福岡タワーは、福岡市早良区の百道浜に立つ高さ234メートルのタワーである。海に面して建つタワーとしては国内でもっとも高く、地上123メートルの展望室から博多湾と福岡の市街地を一度に見渡せる。展望料金は一般料金のほかに、障がい者、シニア、一般団体、学校団体、福祉団体の区分が用意されている。
福岡タワーの展望料金
一般料金は次のとおり。大人は高校生以上、幼児は4歳以上が対象である。
| 区分 | 一般料金 |
|---|---|
| 大人(高校生以上) | 1,000円 |
| 小・中学生 | 500円 |
| 幼児(4歳以上) | 200円 |
このほかに障がい者料金、シニア料金、一般団体料金、学校団体料金、福祉団体料金が設定されている。金額は公式サイトの料金ページで確認してほしい。前売りチケットの販売もある。窓口での支払いは現金のほか、クレジットカードとQRコード決済に対応している。
出典: 福岡タワー 公式サイト(2026年9月10日確認)。料金・時間は改定されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
営業時間
営業は9時30分から22時、最終入館は21時30分。夜遅くまで開いているタワーなので、夕食のあとに登って夜景だけを見るという使い方ができる。ただし混雑状況によって最終入館が早まることがあるので、ぎりぎりの時刻を狙うのは避けたい。日没の前後に上がると、明るいうちの博多湾と、灯りの入った市街地の両方を同じ場所から見られる。
タワーの成り立ちと外観
福岡タワーは、1989年に開かれたアジア太平洋博覧会、通称よかトピアに合わせて建てられた。それまで海だった一帯を埋め立てて造られたのが百道浜で、タワーはその新しい街の中心に置かれた。外壁はおよそ8,000枚のハーフミラーで覆われていて、晴れた日は空と海を映して青く光り、曇りの日は鈍い銀色になる。見る時刻と天気で色が変わるのが、このタワーの外観の面白さである。
夜になるとイルミネーションが灯る。外壁のライトは季節ごとに図柄が変わり、夏は天の川、冬はクリスマスツリーというように、タワー全体が一枚の絵として扱われる。展望室に上がらなくても、百道浜の海岸から見上げるだけで十分に見応えがある。恋人の聖地に選定されていることもあって、夜は人が多い。
展望室から何が見えるか
展望室は三層に分かれていて、最上部が地上123メートル。北を向けば博多湾が広がり、能古島と志賀島、その先に玄界灘が見える。東は福岡の市街地と博多駅の方向、西は糸島半島。南には脊振山地が横たわる。福岡という街が海と山に挟まれた細長い平地にあることが、ここから見ると一目でわかる。
足元のシーサイドももちは、福岡市博物館、福岡PayPayドーム、海に張り出した施設のマリゾンが並ぶ一帯である。福岡市博物館には金印が収蔵されていて、タワーから歩いて行ける距離にある。海岸は砂浜が整備されていて、夏は海水浴、それ以外の季節も散歩する人が絶えない。
アクセス
バスが便利で、博多駅から約25分、天神から約20分。タワーの前にバス停がある。地下鉄なら西新駅が最寄りだが、そこから徒歩で20分ほどかかるため、荷物があるならバスのほうが楽である。車で行く場合は周辺に有料駐車場がある。福岡ドームでイベントがある日は百道浜一帯の道路が混むので、公共交通のほうが読みやすい。
展望室のつくり
エレベーターで一気に上がると、そこが最上部の展望室になる。窓が床近くまで取られていて、足元まで見下ろせる造りだ。三層に分かれた構成で、下の階には座って過ごせるスペースやカフェがあり、上の階は展望に徹している。混雑していなければ、一周してから気に入った方角に戻ってしばらく座る、という見方ができる。
福岡タワーには「ミラーセイル」という愛称がついている。海に向かって立つ帆をかたどった形と、外壁を覆うハーフミラーからきた名前で、実際、海側から見ると三角形の帆が立っているように見える。展望室の窓から自分の足元を見ると、外壁のミラーに空が映り込んでいるのがわかる。
いつ登るか
見え方がいちばん変わるのは日没の前後である。明るいうちに上がって博多湾の輪郭を確かめ、日が落ちるのを待って街に灯りが入るところまで見る。この一連を見るなら、日没の30分ほど前に展望室に着いていたい。福岡は西に開けた街なので、糸島の方向へ日が沈む。晴れた日の夕方は、海面が金色になってから急に暗くなる。
昼間は昼間で見どころがある。空気の澄んだ日は、北に能古島と志賀島、その先の玄界灘まで見通せる。南を向けば脊振山地が横たわり、福岡の市街地がその山と海に挟まれた細長い平地に収まっていることがはっきりわかる。地図で見るのと、上から見るのとでは、街の理解が変わる。
百道浜という街
福岡タワーが立つシーサイドももちは、埋め立てによって造られた新しい街である。1989年のアジア太平洋博覧会の会場として整備され、博覧会のあとにそのまま住宅と文化施設の地区になった。区画が整っていて広い歩道があり、福岡の他の地域とは街の印象がかなり違う。
隣接する福岡市博物館には、志賀島で見つかった金印が収蔵されている。教科書に載っているあの印章の実物が、タワーから歩いて行ける場所にある。海に張り出したマリゾンは結婚式場とレストランが入った施設で、砂浜は整備されて散歩道になっている。夏には海沿いで音楽イベントが行われることもある。
少し東へ行けば福岡PayPayドームがある。野球の試合がある日は、この一帯の交通量が跳ね上がる。ドームに併設された施設には野球の資料館もあり、タワーと合わせて半日を組む人も多い。逆にいえば、試合のある日を避けたほうが移動は楽である。
周辺で食べる
西新は古くからの商店街が残る町で、通りに野菜や総菜を並べる露店が出る。学校が多い土地でもあり、夕方には学生が行き交う。タワーから海沿いを東へ歩けば、天神まで出るのにそう時間はかからない。福岡は街の規模がまとまっているので、タワーを見たあとに屋台へ行く、という一日が無理なく成立する。
夜のイルミネーション
福岡タワーは、夜になると外壁全体が発光する。ハーフミラーの内側に仕込まれた照明が図柄を描き、季節ごとに絵柄が変わる。夏は天の川、冬はクリスマスツリー、そのあいだにも記念日や行事に合わせた点灯が入る。展望室に上がらなくても、百道浜の海岸や道路の向かい側から見上げるだけで十分に見応えがある。写真を撮るなら、タワーの真下より少し離れた砂浜のほうが全体を収めやすい。
恋人の聖地に選定されていることもあって、夜は二人連れが多い。展望室のなかにも、そうした来訪者を意識した仕掛けが置かれている。混雑を避けたいなら、平日の遅い時間が狙い目である。最終入館は21時30分なので、天神や中洲で食事をしてから向かっても間に合う。
どのくらい時間を見るか
展望室だけなら30分から45分ほど。座って景色を眺める時間を取るなら1時間。周辺の福岡市博物館やマリゾンまで足を延ばすなら半日を見ておきたい。福岡市博物館は展示量が多く、金印だけを見に行くつもりでも、けっきょく一時間以上かかることが多い。
福岡は空港から市街地までが近く、乗り継ぎの待ち時間に街へ出られる珍しい都市である。半日の空きができたときに、地下鉄とバスで福岡タワーまで往復するという使い方も現実的だ。荷物があるならタワーの窓口周辺にコインロッカーがあるかを先に確認しておくと動きやすい。
近くの施設の料金
同じ福岡の施設と並べると、福岡タワーの料金の位置がわかります。いずれも旅比較で出典を確認している金額です。
| 施設 | 料金の目安 |
|---|---|
| 九州国立博物館 | 目安 ¥700〜 |
| ウェルビー福岡 | 目安 ¥1,100〜 |
| 波葉の湯(福岡) | 目安 ¥1,100〜 |
| 柳川 川下りクルーズ | 予約サイト ¥1,800〜 |
| 福岡アンパンマンこどもミュージアム | 予約サイト ¥2,000〜 |
| マリンワールド海の中道 | 目安 ¥2,500〜 |
金額は目安です。各施設のページで出典と確認日を掲載しています。
福岡の観光施設を、入場料でくらべる
| 施設 | 入場・拝観の目安 ▲ | 滞在の目安 ▲ | 最寄りから ▲ | |
|---|---|---|---|---|
| 九州国立博物館 | ¥700〜 | 約1時間30分 | — | |
| 福岡タワー | ¥1,000〜 | 約1時間30分 | 徒歩20分 | |
| ウェルビー福岡 | ¥1,100〜 | 約2時間30分 | 徒歩10分 | |
| 波葉の湯(福岡) | ¥1,100〜 | 約2時間 | — | |
| マリンワールド海の中道 | ¥2,500〜 | 約2時間30分 | 徒歩5分 |
入場・拝観の一般料金の目安です。ガイドツアー・セット券・団体割引は含みません。滞在の目安は主要な見どころを回った場合の目安時間です。最寄りからは、最寄り駅・停留所からの徒歩時間です(車の場合は車と表記)。料金は改定されることがあるため、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。
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