栗林公園は香川県高松市にある大名庭園である。高松藩の松平家が百年以上をかけて造り上げた回遊式庭園で、国の特別名勝に指定されている。面積は特別名勝の庭園としては国内最大で、入園料は大人と小人の二区分になっている。
栗林公園の入園料
| 区分 | 大人 | 小人(小学生・中学生) |
|---|---|---|
| 一般 | 500円 | 170円 |
| 団体(20人以上) | 400円 | 140円 |
未就学児は無料である。香川県内に住所を有する65歳以上の方も無料になる。また元日(1月1日)と開園記念日(3月16日)は入園料が無料になる日として設定されている。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 11枚綴回数券 | 5,000円 |
| 年間パスポート(一人用) | 3,180円 |
| 年間パスポート(三人用) | 6,380円 |
回数券は11枚で5,000円なので、一回あたりが割安になる。年間パスポートは一人用で7回、三人用なら家族で通う人向けの設定である。地元の人が日常的に散歩に使う庭園でもある。
出典: 栗林公園 ご利用案内(2026年9月5日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
一歩一景
栗林公園は「一歩一景」と評されてきた。一歩進むごとに景色が変わるという意味で、池と築山の配置がそのように計算されている。六つの池と十三の築山があり、園路を歩くと視界が次々に切り替わる。どこか一点から全体を眺める庭ではなく、歩いて初めて成立する庭である。
背後には紫雲山がそびえている。この山を庭の一部として取り込む借景の手法が使われていて、園内から見上げると山と庭の境目が分からない。庭の外にある自然を設計に組み込むという考え方で、これがこの庭を実際の面積より広く見せている。
南庭と北庭
園内は南庭と北庭に分かれる。南庭は江戸時代の回遊式庭園がそのまま残る一帯で、見どころの多くはこちらに集まっている。南湖に浮かぶ島、弧を描いて架かる偃月橋、池のほとりに建つ掬月亭。掬月亭は歴代藩主が茶を楽しんだ数寄屋造の建物で、別料金で抹茶を飲みながら庭を眺められる。
飛来峰という築山に登ると、南湖と偃月橋と紫雲山が一枚に収まる。この庭でもっとも知られた構図で、写真を撮るならここになる。北庭は明治以降に整備された部分で、芝生と池が広がる開けた造りになっている。南と北で作られた時代が違うため、雰囲気もはっきり分かれる。
季節と時間
松の手入れが行き届いているのがこの庭の特徴である。千本を超える松が植えられ、そのうち数百本が手作業で形を整えられている。箱松と呼ばれる、枝を横に伸ばして箱のような形にした松の列は、手入れを続けなければ保てない。
春は桜と新緑、初夏は花菖蒲と蓮、秋は紅葉、冬は雪吊りと寒椿。一年を通じて何かしらが見どころになる。開園時間は日の出から日没までを基準に季節ごとに変わるので、早朝や夕方に行くなら確認したい。朝の光が池に差す時間帯は人が少ない。
高松と讃岐
栗林公園はJR栗林公園北口駅から徒歩3分、ことでんの栗林公園駅からは徒歩10分ほど。高松の市街地からも近い。園内を一周してじっくり見ると一時間半ほど、掬月亭で茶を飲むならもう30分。
高松には玉藻公園として整備された高松城跡がある。海に面した城で、堀に海水を引き入れているのが珍しい。港からは女木島や男木島、直島へフェリーが出ている。瀬戸内の島を回るなら高松が起点になる。讃岐うどんの店は市内に無数にあり、朝から開いている店が多い。
無料になる条件
未就学児は無料である。香川県内に住所を有する65歳以上の方も無料になる。さらに元日と、開園記念日である3月16日は誰でも入園料が無料になる。地元の人が日常的に散歩に使う庭でもあり、その位置づけが料金の設計に表れている。
回数券は11枚で5,000円なので、一回あたりが割安になる。年間パスポートは一人用と三人用があり、三人用は家族で通う人向けの設定である。年に何度も足を運ぶことが前提になっているところに、この庭園と市民の関係が見える。
出典: 栗林公園 ご利用案内(2026年9月8日確認)
一歩一景という設計
栗林公園は「一歩一景」と評されてきた。一歩進むごとに景色が変わるという意味で、六つの池と十三の築山の配置がそのように計算されている。どこか一点から全体を眺める庭ではなく、歩いて初めて成立する庭である。園路を進むと視界が次々に切り替わる。
背後には紫雲山がそびえる。この山を庭の一部として取り込む借景の手法が使われていて、園内から見上げると山と庭の境目が分からない。庭の外にある自然を設計に組み込むことで、実際の面積より広く見せている。特別名勝の庭園としては国内最大の面積を持つ。
南庭と北庭
南庭は江戸時代の回遊式庭園がそのまま残る一帯で、見どころの多くはこちらに集まる。南湖に浮かぶ島、弧を描く偃月橋、池のほとりの掬月亭。掬月亭は歴代藩主が茶を楽しんだ数寄屋造の建物で、別料金で抹茶を飲みながら庭を眺められる。
飛来峰という築山に登ると、南湖と偃月橋と紫雲山が一枚に収まる。この庭でもっとも知られた構図である。北庭は明治以降に整備された部分で、芝生と池が広がる開けた造りになっている。南と北で作られた時代が違うため、雰囲気もはっきり分かれる。
松の手入れ
千本を超える松が植えられ、そのうち数百本が手作業で形を整えられている。箱松と呼ばれる、枝を横に伸ばして箱のような形にした松の列は、手入れを続けなければ保てない。庭師が年間を通じて作業していて、その姿を園内で見かけることがある。
春は桜と新緑、初夏は花菖蒲と蓮、秋は紅葉、冬は雪吊りと寒椿。一年を通じて何かしらが見どころになる。開園時間は日の出から日没までを基準に季節ごとに変わるので、早朝や夕方に行くなら確認したい。朝の光が池に差す時間帯は人が少ない。
高松と讃岐
JR栗林公園北口駅から徒歩3分、ことでんの栗林公園駅からは徒歩10分ほど。高松の市街地からも近い。園内を一周してじっくり見ると一時間半ほど、掬月亭で茶を飲むならもう30分を見ておきたい。
高松には玉藻公園として整備された高松城跡がある。海に面した城で、堀に海水を引き入れているのが珍しい。港からは女木島や男木島、直島へフェリーが出ていて、瀬戸内の島を回るなら高松が起点になる。讃岐うどんの店は市内に無数にあり、朝から開いている店が多い。
近くの施設の料金
同じ高松の施設と並べると、栗林公園の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 塩江温泉 日帰り入浴 | 予約サイト ¥700〜 |
| こんぴら温泉 日帰り入浴 | 目安 ¥1,000〜 |
| 直島 地中美術館 | 目安 ¥2,500〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
歩くときのこと
園路は平坦な区間が多いが、飛来峰など築山に登る部分には石段がある。一周すると相応の距離になるので、歩きやすい靴で行きたい。園内に飲食のできる場所と売店がある。夏は日陰の少ない区間があるため、帽子と水を用意しておくといい。
和船に乗って南湖を回る遊覧がある。水面から庭を見ると、陸から歩くのとは景色の組み立てが変わる。船頭の解説を聞きながら進むので、庭の見方が分かる。別料金で、天候によって運休する。掬月亭の抹茶も別料金である。
いつ行くか
春の桜と初夏の花菖蒲、秋の紅葉が混み合う。落ち着いて歩くなら平日の朝がいい。開園が日の出を基準にしているので、季節によっては朝五時台から入れる日がある。人のいない園内を歩けるのは、この早い時間帯だけである。
冬は雪吊りが施され、松の枝が縄で吊られる。雪の少ない香川で雪吊りを行うのは、伝統の景観として保つためである。寒椿と梅が咲く時期でもある。元日と3月16日の開園記念日は入園料が無料になるので、その日を狙うという手もある。
中国・四国の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|---|
| しまなみ海道 | 愛媛・道後 | 無料 | 約6時間 | |
| 元乃隅神社 | 山口 | 無料 | 約45分 | |
| 白兎神社 | 鳥取 | 無料 | 約40分 | |
| 広島平和記念資料館 | 広島 | ¥200〜 | 約1時間15分 | |
| 錦帯橋 | 山口 | ¥310〜 | 約1時間 | |
| 岡山後楽園 | 岡山 | ¥500〜 | 約1時間15分 | |
| 栗林公園 | 高松・直島 | ¥500〜 | 約1時間15分 | |
| 松山城ロープウェイ | 松山・道後 | ¥520〜 | 約1時間45分 | |
| 祖谷温泉 日帰り入浴 | 徳島・祖谷 | ¥700〜 | 約4時間 | |
| 宮浜温泉(広島・廿日市) | 広島 | ¥750〜 | 約1時間30分 | |
| こんぴら温泉 日帰り入浴 | 高松・直島 | ¥1,000〜 | 約4時間 | |
| 宮島水族館 みやじマリン | 広島 | ¥1,420〜 | — | |
| 直島 地中美術館 | 高松・直島 | ¥2,500〜 | 約1時間15分 | |
| the Orange(みろくの里 レジャープール) | 広島 | ¥3,100〜 | — |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
関連する記事
※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。