ウズベキスタンを初めて回るなら、首都タシケントに空路で入り、高速鉄道アフラシャブ号でサマルカンド、ブハラへと西へ進むのが軸になります。さらに西のヒヴァへは、タシケント発ヒヴァ行きの列車に乗るか、国の公式観光サイトが「標準ルート」と書く、ブハラまで高速列車・そこから都市間バスという組み立てでつなぎます。日程を決めるのは列車の運行日と時刻です。公式の時刻表ではタシケント〜サマルカンドのアフラシャブ号は毎日走り、タシケント〜ヒヴァの列車は曜日が決まっています。サマルカンドのレギスタン広場は季節で開いている時間が変わります。日本国籍者は30日未満の短期滞在なら査証が免除されます(外務省)。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan / 外務省 海外安全ホームページ ウズベキスタン 安全対策基礎データ(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ウズベキスタン観光の回り方の全体像
旅の骨組みは、東のタシケントから西のヒヴァへ、シルクロードの古都を一本の線で結ぶ形です。国の公式観光サイト(Uzbekistan Travel)によれば、タシケントには国際線の空港と国内線の空港、鉄道駅が二つずつあり、国の玄関口になっています。ここから鉄道でサマルカンド、ブハラへ進み、ヒヴァで折り返すか、ヒヴァから列車でタシケントへ戻ります。
- タシケント: 首都で中央アジア最大の都市。旧市街のハズラティ・イマーム、イスラム文明センター、チョルスー・バザール、駅ごとに意匠が違う地下鉄が見どころです。到着日と出発日の半日を充てる組み立てにします。
- サマルカンド: 「サマルカンド―文化の交差路」としてユネスコの世界遺産に登録された古都。レギスタン広場、グル・エミール廟、ビビ・ハニム・モスク、シャーヒ・ズィンダ廟群、アフラシャブの古代都市跡が中心です。
- ブハラ: 歴史地区が世界遺産で、公式観光サイトは年代の異なる記念物が140を超えて残ると書いています。アルク城、ポイ・カラーン、リャビ・ハウズを歩いて回る旧市街の町です。
- ヒヴァ: 城壁に囲まれた内城イチャン・カラが世界遺産。城壁の中に歴史的な建物が約60残ります。
時間を決める要素は三つあります。一つ目は列車で、アフラシャブ号のなかには金曜・土曜・日曜だけの便や日曜だけの便があり、ヒヴァ行きの列車も運行曜日が決まっています。二つ目は施設の開いている時間で、レギスタン広場は季節で時間が変わり、サマルカンドの博物館は施設ごとに閉まる時刻が違います。三つ目は季節で、公式観光サイトは夏と冬に「チッラ」と呼ぶ厳しい暑さと寒さの時期があると案内しています。
出典: Uzbekistan Travel Tashkent / Uzbekistan Travel Bukhara / Uzbekistan Travel "Pearls of ancient Khorezm" tourist route / O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
日本からの行き方と空港から市内
公式観光サイトの案内では、国の主要な空港はタシケントにあり、国際空港「タシケント」(I.Karimov International Airport)が玄関口です。ウズベキスタン航空については、世界の50を超える都市から定期便を運航し、独立国家共同体の国々と国内の路線も持つと書かれています。日本からの直行便の有無や運航曜日は時期で変わるため、航空会社の公式の時刻表で確かめてから日程を組んでください。各地方にも国際空港のターミナルがあると案内されています。
空港から市内へは、公式観光サイトがタクシーを空港・鉄道駅への移動手段として挙げ、タシケントとサマルカンドでは配車アプリでタクシーを呼べると案内しています。料金の上乗せを避けるため、公式のタクシーサービスを使うよう勧めています。市内に入ってからは地下鉄が使え、運行は毎日06:00〜00:00です。
出典: Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan / Uzbekistan Travel Safety and Travel Features in Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
入国の決まりと滞在登録
外務省の海外安全ホームページ(下の出典行の確認日時点)では、日本国籍者は30日未満の短期滞在の場合、査証が免除されます。査証を取らずに入国した場合は滞在期間を延長できず、国内で査証を取ることもできません。30日以上の滞在予定なら査証が必要です。
- 入国から72時間以内に滞在登録が必要です。ホテルに泊まる場合はホテルが手続きをするので、チェックインのときに登録を頼み、受け取った滞在登録証を出国まで保管します。
- 身分証明書の携帯が義務付けられています。外出中もパスポートと滞在登録証を持ち歩きます。
- 空路で入国する場合、1,000米ドル相当以上の貴金属品等の持込みは税関申告が必要です。
- 50年以上前に作られた民芸品や骨とう品、絨毯やスザニ等の持出しは禁止されています。ブハラやヒヴァで絨毯や刺繍布を買うときは、作られた年代を店で確かめてください。
同じ確認日の危険情報では、首都タシケント市を含む大部分の地域がレベル1(十分注意してください)で、アフガニスタンとの国境付近で立ち入りが制限されている地域と、ナマンガン州・アンディジャン州・フェルガナ州のタジキスタン及びキルギスとの国境沿い山岳地帯がレベル2(不要不急の渡航は止めてください)です。このコースで回るタシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァはレベル1の地域に入ります。出発前に「たびレジ」に登録しておくと、現地の安全情報を日本語のメールで受け取れます。
出典: 外務省 海外安全ホームページ ウズベキスタン 安全対策基礎データ / 外務省 海外安全ホームページ ウズベキスタンの危険情報(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
都市間と現地の移動(アフラシャブ号・在来線・地下鉄)
公式観光サイトは、高速列車がタシケント、サマルカンド、ブハラなどを結び、主な観光地の間を速く移動できると案内しています。乗車券はオンラインで買え、観光の多い時期は列車と飛行機の切符を早めに予約するよう勧めています。下の表は、旅客会社の公式の時刻表に載っているアフラシャブ号(AFROSIYOB)のうち、このコースで使う区間の便です。
| 列車番号 | 区間 | 運行日 | 発 | 着 | 所要 |
|---|---|---|---|---|---|
| 766Ф | タシケント→サマルカンド | 毎日(Every day) | 7:21 | 9:51 | 2:30 |
| 765Ф | サマルカンド→タシケント | 毎日(Every day) | 17:35 | 20:08 | 2:33 |
| 768Ф | タシケント→ブハラ | 毎日(Every day) | 7:27 | 11:38 | 4:11 |
| 770Ф | タシケント→ブハラ | 毎日(Every day) | 8:29 | 12:46 | 4:17 |
| 772Ф | タシケント→ブハラ | 毎日(Every day) | 19:41 | 0:03 | 4:22 |
| 778Ф | タシケント→ブハラ | 金・土・日(Friday, Saturday, Sunday) | 6:03 | 10:14 | 4:11 |
| 767Ф | ブハラ→タシケント | 毎日(Every day) | 16:17 | 20:31 | 4:14 |
| 769Ф | ブハラ→タシケント | 毎日(Every day) | 14:58 | 19:17 | 4:19 |
| 771Ф | ブハラ→タシケント | 毎日(Every day) | 3:15 | 7:35 | 4:20 |
| 777Ф | ブハラ→タシケント | 金・土・日(Friday, Saturday, Sunday) | 17:55 | 22:06 | 4:11 |
| 774Ф | タシケント→シャフリサブズ | 日曜のみ(Sunday) | 6:30 | 11:14 | 4:44 |
| 773Ф | シャフリサブズ→タシケント | 日曜のみ(Sunday) | 16:24 | 21:10 | 4:46 |
公式の時刻表は、始発駅と終着駅の時刻だけを載せています。サマルカンドからブハラへ、ブハラからサマルカンドへのように途中の駅で乗り降りする区間は、乗車券の購入画面で区間を指定し、その日の発着時刻を確かめてください。タシケントの駅は北駅と南駅があるため、乗る駅も乗車券で確かめます。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule / Uzbekistan Travel Safety and Travel Features in Uzbekistan / Uzbekistan Travel Tashkent(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ヒヴァへの行き方
公式の時刻表のアフラシャブ号の欄には、ヒヴァ行きの便は載っていません。公式の時刻表に載るタシケント〜ヒヴァの列車は夜行で、曜日が決まっています。
| 列車番号 | 区間 | 運行日 | 発 | 着 | 所要 |
|---|---|---|---|---|---|
| 056Ч | タシケント→ヒヴァ | 火・水・金・土(Tuesday, Wednesday, Friday, Saturday) | 21:24 | 12:02 | 14:38 |
| 076Ф | タシケント→ヒヴァ | 月(Monday) | 22:48 | 13:38 | 14:50 |
| 056Ж | ヒヴァ→タシケント | 水・木・土・日(Wednesday, Thursday, Saturday, Sunday) | 16:20 | 7:19 | 14:59 |
| 076Ж | ヒヴァ→タシケント | 火(Tuesday) | 14:23 | 5:10 | 14:47 |
もう一つの方法が、公式観光サイトが旅行者の標準ルートとして挙げる「タシケントからブハラまで高速列車、ブハラからヒヴァまで都市間バス」です。公式観光サイトは都市間バスが毎日、各都市と近隣国を結んでいると案内しています。バスの発車時刻と所要時間は公式に載っていないため、ブハラのバスターミナルで当日の便を確かめてください。行きをバス、帰りを夜行列車にすると、同じ道を往復せずに済みます。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
都市の中の移動
タシケントの地下鉄は中央アジアで初めての地下鉄で、1977年に開業しました。路線網が小さく迷いにくいうえ、駅ごとに独自の意匠があり、公式観光サイトは旅行者にとっては駅そのものが美術館だと紹介しています。運行は毎日06:00〜00:00です。市内バスは冷房付きの車両が走り、切符は車内の係員から買えます。乗合のミニバスは市内の端から端まで移動するときに使われます。サマルカンド、ブハラ、ヒヴァの旧市街は見どころが寄り集まっているので徒歩が基本で、離れた場所や駅への移動はタクシーを使います。運転免許証とパスポートがあればレンタカーも借りられ、交通は右側通行です。
出典: Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan / Uzbekistan Travel Tashkent(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
タシケントの半日コース(旧市街とイスラム文明センター)
到着日の午後や出発前の半日で回る組み合わせです。旧市街の宗教建築、新しい博物館、バザールと地下鉄を一度に見られます。
- ハズラティ・イマーム(ハスト・イマーム): 公式観光サイトはタシケントの主な見どころの一つとして紹介し、およそ四世紀前に建てられた建築群だと書いています。モスクに入るときは肩・背中・脚を覆い、女性は頭を覆います。礼拝の時間を避けて訪ねます。次へはタクシーで移動します。
- イスラム文明センター: コラサロイ通り(Karasaray 47)にある大規模な研究・展示の施設で、センターの公式サイトの案内図(Visitor Map)にはハズラティ・イマームの建築群も並んで載っています。毎日09:00〜22:00に開いています。中心のクルアーンの間には、ユネスコの「世界の記憶」に登録されたウスマーン写本が置かれています。入場券は時間帯を指定して売られ、公式サイトとセンターの窓口で買えます。夜まで開いているので、この半日の最後に回してもかまいません。次へはタクシーで移動します。
- チョルスー・バザール: 公式観光サイトが土産物を買う場所として最初に挙げるバザールです。木彫り、陶器、民族衣装、鍛冶の工房で作られたナイフまで並びます。次へは地下鉄に乗ります。
- 地下鉄の駅めぐり: 駅ごとに意匠が違うので、数駅だけ乗って降りるだけでも見ごたえがあります。運行が終わる00:00を過ぎたらタクシーでホテルへ戻ります。
雨や暑さで外を歩きにくい日は、ウズベキスタン国立歴史博物館に置き換えます。開館は月曜〜土曜の10:00 AM - 05:00 PMで、石器時代からティムール朝までの展示があり、この先サマルカンドで見る建築の時代背景をつかめます。公式サイトでは新しい展示を近く公開すると予告しているので、訪問前に開館の状況を確かめてください。
出典: Uzbekistan Travel Tashkent / Islamic Civilization Center in Uzbekistan / Islamic Civilization Center in Uzbekistan Visitor info / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan / State Museum of the History of Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
サマルカンドの一日コース(レギスタンから夜の広場まで)
タシケントから日帰りするなら、朝のアフラシャブ号766Фが7:21に出て9:51にサマルカンドに着き、帰りは765Фが17:35に出て20:08にタシケントに着きます(どちらも毎日)。泊まるなら、夜のレギスタン広場まで見られるのがサマルカンドに一泊する理由になります。駅から旧市街へはタクシーで移動し、旧市街の中は歩きます。
- レギスタン広場: 町の中心の広場で、ウルグベク、シェルドル、ティラカリの三つのマドラサ(神学校)が向かい合います。朝のうちに見ておき、夜にもう一度来る組み立てにします。次へは歩くかタクシーで移動します。
- ビビ・ハニム・モスクとシヨブ・バザール: 公式観光サイトは、シヨブ・バザールがビビ・ハニム・モスクのすぐ隣、旧市街のほぼ中心にあると書いています。ドライフルーツ、ナッツ、菓子、サマルカンドのパンやハルヴァが並びます。昼食はここか周辺で、サマルカンドのピラフ(炊くときに混ぜない作り方)を試します。
- シャーヒ・ズィンダ廟群: 公式観光サイトがサマルカンドの主な見どころに挙げる霊廟の並ぶ一角です。宗教施設なので肌の出る服は避けます。次へはタクシーで移動します。
- アフラシャブの古代都市跡と博物館、ウルグベク天文台: 博物館保護区の案内では、アフラシャブの壁画の実物はアフラシャブの博物館に展示されています。ティムールの孫ミルゾ・ウルグベクがこの町を世界の科学の中心にしたことは公式観光サイトも紹介しており、その天文台が博物館になっています。天文台の博物館は9.00〜17.00なので、午後の早いうちに回します。
- グル・エミール廟: アミール・テムール(ティムール)と師ミール・サイイド・バラカ、一族の一部が眠る霊廟です。施設のページでは09:00〜18:00の案内です。
- 夜のレギスタン広場: レギスタンの管理局のお知らせでは、レギスタン広場は24:00まで開き、毎日21:00に広場で音楽のショーがあります。同じお知らせは、アフラシャブ博物館、アミール・テムール廟、ビビ・ハニムの建築群、ウルグベク天文台の博物館が23:00まで開いているとしています。
二日目を取れるなら、町の外にあるイマーム・アル・ブハーリーの記念建築群を加えます。公式観光サイトは、隣にあるイマーム・ブハーリー国際センターの敷地も美しいと紹介しています。紙すきの工房「メロス」では、桑の樹皮から紙を作る方法を受け継いでおり、紙の小物を買えます。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule / Uzbekistan Travel Samarkand / レギスタン・アンサンブル管理局 サマルカンドの夜の観光についてのお知らせ / サマルカンド国立博物館保護区 アミール・テムール廟 / サマルカンド国立博物館保護区 ミルゾ・ウルグベク記念博物館と天文台 / サマルカンド国立博物館保護区 サマルカンド史とアフラシャブ市の博物館(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ブハラの一日コース(アルク城からリャビ・ハウズまで)
ブハラは見どころが旧市街に集まり、ほぼ歩いて回れます。歴史地区は1993年にユネスコの世界遺産に登録され、公式観光サイトは年代の異なる記念物が140を超えて残ると書いています。順番の一例です。
- アルク城: 千年の歴史のなかで何度も壊されては建て直された城塞です。町の成り立ちを最初に見ておくと、このあとの建物の位置関係がつかみやすくなります。次へは歩いて移動します。
- ポイ・カラーン: カラーン・モスクとカラーン・ミナレット、ミリ・アラブ・マドラサ、アミール・アリムハン・マドラサからなる建築群です。ミリ・アラブ・マドラサの正面はカラーン・ミナレットに向いています。宗教施設なので肩・背中・脚を覆います。
- 交易ドームとティム・アブドゥッラー・ハン: ポイ・カラーンの近くに並ぶ屋根付きの商業ドームで、店や工房が入っています。ブハラは織物の町で、イカット(絣)の布もここで探せます。
- マゴキ・アッタリ・モスク: 公式観光サイトが「ブハラの古いモスク」と紹介する建物です。次へは歩いてリャビ・ハウズへ。
- リャビ・ハウズ広場: 土産物店の多くがこの広場の周辺と交易ドームに集まります。夕食はここで、銅の鍋で炊くブハラのピラフ「オシュ・ソフィ」を試します。
- イスマーイール・サーマーニー廟とチョル・ミナル: サーマーン朝の霊廟は中央アジアのイスラム建築を代表する建物です。独特の外観で親しまれるチョル・ミナル(ハリーファ・ニヤズクル・マドラサ)は1807年に開かれました。時間が足りない日は翌朝に回します。
ブハラは、サマルカンドとヒヴァの間の中継地でもあります。ヒヴァへ都市間バスで向かう場合は、ブハラに一泊してから出るほうが日程に無理がありません。タシケントへ戻る場合は、アフラシャブ号の767Фが16:17、769Фが14:58にブハラを出ます(どちらも毎日)。
出典: Uzbekistan Travel Bukhara / Uzbekistan Travel Miri Arab Madrasah / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan / O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ヒヴァの一日コース(イチャン・カラを歩く)
ヒヴァの見どころは城壁に囲まれた内城イチャン・カラに集まっています。1990年にユネスコの世界遺産に登録され、城壁の中には歴史的な建物が約60残ります。城壁の中はすべて徒歩です。
- 西門オタ・ダルヴァザとカルタ・ミナル: 西の門の近くに立つカルタ・ミナルは、中央アジアで最も高いミナレットになるはずが完成しなかった塔です。ここから城壁の中へ入ります。
- クフナ・アルク: イチャン・カラの中の城塞で、公式観光サイトはイチャン・カラ、ディシャン・カラと並べてヒヴァの要塞に挙げています。
- ジュマ・モスク: X世紀に建てられたとされ、屋根を213本の彫刻のある柱が支えます。柱は大きさも形も作られた時代もそれぞれ違います。
- イスラーム・ホジャのミナレットとタシュ・ハウリ宮殿: イスラーム・ホジャのミナレットはカルタ・ミナルと並ぶヒヴァの象徴とされ、タシュ・ハウリは宮殿の建築群です。
- パフラヴァン・マフムド廟: 公式観光サイトがヒヴァの主な見どころに挙げる霊廟です。宗教施設なので服装に気をつけます。
- ディシャン・カラとヌルッラバイ宮殿: ディシャン・カラも公式観光サイトが挙げる要塞で、ヌルッラバイ宮殿はヒヴァの主な見どころに入っています。夕方は国立人形劇場やアヴェスタ博物館を加えます。
ホラズム地方の料理は、ほかの地域と味が違います。シヴィトという青菜で麺を緑色にした「シヴィト・オシュ」や、卵を包んでゆでる「トゥフム・バラク」がこの土地の料理です。土産には、手作りの人形や、夏の暑さと冬の寒さを防ぐ帽子「チュグルマ」、木彫りがあります。時間があれば、公式観光サイトが「古代ホラズムの真珠」として紹介する、古い城塞群(トプラク・カラ、アヤズ・カラなど)を巡る日を足せます。
出典: Uzbekistan Travel Khiva / Uzbekistan Travel "Pearls of ancient Khorezm" tourist route(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
二日以上の組み合わせ(五日間・一週間)
国内の移動は鉄道が中心で、日数の差はヒヴァを入れるかどうかで生まれます。下の日程は、公式の時刻表の列車と運行日をもとにした組み合わせの例です。乗車券の購入画面で、その日の空席と途中駅の時刻を確かめてから決めてください。
五日間(タシケント・サマルカンド・ブハラ)
- 一日目: タシケントに到着。午後は上の半日コースで旧市街とイスラム文明センターへ。
- 二日目: 朝のアフラシャブ号766Фでサマルカンドへ(7:21発、9:51着)。レギスタン広場からグル・エミール廟まで回り、夜は広場の音楽のショーへ。
- 三日目: サマルカンドの残り(シャーヒ・ズィンダ廟群、アフラシャブ、ウルグベク天文台)を見てから、列車でブハラへ。途中駅の時刻は乗車券で確かめます。
- 四日目: ブハラの一日コース。アルク城からリャビ・ハウズまで歩きます。
- 五日目: 午前にブハラの残りを見て、アフラシャブ号769Ф(14:58発、19:17着)か767Ф(16:17発、20:31着)でタシケントへ戻り、出国に備えます。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一週間(ヒヴァまで足をのばす)
- 一日目〜四日目: 五日間の日程と同じく、タシケント、サマルカンド、ブハラの順に進みます。
- 五日目: ブハラから都市間バスでヒヴァへ。公式観光サイトが旅行者の標準ルートとして挙げる移動です。着いた夕方はイチャン・カラの城壁沿いを歩きます。
- 六日目: ヒヴァの一日コース。夕方の列車でタシケントへ戻るなら、056Ж(水・木・土・日、16:20発、7:19着)か076Ж(火、14:23発、5:10着)の夜行を使います。
- 七日目: 朝タシケントに着き、地下鉄の駅めぐりやチョルスー・バザールで土産を買って出国します。
日曜日をタシケントで迎える日程なら、日曜だけ走るアフラシャブ号774Фでシャフリサブズへ日帰りする選び方もあります(6:30発、11:14着、帰りは773Фが16:24発、21:10着)。逆回りでタシケントから先にヒヴァへ夜行で入り、東へ戻ってくる組み方にすると、サマルカンドを最後に置けます。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
入場の時間と料金の表
コースに入る主な施設の、公式に書かれている開いている時間と、外国人旅行者の料金です。ウズベキスタンの博物館や遺跡の多くは、自国民と外国人で料金が分かれています。
| 施設 | 開いている時間 | 外国人の大人 | 子ども |
|---|---|---|---|
| レギスタン広場(サマルカンド) | 無休。シーズン(二月二十日〜十一月二十日)07-00〜24-00、シーズン外(十一月二十日〜二月二十日)08-00〜20-00 | 公式の電子チケット窓口で確かめる | 公式の電子チケット窓口で確かめる |
| アミール・テムール廟(グル・エミール) | 09:00〜18:00(施設のページ)。お知らせでは23:00まで | 30 000 so'm(料金表)/20.000 so`m(施設のページ) | 18歳未満 20 000 so'm(料金表)/10.000 so`m(施設のページ) |
| ビビ・ハニム・モスク | 09:00〜18:00(施設のページ)。お知らせでは23:00まで | 30 000 so'm(料金表)/20.000 so`m(施設のページ) | 18歳未満 20 000 so'm(料金表)/10.000 so`m(施設のページ) |
| ミルゾ・ウルグベク天文台の博物館 | 9.00〜17.00(施設のページ)。お知らせでは23:00まで | 30 000 so'm(料金表)/20.000 so`m(施設のページ) | 18歳未満 20 000 so'm(料金表)/10.000 so`m(施設のページ) |
| イスラム文明センター(タシケント) | 毎日09:00〜22:00 | 18歳以上 425,000 UZS(音声ガイド込み) | 5〜11歳 30,000 UZS |
| ウズベキスタン国立歴史博物館(タシケント) | 月曜〜土曜 10:00 AM - 05:00 PM | 100 000 UZS | 外国人学生 50 000 UZS |
| ブハラ・ヒヴァの博物館保護区 | 各博物館保護区の公式で確かめる | 各博物館保護区の公式で確かめる | 各博物館保護区の公式で確かめる |
サマルカンドの三施設は、博物館保護区の料金表のページと施設ごとのページで金額が違って載っているため、両方を並べました。窓口の表示で確かめてください。施設のページには、毎月最初の日曜日は国立の博物館の入場が無料、18歳未満の子どもと付き添いの人は火曜日と金曜日が無料とも書かれています。外国人旅行者が対象になるかは窓口で確かめます。イスラム文明センターの入場券は時間帯を指定して売られ、外国人向けには、日中に個人で回る券(Individual visit、660,000 UZS)もあります。
出典: レギスタン・アンサンブル管理局 公式サイト / サマルカンド国立博物館保護区 料金表(ПРЕЙСКУРАНТ) / サマルカンド国立博物館保護区 アミール・テムール廟 / サマルカンド国立博物館保護区 ビビ・ハニム・モスク / サマルカンド国立博物館保護区 ミルゾ・ウルグベク記念博物館と天文台 / レギスタン・アンサンブル管理局 サマルカンドの夜の観光についてのお知らせ / Islamic Civilization Center in Uzbekistan Visitor info / Islamic Civilization Center in Uzbekistan / State Museum of the History of Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ベストシーズンと天気
公式観光サイトは、ウズベキスタンを一年中美しい日差しの国と紹介したうえで、春と秋を「ベルベット・シーズン」と呼び、自然を楽しみながらシルクロードの名所を歩くのに向く時期としています。冬は四つのスキー場や都市の博物館・美術館、春は民族の祭り、夏は山に出かける楽しみ方を挙げています。
気候はおおむね暑く乾いていて、最も寒い月は-6 Cを下回ることがあり、最も暑い月は32 Cを超えます。注意したいのが「チッラ」で、ウズベク語で「40日」を意味し、夏の風のない猛暑と冬の最も寒い時期を指します。公式観光サイトの説明では、夏のチッラは六月二十日の後に始まり八月初めに終わり、冬のチッラは十二月半ばから一月の終わり近くまで続きます。夏のチッラの時期は、正午の暑い時間に町を歩かず、帽子と軽い服、たっぷりの水で備えるよう勧めています。
- タシケント: 夏の大半は暑く、冬はおおむね穏やかで雪が少ないものの、夜は冷えてスカーフが欲しくなります。
- サマルカンド: 季節の差がはっきりしています。冬は穏やかで0 °Cを下回ることは多くなく、夏はとても暑いので帽子とサングラスが要ります。
- ブハラ: 夏は暑く乾燥し、冬は比較的穏やかですが、暖かい服も忘れずに。
- ヒヴァ: 砂漠に似た乾いた気候で、夏は暑いものの風があり、冬は0 °Cを下回ることがよくあります。
出典: Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan / Uzbekistan Travel Tashkent / Uzbekistan Travel Samarkand / Uzbekistan Travel Bukhara / Uzbekistan Travel Khiva(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
曜日・季節で変わること
- 列車の運行日: アフラシャブ号の778Ф・777Фは金曜・土曜・日曜だけ、774Ф・773Ф(シャフリサブズ)は日曜だけです。タシケント〜ヒヴァの夜行は、行きが月・火・水・金・土、帰りが火・水・木・土・日に分かれます。ヒヴァを入れる日程は、先に列車の曜日を決めてから組みます。
- レギスタン広場の時間: シーズン(二月二十日〜十一月二十日)とシーズン外で開いている時間が変わります。管理局はお知らせの欄で時間の変更を知らせているので、訪問前に公式サイトの「お知らせ(Объявления)」を確かめてください。
- 博物館の曜日: ウズベキスタン国立歴史博物館の開館は月曜〜土曜です。サマルカンドの国立の博物館には、月の最初の日曜日や火曜日・金曜日の無料の決まりがあります。
- 観光の多い時期の予約: 公式観光サイトは、観光の多い時期は列車と飛行機の切符を早めに予約するよう勧めています。春と秋のベルベット・シーズンは特に早めに押さえます。
- 礼拝の時間: 多くのモスクは撮影を禁じていませんが、礼拝中の撮影はタブーとされます。礼拝のない時間に訪ねます。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule / レギスタン・アンサンブル管理局 公式サイト / State Museum of the History of Uzbekistan / サマルカンド国立博物館保護区 アミール・テムール廟 / Uzbekistan Travel Safety and Travel Features in Uzbekistan / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
よくある質問
ウズベキスタンに行くのにビザは要りますか?
外務省の海外安全ホームページでは、日本国籍者は30日未満の短期滞在なら査証が免除されます。30日以上滞在する予定なら査証が必要で、査証なしで入国した後に滞在を延ばすことはできません。
出典: 外務省 海外安全ホームページ ウズベキスタン 安全対策基礎データ(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
タシケントからサマルカンドへ日帰りできますか?
公式の時刻表では、アフラシャブ号766Фが毎日7:21にタシケントを出て9:51にサマルカンドに着き、765Фが毎日17:35にサマルカンドを出て20:08にタシケントに着きます。この二本を使えば、レギスタン広場、ビビ・ハニム・モスク、グル・エミール廟などを回れます。夜のレギスタン広場まで見るなら一泊します。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ヒヴァへは列車で行けますか?
行けます。公式の時刻表では、タシケント発ヒヴァ行きの056Чが火・水・金・土の21:24発(12:02着)、076Фが月曜の22:48発(13:38着)です。ブハラからは、公式観光サイトが標準ルートとして挙げる都市間バスで向かう方法もあります。
出典: O'ZTEMIRYO'LYO'LOVCHI(ウズベキスタン鉄道の旅客会社)Train schedule / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ホテルの滞在登録とは何ですか?
入国から72時間以内に済ませる必要のある滞在登録で、ホテルに泊まる場合はホテルが手続きをします。チェックインのときに頼み、受け取った滞在登録証を出国まで持っておきます。ゲストハウスやホステルでも、宿の管理者が登録を行うと公式観光サイトは案内しています。
出典: 外務省 海外安全ホームページ ウズベキスタン 安全対策基礎データ / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
モスクを訪ねるときの服装は?
公式観光サイトは、宗教施設を訪ねるときは女性は肩・背中・脚を覆うよう勧め、モスクでは短いズボン、Tシャツ、スカートは歓迎されず、女性は入る前に頭を覆うとしています。礼拝の時間を避けて訪ね、通りで人を撮るときは先に許可を取ります。
ドローンで撮影できますか?
公式観光サイトの案内では、ドローンを使うには事前に民間航空庁などの許可が必要で、許可のない使用は禁止です。戦略的な施設や歴史的な名所の近くでは特に厳しく、旅行の数週間前に申請するよう勧めています。違反すると罰金や機体の没収の対象になります。
治安はどうですか?
外務省の危険情報では、タシケント市を含む大部分の地域がレベル1(十分注意してください)です。公式観光サイトによれば、主な観光都市には外国人旅行者を助ける観光警察があり、警察には102で連絡できます。公共の場所での飲酒は禁じられています。
出典: 外務省 海外安全ホームページ ウズベキスタンの危険情報 / Uzbekistan Travel(ウズベキスタン国家観光情報センター)All about traveling in Uzbekistan / Uzbekistan Travel Safety and Travel Features in Uzbekistan(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
関連する記事
※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。