冬に変わること:船の欠航、冬の気候、曜日の運休、雨の日の代わり
五島市の季節別の案内では、五島の冬(12~2月)は平均気温7度~10度と比較的温暖ですが、風が強い日や雪が降る日もあり、ダウンジャケットやコートが要るとされています。秋(9~11月)も11月は朝晩冷え込むため、厚手の上着があると安心です。風の強い日もあるため、船で渡る日の前後に予定を詰めすぎないようにします。九州商船は、ご利用便の1時間前頃に電話や運航状況のページで確かめるよう案内しています。上五島へ渡る日に欠航した場合は、教会の見学の事前連絡もキャンセルの手続きをします。
曜日と年末年始で動くものもあります。定期観光バスは木曜日が運休で、年末年始(12/30~1/3)も運休です。1月4日~9日は、12月30日の昼12時までに4名様以上の予約がない場合は運休になります。堂崎教会は11月11日から開館時間が9:00~16:00に短くなり、12月30日~1月3日は休みです。江上天主堂は毎週月曜日と第3日曜日に見学できません。大瀬埼灯台の日没時刻は、五島市の頁で1月が17:30とされ、冬は夕方が早く来ます。
冬の行事では、1月の第三日曜日に福江島で民俗行事のヘトマトが行われ、2月には椿の自生地として知られる五島で五島椿まつりが開かれます。寒い日は富江温泉・荒川温泉などの温泉で体を温めるのもよいでしょう。鬼岳は登っても眺めても楽しい福江島のシンボルですが、天井のコンクリートが落下したため、東屋は当面の間利用禁止とされています。
雨の日には、五島市の「雨の日も大丈夫!福江島コース」が代わりになります。鐙瀬ビジターセンターで西海国立公園とジオパークの展示を見て、武家屋敷通りふるさと館、山本二三美術館、福江城(石田城)、五島氏庭園、五島観光歴史資料館、堂崎教会の資料館と、屋根のある場所を中心に回る順番です。
出典: 五島の季節別観光ガイド(五島市) / 九州商船 よくある質問(欠航の決定) / 五島自動車 定期観光バスモデルコース / 堂崎教会(五島市) / インフォメーションセンター 江上天主堂 / 大瀬埼灯台(五島市) / 鬼岳(五島市) / 雨の日も大丈夫!福江島コース(五島市)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
よくある質問
車がなくても五島列島を観光できますか?
福江島なら、福江港から歩ける城下町と、五島自動車の定期観光バスを組み合わせれば、大瀬埼灯台・高浜海水浴場・堂崎教会まで車なしで回れます。定期観光バスは要予約で、催行人数に満たない日や木曜日は走らないため、旅程が決まったら早めに予約の状況を確かめてください。路線バスやレンタサイクルも使えます。
長崎から五島列島へ日帰りできますか?
長崎港から福江港へは九州商船のジェットフォイルで約1時間25~45分なので、往復の便次第では福江の城下町を歩く日帰りもできます。ただし定期観光バスのBコースは15:45発ジェットフォイルへの接続ができないと案内されており、帰りの便の時刻によって使えるコースが変わります。帰りの便は九州商船の運航ダイヤで確かめ、天候が不安な日は一泊を考えておくと安心です。
出典: 五島の島たび【公式】島外からのアクセス(五島市) / 五島自動車 定期観光バスモデルコース(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
頭ヶ島天主堂の見学には予約が必要ですか?
必要です。インフォメーションセンターへのウェブ登録は訪問の2日前まで、前日と当日は電話で受け付けています。見学受付は9:00~12:00/13:00~17:00で、12:00から13:00は受付がありません。第2、第4日曜日はミサ・行事の時間帯があるため、その日に行く人は時間を外してください。
出典: インフォメーションセンター よくある質問 / 潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター 頭ヶ島天主堂 / インフォメーションセンター 頭ヶ島天主堂見学に係るお知らせ(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
教会の中で写真を撮ってもいいですか?
カトリック長崎大司教区が所有する教会では堂内の撮影が禁止されています。外観の撮影は問題ありません。例外として、五島市の旧五輪教会は内部の撮影ができますが、取材などの場合は別に手続きが要ります。
船が欠航したらどうなりますか?
九州商船は、欠航を基本的に出港時刻の約1時間前に決め、台風時などは前日に決めることもあります。欠航で予定が変わったら、教会の見学の事前連絡を取り消し、定期観光バスや宿の予約もそれぞれに連絡します。
出典: 九州商船 よくある質問(欠航の決定)(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
上五島へは飛行機で行けますか?
上五島には空港がありますが、定期便が就航しておらず飛行機では行けません。福江島の五島つばき空港まで飛行機で行き、福江港から船で上五島へ渡るか、長崎港・佐世保港から船に乗ります。
出典: 新上五島町観光物産協会 アクセス / 新上五島町観光物産協会 島へのアクセスガイド(2026年10月21日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
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※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。