スイスを初めて回るなら、チューリッヒ空港かジュネーヴ空港に着き、鉄道で都市と山の拠点を一方向につないでいくのが基本です。北のチューリッヒから中部のルツェルン、ベルナーオーバーラントのインターラーケン、ヴァレー州のツェルマットへと南へ進み、レマン湖畔のジュネーヴから帰る(逆回りも可)形にすると、同じ線路を戻らずに済みます。ツェルマットから東のサンモリッツへは氷河特急が、サンモリッツからイタリアのティラーノへはベルニナ特急が走ります。一日の予定を決めるのは、山へ登る登山鉄道とロープウェイの運行期間、パノラマ列車の座席指定、晩秋の整備運休の三つです。たとえば氷河特急は公式の時刻表に「The Glacier Express will not be running between 11.10.and 04.12.2026.」と書かれ、ピラトゥスの登山鉄道は「11 May 2026 to 29 November 2026」の運行です。
出典: Glacier Express|Timetable / Pilatus-Bahnen|Timetable / Zermatt Tourismus|Arrival(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
スイス観光の回り方の全体像:都市・山・列車の三つに分けて考える
スイスの見どころは、湖のほとりの都市、アルプスの山の上の展望地、そしてその間を走る景色のよい列車の三つに分けると組み立てやすくなります。都市は空港に近いチューリッヒ、湖と旧市街を歩いて回れるルツェルン、国際機関が集まるジュネーヴ。山はインターラーケンを起点にするユングフラウ地方と、マッターホルンのふもとのツェルマットが二大拠点です。列車は、ツェルマットとサンモリッツを結ぶ氷河特急と、クールやサンモリッツからイタリアのティラーノへ下るベルニナ特急がよく知られています。
- チューリッヒ: 空港は公式に「just 10km (6 miles) from the city center」。到着日や出発日に旧市街を歩く都市です。
- ルツェルン: カペル橋・ライオン記念碑・ムーゼック城壁が旧市街に集まり、ピラトゥスやリギへの日帰りの起点になります。
- インターラーケンとユングフラウ地方: ユングフラウヨッホは「3454 metres above sea level」にある展望地で、インターラーケン・オスト駅から登山鉄道とロープウェイを乗り継ぎます。
- ツェルマット: 車の入れない村。マッターホルンは「4478 meters above sea level」で、ゴルナーグラート鉄道やロープウェイで展望地へ上がります。
- ジュネーヴ: レマン湖の噴水ジェ・ドー、旧市街のサン・ピエール大聖堂、国際機関の地区を一日で回れる都市です。
- 氷河特急・ベルニナ特急: 氷河特急はツェルマット〜サンモリッツが「Travel time approx. 8 hours」、ベルニナ特急はクール〜ティラーノが「approx. 4 hours」。乗ること自体が一日の予定になります。
山の展望地は天気で見え方が変わり、運行期間も季節で変わります。そのため、山の日を旅の中ほどに置き、天気が悪ければ都市の日と入れ替えられるように並べるのが組み立てのこつです。氷河特急やベルニナ特急は座席指定が必要なので、乗る日だけは先に決め、そこから前後の泊まる町を決めていきます。
出典: Zürich Tourismus|From Zurich Airport to the City Center / Jungfraubahnen|Jungfraujoch – Top of Europe / Glacier Express|Route / Rhätische Bahn|Bernina Express(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
主な都市・地域ごとの起点と回り方
ここでは、拠点ごとに「どこに泊まり、どこから歩き出し、何で山へ上がるか」をまとめます。山の拠点では、駅で登山鉄道やロープウェイに乗り換えて展望地へ上がるのが基本の動き方です。
チューリッヒ:駅から旧市街と湖へ歩く
チューリッヒ観光局の一日案内は、バーンホフ通りでの買い物に、坂のレンヴェーク通りを上がってリンデンホーフの展望地へ寄る道を加え、パラデプラッツで朝食をとり、ビュルクリプラッツから湖の船に乗る順で始まります。午後は大聖堂グロスミュンスターの塔に上るか美術館クンストハウスを見る組み方で、塔については「Take the 187 steps to the top of the Grossmünster Karlsturm」と書かれています。空港へ戻りやすい町なので、旅の最初か最後に置くと移動が楽です。
出典: Zürich Tourismus|Zurich in One Day(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ルツェルン:旧市街は歩いて回り、山へは船か鉄道で
ルツェルン観光局は、旧市街・カペル橋・ライオン記念碑・ムーゼック城壁・湖畔の遊歩道が歩いて回れる距離にあると案内しています。カペル橋や水の塔、ライオン記念碑、ムーゼック城壁は見学が無料で、入場券が要るのは氷河公園や交通博物館などです。ルツェルン市内のホテルに泊まる人は、市内ゾーンのバスと列車を無料で使えます。山へは、ピラトゥスなら船か列車でアルプナッハシュタートへ、またはバスでクリエンスへ行き、リギならアルト・ゴルダウかフィッツナウから登山鉄道に乗ります。チューリッヒ中央駅とは「Direct IR and IC connections from Lucerne to Zurich main station every 30 minutes.」と公式に書かれています。
出典: Luzern Tourismus|Sights in Lucerne / Luzern Tourismus|Directions & mobility(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
インターラーケンとユングフラウ地方:オスト駅が山の入口
インターラーケンには西駅とオスト駅があり、ユングフラウ地方の登山鉄道はオスト駅から出ます。オスト駅からベルナーオーバーラント鉄道でラウターブルンネンかグリンデルワルト・ターミナルへ行き、そこから先を登山鉄道やロープウェイで上がります。インターラーケンの観光局は、ベルン・チューリッヒ・ジュネーヴ・バーゼルとの間に「Every half an hour you have train connections」と案内しています。ラウターブルンネンは「the valley of 72 waterfalls」と紹介される谷で、ヴェンゲンとミューレンは車の入れない村です。オスト駅のすぐ近くからは町の裏山ハーダー・クルムへのケーブルカーも出ています。
出典: Interlaken Tourismus|Getting here / Jungfraubahnen|Arrival, Stations and Parking(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ツェルマット:車の入れない村から展望地へ
ツェルマットには一般の車が入れません。車で来た人は手前のテーシュに停め、シャトル列車かタクシーで村に入ります(公式に「reach Zermatt in 12 minutes by shuttle train or taxi」)。列車なら村の駅に直接着き、観光局は「three-and-a-half hours from Zurich Airport and four hours from Geneva or Basel airports」と案内しています。展望地は、村の駅の向かいから出るゴルナーグラート鉄道と、ヨーロッパで最も高い展望地として案内されるマッターホルン・グレッシャー・パラダイスへのロープウェイが中心です。
出典: Zermatt Tourismus|Arrival / Zermatt Tourismus|Matterhorn / Gornergrat Bahn|Timetable(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ジュネーヴ:湖、旧市街、国際機関の地区
ジュネーヴは湖の港に立つ噴水ジェ・ドーが目印です。公式の案内では高さは「One hundred and forty metres high」で、湖岸を歩いて眺めたあと、小さな渡し船ムエットで港の対岸へ渡れます。旧市街はスイスで最も大きな歴史地区と紹介され、サン・ピエール大聖堂の塔には「157 steps lead to the top of its tower」とあります。午後は国連の地区やミュージアムなど、興味に合わせて一つ選ぶのが公式の勧め方です。ジュネーヴの宿に泊まる人は、市内の公共交通が無料になるジュネーヴ交通カードを受け取れます。
出典: Geneva Tourism|The Geneva Jet d'eau / Geneva Tourism|The Old Town / Geneva Tourism|Visit Geneva in 1 Day / Geneva Tourism|Free Geneva Transport Card(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
半日コース:ルツェルン旧市街を歩く
到着日の午後や、山の天気が悪い日の半日に向くのがルツェルンの旧市街です。見どころが歩いて回れる範囲にまとまっていて、カペル橋・ライオン記念碑・ムーゼック城壁は入場料が要りません。駅を起点に、川沿いの橋と旧市街を見てから城壁へ上がり、最後に湖畔へ戻る順で歩きます。
- ルツェルン駅: 公式に「The fourth busiest station in Switzerland」と紹介される駅。ここから旧市街へ歩き出します。次へは徒歩。
- カペル橋と水の塔: ロイス川に架かる木の橋。公式によると橋は「the night of 18 August 1993」に大部分が焼け、「14 April 1994」に再開しました。橋を飾る絵と、八角形の水の塔を見ます。次へは旧市街の路地を徒歩。
- 旧市街とイエズス会教会: ロイス川のほとりに立つイエズス会教会と、シュプロイヤー橋を見ながら旧市街を抜けます。次へは坂を上って徒歩。
- ムーゼック城壁: 公式の案内では「The 800-metre-long wall」で、九つの塔が残る城壁です。次へは坂を下りて徒歩。
- ライオン記念碑: 岩に彫られた記念碑。次へは徒歩で湖畔へ。
- 湖畔の遊歩道: 船着き場の並ぶ湖畔を歩いて駅に戻ります。歩く量を減らしたい人は、市内観光の小さな列車シティ・トレインも使えます(公式に「The City Train tour lasts 45 minutes」)。
チューリッヒに着いた日なら、同じ半日でチューリッヒの旧市街を歩くこともできます。公式の一日案内の順に、バーンホフ通り→リンデンホーフ→パラデプラッツ→湖畔のビュルクリプラッツ→グロスミュンスターと進み、時間が足りなければ湖畔までで切り上げます。
出典: Luzern Tourismus|Sights in Lucerne / Luzern Tourismus|Chapel Bridge / Luzern Tourismus|Musegg Wall / Zürich Tourismus|Zurich in One Day(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一日コース:山の展望地か、湖の都市を一日で
一日を使うなら、ルツェルンからのピラトゥス、インターラーケンからのユングフラウヨッホ、ジュネーヴの市内一周のどれかが組みやすい形です。どれも公式の案内に順番と乗り物が示されています。
ルツェルン発:船と登山鉄道でピラトゥスへ
ピラトゥスは、ルツェルンから船か列車でアルプナッハシュタートへ行き、登山鉄道で山頂のピラトゥス・クルムへ上がり、ロープウェイとゴンドラでクリエンスへ下りる周回(ゴールデン・ラウンドトリップ)が定番です。
- ルツェルンの船着き場: 公式に「from pier number 2」とある、駅の向かいの桟橋から船でアルプナッハシュタートへ。列車で行くこともできます。
- ピラトゥス登山鉄道: 公式に「a gradient of up to 48 per cent and a journey time of around 30 minutes」とある急勾配の登山鉄道で山頂へ。
- ピラトゥス・クルム: 「at 2132 metres」の山頂で、展望とレストランで過ごします。次へはロープウェイとゴンドラでクリエンスへ。
- クリエンスからルツェルンへ: 1番の路線バスでルツェルンへ戻ります。バスもゴールデン・ラウンドトリップの券に含まれます。
ルツェルン観光局は、ルツェルンからピラトゥスまでを「Journey time: 1 hour 10 minutes each way by bus or train」と案内しています。ただし季節で回り方が変わります。船のルツェルン〜アルプナッハシュタート便は公式に「only operating until 18 October 2026」とあり、「19 October – 27 November 2026」はゴンドラとロープウェイが整備で止まって、上り下りとも登山鉄道だけになります。
出典: Pilatus-Bahnen|Golden Round Trip / Pilatus-Bahnen|Cogwheel railway / Pilatus-Bahnen|Timetable / Luzern Tourismus|Directions & mobility(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
インターラーケン発:ユングフラウヨッホへ
ユングフラウヨッホは、公式に「Journey time from Interlaken Ost via Eiger Express: 1 hour 30 minutes」とある日帰りの展望地です。行きと帰りで別の谷を通る組み方もでき、公式には「3 routes to the Jungfraujoch」と書かれています。
- インターラーケン・オスト駅: ベルナーオーバーラント鉄道でグリンデルワルト・ターミナルへ。
- アイガー・エクスプレス: グリンデルワルトからアイガー氷河駅までのロープウェイで、公式に「in just 15 minutes」。アイガー北壁を間近に見上げます。
- ユングフラウ鉄道: アイガー氷河駅から山の中のトンネルを登ります。途中「5-minute stop during your journey to the Jungfraujoch at around 3,160 m」の停車があります。
- ユングフラウヨッホ: スフィンクス展望台からアレッチ氷河を眺め、氷の宮殿を歩きます。公式は氷河を「22 km long, 900 m thick」と紹介し、展望台の所要を「Time required ~ 15 minutes」としています。
- 帰り道: 帰りはクライネ・シャイデック経由でラウターブルンネン側へ下りると、行きと違う谷を見られます。乗り継ぎは当日の時刻表で確かめます。
- 夕方のハーダー・クルム: 時間が残ればオスト駅近くの谷駅からケーブルカーで町の裏山へ。公式に「Travel time from valley station: 10 minutes」。
グリンデルワルト・ターミナルからは公式に「From Grindelwald Terminal to the Jungfraujoch in just 45 minutes!」とあります。晴れた日は混むため、公式は有料の座席指定を強く勧めています。
出典: Jungfraubahnen|Jungfraujoch – Top of Europe / Jungfraubahnen|Harder Kulm – Top of Interlaken(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ジュネーヴの一日:ジェ・ドー、ムエット、旧市街
ジュネーヴ観光局の一日案内は、午前を湖、昼前を旧市街、午後を好みの一つにあてる組み方です。
- 湖岸とジェ・ドー: 市の中心から湖岸を歩き、噴水を眺めます。足を延ばすならペルル・デュ・ラック公園まで。
- ムエットで対岸へ: ペルル・デュ・ラックから渡し船ムエットで港の反対側へ。ムエットは市の公共交通の一部です。
- イギリス公園と花時計: 対岸の湖畔を歩き、時計づくりの町の象徴とされる花時計へ。旧市街はここから歩いてすぐです。
- サン・ピエール大聖堂: 坂を上って旧市街の中心へ。塔に上れば湖と町を見渡せます。
- ブール・ド・フール広場: 公式にジュネーヴで最も古い広場とされる広場で、昼前の休憩をとります。
- 午後: 国連の地区(パレ・デ・ナシオンの入口にできる見学施設や、赤十字・赤新月博物館)、民族学博物館、時計の博物館などから一つを選びます。
噴水は風が強い日や気温が低い日には止められるため、公式は運転時間と天候による停止を事前に確かめるよう勧めています。
出典: Geneva Tourism|Visit Geneva in 1 Day / Geneva Tourism|The Geneva Jet d'eau(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
二日以上の組み合わせ:五日間と一週間の例
インターラーケンの観光局が書くように、スイスではほとんどの町へ鉄道・バス・船で行けるので、泊まる町を二、三か所決め、そこから日帰りを重ねる形が組みやすくなります。山の展望地は天気で見え方が変わるため、山の拠点には二泊以上して、晴れた日に山へ上がる余地を残しておくのが安全です。以下の例は公式の案内にある乗り物と順番をつないだもので、乗り継ぎの時刻は当日の時刻表で確かめてください。
五日間:チューリッヒ着、ルツェルンとユングフラウ地方、ツェルマット
- 一日目: チューリッヒ空港に着き、列車でチューリッヒ中央駅へ。旧市街を歩いてから列車でルツェルンへ移って泊まります。ルツェルン観光局はチューリッヒまでを「Travel time: 0:45-50 hours each way」と案内しています。
- 二日目: 午前にルツェルン旧市街、午後にピラトゥスかリギへ。リギはアルト・ゴルダウかフィッツナウから登山鉄道で上がります。
- 三日目: ルツェルン〜インターラーケン・エクスプレスでブリューニヒ峠を越えてインターラーケン・オストへ(公式に「Travel time: 1 hour 50 minutes each way」)。午後はハーダー・クルムやラウターブルンネンの谷へ。
- 四日目: 晴れていればユングフラウヨッホへ。天気が悪ければ順番を入れ替え、谷の散策や湖の町に回します。
- 五日目: ツェルマットへ移り、ゴルナーグラートかマッターホルン・グレッシャー・パラダイスへ。帰国便が翌朝なら、空港の近くへ移って泊まります。ルツェルン発の案内ではツェルマットへ「Via Bern–Visp, change to the Matterhorn Gotthard Bahn.」とあります。
出典: Luzern Tourismus|Directions & mobility / Zürich Tourismus|From Zurich Airport to the City Center / Zermatt Tourismus|Arrival(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一週間:氷河特急とベルニナ特急を加え、ジュネーヴから帰る
- 一日目〜二日目: ジュネーヴ空港に着き、ジュネーヴの一日案内の順で湖と旧市街を回ります。
- 三日目〜四日目: 列車でツェルマットへ移って二泊し、ゴルナーグラートとマッターホルン・グレッシャー・パラダイスを天気のよい日に回します。
- 五日目: 氷河特急でツェルマットからサンモリッツへ。ほぼ一日を車内で過ごします。
- 六日目: ベルニナ特急でサンモリッツからイタリアのティラーノへ下り、同じ路線か乗り継ぎで戻ります。公式の所要は「St. Moritz – Tirano: approx. 2 hours 15 minutes」です。
- 七日目: クールを経てチューリッヒへ移り、旧市街を歩いて空港へ。到着と出発の空港を分けると、同じ道を戻らずに済みます。
ルツェルンやインターラーケンを入れたい場合は、ツェルマットの前にインターラーケンで二泊を足すと、ユングフラウヨッホとツェルマットの両方の山を天気に合わせて選べます。氷河特急は公式に「Reservations for journeys from December onwards can be booked from mid-October.」とあり、席の指定は乗車日の「93 days」前から受け付けます。
出典: Rhätische Bahn|Bernina Express / Glacier Express|Timetable / Glacier Express|Prices(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
日本からの行き方と空港から市内
日本からの空の入口は、チューリッヒ空港とジュネーヴ空港が中心です。ユングフラウ鉄道の案内は、インターラーケンやグリンデルワルトへ「easy to reach by plane via Basel, Zurich and Geneva」とし、空港と首都ベルンへの列車は「every half hour」と書いています。便の有無や乗り継ぎは航空会社の公式で確かめてください。ジュネーヴ空港はターミナルに鉄道駅が組み込まれ、チューリッヒ空港からも中央駅への列車が頻繁に出ているので、着いたその足で列車に乗れます。
出典: Jungfraubahnen|Jungfraujoch – Top of Europe(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
チューリッヒ空港から市内へ
チューリッヒ観光局の案内では、空港からチューリッヒ中央駅までは列車かSバーンが「10 – 15 minutes」、運賃は「Single trip: CHF 7 (Children: CHF 3.50)」、一日乗車券は「Day travel pass 24h: CHF 14 (Children: CHF 7)」です。列車は「every 5–10 minutes between 5 am and midnight」の間隔で走り、「S2 and S16」の各線と地域列車が中央駅へ向かいます。町を眺めながら行くならトラムの10番線で、公式に「approximately 35 minutes」です。チューリッヒ・カードを持っていれば、空港から市内までの移動もカードに含まれます。
出典: Zürich Tourismus|From Zurich Airport to the City Center(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ジュネーヴ空港から市内へ
ジュネーヴ空港の駅から市の中央駅ジュネーヴ・コルナヴァンまでは、公式に「in just 7 minutes」で、混む時間帯は「up to seven trains per hour」が走ります。乗車券は「A unireso zone 10 ticket (3 CHF)」で足り、手荷物受取所の券売機でも買えます。ジュネーヴのホテル・ユースホステル・キャンプ場に泊まる人はジュネーヴ交通カードを受け取れ、公式によると「Zone 10」の公共交通が無料になり、空港からコルナヴァンまでの移動にも使えます。カードは到着の「3 days」前からメールで届くので、宿に確かめておくと着いてすぐ使えます。
出典: Genève Aéroport|Train access / Genève Aéroport|Geneva public transport / Geneva Tourism|Free Geneva Transport Card(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
入国の決まりと治安
外務省の海外安全ホームページ(スイスの安全対策基礎データ、更新日 2024年11月05日)では、観光などを目的とした90日以内の短期滞在は査証が免除されています。スイスはシェンゲン協定の加盟国で、短期滞在は「あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えない」範囲とされ、パスポートは残存有効期間が出国予定日から3か月以上あり、10年以内に発行されたものが必要です。手続や規則の最新の情報は、駐日スイス大使館で確かめるよう案内されています。治安について同じページは、チューリッヒ・ルツェルン・ジュネーブなどの空港・駅・列車内・ホテルのロビーや朝食会場で置き引きやスリが多いこと、スイスの駅には改札口がなく誰でも構内や列車に入れることを挙げています。発車の直前に荷物を持ち去られる例もあるため、列車の中でも荷物から目を離さないことが大切です。
出典: 外務省 海外安全ホームページ|スイス 安全対策基礎データ(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
現地の移動:スイストラベルパス、町の交通、車の入れない村
スイスの都市間の移動は鉄道が中心で、山の上へは登山鉄道・ケーブルカー・ロープウェイ、湖では船が公共交通の一部として走っています。外国から来た旅行者向けには、鉄道・バス・船が乗り放題になるスイストラベルパスがあります。公式の説明は次のとおりです。
- 連続する「3, 4, 6, 8 or 15 consecutive days」から日数を選び、列車・バス・船が乗り放題。
- パノラマ列車も乗れますが、座席指定料金や追加料金が別に要り、氷河特急・ベルニナ特急などは座席指定か追加料金が必要です。
- 町の公共交通は「more than 90 towns and cities」で使え、「Free admission to more than 500 museums」とされています。
- 山ではリギ・シュタンザーホルン・シュトースが含まれ、ほかの多くの山は「Up to 50% discount」。
- 「Children aged 6 to 15」は、パスを持つ親と一緒ならスイス・ファミリー・カードで無料。
- 使えるのはスイスとリヒテンシュタインの外に住む人で、電子券で発行されます。
町の中の移動は、宿泊者向けの無料の交通がある町が多いのが特徴です。ルツェルンでは市内のホテルに泊まると市内ゾーンのバスと列車が無料になり、ジュネーヴでは宿泊者にジュネーヴ交通カードが渡されます。ツェルマットは村の中に一般の車が入れず、電気バスが走っています(公式に「Free e-bus (2 routes: Ski-Bus & Winkelmatten)」)。車で来た場合はテーシュの駐車場に停め、「Shuttle trains every 20 minutes」のシャトル列車で村へ入ります。大きな荷物は、スイス連邦鉄道が預かって翌日に指定のホテルへ届ける手荷物の配送を使うと、乗り換えの多い移動日が楽になります。
出典: Swiss Travel System AG|Swiss Travel Pass / Luzern Tourismus|Directions & mobility / Zermatt Tourismus|Arrival / Jungfraubahnen|Arrival, Stations and Parking(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
氷河特急とベルニナ特急の乗り方
氷河特急はツェルマットとサンモリッツを結ぶパノラマ列車で、公式に「the eight-hour panoramic journey takes you over 291 bridges and through 91 tunnels」とあります。途中ではブリーク、アンデルマット、クールなどに停まり、最も高い地点は「The Oberalp Pass at 2033 meters above sea level」です。フィリズールの手前では高さ「65-meter-high」のラントヴァッサー橋を渡ります。座席指定は必ず必要で、乗車券(各種のパスでも可)とは別に払います。乗車券は「Tickets are available up to 6 months before the date of travel.」、一等と二等の座席指定は「up to 93 days before the date of travel」から買えます。
冬の時刻表(「05.12.2026 – 07.05.2027」)では、ツェルマット発が「07.50」と「08.50」、サンモリッツ着が「15.37」と「16.37」です。ただし早い方の列車は「920 / 905 only runs between 12.12.2026 and 03.01.2027 and between 30.01.2027 bis 07.05.2027」と運転日が限られます。全区間を乗らず、ツェルマット〜ブリークやクール〜サンモリッツのような短い区間だけ乗ることもできます。
ベルニナ特急は、クールからアルブラ線とベルニナ線を通ってイタリアのティラーノへ下る列車で、公式に「the route takes you over 196 bridges and through 55 tunnels」とあります。アルブラ線とベルニナ線は「a UNESCO World Heritage site since July 2008」です。パノラマ車両のない普通の地域列車でも同じ線路を通れ、サンモリッツ〜ティラーノの地域列車は公式に「Secure your seat for just CHF 5.00 per person」と座席指定を勧めています。予約した席が売り切れても地域列車には乗れますが、混む時期は待ち時間が長くなることがあると案内されています。
出典: Glacier Express(公式) / Glacier Express|Route / Glacier Express|Prices / Glacier Express|Timetable / Rhätische Bahn|Bernina Express / Rhätische Bahn|Seat reservations on the Bernina Line(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
入場・乗車の時間と料金の表
コースに入る展望地と列車の、公式に書かれている料金と時間です。金額はスイスフラン(CHF)で、ページの書き方のまま載せています。季節や割引で変わるものが多いため、乗る日の料金は公式で確かめてください。
| 施設・区間 | 料金(公式の表記) | 時間・運行(公式の表記) |
|---|---|---|
| チューリッヒ空港〜中央駅(列車・Sバーン) | Single trip: CHF 7 (Children: CHF 3.50) | 10 – 15 minutes |
| ジュネーヴ空港〜コルナヴァン(列車) | A unireso zone 10 ticket (3 CHF) | in just 7 minutes |
| ユングフラウヨッホ往復(Return ticket Jungfraujoch) | from CHF 129.60 | Journey time from Interlaken Ost via Eiger Express: 1 hour 30 minutes |
| ユングフラウヨッホの座席指定(Guaranteed seat) | CHF 10 | 晴れた日は公式が強く推奨 |
| ハーダー・クルム(Harder Railway Ticket) | from CHF 19.– | Travel time from valley station: 10 minutes |
| ピラトゥス登山鉄道 | 公式で確認 | 11 May 2026 to 29 November 2026 / around 30 minutes |
| ゴルナーグラート鉄道 | 公式で確認 | 20.04.2026 – 01.11.2026(Every 24 minutes from 08:00) |
| マッターホルン・グレッシャー・パラダイス往復(Zermatt - Matterhorn Glacier Paradise return trip) | (01.11. - 30.04.27)CHF 104.00 / (01.05. - 31.10.27)CHF 138.00 | 通年営業(公式の案内) |
| 氷河特急 座席指定(1st and 2nd class) | CHF54,00 | Travel time approx. 8 hours(全区間) |
| 氷河特急 乗車券 St. Moritz - Zermatt | 2nd class CHF166,00 / 1st class CHF284,00 | 座席指定と別に必要 |
| ベルニナ線 地域列車の座席指定 | CHF 5.00 per person | St. Moritz – Tirano: approx. 2 hours 15 minutes(ベルニナ特急) |
| ルツェルン カペル橋・ライオン記念碑・ムーゼック城壁 | 無料(free to visit) | 見学自由 |
出典: Zürich Tourismus|From Zurich Airport to the City Center / Genève Aéroport|Train access / Jungfraubahnen|Jungfraujoch – Top of Europe / Jungfraubahnen|Harder Kulm – Top of Interlaken / Pilatus-Bahnen|Cogwheel railway / Pilatus-Bahnen|Timetable / Gornergrat Bahn|Timetable / Matterhorn Glacier Paradise|Sightseeing tickets / Zermatt Tourismus|Matterhorn / Glacier Express|Prices / Glacier Express|Route / Rhätische Bahn|Seat reservations on the Bernina Line / Rhätische Bahn|Bernina Express / Luzern Tourismus|Sights in Lucerne(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ベストシーズンと天気
スイス連邦気象気候庁(MeteoSwiss)は、スイスにははっきりした四つの季節があり、気候はアルプスと大西洋の影響を強く受けると説明しています。低地で気温が最も高いのは「July and August」で、夏は午後に雷雨として雨が降ることが多く、冬で最も寒いのは「January and February」です。晩秋から春にかけては低地に霧が出やすく、そのとき山の上では霧の上に日が差すことがあると書かれています。ツェルマットの気候図は「Zermatt at 1638 MASL」の観測で示されています。
チューリッヒ観光局は、どの季節にも訪れる価値があるとし、冬は時に氷点下になり、夏の暑い日は「over 30° C (86° F)」になることがあると案内しています。季節の行事として、四月の春祭りゼクセロイテン、八月のストリート・パレード、十月のワインを味わうハイキング、十二月のクリスマスマーケットが挙げられています。山では、ユングフラウヨッホが「365 days of snow and ice guaranteed」、マッターホルン・グレッシャー・パラダイスが通年営業とされ、夏でも雪と氷を見られます。山の展望は天気しだいなので、どの季節でも直前の天気予報を見て山の日を決めるのが確実です。
出典: MeteoSwiss(スイス連邦気象気候庁)|The climate of Switzerland / Zürich Tourismus|Spring, Summer, Fall and Winter / Jungfraubahnen|Jungfraujoch – Top of Europe / Zermatt Tourismus|Matterhorn(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
曜日・季節で変わること(運休・工事・季節運行)
この秋から冬にかけては、山の鉄道とパノラマ列車で整備や工事による運休・迂回・減便が公式に出ています。主なものは次のとおりです。
- 氷河特急: 「The Glacier Express will not be running between 11.10.and 04.12.2026.」
- ベルニナ特急: 「Diversion via Vereina (29.10.–13.11.2026)」として、「trains 951 and 952」がヴェライナ経由に変わります。
- インターラーケン: 西駅とオスト駅の間が「Line closure October 19 – December 11 2026」で、代わりのバスが走ります。
- ピラトゥス: 「19 October – 27 November 2026」はゴンドラとロープウェイが運休し、アルプナッハシュタートからの登山鉄道だけで上がれます。登山鉄道の運行は「11 May 2026 to 29 November 2026」です。
- ゴルナーグラート鉄道: 「02.11.2026 – 14.11.2026」は工事で運休、その後「15.11.2026 – 27.11.2026」は「Every 48 minutes from 08:24」に減ります。
- マッターホルン・グレッシャー・パラダイス: 料金が「01.11. - 30.04.27」と「01.05. - 31.10.27」で分かれています。
ルツェルンの定番の市内ガイドツアーは「on selected days at 10.15 am」の開催で、日にちは公式の一覧で確かめます。ジュネーヴでは十二月に祭りエスカラードがあり、旧市街の秘密の通路パッサージュ・デュ・モネティエは「only open to the public for one weekend a year」とされています。雨の日の代わりには、ジュネーヴ観光局が屋内で過ごせる案を紹介しているほか、ユングフラウヨッホには天気に左右されない全周の映像展示があります。
出典: Glacier Express|Timetable / Rhätische Bahn|Bernina Express / Interlaken Tourismus|Getting here / Pilatus-Bahnen|Cogwheel railway / Pilatus-Bahnen|Timetable / Gornergrat Bahn|Timetable / Matterhorn Glacier Paradise|Sightseeing tickets / Luzern Tourismus|Sights in Lucerne / Geneva Tourism|The Old Town / Jungfraubahnen|Jungfraujoch – Top of Europe(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
よくある質問
スイス観光は何日あれば回れますか?
この記事の例では、ルツェルン・ユングフラウ地方・ツェルマットを回るなら五日間、氷河特急やベルニナ特急まで乗るなら一週間で組んでいます。山の展望地は天気で見え方が変わるため、山の拠点に二泊以上しておくと、晴れた日を選んで山へ上がれます。
スイストラベルパスは買ったほうがいいですか?
都市から都市へ毎日のように列車で移り、町のトラムや湖の船、ミュージアムも使うなら向いています。公式には日数が「3, 4, 6, 8 or 15 consecutive days」から選べ、リギ・シュタンザーホルン・シュトースの山が含まれるとあります。ユングフラウヨッホのように別料金の山もあるため、行く山の料金と見比べて決めます。
出典: Swiss Travel System AG|Swiss Travel Pass(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
氷河特急は予約が必要ですか?
必要です。公式の時刻表に「A seat reservation is mandatory.」とあり、スイストラベルパスなどのパスで乗る人も座席指定は別に払います。一等と二等の座席指定は乗車日の「93 days」前から、乗車券は「6 months」前から買えます。
出典: Glacier Express|Timetable / Glacier Express|Prices(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ユングフラウヨッホに行くなら座席指定は要りますか?
必須ではありませんが、公式は晴れた日の混雑を避けるため有料の座席指定(「Guaranteed seat」、「CHF 10」)を強く勧めています。展望地は標高「3454 metres」にあり、公式ページのウェブカメラで出かける前に山頂の様子を確かめられます。
出典: Jungfraubahnen|Jungfraujoch – Top of Europe(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
ツェルマットには車で行けますか?
村には一般の車が入れません。車の人はテーシュの駐車場(公式に「2,100 covered parking spaces」のマッターホルン・ターミナルなど)に停め、シャトル列車かタクシーで入ります。許可なく村まで車で行くと高い罰金があると公式は注意しています。
出典: Zermatt Tourismus|Arrival(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
大きなスーツケースを持って列車で移動できますか?
ベルニナ特急の公式は、車内に荷物棚はあるものの置き場所が限られるため、大きな荷物には手荷物の配送サービスを使う方法もあると案内しています。スイス連邦鉄道の手荷物配送は、スイスとリヒテンシュタインの住所で集荷し、翌日に指定のホテルへ届けます。
出典: Rhätische Bahn|Bernina Express / Jungfraubahnen|Arrival, Stations and Parking(2026年10月22日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
関連する記事
※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。