東京都中央区築地の波除神社は、参拝に料金がかからない。築地場外市場のすぐ隣にあり、市場を歩いたついでに寄る人が多い。お金がかかるのは御祈祷を受ける場合で、その初穂料は公式に示されている。
参拝料と初穂料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参拝 | 料金の記載なし |
| 受付時間 | 9時〜17時 |
| 個人祈祷の初穂料 | 願い事1つにつき7,000円より |
| 会社・団体祈祷 | 10,000円より(人数により異なる) |
| 出張祭典 | 別途相談 |
出典: 築地 波除神社 公式サイト ご祈祷のご案内(2026年9月11日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
個人祈祷は願い事ひとつにつき七千円から。会社や団体の祈祷は一万円からで、人数によって変わると書かれている。正月期間は通常と異なる扱いになる。
予約についての注意
予約制ではないが、行事や先の予約が入っている場合は受けられないことがあるため、事前の予約が勧められている。電話かメールで日時を問い合わせる方式で、メールの場合は神社からの返信で予約完了となる。
六月十日前後の祭礼期間と、一月一日から十五日までの正月期間は、予約の受付を一旦中止すると明記されている。この時期に御祈祷を考えているなら、日程をずらすか直接問い合わせることになる。
波を除ける稲荷
神社の由来は築地の埋め立てにさかのぼる。明暦の大火のあと、四代将軍家綱が手がけた最後の埋め立てが、この築地の海面だった。堤防を築いても築いても波にさらわれる難工事だったと伝わる。
ある夜、海面を光りながら漂うものがあり、船を出してみると稲荷大神の御神体だった。社殿を建てて祀ったところ波風がおさまり、工事は進んで埋め立てが終わった。万治二年のことである。人々は稲荷大神に「波除」の尊称を奉った。
獅子頭とつきじ獅子祭
このとき雲を従える龍、風を従える虎、一声で万物を威伏させる獅子の巨大な頭が奉納され、これを担いで回ったのがつきじ獅子祭の始まりとされる。境内には獅子頭が納められていて、中央区の文化財に指定されているものもある。
災難除け、厄除け、商売繁盛、工事安全の神徳で知られ、築地の商売人の信仰を集めてきた。境内にはすし塚、海老塚、活魚塚といった塚が並ぶ。市場の町らしい供養のかたちである。
築地を歩くなかで
最寄りは東京メトロ日比谷線の築地駅から徒歩七分、都営大江戸線の築地市場駅から徒歩五分。場外市場の端にあたる位置なので、市場で食べてから寄る順序が自然になる。
境内はさほど広くなく、参拝と塚を見て十五分から三十分ほど。歩いて行ける範囲に浜離宮恩賜庭園や築地本願寺があり、半日の散策に組み込みやすい。
境内に並ぶ塚
波除神社の境内には、すし塚、海老塚、活魚塚、鮟鱇塚、玉子塚といった塚が並ぶ。魚河岸で扱われてきた食材を供養するもので、業界の団体がそれぞれ建てた。市場の町ならではの光景で、これだけの種類がひとところに集まっている神社はほかにない。
それぞれの塚には慰霊祭の日が定められていて、業界の人が集まって行う。参拝者はいつでも見ることができる。何を祀った塚かを読みながら回ると、築地という土地が何で成り立ってきたかが見えてくる。
獅子頭の大きさ
境内に納められている獅子頭は、大きなものになると人が数人がかりで担ぐ大きさがある。雄の獅子頭と、天井大獅子と呼ばれる巨大なものが向かい合って据えられていて、常時見ることができる。
三年に一度の本祭では、この獅子頭が担ぎ出されて町を回る。つきじ獅子祭と呼ばれ、六月十日前後に行われる。この期間は御祈祷の予約受付が止まるので、祈祷が目的なら日程を外す必要がある。
市場が移ったあとの築地
卸売市場が豊洲へ移ったあとも、築地場外市場は営業を続けている。飲食店と小売店が集まる一帯で、朝から昼にかけてが本番になる。波除神社はその端に位置していて、市場を歩いた流れで自然に立ち寄れる。
場外の店は昼過ぎに閉まるところが多い。神社だけなら夕方でも参拝できるが、市場とあわせるなら午前中に来るほうがよい。日曜が休みの店もあるので、目当ての店があるなら確かめておきたい。
周辺を歩く
築地本願寺は歩いて数分の距離にある。インド様式の石造建築で、こちらも拝観料はかからない。浜離宮恩賜庭園は入園料がかかるが、築地市場駅から近く、あわせて回れる。
勝どき橋を渡れば月島まで歩ける。もんじゃの街として知られる一帯で、夕食まで組み込むならこの方向へ抜ける順序になる。半日から一日、歩いて回れる範囲に見どころが集まっている。
近くの施設の料金
同じ東京の施設と並べると、築地 波除神社の料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 浜離宮恩賜庭園 | 目安 ¥300〜 |
| 井の頭自然文化園(東京・吉祥寺) | 目安 ¥400〜 |
| 新宿御苑 | 目安 ¥500〜 |
| 松本湯(中野) | 予約サイト ¥550〜 |
| 上野動物園 | 目安 ¥600〜 |
| RAKU SPA 1010 神田 | 目安 ¥600〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
御朱印と授与品
御朱印は社務所で受け付けている。獅子頭の意匠を用いた授与品があり、災難除けと厄除けの神徳にちなんだものが中心になる。受付時間は九時から十七時までで、これは御祈祷の受付と同じである。
七福神めぐりの一社にもなっている。築地周辺を歩いて回る七福神参りの札所で、時期によっては専用の色紙が用意される。
五節句という行事
公式サイトには五節句と酉の市のページが独立して置かれている。人日、上巳、端午、七夕、重陽の五つの節句を、それぞれ神事として行っている神社は多くない。年中行事の一覧に日程が出ている。
十一月の酉の市では熊手が並ぶ。商売繁盛の神徳を持つ神社らしい行事で、この日は境内の様子が普段と大きく変わる。
行く前に確かめておきたいこと
御祈祷を受けるなら、初穂料が願い事ひとつにつき七千円からであること、六月十日前後の祭礼期間と一月一日から十五日は予約受付が止まること、この二点を押さえておきたい。予約は電話かメールで行う。
参拝だけなら予約も手続きも要らない。場外市場を歩く途中に立ち寄る形で十分に見て回れる。境内が狭いぶん、塚のひとつひとつを読む時間を取ると印象が変わってくる。
狭い境内をどう見るか
境内は市街地の一角で、広さはない。それでも見るものは詰まっている。獅子頭、塚の列、御本殿、中央区の文化財に指定された獅子頭一対と、順に見ていけば十五分では足りなくなる。
案内板が要所に置かれているので、読みながら回ると築地の埋め立ての歴史がひととおり分かる。三百七十年ほど前、この一帯は一面の海だったという書き出しから始まる話である。
かかる費用をまとめると
参拝は無料。払う可能性があるのは御祈祷の初穂料と授与品の代金だけである。駐車場を持つ神社ではないため、車で行くなら周辺の有料駐車場を使うことになる。
築地は駐車料金が高い地域である。日比谷線の築地駅から徒歩七分、大江戸線の築地市場駅から徒歩五分という位置なので、電車で行くほうが費用でも時間でも有利になる。
時間帯の選び方
場外市場と組み合わせるなら午前中。神社だけなら受付時間の九時から十七時のあいだ、いつでもよい。祭礼の時期を除けば混雑で入れないということはない。
弁財天社と天井大獅子
境内には弁財天社があり、そこに雌の獅子頭であるお歯黒獅子が納められている。向かい合う位置に据えられた天井大獅子と対をなす形で、二つを見比べると彫りの表情がはっきり違う。
どちらも普段から見ることができる。祭りの日でなくても、この二つを見るためだけに立ち寄る価値はある。
神社・寺院を、入場料でくらべる
| 施設 | エリア | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | |
|---|---|---|---|---|
| 三峯神社 | 埼玉・川越 | 無料 | 約1時間15分 | |
| 元乃隅神社 | 山口 | 無料 | 約45分 | |
| 氣比神宮 | 福井 | 無料 | 約30分 | |
| 波除神社 | 東京 | 無料 | 約25分 | |
| 野宮神社 | 京都 | 無料 | 約25分 | |
| 霧島神宮 | 鹿児島 | 無料 | 約1時間 | |
| 鵜戸神宮 | 宮崎 | 無料 | 約1時間 | |
| 鶴岡八幡宮 | 鎌倉 | 無料 | 約1時間 | |
| 厳島神社・宮島 | 広島 | ¥300〜 | 約1時間15分 | |
| 金閣寺 鹿苑寺(京都) | 京都 | ¥500〜 | 約50分 | |
| 東大寺 | 奈良 | ¥800〜 | 約1時間15分 | |
| 牛久大仏 | 茨城 | ¥900〜 | 約1時間45分 | |
| 銀閣寺 慈照寺(京都) | 京都 | ¥1,000〜 | 約1時間 | |
| 日光東照宮 | 日光 | ¥1,600〜 | 約1時間45分 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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※価格・在庫は変動します。最新は各予約サイトの公式ページでご確認ください。